ああ播磨灘
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Game テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:統合文字 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『ああ播磨灘』(ああはりまなだ)は、さだやす圭による日本の漫画作品。および、それを原作としたアニメ。『モーニング』(講談社)にて連載された。単行本は全28巻(文庫版全14巻)。正式なタイトルは『読むと強くなる横綱漫画 ああ播磨灘』(よむとつよくなるよこづなまんが ああはりまなだ)。
目次
概要
敗北や挫折を味わいながら成長するという常套パターンを採らず、主人公は登場した瞬間から横綱。そして一度も負けられない宿命を背負った主人公に、次々強敵が襲いかかるというパターンをあえて踏襲。主人公が勝つと判っていてもハラハラさせるのがこのパターンの王道だが、それを逆手にとって、どんどん超人的になっていく主人公と対照的に、ライバル力士たちの人間ドラマを描き込み、読者に敵役の側に感情移入させる余地を作る構成となっている。
M.A.T.原作、竜崎遼児作画の相撲漫画『雷電王』には、播磨鷹(はりまおう)という豪放な横綱が登場、主人公と死闘を演じた末に敗れる。これを受けて、本作の側でも播磨灘が自身の綱を奪ったプロレスのチャンピオンの両腕を破壊し、瞬殺するエピソードが描かれた。
あらすじ
9月場所初日、新横綱播磨灘は仮面をかぶって土俵入りに登場、人々を驚かせる。さらに、双葉山の69連勝を破ること、今後一度でも負けたらその場で引退することを宣言する。相撲協会の怒りを買い、全幕内力士を敵に回して、播磨灘の快進撃が始まる。
逸話
連載当時、若花田、貴花田、曙らによる相撲ブームが起こり、作者さだやす圭も大相撲関係のコメントを求められることが多くなった。しかし、ユーモアのつもりで言ったことが、挑発的な物言いの様に紹介されることも多く、「播磨灘の様な漫画を描いている作者ならこれくらい言うだろう、と思われている様だ」と困惑させられたという[1]。
特に当時大関の小錦の横綱問題で、励ましとやはりユーモアのつもりで「あの身体に綱をしめたらどんな風になるか見てみたいよ」と語った言葉が、「小錦の横綱姿などきっと見られたものじゃない」という様な逆のニュアンスで伝えられてしまったことについては心を痛め、総集編の巻末コメントで小錦に対して謝罪している。
登場人物
担当声優はアニメ版に準拠。
播磨灘の周辺人物
- 播磨灘勲(はりまなだ いさお)
- 声 - 大塚明夫
- 本名:山形勲(やまがた いさお)[2]
- 本作の主人公。身長185cm、体重152kg[3]「土俵の上では力こそが全て」という信念を持ち、「観客本位の吊り屋根」「放送のための仕切り時間制限」などの「作られた伝統」を批判、土俵の内では自分に負けた相手に対して内容に関係なく暴言を放ったり、制裁に近い駄目押しを加えるなど、角界の禁をことごとく破る、まさに掟破りの土俵の鬼神。第1話で早くも仮面を被って土俵入りし、「どんな負け方でも一敗でもしたら[4]、その日限りで引退する」と豪語、そしてその言葉どおりに連勝を続ける。初場所編の千秋楽にて、「大相撲を解散する」と称し、相撲協会と決別する。後に「播磨灘道場」を旗揚げし、相撲協会と対決する意味で、7月場所と同じ時期に「播磨十番勝負」という自主興行を起こした。驚異の四股を踏む強靭な足腰と怪力を生み出す上体を併せ持ち、得意技は呼び戻し・吊り落とし・櫓投げと、いずれも現実では滅多に見られない大技ばかりである。呼び戻しに関しては秋場所の大江川戦で決まり手として宣告された(突き倒しではないかという声も聞かれた変則の型)ことを境に徹底して探求を続けた結果自身の十八番とし、その稽古の過程で素早く相手の体重移動を感知する相撲勘が磨かれた。土俵入りの型は不知火型。初土俵時の四股名は、山形山(やまがたやま)。
- さだやす圭作品の主人公の例に漏れず、関西出身(兵庫県播磨市出身[5])であり、関西弁を喋る。また初出時と比較すると、10話以内で著しく顔つきが変化してしまい、額の三本傷が面影を残すものの顔つきはほぼ別人となる。昭和中期に活躍した俳優の山形勲と同姓同名であるが、命名した作者の意図は不明である。
