新松田駅

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テンプレート:駅情報 新松田駅(しんまつだえき)は、神奈川県足柄上郡松田町松田惣領にある、小田急電鉄小田原線

概要

駅前にある東海旅客鉄道(JR東海)御殿場線松田駅との連絡駅である。なお、御殿場発着の特急「あさぎり」は同線への直通運転のためJR松田駅1番線に入線し、当駅には到着しないが、運賃計算上同一の駅とされる。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅である。小田原方に折り返し引き上げ用のY線が設けられている。新宿方の構内にJR東海御殿場線松田駅に通じる連絡線があり、特急「あさぎり」がこの連絡線を経由して御殿場線と直通運転しているほか、小田急電鉄が発注・購入した新型車両の搬入(甲種輸送)に使用される。この場合、日本貨物鉄道(JR貨物)の電気機関車が当駅構内まで乗り入れる。

1927年昭和2年)の開業当時から1970年代後半まで、いわゆる「ギャンブレル屋根」の駅舎であった。なお、2011年時点において小田急でギャンブレル屋根を有する駅舎は向ヶ丘遊園駅北口のみである。

改札口は北口と南口の2か所であるが、駅員は北口のみ配置されている。ホームとは跨線橋により連絡しており、改札階 - 跨線橋および跨線橋 - ホーム階をそれぞれ連絡するエレベーターが設置されている。

2012年3月16日までは、9時台の小田原方面の列車には当駅で後ろ4両が各停箱根湯本行(土休日は各停小田原行)と前6両が急行小田原行を分割する列車が1本ずつ存在した。また、箱根湯本を平日6:36と7:08、土休日5:26に発車する各停新松田行(4両編成)は、当駅到着後に小田原駅を平日7:08と7:35、土休日6:01に発車する急行新宿行(6両編成)の前部に連結され、当駅からは10両編成で運行されていた。さらに、平日に小田原を8:23に発車する急行新宿行(6両編成、本厚木まで各駅に停車)は当駅で前部に空車4両を増結後、10両編成で運行されていた。当駅と海老名駅での列車の併合・切り離しは、原則として1番ホーム(下り線)と4番ホーム(上り線)を使用していた。

2012年3月17日からのダイヤでは、途中駅での一般列車の併合・切り離しは完全に廃止された。

平日に相模大野23:56発・土休日に本厚木24:15発の各停小田原行(6両編成)の終電は、後続の急行列車よりも当駅まで先着する。

2007年春頃、駅の改札やホームなどに発車標が新設された。この発車標では列車種別表示にフルカラーLEDが使用されている。

のりばは海側(南側)を1番ホームとして、下表の通りである。

新松田駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2 テンプレート:Color小田原線 下り 小田原箱根湯本方面
3・4 テンプレート:Color小田原線 上り 相模大野新宿千代田線方面

内側2線(2・3番ホーム)が主本線、外側2線(1・4番ホーム)が待避線である。

利用状況

2012年度の一日平均乗降人員は24,179人であった[1]。近年の乗降人員・乗車人員の推移は下表のとおり。

年度 一日平均
乗降人員
一日平均
乗車人員
1982年 27,829
1998年 13,353[2]
1999年 13,138[3]
2000年 13,020[3]
2001年 12,972[4]
2002年 12,797[4]
2003年 25,199 12,593[5]
2004年 24,951 12,646[5]
2005年 25,024 12,713[6]
2006年 25,202 12,798[6]
2007年 25,542 12,952[7]
2008年 25,622 12,969[7]
2009年 21,796 12,866[8]
2010年 12,845[8]
2011年 24,420 12,341[9]
2012年 24,179

駅周辺

テンプレート:Double image aside

以下は当駅からバス利用。

バス路線

駅前のバス乗り場は、北口の改札を出て正面の箱根登山バス乗り場と、改札を出て左側の富士急湘南バスの乗り場に分かれている。停留所名はともに新松田駅であるが、1987年頃の富士急行バスの時刻表では単に「新松田」と記されていた。乗り場番号はともに駅舎に近い方から順番に配番されている。かつては、渋沢駅秦野駅への湘南神奈交バスの路線も発着していた。

