愛天使伝説ウェディングピーチ
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『愛天使伝説ウェディングピーチ』(あいてんしでんせつウェディングピーチ)は、富田祐弘が原作・原案を務めテンユウが企画しKSSによって制作されたメディアミックスプロジェクト作品。テレビアニメ版はテレビ東京系列にて放映。全51話。原作として扱われる漫画版は『ちゃお』(小学館)にて連載。テレビアニメ版終了後には、OVAの『ウェディングピーチDX(ウェディングピーチ デラックス)』が全4話で発売された。
目次
概要
原作漫画版
アニメ放映に先駆け、漫画版が小学館の少女漫画雑誌『ちゃお』ならびに同社の刊行する各学年誌・幼年誌に連載された。連載期間は各雑誌によって異なるが、もっとも代表的な『ちゃお』版の期間は1994年3月号からアニメ放映終了年の1996年4月号まで。原作は富田祐弘。執筆作画は谷沢直。ちなみに漫画連載版のタイトルには『愛天使伝説』の文字は無く、その代わりとして『愛の超天使伝説』のサブタイトルがつけられている。コミックスにおいてはこれらのサブタイトルは全て削除され『ウェディングピーチ』のみのタイトルで書籍化された。ちゃお連載分については、小学館・ちゃおフラワーコミックスから単行本全6巻が発刊されている。
アニメ企画から漫画版が作られてはいるが、通常においてはウェディングピーチはちゃお漫画版を原作とする(いわゆる原著作権を付与された漫画化作品 である。これについては『漫画化』のページも参照のこと)。また、原作者の富田・谷沢の両名は、アニメ版ピーチにおいてもそれぞれメイン脚本家(富田)、ゲストキャラクターデザイン(谷沢)としてスタッフ参加している。
学年誌漫画版
小学館の幼年誌・学年誌では、1994年度と1995年度に『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』で漫画連載された。作画は『三年生』版がちゃお版と同じく谷沢直、『幼稚園』と『一年生』は此路あゆみ、『二年生』は藤井みどり、『四年生』はたちばな真未。単行本は、94年度版『四年生』掲載のものがてんとう虫コミックススペシャルより『愛天使伝説ウェディングピーチ愛天使誕生編』のタイトルで出ている。
また、原作漫画作画者である谷沢と四年生版作画者であるたちばなの両名はアニメ版放映と前後し、二人で組んで同人サークル『まんどりる』を結成。アニメ版ピーチのギャグ中心同人誌『爆裂桃嫁』を数冊、執筆・発行・頒布した。
あらすじ
聖花園学園中等部に通う花咲ももこは新聞部に在籍する夢見る中学生。同じく新聞部に在籍する谷間ゆりと珠野ひなぎくの2人と共に部活動の一環としてサッカー部の試合を見に行き、憧れの柳葉和也先輩の取材を行おうとしたが、同学年の補欠キーパー・風摩ようすけに対個人取材の拒否というダメ出しをされ、仕方なく試合会場を後にした。
その帰り道、三人はプリュイと名乗る怪しい男に襲われる。プリュイは使い魔のじゃ魔ピーを気絶したひなぎくとゆりに取り憑かせ、ももこを襲わせる。プリュイの狙いはももこがいつも指にしている、母の形見の指輪だった。ももこは窮地に陥ったが、天空より現れた天使リモーネによって助けられる。リモーネから聖手鏡(セント・ミロワール)なるミラーコンパクトを渡されて開くとそこには天使たちの長たる女神・アフロディーテの姿が現れ、ももこは「愛天使 ウェディング・ピーチ」に変身し、友を救うようにと促され、導きに従い愛天使に変身して敵を撃退した。ももこの指輪は天使界を支える聖なるアイテムであるセント・サムシングフォーの1つだった。悪魔たちの狙いはセント・サムシングフォーの破壊であり、これが成されれば、あらゆる世界から愛が失われ、全てが憎しみと破壊の闇に閉ざされるという。
