おもしろ博士クイズ

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組

おもしろ博士クイズ』(おもしろはかせクイズ)は、1982年11月8日から1983年6月27日まで日本テレビ系列局で放送されたクイズ番組ロート製薬の一社提供。放送時間は毎週月曜 19:30 - 20:00 (JST) 。

概要

愛川欽也が司会を務めたクイズ番組である。後身の『おもしろクイズBOX』(本番組と同じくIVSテレビ制作の制作協力)が芸能人解答者なのに対し、この番組では一般視聴者が解答者で登場した。様々な科学実験に対して、その結果がどうなるかを予想するクイズ。当初は5人1組の家族チーム2組が参加し、3人の博士が結果を予想、解答者はどの博士の結果が正しいかを解答するという3択形式のクイズを行っていたのだが、1983年2月頃から大学生ペア4チーム対抗戦に変更、解答も3択形式から筆記問題へと変更された(3博士は全て降板)。

出演者

司会

ヒゲ博士

のっぽ博士

マドンナ博士

ドクター注

  • 荒井注
    • 違うなァ、2人とも」が口癖。

ドクター注は毎回出演。それ以外の博士から毎回2人が出演する。多く出演したのは金田と原。神津・水野・市毛は出演が少なかった。

前期ルール

  • チームの代表者が中央の解答者席に来る。
  • 様々な科学実験を行ったVTRが映し出され、3博士はその結果がどうなるかを予想する。
    • 記念すべき第1問は、「白いワンピースを着た女性の上でヘリコプターを動かしたらどうなる?」という問題に対し、神津ヒゲ博士は「スカートはめくれ上がる」、市毛マドンナ博士は「スカートは横に広がる」、ドクター注は「何も起こらない」と予想。正解はドクター注の「何も起こらない」だった。
  • 代表者以外の4名は、3博士のうち誰が正解かを予想して、博士のイラストが描いたボードを出す。それを参考にして、代表者は正解だと思う博士のボードを出す。
  • 結果のVTRが映し出され、代表者が正解したチームには1点獲得。
  • あと4回同じ形式で行い(代表者は変わっていく)、最終的に点数の多かったチームがハワイ旅行をかけたチャレンジゲームを行う。賞金は1点につき1万円。
  • チャレンジゲームは、3博士が持つ辞書の中身に1つだけパスポート(ダミー)が入っており、5名はそれぞれ、誰の辞書にパスポートが有るかを予想して、博士ボードを出す。正解した解答者だけがハワイ旅行を獲得。

中期以後のルール

  • 問題は全部で5問。
  • 科学実験のVTRが流され、解答者ペアはその結果がどうなるかをフリップに書く。正解すれば10点獲得。
  • 最終問題(音楽は、『無敵鋼人ダイターン3』主題歌「カムヒア!ダイターン3」のコーダ)は、正解すれば20点獲得。最終的に点数の多かったチームがトップ賞。トップ賞を獲得したチームには海外旅行をかけたチャレンジゲームを行う。なお賞金は、10点につき1万円。
  • チャレンジゲームは4本あるひもをハサミで切り、風船が割れなければくす玉が割れて紙吹雪(風船、紙テープも降る)が降り、解答者はハワイ旅行に招待される。しかし、風船が割れると失格というものだった。風船が割れなかった場合はもう1回ひもを選んではさみを切り、どちらかが割れるとゲーム終了で、くす玉は3つあったが1つでもくす玉が割れると成功となる。

エピソード

  • 愛川は同じ月曜よる19:30放送のクイズ番組として、TBS系の『人生ゲームハイ&ロー』(ブラザー工業提供)に1979年から1982年9月まで出演していた。その番組の途中、日テレからオファーをもらい『─博士クイズ』の出演に移った。その後TBSでは山城新伍司会の『クイズ天国と地獄』をオンエアしていた(ちなみに福井放送南海放送四国放送では、当番組ではなく『ブラザー劇場』→『人生ゲームハイ&ロー』→『クイズ天国と地獄』を19:30からTBS系列局と同時ネットしていたため、当番組は30分前倒しで先行ネットしていた。この措置は1984年春の番組改編まで、以降は同時ネット)が、当のハイ&ローはタイトルと放送時刻を変更してリニューアルしたものの、以後は非同時ネット時間帯を含め放送時刻が二転三転する羽目になってしまった。
  • この番組は、1983年1月2日に放送された正月特番『番組対抗かくし芸大会』に出場したことがある。出し物は「すき焼き」で、父親(愛川)・母親(原)・祖父(荒井)・息子(金田)がすき焼きを食べようとすると、突然ズームアップして、愛川達がすき焼きの具に扮装しているというもの。ラストは父親が「おもしろ博士に聞いてみよう」と言うと、セットの中のテレビにのっぽ・マドンナ・注の3博士が映し出され、意見を述べるというものだった(ここでもドクター注は、口癖の「違うなァ、2人とも」を言っている)。しかし、上記の通り約1か月後に内容が大変更され、愛川以外の出演者は全員降板したため、あまり意味の無いかくし芸になってしまった。

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