ディノス
テンプレート:Infobox 株式会社ディノスは、フジサンケイグループ系列で通信販売を手がけていた企業。日本通信販売協会加盟。
主に自社発行による通販カタログ雑誌「ディノス」などを通じて通信販売業務を行っていた。また、日本におけるテレビショッピングの先駆けでもあり、フジテレビ地上波やBSフジにおいて各種のテレビショッピング番組を制作・放映した。また、各種催事や店舗による直販事業のほか、保険代理業や卸売業などにも展開した。
2010年4月1日、フジ・メディア・ホールディングスの完全子会社となった同業のセシールと株式移転により中間持株会社・フジ・ダイレクト・マーケティング(FDM)を設立、当社はその完全子会社となった[1]。
2013年7月1日、FDMとセシールを吸収合併し、商号を「株式会社ディノス・セシール」に変更した[2]。なお引き続き「ディノス」は「ディノス・セシール」の通販ブランドとして継続する。
目次
本社・事業所
- 本社
〒164-0012 東京都中野区本町2丁目46番2号 中野坂上セントラルビル
- 大阪オフィス
〒556-0017 大阪市浪速区湊町2丁目1番57号 難波サンケイビル12F
グループ会社
- ディネックス株式会社
- 各地区のディノス
- 静岡ディノス・京都ディノス・和歌山ディノス・岡山ディノス・広島ディノス・愛媛ディノス・西日本ディノス
- 西日本ディノスは福岡市に本社を置き、西日本新聞社とテレビ西日本のグループ会社だが、株式会社ディノスも資本参加して自社グループに加えている。これは、西日本リビング新聞社のケースと似ている。
- 静岡ディノス・京都ディノス・和歌山ディノス・岡山ディノス・広島ディノス・愛媛ディノス・西日本ディノス
店舗
沿革
- 1971年12月 - 株式会社ディノス(旧)創業。
- 1972年1月 - 日本初のテレビショッピングおよび催事事業として業務開始。フジテレビで「リビング11」「リビング4(→リビング2)」放送開始。
- 1972年11月 - 通販カタログ「フジサンケイリビングカタログ」第1号発行。
- 1973年6月 - 社名を株式会社フジサンケイリビングサービス(旧)に変更[3]
- 1976年6月 - 新宿にカタログショールーム「リビングプラザディノス新宿」をオープン。
- 1980年 - 自社配送体制へ
- 1987年5月 - フジテレビで日本初の深夜生放送によるテレビショッピング番組「出たMONO勝負」(司会・愛川欽也)を放送開始。
- 1991年3月 - フジサンケイグループの再編に伴い、株式会社フジサンケイリビングサービス(新)設立。事業を新会社に承継。
- 1996年12月 - 中野坂上の現本社に移転。
- 2003年5月 - CS放送チャンネル「フジテレビ.ディノス」開局(スカイパーフェクTV!2 (現・スカパー!)、委託放送事業者はサテライト・サービス)。その後スカイパーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス)にも進出(衛星役務利用放送事業者はフジテレビジョン)。
- 2004年12月 - 社名を株式会社ディノス(新)に変更。
- 2006年10月 - 「フジテレビ.ディノス」、「ディノスチャンネル」に名称変更。
- 2007年4月 - 株式会社フジテレビフラワーセンターを吸収合併。「フジテレビフラワーネット」として生花事業を引き継ぐ。
- 2007年10月 - ひな人形のセットを、50万円での販売実績が無いにも関わらず「50万円のものが35万円」と割安感を強調して販売したとして、公正取引委員会から警告を受ける。
- 2007年12月31日 - 「ディノスチャンネル」放送終了(e2 by スカパー!(当時)では2007年3月に放送終了)。
- 2010年4月1日 - セシールと株式移転により中間持株会社「株式会社フジ・ダイレクト・マーケティング」を設立、同社の完全子会社となる。
- 2011年4月11日 - 川崎フロンターレとの共同で「ディノス アズ☆ネロ」[4]を立ち上げる。
- 2013年7月1日 - ディノスを存続会社としてセシール並びにフジ・ダイレクト・マーケティングを消滅会社とする合併を行い、株式会社ディノス・セシールに商号変更。
刊行物
- ディノスリビング編:春夏号、秋冬号
- ディノス&dinos
- ハウススタイリング
- ガーデンスタイリング
- ココロにきくカタログ
- 家具収納大事典
- カーラ
- リカコスタイル
- RULE(ルール)
- ダーマコレクション
- ジェムスタジオ
- いいもの旬鮮くらぶ
- DANIEL HECHTER
テレビ番組
- フジテレビ平日午前テレビショッピング枠
- いいものプレミアム (月〜金、ノンストップ!内、11:08頃〜11:18頃)
- 「ノンストップ!」未放送地域では上記タイトルを単独番組として一部地域を除き録画放送している。
- 限定品コラボネーゼ
- 超V・I・P
- DJモノフェスタ
- ものすぽると!