後に仲間となる愛天使たちも見つけ出し、ももこたちは世界の愛とそれを支えるセント・サムシングフォーを守り、探し出すために悪魔を浄化する戦いに身を投じていくことになる。
登場人物
メインキャラクター
- 花咲 ももこ(はなさき ももこ) / ウェディングピーチ
- 声 - 氷上恭子
- 本作の主人公。1983年3月3日生まれ。身長154センチ・メートル。体重40キロ・グラム。スリーサイズはB75、W57、H78センチ・メートル。血液型はO型。好きな色は桃色。好きな食べ物はアイスクリーム。趣味は写真撮影。苦手な教科は地理。
- 聖花園学園中等部に通う1年生で、自称「恋する乙女」。新聞部に所属。明るく社交的で、おっちょこちょいな所もある単純明快な性格。やや天然。持ち前の心優しさは長所でもあり短所で、災いと化すことも。ヘマをやらかした際に言う「ほてきゅーん・・・」が口癖。結構手先は器用。容姿はピンクのロングヘアで、頭の左右に黄色いリボンをしている。
- 父親はカメラマンで、父の助手をすることもある。自分が幼い頃、急にいなくなった母親が残していった指輪を大切にしているが、それが物語の始まりとなる。
- 風摩ようすけとは、最初はようすけが彼女への想いを紛らわすために『ももピー』、『ももフグ』と呼んで、その度彼女の方もムキになって対立ばかりしていたが、後にようすけの想いを悟り、次第に相思相愛の関係になり、お互いの愛を強めていった。ようすけの正体が悪魔ヴィエントであることを知ってからは悲しみと辛さに溺れたが、最終的に彼女の優しさがようすけとの確執を終わらせ、共にレインデビラ打倒に成功を果たし、改めて愛の絆を強めた。
- 原作のラスト(10年後)ではようすけと結婚する。
- 谷間 ゆり(たにま ゆり) / エンジェルリリィ / ウェディングリリィ
- 声 - 野上ゆかな
- 1982年7月7日生まれ。身長162センチ・メートル。体重44キロ・グラム。スリーサイズはB80、W57、H80センチ・メートル。血液型はA型。好きな色は空色。好きな食べ物はプディング。趣味はピアノを弾く。得意教科は英語、音楽。苦手な教科は生物(かつて魚の解剖をしたトラウマから)。
- ももこの同級生で幼馴染み。新聞部に所属。祖父がフランス人のクオーター。お淑やかな性格をしたお嬢様タイプであるが、愛天使の中では一番気性の激しい少女で、怒ると非常に恐い。容姿は茶髪の内分けにしたロングヘアで、頭頂部に2本のアホ毛が付いている。
- 家はブライダルサロンに特化したブティックを経営しており、大金持ちの一人娘で、家族仲も良好。学校内では抜き出て成績優秀であり、また料理上手で、ももこたちからの評価も高く、自身はフランス料理が得意。穏やかな口調とは裏腹にたまにナルシストな一面も見せる。バレエを習っておりレオタードを着用することが好き。家では学校のブルマを穿いてバレエや体操の練習をすることもある。
- 純天使リリィの生まれ変わり。柳葉和也とは、かつての天使と悪魔の戦いにおいてリモーネと純天使リリィの出会いから恋が芽生え、後にリモーネが窮地から救った転生者である彼女と恋愛関係へと発展した。柳葉がリモーネとしての記憶を失った時、一時はショックを受けたが、彼女の懸命な想いがリモーネとしての記憶を甦らせ、お互い愛の絆を強めた。
- 原作のラスト(10年後)では柳葉と結婚する。
- 珠野 ひなぎく(たまの ひなぎく) / エンジェルデイジー / ウェディングデイジー
- 声 - 宮村優子
- 1982年5月5日生まれ。身長157センチ・メートル。体重45キロ・グラム。スリーサイズはB78、W55、H80センチ・メートル。血液型はB型。好きな色は緑色。好きな食べ物は寿司、しゃぶしゃぶ。趣味は柔道、空手など日本武道中心の試合観戦。得意な教科は体育。苦手な教科は数学。