- 雷光親方(らいこう)
- 声 - 緒方賢一
- 播磨灘の師匠。現役時代には平幕の下位に留まった(最高位前頭2枚目)。実直な人柄で、播磨灘の破天荒な挙動に一喜一憂する。弟子の育成は上手いが最高位が平幕止まりであるため部屋の外での仕事は雑用ばかりである。播磨の横綱昇進時には有頂天になって放言をしたことがあり、このことを播磨の挙動と合わせて後日協会幹部から責められている。
- おカミさん
- 声 - 真山亜子
- 雷光親方の妻。彼女にとっては播磨灘も可愛い子供の一人であり、一挙手一投足に振り回されつつも、時には雷光以上に毅然とした態度で播磨に接する。
- 時津灘(ときつなだ)
- 声 - 小野健一
- 日向灘(ひゅうがなだ)
- 声 - 高木渉
- 雷光部屋の幕下上位力士。播磨と同場所で幕下優勝し、十両に昇進した。九州場所編では不機嫌な播磨から逃げ出すために関取の特権を使おうとしたことがある。
- 紀州灘(きしゅうなだ)
- 声 - 古田信幸
- 雷光部屋の三段目力士。播磨と同場所で三段目優勝した。
- 入間山(いるまやま)
- 声 - 福田信昭
- 大野
- 播磨の付け人。九州場所編で登場。背中を流すため一時間半も湯船につかったままの播磨をもう一人の付け人と共に風呂の中で立ったまま待ち続け、のぼせて倒れる。
- 前田亜希子
- 声 - 折笠愛
- 自ら能面を被って深夜に雷光部屋を訪れ、播磨灘に嫁入りを志願。仮面のまま電撃的な婚約発表をした。九州場所後、正式に結婚する。美人でしっかり者の誉れ高き女性。婚約会見でも能面を着けていたため、後に「能面女」とあだ名されることになった。能面は記者会見のときに播磨灘に割られ、素顔を晒して以降は着用していない。結婚後は播磨と共に部屋に住みつき、台所も手伝う様子が見られた。十番勝負の開催期間中に播磨の子を身籠ったことが明らかになり、播磨から祝福を受けた。
- 淡口
- 元愛宕山部屋のちゃんこ長。九州場所前に竜雲と食べ比べした播磨が竜雲と勝負の賭けをして「負けたらよこせ」ということになり、竜雲が播磨に負けたためその日のうちに廃業届けを提出して、雷光部屋のちゃんこ番になった。
相撲協会 / ライバル力士
- 愛宕山理事長(あたごやま)
- 声 - 藤本譲
- 相撲協会理事長。角界の伝統と権威を冒す播磨灘を倒し、引退に追い込もうと執念を燃やすが、初場所編を最後に土俵荒廃の責任を取り、理事長職を辞任した。
- 相撲とは力と力のぶつかり合いである“強さ”を理念としている。また、播磨灘の横綱としての圧倒的な実力そのものは認めており、他の相撲部屋が拒絶した道場破りのような播磨灘の出稽古を受け入れたこともある。秋場所から播磨に対抗するあまり無理を働いて負傷休場する力士が増え始めたが「稽古が足らん」として対策を打たず、初場所でその問題が限界まで達したことで場所中に突如興業を11日制に変更することを決断するところまで追い込まれた。
- モデルは初代若乃花の二子山理事長。
- 能登ノ海親方(のとのうみ)
- 能登ノ海一門を率いる角界有力者。初場所終了後に、愛宕山の理事長職を継ぐ。
- まず7月場所が横綱不在の状態で開催される恐れがあったことから2横綱を揃えて興業上・番付上の面子を揃える必要を感じた能登ノ海は場所前に太刀風の引退届慰留と北道山の横綱再昇進を検討したが両者ともこれを固辞した。
- そして播磨抜きで7月場所(国立で行われた十番勝負に対抗して、本来の名古屋ではなく播磨と同じ東京開催)を行うことにより、大相撲の格式、伝統、様式美を守ろうとした。しかも全幕内力士に「『播磨十番勝負』に参戦する様なことがあれば、無条件で相撲協会から追放する」と促す程の念の入れ様。しかし、それでも播磨の元へ行く力士が後を絶たなかった。最後は追放宣言を白紙に戻し、理事長職を辞任。後任を太刀風に託した。
- 相撲とは技と技のぶつかり合いである“しのぎ”を理念としている。また、かなりの野心家。
- モデルは元佐田の山の出羽海理事長。
- 五所ヶ嶽親方(ごしょがたけ)
- 雷光親方の兄弟子で五所ヶ嶽一門の総帥。播磨灘の弟弟子を預かって欲しいとの雷光の要求を跳ね除けた。
- モデルは元琴桜の佐渡ヶ嶽理事。
- 稲綱親方(いなづな)