のりば 系統 主要経由地 行先 備考
1番乗り場 新道 関本大雄山駅 平日朝夕のみ旧道経由あり
平日1本のみ五反田も経由
平日1本のみ竹松も経由
新道・関本(大雄山駅 富士フイルム西門 1日2 - 7本
平日1本のみ旧道経由
地蔵堂 午前のみ
平日1本のみ内山も経由
2番乗り場 発着なし
ファイル:BKG-AS96JP Fujikyu-Shonan M8801 Kintaro-Go.jpg
発車を待つ夜行高速バス「金太郎号」
のりば 系統 主要経由地 行先 備考
1番乗り場 松62 向原(東山北駅)・山北駅谷峨駅丹沢湖中川温泉 西丹沢自然教室
松64 向原(東山北駅)・山北駅谷峨駅・丹沢湖 中川温泉 平日のみ
松66 向原(東山北駅 山北駅
松75 向原(東山北駅)・山北駅 大野山登山口 春・秋の土休日のみ
(2014年は3月15日から運行)
松102 向原(東山北駅)・南足柄市運動公園(南足柄球場) アサヒビール神奈川工場 休日と夏休みは大雄山線大雄山駅まで延長運転
2番乗り場 松01 金手・西大井 第一生命新大井事業所 平日のみ
松02 【急行】第一生命新大井事業所 平日のみ
松03 湘光中学校 土・休日のみ
松76 湘光中グランド・上大井駅 篠窪 平日のみ
松95 富士霊園 土・休日のみ[10]
小11 曽我支所入口・西大友 小田原駅
高速バス「ハイランドライナー」 富士急ハイランド河口湖駅 運転日注意
富士山須走口五合目 富士登山シーズン時
イエティライナー イエティ・ぐりんぱ 2013年3月24日まで運行
3番乗り場 松04 下曽我駅・千代南 ダイナシティ
松07 第一生命新大井事業所・ブルックスコーヒー 新松田駅 左回り・右回りともにあり
松08 ブルックスコーヒー・湘光中学校
松51 上茶屋・萱沼入口・田代向 寄(やどりき)
松52 神山・萱沼入口・田代向
松53 神山・湯の沢上・萱沼上・長寿橋
松54 上茶屋・湯の沢上・萱沼上・長寿橋
松72 篠窪 平日のみ
松74 いこいの村あしがら
松96 篠窪
小14 下曽我駅 小田原駅
上21 上大井駅入口 上大井駅 平日1本のみ
国01 上大井駅入口・下曽我駅 国府津駅
夜行高速バス「金太郎号 京都駅大阪駅(東梅田駅)OCAT あべの橋 近鉄バスとの共同運行

歴史

  • 1927年昭和2年)
  • 1944年(昭和19年)11月 - 太平洋戦争の戦況悪化に伴い、急行の運行が中止される。
  • 1945年(昭和20年)6月 - 従来、新宿 - 稲田登戸間のみの運行の各駅停車が全線で運行されることとなり、各駅停車の停車駅となる[12]
  • 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定され、停車駅となる。
  • 1949年(昭和24年)10月1日 - 急行が復活し、停車駅となる。
  • 1955年(昭和30年)
  • 1960年(昭和35年)3月25日 - 通勤準急が設定され、停車駅となる。
  • 1966年(昭和41年) - 特急ロマンスカーさがみ」号の運行開始に伴い、同列車の停車駅となる。
  • 1980年(昭和55年)3月5日 - 新駅舎が完成し、供用開始。この時まで使われていた初代駅舎は、向ヶ丘遊園に移設され、「鉄道資料館」の館舎となる。
  • 2002年平成14年)3月23日 - 急行等の分割・併合を開始。以降ダイヤ改正ごとに当駅で行う分割・併合の列車が増えていく。
  • 2004年(平成16年)12月11日 - 快速急行区間準急が設定され、停車駅となる。当駅以西は小田原駅を除いてホーム有効長が最大6両対応のため、8両編成で運行する区間準急・各駅停車は当駅以西には乗り入れない。
  • 2008年(平成20年)3月15日 - 急行等の分割・併合を一部の列車を除き廃止。準急の運転区間が当駅までとなる。
  • 2012年(平成24年)3月17日 - 区間準急の乗り入れがなくなる。

駅名の由来

駅所在地の地名「松田」から。御殿場線に松田駅があるため「新松田」と名付けられた。なお、「松田」という地名は、寒田神社の祭祀料をまかなう「祭り田(まつりだ)」があったことに由来している。

隣の駅

テンプレート:Color小田急電鉄
小田原線
向ヶ丘遊園駅にも停車するロマンスカーのみが停車(「特急 あさぎり号」はJR松田駅に停車)。
テンプレート:Color快速急行・テンプレート:Color急行
渋沢駅 (OH 40) - 新松田駅 (OH 41) - 小田原駅 (OH 47)
テンプレート:Color急行(一部列車)・テンプレート:Color各駅停車
渋沢駅 (OH 40) - 新松田駅 (OH 41) - 開成駅 (OH 42)
テンプレート:Color準急(登戸まで各駅に停車)(当駅より小田原方面の運行はない)
渋沢駅 (OH 40) - 新松田駅 (OH 41)

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:Sister

テンプレート:小田急小田原線
  1. 小田急電鉄「事業案内」
  2. 神奈川県県勢要覧(平成12年度)223ページ
  3. 3.0 3.1 神奈川県県勢要覧(平成13年度)225ページ
  4. 4.0 4.1 神奈川県県勢要覧(平成15年度)223ページ
  5. 5.0 5.1 神奈川県県勢要覧(平成17年度)225ページ
  6. 6.0 6.1 神奈川県県勢要覧(平成19年度)227ページ
  7. 7.0 7.1 神奈川県県勢要覧(平成21年度)241ページ
  8. 8.0 8.1 神奈川県県勢要覧(平成23年度)239ページ
  9. 神奈川県県勢要覧(平成24年度)235ページ
  10. テンプレート:PDFlink
  11. なお、各駅停車は開業当時、新宿 - 稲田登戸(現・向ヶ丘遊園)のみの運行であり、当駅までの運行はなかった。
  12. 同時に「直通」は廃止される。