- ももこの同級生で幼馴染み。新聞部に所属。父曰く「お転婆娘」。男勝りで勝気且つ大雑把な性格。一人称は俺。短気で暴力的(一番の被害者はじゃ魔ピー)だが、仲間思いの優しい少女。メンバーの中では性知識が豊富な方。容姿は黄緑色のセミロングで、頭頂部にニワトリの鶏冠に似た形状のクセ毛を持つ。
- 家は花屋『フラワー珠野』を営んでおり、家族は江戸っ子気質の両親と弟が一人。
- 純天使デイジーの生まれ変わり。雨野たくろうとは、ももこはようすけ、ゆりは天使リモーネと親しかったことから自分は柳葉先輩を狙って親しくなろうと目論んでいたが、リモーネの正体が柳葉先輩であることが判明してからはあきらめる。たくろうのことは、自分では「ただの幼馴染」と言って意地を張っているが、そんなたくろうのことを人一倍思いやっており、自身が守ってあげたいと思う友達以上の関係である。
- 原作のラスト(10年後)ではたくろうと結婚する。
- スカーレット 小原(スカーレット おはら) / エンジェルサルビア / ウェディングサルビア
- 声 - 今井由香
- 原作とアニメ版とでは設定が色々と異なっている。
- 1982年11月3日生まれ(アニメ版では1981年生まれ)。身長162センチ・メートル。体重42キロ・グラム。スリーサイズはB83、W57、H85センチ・メートル。血液型はAB型。好きな色はすみれ色。好きな食べ物はピザ、ラザニア。得意な教科は数学、英語。苦手な教科は国語、古典(帰国子女ということから)。
- 突如、ももこたちの前に現れた少女。その正体は4人目の愛天使エンジェルサルビア。気性の激しい性格で、悪魔族に対して一切手加減や容赦はせず、あくまで自身の正義を貫き通す。それゆえに、悪を倒さず浄化することがモットーのももこたちとは一時、屈折した関係でいた。後にももこの説得、ゆりとひなぎくの非難を浴びたことから多少は改善されていく。かつての過去から無邪気なももこたちに比べて言動が大人びており、最後までクールなキャラクターであったが、ツンデレな一面も。容姿はウェーブのかかったセミロングの赤髪。
- 原作版の設定
- ももこたちと同じく聖花園学園中等部の生徒で転校生。ももこたちとは同い年。両親は海外で仕事をしているため、家政婦のばあやと共に家で暮らしている。
- 天使界における守護天使、純天使サルビアの転生者で、他の転生者であるひなぎくやゆりと違い、母から受け継いだ『ティアラ』に宿っていた聖サムシング・ニューのエネルギーに頭脳や魂が刺激され、幼い頃から天使界の記憶を持っていた。その為、人間としての感情が悪に対して激しい怒りを燃やすようになる。それ故、アニメ版程では無いが、ももこ・ゆり・ひなぎく達と相容れない部分があったが、ももこたちとの感情のぶつかり合いを伴う議論や、ヴィエントおよびウラガーノとの戦いを重ねていく中で自らの頑なな考えに疑問を抱くようになり、最終決戦で風魔家の家族愛を体現して見せたももこの愛の力の顕現を見た事で、自らわだかまりを解いた。
- のちに自信を追って日本にやってきたディーン・バトラーのことを彼自身の明るいノリから、軽々しい男だと見兼ねて煙たがっていたが、見下されたことを不服に思ったディーンからの非難で罪悪感を抱き始め、帰国しようとするディーンに惚れ直す。聖サムシング・フォーの導きで彼の元へ訪れ自身の想いを告白、相思相愛につながる。
- 原作のラスト(10年後)ではディーンと結婚する。
- アニメ版の設定
- かつて死んだ仲間の仇を討つためにサルビア湖より参戦しに訪れた、転生を介さずに人間界に降りてきた純粋な天使。人間界では聖花園学園の生徒ではなく、聖ミハエル学園中等部の生徒。ももこたちより1つ年上。
- 元は慈悲の心を持っていたが、それが原因で悪魔族との戦いの最中に親友を失ってしまったことが、その怒りの源。己の力の回復のためにサルビア湖にて眠りにつき、発現した聖サムシング・ニューの導きにより目覚める。
- 原作では前述の通り恋人が出来たが、アニメでは愛天使の中で唯一恋愛に無縁である。
- じゃ魔ピー
