インターチャネル
テンプレート:Infobox 株式会社インターチャネル(Interchannel Inc.)は、主にエンタテインメントコンテンツソフトウェアの企画・販売を営む会社。
概要
インデックスグループ内でコンピュータソフト・映像ソフトを統括する中間持株会社の株式会社インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズと、主にソフトウェアの開発・販売を営む株式会社インターチャネル・ホロンの合併により株式会社インターチャネルとなる。
「インターチャネル」とは、"interactive"(双方向)と"channel"(経路)を組み合わせた造語。旧社名に含まれていた「ホロン」は物の構造を表す概念という意味。
かつてはアダルトゲームを初め各種コンピュータゲームから家庭用ゲームへの移植をはじめ、海外ゲームタイトルの国内移植、小学生、中学生向けの教育ソフト、PC向け各種ユーティリティソフトにいたるまで、幅広いジャンルのソフトウェアを販売しているだけでなく、各種携帯電話向けサイトの運営も行っていたが、後述するようにそれらの事業は全て他社に事業譲渡しており、現在は映像作品の企画、製作、販売が主な業務となっている。
沿革
旧NECインターチャネル → インターチャネル
1995年10月、日本電気およびNECグループのソフトウェア関連部門を分離・統合して、NECインターチャネル株式会社として創業。2004年3月に日本電気が保有していた大部分(7割相当)の株式が株式会社インデックスに譲渡され、NECグループから離れたのを契機に、2004年7月1日に、株式会社インターチャネルに社名を変更。
2005年、音楽・映像ソフト制作事業の大半をアイシーアベニュー音楽出版(旧NECアベニュー音楽出版)に譲渡、同社はインデックスが株式を全取得し、2006年4月1日にインデックスミュージックとなった。これに伴い、インターチャネルはゲームを始めとするソフトウェア開発が中心業務となったが、インターチャネル側の音楽・映像ソフト制作部門もコンピュータゲーム原作のアニメ(「ラムネ」「Soul Link」など)を中心に、一部存続した。
旧ホロン
1996年10月に有限会社として設立、1998年1月に株式会社に改組。ビジネス向けテンプレート集やタイピング練習ソフト、セキュリティソフト、PC向けゲームソフトなどの企画・販売を行っており、またLinuxディストリビューション「HOLON Linux」の開発発売や、DivX Networksとの提携によるDivXPro Video Encoderの日本での総代理店になるなど、様々な分野での事業展開を広げていた。
2002年にピーエイの子会社となったが、2003年には幻冬舎へ株式を譲渡、その株式はさらに2005年にインデックスへ譲渡され、インデックスの子会社となった。
インデックス傘下
2006年1月5日にインターチャネル、ホロン、デックスエンタテインメントが共同で持株会社インデックス・ヴィジュアルアンドゲームズを設立し、それぞれ同社の完全子会社となった。そして同年8月1日にはインターチャネルがホロンを吸収合併し、インターチャネル・ホロンに社名変更。インターチャネルの名前はブランド名として存続。
2007年11月1日付でエンターテインメント第1事業部のコンシューマゲーム事業と映像事業をガンホー・オンライン・エンターテイメントに譲渡、新たにガンホー・ワークスが設立。
2008年8月11日にインデックス・ヴィジュアルアンドゲームズが子会社であるインターチャネル・ホロンと合併し、インターチャネルに社名変更。
コンシューマ事業からの撤退
2009年9月1日付で、「競馬道OnLine」などのPCサイト・「F1ケータイグランプリ」などの携帯電話向けサイト等の運営事業を、会社分割・営業譲渡によりインターグローに譲渡[1]。
さらに2010年3月1日付で、コンシューマ向けゲームソフト関連の事業をライトウェイトへ譲渡[2]。これにより、同社は映像作品の企画、製作、販売に注力していくことになる。 この事業譲渡は一部債権を踏み倒す目的で行われたものとして業務委託先企業から訴訟を提起されている。
主な製品一覧
パソコン用ソフト
- インターチャネル
- 「むすめふさほせ百人一首」(ハイブリッドCD-ROM)
- 「競馬道」シリーズ (競馬予想支援ソフト、最新作は「競馬道GT3」)
- 「ケンチャコ大冒険」シリーズ (小学生向け教育ソフト)
- PCHOMEシリーズ (低価格ソフトウェア群)
- V3 ウイルスブロック インターネットセキュリティ
- かんたんPDF編集
- BackupMyPC Deluxe
- ファイル救出 データメディック
- ホロン
- 北斗の拳 激打シリーズ(タイピング練習ソフト、発売元:SSIトリスター)
- マッハ激シリーズ(ユーティリティソフト、発売元:SSIトリスター)
- あしたのジョー 闘打シリーズ(タイピング練習ソフト、発売元:SSIトリスター)
- Pia♥キャロットへようこそ!!3 ヒロインズFunBox(タイピング練習ソフト)
- Virus Killer(ウイルス対策ソフト)
- HOLON Linux(Linuxディストリビューション)
- X on Windows(Linuxエミュレーターソフト)
- DVD2oneシリーズ
- PowerDVD6 Special
- HOLON HyperDVD Author
- DivX Pro Video Encoder Pack
- DaViDeoシリーズ
- Carrara Studio(3DCGソフトウェア)ver.2および3のみ
コンシューマー機用ゲームソフト
※インターチャネルブランド。斜字表記は、移植元のブランド・原題。
1996年
1997年
- 「同級生2」(エルフ)
1998年
1999年