- めざにゅ〜ショッピング にゅーモノ!(週1回、めざにゅ〜内、4:37〜)
- いいものα(月〜金、チャンネルα内、不定時(主に14時台後半に放送される事が多い)で2分間放送)
- 過去に放送していた番組
- D-1ショッピング選手権
- セリーのなないろビューティー(ひるこた!内)
- ミッドナイトショッピング(月〜水深夜 テレビ西日本、テレビ静岡、テレビ新広島、テレビ愛媛。テレビ長崎は月24:45〜25:00)
- テレ西制作のため西日本ディノス統括。ただし注文業務等は本体で一括して行った。2009年12月で終了。
ディノスチャンネル
テンプレート:日本の衛星放送チャンネル ディノスチャンネルは、フジテレビとディノスの共同で運営し、24時間無料放送されていたCS放送のショッピングチャンネル。
2003年3月18日「フジテレビ.ディノス」(ふじてれびどっとでぃのす)として、スカイパーフェクTV!2(スカイパーフェクTV!110、e2 by スカパー!を経て現:スカパー!)で放送を開始した(委託放送事業者はフジテレビ関連会社のサテライト・サービス)。その後、スカイパーフェクTV!(現:スカパー!プレミアムサービス)(電気通信役務利用放送事業者はフジテレビ)、ケーブルテレビでも放送開始したほか、ブロードバンドでの配信も開始した。このチャンネルは先発のフジテレビ721(現・フジテレビTWO)・フジテレビ739(現・フジテレビONE)とは異なり東経110度CS先行開局であり、「いいものふぁんくらぶ」「直行便TV」「Dの法則」といったディノスが制作した30分のショッピング番組を中心にを放送していた。その後、スカパー!での開局まもなく独自路線に変更し、フジテレビグッズ情報満載の「笑売繁盛!フジテレビ本舗」やスポーツ関連グッズを扱う「ものすぽα」等を放送していた。
2006年10月1日より、チャンネル名を「ディノスチャンネル」に名称変更するも、2007年3月31日にe2 by スカパー!での放送を終了し、同年12月31日にはスカイパーフェクTV!、ケーブルテレビでの放送およびブロードバンド配信といった全ての放送サービスを終了した。
放送していたチャンネル
- スカイパーフェクTV!(現・スカパー!プレミアムサービス(標準画質)) Ch.244
- e2 by スカパー!(現・スカパー!) Ch.183
- 一部のケーブルテレビ局(JCN、ケーブルウエストなど)
- ブロードバンド配信(BBTV、4th MEDIA、オンデマンドTV、ひかりONE、LEONET)
放送していた番組
- ディノスセレクション
- 1分ディノス
- 笑売繁盛!フジテレビ本舗
- COUNTDOWN dinos
- なっとく!Mr.Soldout
- ものすぽα
- おいしい台所
- ビバ!プリプリッ
- 旅する通販
- kids2TV
- うちのそと
関連項目
- フジ・メディア・ホールディングス
- フジテレビジョン
- フジテレビワンツーネクスト
- 石田達郎(ディノス(旧)創設者)
脚注
外部リンク
- 通販のディノス テンプレート:Ja icon
- ディノスチャンネル テンプレート:Ja icon - 放送終了のお知らせ
- ↑ 株式会社フジ・ダイレクト・マーケティング設立のお知らせ テンプレート:Ja icon - 株式会社フジ・メディア・ホールディングス・2010年3月10日プレスリリース
- ↑ 連結子会社の合併及び商号変更に関する方針決定のお知らせ テンプレート:Ja icon - 株式会社フジ・メディア・ホールディングス・2013年2月28日プレスリリース
- ↑ 同社が販売・斡旋する商品の品質保証マークと同名であるため「テレビショッピングへの批難を避けるための偽装」と指摘されかねない等の理由で商号変更。
出典: 境政郎 『テレビショッピング事始め』 扶桑社、東京、2008年、第1部 フジサンケイグループの形成とリビング作戦 「法が想定していなかったテレショップ」。ISBN 978-4-594-05565-3。 - ↑ 「ディノス アズ☆ネロ」での売上金の一部は本拠地スタジアムである等々力陸上競技場の改修工事費に使用される。