- 声 - 松本美和
- 悪魔族の使い魔「おじゃ魔族」の妖精であり、少女漫画に付き物のマスコットキャラクター。
- 聖サムシング・フォーを狙い始めた当初は悪魔族の言いなりにあらゆる愛を持つ人間にとりつき、悪事を働いていたが、後にピーチのブライダルフラッシュの光に包まれ改心。以後は愛天使たちのサポートをするようになる。愛天使たちのサポート後は悪魔族の追跡感知として妖精から悪魔の姿に変わることができる(眼つきや尾の先端が変わる)。また人を気絶させる位の多少の電撃が使えるらしい。
- 体が小さくて柔らかく、バレーボールのような容姿である。そのため、度々ひなぎくの八つ当たりを受けたり、子供からぬいぐるみに間違われ、体が千切れるほど引っ張られるなど、作中では度重なり戦いで苦しむももこたちとは対照的に、普段から憂き目に遭っている。ダメージが大きいと目が回ってしまい、一時的に気絶する[1]。頭の回転はいまいち鈍いが、悪魔族には精通している。好き嫌いは無く何でも食べられ、特にゆりの手料理が好物である。タヌキと呼ばれると、かなりプライドを傷付けられるらしく、本編でそう呼んだ風摩ようすけに対して、容赦なく鉄拳制裁したことがある。
- 愛天使たちへの呼び方は「〜様」ではなく「〜ちゃま」と呼ぶ[2]。戦闘時以外の会話では、語尾に「〜でちゅピ」と付けることが多い。
- ももこたちが愛天使としての任務をサボると、厳しく叱ったりする「お目付け役」的な一面もある。
- アニメオリジナルキャラクターのじゃ魔ッチョとじゃ魔ポンとは幼馴染。
愛天使を巡る運命の少年たち
以下の少年たちは遠い将来において愛天使たちと結ばれる運命を持つ。
- 風摩 ようすけ(ふうま ようすけ) / ヴィエント
- 声 - 上田祐司 / 少年期 - 池澤春菜
- 1982年10月31日生まれ。血液型はO型。趣味はサッカー、サッカーの試合観戦。得意教科は数学。
- 聖花園学園中等部に通うももこの同級生。サッカー部に所属。サッカー部でのポジションはゴールキーパーの補欠だが、その実力は優秀で、プロ選手の梶のシュートを顔面で受け止めるという犠牲の覚悟で防ぐほど。後にレギュラー選手となる。普段は真面目ながらも茶目っ気のある性格だが、指輪を奪われ戦意が喪失していたももこを救うためにアクエルダに対し自ら立ち向かうなど、正義感の強い健気な心の持ち主。
- 自らの危機に際して異様な力を発揮することがあり、愛天使や悪魔族を当惑させる。ももこの弱点を突く手段としてプリュイにさらわれた際、ピーチの正体がももこであることを知ったが、プリュイとの戦いを終えた後にアフロディーテによって愛天使や悪魔に関する記憶は消される。終盤でその正体は悪魔族の中でも最強といわれる風魔族(アニメ版ではラファール族)の血を引く『戦士ヴィエント』であることが明らかになり、ももこを苦しませ、愛天使たちを苦境へと追い込む事となった。属性・理由を問わぬ怒りや憎悪のウェーブを高めることによって悪魔化する。
- ももことの関係は、サッカーの試合の取材に来たももこのことを度々『ももピー』、『ももフグ』と呼んでからかってももことは対立ばかり繰り返していたが、そんな彼女のことが気になっており、終盤においてももこの方も彼の想いを悟り、相思相愛へとつながっていった。
- 原作のラスト(10年後)ではももこと結婚する。
- 原作版の設定
- 母親と同居しているというのがデフォルト設定となっており、母親が仕事が休みの日には、よく買い物に連れまわされている。また母子家庭であるがゆえに自身と母を置き去りにした父親に対しては(父を全面的に信じている母親の手前、何も言わないものの)屈折した猜疑心が付きまとっていた。が、ようすけの母親の父親に対する愛情は確かなものであり、これが「ようすけと母親」「母親と父親(ウラガーノ)」による「風摩家の家族愛」がピーチの信じる「ようすけへの愛」の根底を支えると言うシチュエーションを生じさせ、物語とテーマに深みを増す重要なファクターともなった。