- 大江川の師匠。「大江川が(播磨灘に)負けたら廃業」と宣言し、大江川が負けたために言葉通りに角界を去った。
- 山藤親方(やまふじ)
- 天山の師匠。元横綱だが稽古中の怪我のため横綱を張っていた時には一回しか優勝できないなど思うように活躍できず、史上最弱の横綱と揶揄されることもある。そのため、天山には二の轍を踏ませないように注意していた。
- 播磨灘の結婚式に弟子の天山と駆けつけ、天山を播磨灘に預けてほしいと頭を下げた。
- 7月場所では天山が十番勝負に向かおうとしたため力ずくでも阻止しようと竹の棒で天山を滅多打ちした。それでも天山の気持ちが変わらなかったため最終的には「行け!」と認めた。
- 真砂親方(まさご)
- 富嶽の師匠。打倒播磨のため必殺鯖折りの封印を解くように命じたが、富嶽は播磨灘に敗れる。
- 7月場所編では富嶽が播磨灘十番勝負に走り、阻止できなかったため能登ノ海に廃業届を提出するが却下された。
- 秩父親方(ちちぶ)
- 八幡の師匠で、秩父一門の総帥、現役時代の最高位は関脇。取組編成委員。協会では反主流派とされる。
横綱
- 太刀風貢(たちかぜ みつぐ)
- 声 - 笹岡繁蔵
- 東京都出身。相撲道300年の伝統を踏まえた、心技体充実の相撲と取る横綱。円相撲というスタイルで他力士を圧倒する。土俵入りの型は雲龍型。本割の千秋楽で必ずといっていい程、播磨と全勝で相星決戦を行った。初場所編では、播磨の得意技である呼び戻しのカウンター技である播磨返しを編み出し、千秋楽の播磨戦に臨むが、結局敗れた。その後、播磨に日本式棺桶の中に押し込まれ、地獄車と称して転がされる。その事件をきっかけに、自分の力がピークを過ぎたと悟り、引退を決意。
- その後、打倒播磨のために紫電海を鍛える一方、愛宕山に本場所に出るように説得する。「播磨十番勝負」における最初の挑戦者として名乗りを挙げるがこれも敗退、その後も裏で十番勝負に挑む力士が一日一人になるように(4日目を除く)調整役をしていたことが北道山の口から述べられている。最終話では能登ノ海の推挙で、理事長に抜擢。記者会見で、記者達の前で土下座し、協会の敗北を認めた。
- 取り口などから「平成の双葉山」と呼ばれ、双葉山がモデルとされるが、名前からみて連載当時の第一人者だった千代の富士のイメージに重ね合わされている。
- 北道山剛(ほくどうざん つよし)
- 声 - 若本規夫
- 北海道出身。身長205cm、体重180kg[6]。角界一の怪力を誇る力士。自他共に厳しい荒法師。9月場所編では横綱だったが、播磨灘に敗れたのをきっかけに、「横綱の力が無い」と周囲の反対を押し切って、自ら横綱の地位を返上し、名誉大関となる。だがそのため却って「所詮大関」「大関なら横綱に礼を尽くせ」などと、播磨灘に暴言を浴びせられることになる。九州場所での播磨との対戦後に自決しようと刀を持ち出すが周囲に止められ、母親からは「死ね」と言われる。身長は元々200cmだったが、初場所編では5cm伸びた。[7]
- 播磨十番勝負編の最後の相手。その時に播磨に「お前がわしに一番近い力士やった」と言わしめた。
- 作者のお気に入りだったためか、第86話「あそびほうける」では回想シーンながらも北道が播磨を破る描写が描かれている。
- 長身、上突っ張りをいかした取り口などからモデルは明治末から大正の無敵横綱だった太刀山峯右エ門。その四股名や直情径行な性格には、力道山のイメージも加味されている。
- 実在する力士北道山和貞の四股名はこのキャラクターから付けられている[1]。[8]
- 大江川康(おおえがわ やすし)[9]
- 本名は田村正蔵。
- プレッシャーに弱いが、巨体、重心の低さは申し分無し。その天稟は角界一と謳われる横綱。9月場所編では師匠・稲綱親方の進退を賭けて播磨に挑むが、あっけなく敗れた。親方は廃業したが、大江川自身は場所直後に誕生した息子のために、泥をかぶって土俵に上がる決意を固める。九州場所編では、打って変わって水入りの大勝負を演じた(本編中、水入りはこの一番のみ)。初場所編で、「播磨灘戦に敗れたら廃業する」と宣言し、播磨に挑むが敗れ、廃業。
- その後、海外に渡って武者修行の旅に出て、帰国。その時の彼の姿は、頭を丸め、肌は小麦色に焼けていて現役時代とは全くの別人になってしまった。元横綱・大江川ではなく、一個人・田村正蔵として播磨十番勝負に挑む。この十番勝負では大江川は作者による選考から漏れそうになるが、地位が地位で頭を丸めたら強くなるだろう、ということで登場した(文庫版13巻後書きより)。