- 「フレンズ 〜青春の輝き〜」(フェアリーテール「同窓会」)
- 「With You 〜みつめていたい〜」(カクテル・ソフト)
- 「BLACK/MATRIX AD」
- 「FAVORITE DEAR」
2000年
- 「絆という名のペンダント with TOYBOXストーリーズ」(カクテル・ソフト「With You 〜みつめていたい〜」「うぃずゆーTOYBOX(ミニシナリオのみ)」のセット)
- 「Kanon」(Key)
- 「Piaキャロットへようこそ!!2.2」(カクテル・ソフト「Piaキャロットへようこそ!!2」の外伝)
- 「センチメンタルグラフティ2」
- 「夏色剣術小町」
- 「メルクリウスプリティ 〜end of the century〜」
2001年
- 「Canvas 〜セピア色のモチーフ〜」(カクテル・ソフト)
- 「Piaキャロットへようこそ!! 2.5」(カクテル・ソフト「Piaキャロットへようこそ!!2」及び同2.2のセット)
- 「カナリア 〜この想いを歌に乗せて〜」(フロントウイング)
- 「AIR」(Key)
- 「春雨曜日」
- 「エンジェルプレゼント」
2002年
- 「みずいろ」(ねこねこソフト)
- 「同窓会2 〜again&refrain〜」(F&C FC01「同窓会again」「同窓会refrain」)
- 「ELYSION 〜永遠のサンクチュアリ〜」(Terios)
- 「パンドラの夢」(ぱじゃまソフト)
- 「BLACK/MATRIX 2」
2003年
- 「Piaキャロットへようこそ!!3」(F&C FC02)
- プレイステーション2版のタイトルは「Piaキャロットへようこそ!! 3 ~round summer~」
- 「魔女のお茶会」(フロントウイング)
- 「白詰草話 -EPISODE OF THE CLOVER-」(Littlewitch)
- 「人魚の烙印」
- 「あいかぎ 〜ひだまりと彼女の部屋着〜」 (F&C FC02)
- プレイステーション2版のタイトルは「あいかぎ 〜ぬくもりとひだまりの中で〜」
- 「SNOW」(スタジオメビウス)
- 「インタールード」
- 「学園ヘヴン BOY'S LOVE SCRAMBLE!」(Spray)
2004年
- 「たまきゅう」(フェアリーテール月星組)
- 「好きなものは好きだからしょうがない!! FIRST LIMIT&TARGET NIGHTS」(プラチナれーべる)
- 「BLACK/MATRIX 00」
- 「Piaキャロットへようこそ!! 3.3」(F&C FC02「Piaキャロットへようこそ!!3」の外伝)
- 「Clover Heart's 〜looking for happiness〜」(ALcot「Clover Heart's」)
- 「好きなものは好きだからしょうがない!! -RAIN-」(プラチナれーべる)
- 「DESIRE」(シーズウェア)
- 「フレンズ 〜青春の輝き〜」
- 「センチメンタルプレリュード」
- 「帝国千戦記」(郎猫儿)
- 「魔女っ娘ア・ラ・モード 唱えて、恋の魔法!」(F&C FC01「魔女っ娘ア・ラ・モード」)
2005年
- 「家族計画 〜心の絆〜」(D.O.「家族計画」)
- 「120円の春 ¥120Stories」
- 「学園ヘヴン おかわりっ!」
- 「そして僕らは、…and he said」(Spray)
- 「ラムネ 〜ガラスびんに映る海〜」(ねこねこソフト「ラムネ」)
- 「リラックマ〜おじゃましてます2週間〜」
- 「リアライズ -Panorama Luminary-」(プレイム「リアライズ」)
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!記憶力」
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!集中力」
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタンDS 瞬カン勝負!判断力」
2006年
- 「CLANNAD」(Key)
- 「乙女的恋革命★ラブレボ!!」
- 「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク -Das Versprechen-」(Cyc Rose「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」)
- 「Soul Link EXTENSION」(Navel「Soul Link」)
- 「七田式トレーニング 右脳鍛錬ウノタン ポータブル」
- 「TOCA RACE DRIVER2 ULTIMATE RACING SIMULATOR」
2007年
- 「Palais de Reine / パレドゥレーヌ」(工画堂スタジオ「パレドゥレーヌ」)
- 「MARVEL ULTIMATE ALLIANCE」
- 「Chanter -キミの歌がとどいたら#-」(Terios)
2008年
- 「School Days L×H」(0verflow「School Days」) 正確にはガンホー・ワークスからの発売
- 「イースDS」(日本ファルコム「イース」)
- 「イースIIDS」(日本ファルコム「イースII」)
- 「DEMENTIUM 閉鎖病棟」
- 「放課後ミステリークラブ 26の扉」
- 「イルミスライト ひかりのパズル」
2009年
- 「スカシカシパンマンDS 「しょこたん」こと中川翔子プロデュース」
- 「ゆっくり楽しむ大人のジグソーパズルDS わたせせいぞう LOVE 海とブルー」
- 「あわたま」
- 「キャラチェンコ」
映像作品
※2006年以前のタイトルはインデックスミュージックも参照
- 旧エンターテインメント第1事業部製作作品
- 旧エンターテインメント第1事業部以外による製作・発売作品