- 悪魔界に戻っていた父ウラガーノが、ももこたちを襲撃する姿を目の当たりにした上、傍目から見れば「家族を捨てた」ようにしか見えないウラガーノのこれまでの行動に対する感情の鬱屈から、自らの憎悪のウェーブを燃え上がらせた(ウラガーノの挑発に乗ってしまった)結果として、ももこの目の前で悪魔族として覚醒。覚醒直後に悪魔界に連れて行かれて父と自身の出自を教えられると同時に、覚醒した自身の姿に怯えたももこの姿を突きつけられて絶望。地上人としてのプライドを捨てて父ウラガーノの言いなりとなり愛天使の抹殺を受諾する。
- 後にヴィエントよりも先回りして愛天使たちを倒そうとするポタモスの前に出現し、ウェディングピーチを殺すのは、ほかならぬ自分自身であると、ポタモスとももこに対して宣言。これをもって悪魔界に忠誠を誓いレインデビラへの謁見を父ウラガーノに再三において要求をするようになる。このことによってももこは一時的ではあるが自律を失い人事不省に陥った。
- ところが、後にレインデビラに忠誠を誓った一連の行動は「他の悪魔族を牽制して、愛天使と戦う存在を自分自身のみに限定させる事」と「レインデビラと一対一の場であいまみえて戦い全てを終わらせる事」と「自分を愛してしまったももこの立場を、天使たちの中で危険なものにしない事」という目的のために敷いた自らを犠牲(悪者)にしてでも、ももこを守るためのブラフであった事が明らかとなった。
- しかし、ももこはそれらのブラフを見抜けぬまでも、ようすけを一途に信じ切った事で、全てを看破し、ようすけのものならば憎悪すらも受け入れると言ってのけたために、ようすけ自身もそれを受け入れ、共に最終決戦へと望む事となる。
- アニメ版の設定
- アニメ版では母親が海外に留学しており、一人暮らし。幼い頃に船員であった父親から「お守り」として鈴を託されている。その父親は海難事故で亡くなっており、一家の生活は、その父の遺産によるものが大きい。ただし、その父親の死に関しては(事故という理由もあって)謎がつきまとっている。
- 後に、その正体を察知したレインデビラによって放たれた悪魔・カチューシャから、憎悪のウェーブを強制注入されて、ヴィエントへとムリヤリ覚醒させられて愛天使達と聖サムシングフォーを狙おうとする。強制的な変身であったため、これを解いた後は関連の記憶を一時的に失っていた。ヴィエントに変身後は、剣を武器に自身が持つウェーブでブルー色の光線を放つ。
- 後にセレーソの力とピーチのラブリーオペラシオンタンピートによりヴィエントの意識からようすけの意識が覚醒しヴィエントの体から悪のウェーブが飛び散る。この事によって自身の正体を知ることになり、絶望。孤立してももこから避けていたが、変わらぬももこの優しさに心を打たれ良心に従って最終的に協力を約束する。しかし父から託された鈴のお守りによって、現世に遺された父の残留思念と邂逅を果たし、父より告げられた悪魔界の真実(本来は悪魔界も弱肉強食の向きが強いとはいえ力のヒエラルキーを順守した平和な世界であった事と、レインデビラがそのバランスを崩して悪魔界をムリヤリ支配している事)を知らされ、改めてレインデビラを倒す事を決意。最終決戦にてももことの愛を強め、レインデビラ打倒に成功する。レインデビラとの戦いを終えた後、アフロディーテからヴィエントとしての記憶を消され、再び地上人として生きるようになる。
- 柳葉 和也(やなぎば かずや) / リモーネ
- 声 - 三木眞一郎
- 聖花園学園中等部サッカー部部長を務めるエースストライカーの美少年。中学3年生。礼儀正しく誰に対しても口調は丁寧で、その凛々しさと冷静さから女子生徒から大変人気があるが、そのことについては意外と奥手で、内心悩んでいる模様。ももこたちには「君」付けで呼んでいる。ももこ達新聞部も彼に憧れており、彼をターゲットに女としての争いをすることもしばしば。