- モデルは大乃国。
大関
- 富嶽八十吉(ふがく やそきち)[9]
- 声 - 安西正弘
- 本名はイオテ・イヤオケア。
- ハワイ出身。体重250Kgの巨漢力士。腕力は角界1であると愛宕山理事長に言われるほどで、突き押しを主に得意とする。播磨灘の「負けたら引退」宣言を受け、大関の地位でありながら急遽2日目に播磨と取り組まされて播磨に渾身の力で吊り上げられ土俵に叩きつけられた。引き付けての鯖折りもあるが、かつて稽古場で当時幕下だった兄弟子の腰の骨を折って廃業させてしまったため、封印していた(アニメでは愛宕山も記憶している大事件であり、回想で腰を折られた兄弟子が悶絶するシーンが描かれた)。九州場所編では、その封印を解き、播磨に挑むが相討ちとなって自分の腰の骨も折れてしまい、敗れてしまう(取組後、播磨の腰を砕いたことを診療所のベッドの上で理事長に報告。その後も7月場所編でさば折りを使うシーンがある)。
- 後に関脇に陥落するも、不屈の闘志で奇跡のカムバックを遂げ、幕下以下の力士が締める黒廻しで「播磨十番勝負」に挑んだが、全く歯が立たずに敗北。「人間(じんかん)いたるところ青山あり」の言葉を残して廃業、部屋を去る。その際、親方夫妻や部屋の力士たちから万歳三唱で送られた。
- モデルは小錦。
- 玉嵐功央(たまあらし いさお)[9]
- 本名は玉井新吉。
- 稽古の鬼と謳われる努力型の力士。安定した重心と鍛えぬいた鋼のような肉体を武器とする。維新竜ら弟弟子の指導にも熱心で、維新竜の敗北時には「土俵の外でも摺り足で歩けと言わなかったか」と叱りつけた。しかしいつしか稽古をすることが目的となってしまい、播磨に「お前の稽古は稽古のための稽古」と言われる。強烈な四股によって邪心を抜かれる。アニメではこの際、体から悪霊が抜けていくような描写がなされた。
- 実母はブティックを経営し他にも会社5社を保有し「事業の鬼」と呼ばれており(本人は「鬼のつもりが豚になっていた」と言っている)、事業を優先して玉嵐を養子に出した。初場所編では取組前日に実母と対面し壮絶な親子喧嘩をし自信を得て取組に向かう。結果敗れはしたものの播磨の「土俵中央で殺す」宣言を覆した。
- 若不動克之(わかふどう かつゆき)[9]
- 不動明王を信奉し、9月場所で新大関になった。播磨灘に完敗し、四股名の返上を迫られるも、逆に、師と仰ぐ明澄法師に不動王(ふどうおう)の名を授かる。九州場所で敗れた時には、「四股名を“お不動”に改名せい!!」と言われた。初場所では改名を受け入れ勢い込んで挑むも、張り手一発で正体をなくして倒れ、播磨に消え失せろと怒鳴りつけられた。登場は初場所編が最後で、十番勝負には登場しなかった。作者曰く「一見大物っぽいが神頼みタイプ」とのこと。玉嵐、若不動の2大関が十番勝負に出なかったことについては、作者は文庫版13巻の後書きで「志が低かったからではないか」と述べている。
- 紫電海勝巳(しでんかい かつみ)[9]
- 本名は山中勝巳(やまなか かつみ)。
- 神奈川県出身。スピードと技を誇る天才肌の力士。近代相撲の申し子というべき存在。播磨灘が最後に敗れた相手。表向きは飄々とした性格だが、悩みやすい内面も持っている。プレイボーイと目されているが、それは周囲の協力によるカモフラージュによるもので幼馴染の中嶋紀子一筋。秋場所編では再三に渡って出し投げで播磨を崩すも両腿を掴まれて真上に高く放り上げられ、落ちてきたところに突きを受けて花道まで飛ばされた。九州場所編では、播磨に秒殺されてしまい、投げ飛ばされた後、「前相撲からやり直せ!!」と罵声を受ける。
- 播磨出現以降の土俵の荒廃を憂えている。初場所編では初日に津軽山を出し投げで土俵外へ放り投げて腕を破壊、他一人を負傷させ病院送りにする。播磨との取組前日には死を覚悟して紀子に婚姻届を渡し、当日は「こうなったのも播磨を見過ごしたあんたの責任だ」と理事長に啖呵を切った上で、播磨灘と流血戦を演じた。十番勝負編では一門の枠を超えて太刀風に稽古づけられたことで出し投げにさらに磨きがかかった。十番勝負に参戦した際も播磨灘を得意の出し投げで揺さぶるが「押しの無い相撲は吊りに弱い」と指摘され、変則の吊り落としを数回打たれて強い着地の衝撃を何度も受けた末に膝から崩れて敗れる。
