湯山邦彦
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湯山 邦彦(ゆやま くにひこ、テンプレート:生年月日と年齢- 、AB型/天秤座)は、日本のアニメーション演出家及びアニメーション監督。東京都練馬区出身。東京都立武蔵丘高等学校卒。
かつては藤原鉄太郎やゆやまくにひこ [1] [2]というペンネームを使っていたこともあった。
目次
来歴、人物
大学受験失敗後、アルバイトの一つとして、近所のアニメ制作スタジオで動画描きを担当した事が、アニメ業界入りのきっかけである。
その後、アニメーターとして活躍する傍ら絵コンテも任されるようになり、1978年より演出家に転向。同年の『銀河鉄道999』の第3話「タイタンの眠れる戦士」が、演出家としてのデビュー作である。キャリアの初期は、葦プロダクション(現・プロダクション リード)で経験を重ね、1982年より総監督を務めた『魔法のプリンセス ミンキーモモ』で一躍有名に。その他の著名な監督作品に『ポケットモンスターシリーズ』(総監督)、『愛天使伝説ウェディングピーチ』など。
総監督を務める『ポケットモンスターシリーズ』でサトシのフシギダネのファンであることを公言している[3]。
代表作
葦プロダクション作品
- くじらのホセフィーナ(監督・コンテ・演出(制作:葦プロダクション、国際映画社))
- ずっこけナイトドンデラマンチャ(監督・コンテ・演出(制作:葦プロダクション、国際映画社))
- 宇宙戦士バルディオス (コンテ・演出(制作:葦プロダクション、国際映画社))
- 恐竜冒険記ジュラトリッパー (監督)
- 戦国魔神ゴーショーグン (演出)
- たいむとらぶるトンデケマン! (監督)
- 魔法のプリンセス ミンキーモモ <第1作・第2作> (総監督)
- マシンロボ クロノスの大逆襲(コンテ)
スタジオぎゃろっぷ作品
- アニメ三銃士 (監督)
- キテレツ大百科 (テレビスペシャル、コンテ)
- TWD EXPRESS ROLLING TAKEOFF(OVA、監督)
- T・Pぼん (監督)
オー・エル・エム作品
- ポケットモンスターシリーズ
- ポケットモンスター(総監督、#1・71・264絵コンテ)
- ポケットモンスター アドバンスジェネレーション(総監督、#1・45・155絵コンテ)
- ポケットモンスター ダイヤモンド&パール(総監督、#9・73絵コンテ)
- ポケットモンスター ベストウイッシュ(総監督、#1・20絵コンテ)
- ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2(総監督)
- ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2 エピソードN(総監督)
- ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2 デコロラアドベンチャー(総監督)
- ポケットモンスター XY(総監督)
- 劇場版ポケットモンスター各作品(監督、絵コンテ)〈短編は監督のみ〉
- 愛天使伝説ウェディングピーチ (監督)
パステル作品
カナメプロダクション作品
タツノコプロ作品
土田プロダクション作品
ぴえろ作品
- きまぐれオレンジ☆ロード (劇場版、監督)
- チックンタックン (コンテ・演出)
J.C.STAFF作品
- アップフェルラント物語 (監督)
- スレイヤーズ (劇場版、第2作目と第3作目の劇場版作品総監督)
その他アニメ
特撮
- ケータイ捜査官7(監督)
絵本
- ポケモンえほん 29 - ナゾノクサのかくれんぼ (文、絵:こみやトモカズ 1998.3 ISBN 409728729X)
出典
- ↑ 首藤剛志 「「シナリオえーだば創作術 第61回 ここまで言っていいのか『さすがの猿飛』」 WEBアニメスタイル 2006年8月9日。
- ↑ 首藤剛志 「シナリオえーだば創作術 第63回 『さすがの猿飛』ってなんだったのか」 WEBアニメスタイル 2006年8月23日。
- ↑ 「ポケモンストーリー」より。
参考文献
- 「アニメ大国の肖像 アニメ監督湯山邦彦さん」『中日新聞』2008年1月31日号