- その正体は愛天使たちと聖サムシング・フォーを探索するために降臨してきた天使リモーネであり、愛天使たちが窮地に陥れば、助けに向かう大事な存在。初期はももこやひなぎくたちのピンチを救うために度々登場して愛天使たちと共に戦っていたが、中盤からは天使としての任務で女神アフロディーテの下で活動することが多くなった。悪魔ペトラーに苦戦していた愛天使たちを助けに来た際、ペトラーが出した消滅の渦に巻き込まれ、アフロディーテに間一髪救われる。不運にも天使リモーネとしての記憶を失ってしまい、一時はゆりにショックを与えてしまったが、後に彼女の想いが彼の天使としての記憶を甦らせ、復活。レインデビラとの決戦で苦境に立っていた愛天使たちのもとへ間一髪救いに現れ、悪魔族の打倒に貢献した。
- ゆりとは、天使リリィの前世における運命の恋人であったため、現代のエンジェルリリィ/谷間ゆりをその転生体と知ってからは恋へと発展する。お互い、親しくなったのは遅いが、その関係は充実しており、彼自身もゆりのことを「真の恋人」だと認識している。
- 原作のラスト(10年後)ではゆりと結婚する。
- 雨野 たくろう(あまの たくろう)
- 声 - 山口勝平
- 聖花園学園中等部に通う天才少年で、ひなぎくの幼馴染。
- 頭脳明晰で聖花園学園一、成績は優秀だが、上から目線で自身よりレベルの低い者に対して見下してしまう癖がある(本人に悪気がないため余計性質が悪く見られることも)。反面、極度の運動音痴で鉄棒の逆上がりは足を上げるだけで精一杯になる。優柔不断で気の弱い臆病者だが、ここ一番という時に周囲を驚かせるほどの勇気を見せる。
- ひなぎくとは、原作ではそのまま名前で呼び、幼い頃は「ひなちゃん」と呼んでいた。アニメではひなぎくのことは「ひなこ」と呼ぶ。後にひなぎくに対して、その想いをきちんと告白しており、一方でひなぎくも最終決戦直前に告白を受け入れる返事を行っている。アニメでは恋愛に関しては鈍感に描かれ、ひなぎくとは「友達以上恋人未満」の関係で留まっていた。
- 原作のラスト(10年後)ではひなぎくと結婚する。
- ももことは、最初は成績の悪さに落ち込むももこを見下していたが、彼女の優しさに気づき、ようすけと親しい彼女に屈折した想いを寄せていた。しかしその後、イグニスの死から素直になり、ももこに対する想いをようすけに譲る。
- 前述の鉄棒の件で他者に笑われた屈辱、憎しみが原因で悪魔族・イグニスに体内を占領されてしまうが、性格上乗っ取ったはずのイグニスに呆れられ、ほとんど彼の尻拭いを努めていた。ハロウィンの日に愛天使たちを狙った際、イグニスから貰った自分の思う者に変身することが可能な石を使い、ウェディングピーチを装い、ポタモスの出現と子供達の目前であった愛天使たちのもとで時間稼ぎをするが、敢え無く敗退(その上、その回のピーチの決め台詞を奪った)。イグニスの死後は彼の遺した腕輪を携帯してひなぎくを主に愛天使たちを支える善き理解者となる。
- アニメの準備稿においてはプリュイの正体(もしくはその転生)として初期設定されていたが、企画が進むに連れてその設定は雲散霧消してしまった。
- ディーン・バトラー
- 原作の番外編『スカーレット・ラブ』に登場。
- バスケットが得意なアメリカの少年。スカーレットの幼馴染で元クラスメート。とても西海岸的な性格のため、ノリが軽く万事において調子がいい。自分の思いを全く隠そうとせずに突撃する、よく言えばオープン、悪く言えばド厚かましい性格。しかも生来のノリの軽さと調子の良さから、アピールも激烈にノリオンリーの軽いモノになってしまうため、その想いはスカーレットには届き難く、しかも「真剣ではない」と誤解されて彼女の神経を逆撫でしまくる結果となってしまう。