関脇以下
- 白鳳真二(はくほう しんじ)[9]
- 技と力を備えた正統派力士。入幕した時に太刀風から「これで大相撲も10年は安泰」と言わしめた。9月場所前に、女性を助けるためにヤクザとケンカして病院送りにしてしまい、協会から謹慎処分を受けていたが、9月場所の4日目から復帰する。アニメでは播磨相手に善戦するも、徳俵を利用して投げを打とうとしたところ[10]播磨に逆襲され敗北、「何が白鳳時代の幕開けだ」と一喝される。初場所ではかつて新弟子時代に見せた凶暴な本性を思い出し、以前とは打って変わってヒールに転向。7月場所で、十番勝負に挑む前に土俵上で天山に半殺しにされ、意識不明に陥る。テンプレート:要出典範囲。
- 天山元栄(てんざん もとえい)[11]
- 福井県出身。大学相撲でタイトルを総なめにし、幕下付け出しでデビュー。初土俵時には既に24才であり、入門に反対していた両親が死去するのを待つ形で大相撲の土俵に上がることを待望しており、正式に入門する前から山藤親方に稽古づけられていた。初土俵から4場所連続全勝優勝で、強烈な突きを武器にわずか8か月で入幕を果たした。九州場所前に、山相撲で播磨灘と対決するはずだったが、師匠の山藤親方に制止され実現に至らなかった。九州場所の14日目で播磨灘と対戦し、一本背負いで敗れた。その後、雷光部屋へ押しかけ入門し、播磨灘の呼び戻しの練習台となり背骨を痛め入院、さらに太刀風の播磨返しの練習台となって首を痛める[12]など、貧乏くじを引かされがち。極端な無口で、何を考えているのか分からない男。
- 十番勝負編では播磨灘相撲道場に入門して稽古を行いつつ大相撲の本場所もこなし、7月場所編では立合いの当たりで失神させた白鳳を無理やり起こして呼び戻しで故意に首から落として負傷させる非情さも見せた。十番勝負を前にして山藤から竹刀で叩きのめされつつ引き留めを受けるも結局は破門同然の形で播磨との大一番に挑む。「立合いは三役」と播磨に評されていたが敗北の悔しさに泣き出したところ播磨から「まさかガキやったとは」と切り捨てられ、大雨の中で一人号泣した。
- 凄ノ尾(すさのお)
- 播磨灘と初土俵と入幕が同じという同期の桜であり、播磨と同じく初土俵から2年で新入幕を迎えた実績の持ち主でもある。播磨の長所短所を知っている。首を太くするために頭を生木に打ち続け、骨のように硬くなった額のコブがトレードマーク。九州場所編では場所中より脳卒中が疑われていた播磨について「先場所播磨に敗れはしたが奴に楔を打ち込んだ」と記者に語るなど自信を持っていたが、播磨に敗れた後「凄ノ尾改め犬ノ尾とせい!!」と四股名返上を迫られた上に足で砂をかけられる屈辱を味わう。初場所編では播磨との取組で倒れた際に、担当行司曰く「掠っただけで血が出て明らかに殺すつもりだった」張り手を見舞われた挙句、失神したところで「田舎へ帰れ」と罵倒された。
- 玄海太郎(げんかい たろう)[9]
- 北道山の弟弟子。福岡県出身。昔は、九州では名の知れた暴れん坊だったが、北道山の鬼のシゴキで、ぶちかましを武器に「壊し屋」の異名を取る実力派力士となった(不良時代の姿も叩きのめされるところも回想シーンで描かれた)。そのため、関取になった今でも北道山を「大将」と慕う。それは、北道山が綱を返上してからも決して変わることは無かった。北道山が横綱だった時は、露払いを務めた。苦悩する北道の付き人につくことを申し出、怒鳴りつけられたこともある。7月場所では「波のり玄海」とアナウンスされるほどの好調を引っ提げて播磨に挑むが秒殺。敗北後は北道山に「流し目をくれやがって」と叩きのめされた。9月場所でも播磨に秒殺された。
- 八幡悠介(やはた ゆうすけ)
- 紫電海の後輩。柔軟な体ゆえに「ナマコ」という異名をとる元学生横綱。常に茫洋とした表情で掴み所がない性格。学生結婚した妻がいる。
- 初場所編で播磨と初顔で対戦。敗れはしたものの、播磨に「マシな力士や」と褒められる。唯一播磨に褒められた力士。「播磨十番勝負編」では、1週間ほど前から事前にファックスで天気予報図を取り寄せて研究し、雨の日を選んで播磨に挑戦するなど、大策士振りを見せた。
- 十番勝負前夜では「播磨を倒したら除名されても謝り倒して帰参し、横綱になる。」と秩父親方に語っていたが、勝負が終わると、求人広告誌を片手に帰宅してそのまま廃業した模様。
