豊四季駅
豊四季駅(とよしきえき)は、千葉県柏市豊四季にある、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)の駅である。駅番号はTD 23。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、駅本屋は北側(柏方面ホーム)にある。
駅の南側へは大宮寄り又は柏寄りのそれぞれやや離れたところにある踏切を迂回する必要があったが、2003年2月にエスカレーター・エレベーター併設の南北自由通路の完成、並びに南側の駅前ロータリーの整備が行われた。但し、南側駅前ロータリーには現在自転車駐輪場が設置されているが、駅舎は設置されていない。
1番線ホームに売店とトイレがある。ホーム間を連絡する跨線橋にも2010年3月にエレベーターが設置された。同じ頃に駅構内の案内板はピクトグラムを用いたデザインに一新、ホームにあった吊下式駅名標と路線図は撤去され、駅名標・路線図・所要時間と一体型になった自立式案内板が設置された。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color東武アーバンパークライン | 下り | 柏・六実・新鎌ヶ谷・船橋方面 |
2 | テンプレート:Color東武アーバンパークライン | 上り | 野田市・春日部・大宮方面 |
利用状況
2012年度の一日平均乗降人員は14,145人である[1]。
近年の推移は以下のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員[2] |
1日平均 乗車人員[3] |
---|---|---|
2001年(平成13年) | 18,172 | 9,100 |
2002年(平成14年) | 17,724 | 8,884 |
2003年(平成15年) | 17,907 | 8,995 |
2004年(平成16年) | 17,817 | 8,951 |
2005年(平成17年) | 17,072 | 8,579 |
2006年(平成18年) | 16,173 | 8,061 |
2007年(平成19年) | 15,969 | 7,909 |
2008年(平成20年) | 15,504 | 7,698 |
2009年(平成21年) | 14,956 | 7,443 |
2010年(平成22年) | 14,663 | 7,302 |
2011年(平成23年) | 14,109 | 7,103 |
2012年(平成24年) | 14,145 |
駅周辺
駅本屋がある北側を中心に小規模な商店街が形成されている。駅北側から千葉県道279号で徒歩12分程度の流山市駒木に江戸川大学などの学校施設があるため、学生向けのマンションが多い。
駅所在地は柏市であるが、流山市との市境が入り組んでいるため、流山市域の利用者も一定数存在する。その関係で、駅前には柏市・流山市の共同案内図の他、流山市立図書館の返却ポストも設置されている。
北側
- 四軒横丁
- 正満寺
- 諏訪神社
- 成顕寺
- 江戸川大学・江戸川大学総合福祉専門学校
- 京葉銀行 豊四季支店
- 千葉興業銀行 豊四季支店
- 豊四季商店街
- ゴールドジム(旧東武スポーツクラブとよしき)
- 千葉県警察柏警察署 豊四季駅前交番
南側
路線バス
最寄り停留所は、南側の駅前ロータリーにある「豊四季駅南口」で、流山ぐりーんバスが乗り入れている。
なお、つくばエクスプレス開業前は北側に「豊四季駅前」停留所があり、柏駅 - 富士見町 - 流山駅線の東武バスが発着していたが、開業後は「ミッドナイトアロー柏・我孫子」が停車するのみであり、当駅からの乗車はできない。
歴史
- 1911年(明治44年)5月9日 - 千葉県営鉄道の駅として、東葛飾郡豊四季村に開設。
- 千葉県営鉄道として開業した当初からの駅で、この一帯の土地を持つ有力者が駅のための土地を提供し、設置させたといわれている。
- 1929年(昭和4年)12月30日 - 電化により電気運転開始。
- 1950年代以降 - 高度経済成長と共に東京のベッドタウンとして周辺の宅地開発が進み、一般的な郊外駅となる。
- 1978年(昭和53年)11月14日 - 複線化に伴い、当駅での列車交換を廃止。
- 2008年(平成20年)10月10日 - 発車メロディを導入。
駅名の由来
テンプレート:See also 当駅周辺一帯は、明治時代に政府の命を受けた三井財閥系の開墾会社によって開拓された13の地区のうちの一つで4番目の入植地となったため、「豊四季」の地名が付けられた。駅名はその地名に由来する。
13の地区は、初富(鎌ケ谷市)、二和、三咲(以上船橋市)、五香、六実(以上松戸市)、七栄 (富里市)、八街(八街市)、九美上(香取市)、十倉(富里市)、十余一(白井市)、十余二(柏市)、十余三(成田市・多古町)の順に続く。また、駅名では初富駅、二和向台駅、三咲駅、五香駅(以上新京成電鉄新京成線)、六実駅(東武野田線)、八街駅(JR東日本総武本線)がある。
その他
- 1970年代後半から1980年代前半にかけて放送されたテレビ朝日系列の人気番組『欽ちゃんのどこまでやるの!?』では、夫婦役を演じる萩本欽一と真屋順子が住む家の最寄り駅として舞台になった事がある。番組冒頭に萩本が帰宅する際の舞台として、スタジオに当駅のセットも作られた。
隣の駅
- 東武鉄道
- テンプレート:Color東武アーバンパークライン