- モデルは旭富士。
- 竜鵬(りゅうほう)
- 立田海部屋の新入幕力士。愛宕山親方をして「久々に抜き身の男に会った」と言わしめたほど頑固で向こうっ気が強い。昔、土砂崩れから父親を救えなかった悔恨から、吊り一本にこだわっている。愛宕山は北道山に預け鍛えさせる。十番勝負にて播磨灘に挑戦する。
- 竜雲哲史(りゅううん てつし)[9]
- 愛宕山部屋の部屋頭で小結。口先だけは上手く、自分より立場が上の相手には慇懃に振る舞いあるいは調子を合わせ、下の人間には、たとえ先輩であっても「ただの関取」と露骨に見下し横暴に振舞う二面性キャラ。播磨との対戦前に大食い対決し、引き分ける。その後、ちゃんこ長を務める付け人を賭けた取り組みでは土俵際に追い詰められ途中までは耐えるも、心の弱さを露呈し、自ら膝をつこうとしたため播磨の怒りを買い、捨て身ののど輪も通じず、腹から土俵に叩きつけられた上、理事長にも「脂の乗った舌を切るか、部屋を出ていけ」と、事実上の廃業通告を突きつけられる。アニメではその前に弁解し「殺すか殺されるかと言ったのはどこのどいつだ!」と罵られる。が、その後も現役を継続し、竜鵬登場時に稽古場に姿が見られる。
- 修羅ノ海(しゅらのうみ)
- 上位に強く、下位に取りこぼす上位キラー。内掛け一本を極めようとする職人タイプ。播磨にも内掛けで挑んだが「お前の内掛けは技ではなく芸や」と言われ敗れた。
- モデルは安芸ノ島。
- 竜剣(りゅうけん)
- 北道山の弟弟子の一人。結婚直後の播磨に罵詈雑言を飛ばして挑発するも、裏目に出て右腕を折られ、担架で運ばれる最中取り乱し北道山に一喝される。
- 立山(たてやま)
- 関脇。横綱となった播磨灘の最初の相手。「凶器を仕込んでいるのではないか」と疑われるほど分厚く包帯を巻いた手による張り手が得意技。大関だった兄弟子が播磨灘に星の貸し借りを断られ、大関から陥落したために逆恨みをしている。初場所では白鳳戦で負傷し休場する。
- モデルは板井圭介。
- 津軽山(つがるやま)
- 全勝宣言をした播磨の三番目の相手。汗で滑らせ隙を作ろうとするも、全く通じず粉砕された。播磨からはカエル呼ばわりされた。
- 三ツ岩(みついわ)
- 播磨に対する捨石の刺客として選ばれた力士の一人。極端に無口な性格。大酒飲みで、馴染みの店ではツケで飲食しているが、未だに勘定を払ったことはない。四つ相撲に適性を持ち、元は横綱・大関になれる逸材と言われながらも適性に反して突き押しの指導を課したことで自分の特徴をスポイルさせた師匠の育成の影響から伸び悩んでいた。播磨との対戦前に親方に啖呵を切り、鉄の球を四六時中握って密かに鍛え続けた自分自身のスタイルである手四つの型で挑むも両腕を砕かれる。播磨戦後、育て方を誤った事を認める親方の前で自らマゲを切り廃業。その後馴染みの店で酒を飲み、「勘定は必ず払う」と宣言した。その際プロレス転向の話を出されるが「知らん」と答えている。
- 甲斐の山(かいのやま)
- 相撲巧者と言われる力士。播磨灘が息を吐いた頃合を見計らって取り組むも、あっさりと倒された。初場所では序盤で負傷して休場する。
- 松島(まつしま)
- 前頭。白鳳と同門。二枚目で爽やかで謙虚な優等生。作中では珍しく播磨灘を尊敬している力士。九州場所では張り手を連発されて敗退。その後も爽やかかつ礼儀正しく振舞ってはいたものの、一人密かに悔し涙を流していた。
- 武乃富士(たけのふじ)
- 前頭筆頭。大横綱・武蔵富士の息子。弱冠20歳ながら横綱と戦える位置まで辿り着いた。九州場所にて播磨灘と対戦したが、ぶざまに敗れた。
- 大朝日(おおあさひ)
- 愛宕山部屋所属の関取。眉間に大きなほくろがあるために「大仏」と呼ばれていた。出稽古にて播磨灘と対戦した際にぶちかましでほくろを潰され完膚なきまでに叩きのめされる。
- 維新竜(いしんりゅう)
- 玉嵐の弟弟子。幕内最軽量で、トンボをきる(バック転)ほどの身軽さが売り。播磨灘の足を取って持ち上げたが、その足を大きく振られてトンボを切らされた上、落ち際に突っ張りを食らって吹っ飛ばされた。敗戦後玉嵐に叱責される。
- モデルは維新力。
その他
- 北条(ほうじょう)
- 毎朝新聞[13]に勤務する相撲記者歴30年のベテラン記者。播磨灘を毛嫌いしつつも、常に播磨灘をマークしている。次第に播磨に惹きつけられていき、最終話で播磨に対して「日本一!!」と叫んだ。
- 大河内(おおこうち)
- 横綱審議委員。数学者。横綱審議委員会ではただ一人の播磨灘の理解者。播磨灘が仮面をかぶって入場するなど横綱として相応しくない振舞いが目立ったため、本場所中にもかかわらず播磨灘を角界から追放する議題の委員会が開かれる予定であったが、大河内の急病により中止。そのまま亡くなり、通夜が執り行われその席では他の横綱は正装で弔問に訪れたのに対し、播磨灘は廻しにドロ着で現れた。
- 八田登(はった のぼる)
- 暴力団九州玄界組組長。九州場所中に、ちょっとした交通事故で播磨灘と偶然出会う。播磨灘に魅了され、共に酒を飲んで以降、播磨に付き従い、自分の選んだ書道家小井戸烈波の[14]の「奇」「天」「烈」の揮毫が播磨に踏みつけられた際、放心した末に書いた「お」「と」「こ」の三文字で作った化粧回しを贈った[15]り、「播磨十番勝負」の興行責任者を務めたりした。播磨の応援団長的な存在。ヤクザから足を洗い、一生播磨についていく決意をした。
- 作者の別作品『なんと孫六』にも不良高校生役として登場している。
- 小井戸烈破(こいど れっぱ)
- 播磨灘へ贈る化粧廻しの揮毫を仕上げるために八田が選んだ書道家であり、書道界からははみ出し者として嫌われている。人里離れた山奥で母と共に生活しており、八田が烈破と出会った時には母曰く「2年ほど思ったような書が書けず酒を飲んで過ごしていた」そうである。播磨の取組を生で見てから創作意欲が湧き上がり、揮毫を書きあげるも誤って播磨が踏みつけたことで台無しになった上に結果的に別の書が採用されたことで暫く意気消沈していた。
- 兆二(ちょうじ)
- 玄界組若頭で八田の腹心。播磨と八田に振り回され、ブツクサ言いながらも、男と見込んだ両名に忠義を尽くす。
- ぬい
- 望坴楼の女将。
- 南郷太郎(なんごう たろう)
- 「九州の今太閤」と呼ばれる元実業家。播磨灘対太刀風戦の懸賞金総額20億円のうち10億円は南郷が出した。
- 帰蝶(きちょう)
- 博多芸者。
- 北道山の母
- 北海道の奥地に住み、女手一つで北道山を育てながら、荒野を開墾した女傑。自殺未遂騒ぎを起こした北道山に「とっとと死ね」と言い放つなど、気性はかなり激しい。初場所前には記者に対し「北道山が播磨灘に勝てないのは頭が育っていないから」という意の指摘を為した。
- ブリッツ・ブルーザー
- 最強のプロレスラー。播磨の綱を奪い(本人は大金を払って買い取ったと思っている)その綱を締めてリングに上がったが、綱を取り返しにきた播磨に両腕をへし折られて(両腕ともギプスで固められるほどの重傷を負った)完敗する。一応、左腕を折られた後右のアイアンクローで反撃したが、播磨のジャージを引き裂いただけで全くダメージは与えられず、そのまま気絶し病院送りになった。
- 中津川
- 大河内の後任の横綱審議委員。
アニメオリジナルキャラクター
その他
アニメ
1992年4月23日 - 1992年10月1日まで『見ると強くなる 痛快!横綱アニメ ああ播磨灘』(みるとつよくなる つうかい よこづなアニメ ああはりまなだ)のタイトルでテレビ東京系にて毎週木曜日19時30分 - 20時00分の時間帯で放送された。全23話。
スタッフ
- 原作:さだやす圭(講談社刊『モーニング』連載)
- 企画、シリーズ監修:長田紀生
- キャラクターデザイン:新井豊
- 美術監督:長尾仁
- 撮影監督:笹原純
- 音楽:天野正道
- 音響監督:山崎宏
- プロデューサー:清水睦夫⇒中野万作(テレビ東京)、萩原致司、山出勉
- 監督:岡﨑ゆきお
- 制作:テレビ東京、フォールマンオフィス、イージー・フイルム
主題歌
放映リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 新横綱誕生、みたか仮面の土俵入り | 中村俊一 | 岡崎ゆきお | 新井豊 | |
2 | 仮面の横綱吼える! | 松下幹夫 | 新井豊 | 鈴野貴一 | 小泉謙三 |
3 | 悲運の関脇、泥を噛め | 奥山耕平 | 牧野滋人 | 中野頼道 | 市太郎 |
4 | 仮面の横綱、踏みつける! | 大原清秀 | 岡崎ゆきお | 牧野滋人 | 新井豊 |
5 | 仮面の横綱、またもや掟を破る! | 野波静雄 | 金澤勝眞 | 服部一郎 | |
6 | 仮面の横綱、破竹の26連勝! | 奥山耕平 | 小泉謙三 | ||
7 | 激闘! 嵐の横綱対決 | 中村俊一 | 岡崎ゆきお | 新井豊 市太郎 | |
8 | 炎の横綱、怒りの一撃! | 松下幹夫 | 金澤勝眞 | 服部一郎 | |
9 | 出た! 荒技“仏壇返し”! | 奥山耕平 | 佐藤真人 | 上條修 中野頼道 |
上條修 |
10 | 千秋楽前夜、恩人岡林教授死す! | 岡崎ゆきお 牧野滋人 |
小泉謙三 | ||
11 | 竜が飛ぶ! 怒涛の千秋楽 | 中村俊一 | 秦泉寺博 | 松本勝次 | |
12 | 全勝対決、真の横綱は誰か?! | 松下幹夫 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
13 | 仮面の婚約者現る! | 原田聡明 | 中野頼道 | 牧野滋人 | 上條修 |
14 | 横綱VS女将、天下無双のごっつあん! | 奥山耕平 | 金澤勝眞 | 服部一郎 | |
15 | 嵐の前ぶれ! 謎の関取現る | 中村俊一 | 岡崎ゆきお | 小泉謙三 | |
16 | 真剣勝負! 嵐の出稽古 | 松下幹夫 | 秦泉寺博 | 松本勝次 | |
17 | 九州場所開幕、またも無敵宣言 | 奥山耕平 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
18 | 予告の二枚蹴り!! | 松下幹夫 | 岡崎ゆきお 牧野滋人 |
鈴野貴一 | 新井豊 |
19 | 絶体絶命! 禁じ手、殺人さば折り! | 原田聡明 | 金澤勝眞 | 服部一郎 | |
20 | 絶対負けない! 播磨の逆襲 | 中村俊一 | 秦泉寺博 | 中野頼道 | 上條修 |
21 | 大懸賞、必殺の内掛け! | 奥山耕平 | 金澤勝眞 | 小泉謙三 | |
22 | 吹き荒れる、張り手の嵐! | 原田聡明 | 佐藤真人 | 河村明夫 | |
23 | 果てしなき戦い、不滅の大横綱 | 松下幹夫 | 岡崎ゆきお | 新井豊 |
ああ播磨灘外伝ISAO
『ああ播磨灘外伝ISAO』(ああはりまなだがいでん イサオ)は、さだやす圭による日本の漫画作品。『イブニング』(講談社)にて連載された。『ああ播磨灘』の前日談的な作品であり、播磨灘の中学時代を描いている。単行本全6巻。
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ゲーム
※タイトルは全て「ああ播磨灘」。
- ゲームギア版:1993年7月2日発売(セガ)
- ゲームボーイ版:1993年7月23日発売(アスク講談社)
- メガドライブ版:1993年9月3日発売(セガ) - 難易度を横綱(ハード)にしてクリア、またはパスワード「たいそうしようよ」を入力すると、BGMに合わせて力士たちが踊る『播磨体操 第一』が視聴できる。
脚注
テンプレート:リダイレクトの所属カテゴリ- ↑ 播磨灘総集編巻末作者コメントより
- ↑ 外伝では山縣になっている。
- ↑ モーニングKC版28巻、255ページ
- ↑ 横綱昇進前は何度か負けている
- ↑ 「播磨」は現在の兵庫県南西部を包含する旧国名だが「播磨市」という地名は実在しない。
- ↑ モーニングKC版28巻、255ページ
- ↑ モーニングKC版19巻、145ページ
- ↑ 身長187cm、体重108.7kg、最高位は西幕下45枚目。2007年3月場所初土俵、2014年1月場所引退。
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 9.4 9.5 9.6 9.7 モーニングKC版23巻、145ページの初場所番付表から
- ↑ この時の愛宕山の反応は原作では勝ちを確信し、アニメでは「その徳俵が命取りだ!」と慌てると正反対のものになっている。
- ↑ モーニングKC版23巻、113ページにて自分で名乗っている。
- ↑ 太刀風からは大儀であったと労われた。
- ↑ 播磨灘と八田の飲酒した際には、毎朝新聞の記事を見て驚愕するシーンがある。
- ↑ 書道家選びの際には人間の目利きの確かさも見せた。
- ↑ 播磨がこれで作ってくれと希望した。