- スカーレットとの関係は、口が軽いこととは裏腹に、スカーレットへの想いは真剣そのもので、聖サムシング・ニューの影響によって天使の記憶に目覚めたスカーレットの変化に真っ先に気付いた人物でもあった。一方でそれに気付きながらも、事態の深刻さにも気付き、余計なことはせずにそっと見守ろうと考える「待つ強さ」や「度量の深さ」を持つ少年でもある。そして、スカーレットと再会した時に一目で彼女の「悩みが解決した」事実に気付いて喜んだ。その事がスカーレットの心を開かせるきっかけとなる。
- ラスト(10年後)ではスカーレットと結婚する。
- 苗字の由来はスカーレットと同様『風と共に去りぬ』からきている。実はスカーレットの原作漫画先行による設定違いのために使えなくなった設定とストーリーの代替として登場したキャラクター。そのため、原作のみのキャラクターであり、アニメでは登場しない。
聖花園学園
聖花園学園の講師・先生
- 校長
- 声 - 河合義雄
- 聖花園学園の校長。性格は温厚で、ドジな一面を持っている。
- ペトラーを雇うことを断固と拒否するが、悪魔・ハン魔ーの術にかかり操られてしまう。その後ピーチたちの活躍により救われる。
- 木原(きはら)先生
- 声 - 嶋村薫
- ももこの担任の先生。スパルタ教師としての威厳が強く、宿題を忘れたももこを廊下に立たせるなど古風なやり方を好む。ももこが悪魔族よりも恐れる存在。原作版では普通の美人女性だが、アニメ版でのデザインは眼鏡をかけた厳しい面のおばさんである。
- 武蔵野(むさしの)先生
- 声 - 嶋村薫
- 聖花園学園の保健の先生。
- いわもと ごうざぶろう
- 聖花園学園の生活指導担当の先生。
- #悪魔界の悪魔族の「ペトラー」を参照。
聖花園学園中等部
- しずか
- 声 - 西原久美子
- ももこの同級生。ようすけに想いを寄せているが、恥ずかしがり屋で、ラブレターをももこに渡させた。その後、ようすけから返ってきた返事が「ただいまサッカーが恋人 でもサンキューな!」と間接的に断られるも、その返事の手紙を大切にし、縮小コピーで財布に携帯して、想いを寄せ続けている。よく、ももこに宿題の問題を教えてあげたりしている。
- その後、付き合っているようすけとももこを見たときなどの心情は特に描かれていない。
- 河合 由希子(かわい ゆきこ)
- 声 - 伊藤美紀
- 聖花園学園陸上部のエース。走高跳の記録保持者で、周囲からの人望も厚い。家は米屋。プリュイの繰り出した悪魔・おまん魔によって食欲旺盛になったことで肥満になってしまい、恋人であり、よきパートナーである山本隆司(声 - 柏倉つとむ)を絶望させてしまったが、ピーチの活躍によって元のスポーツマンとしての体を取り戻した。
- マサミ
- ももこの同級生。ゆりの友達。茶道部。おてんば娘。原因不明の眠り病に罹り眠り続けていた。その事で母親(声 - さとうあい)は心配し医者に見てもらっていた。その後プリュイによるパジャ魔の仕業であることが発覚しピーチたちの活躍によって救われる。
- あきお
- ももこの同級生。ひなぎくの友達。マサミと同じく弟の誕生日パーティーを盛大にやった後に悪魔・パジャ魔の術に罹り眠り続けてしまうが、ピーチたちの活躍によって救われる。ひなぎくの会話の中で登場した。
- さち子
- ももこの同級生。悪魔・タン魔に自身の時間を盗まれ止まってしまうが、ピーチたちの活躍によって救われる。
- れい子
- 声 - 白鳥由里
- ももこたちの先輩。占いが趣味。山口に想いを寄せており、ももこの紹介でアクエルダが変装した占い師に見てもらうが、山口に別の女性と付き合っていると言われる。その事に腹を立てて占い師に立てついたためにアクエルダの繰り出した悪魔・ナン魔によって肉体を乗っ取られたが、ピーチたちの活躍によって救われる。後に想いを寄せていた山口と恋愛関係になる。
- 山口(やまぐち)
- 声 - 遠近孝一
- 聖花園学園サッカー部部員。ももこの協力で以前から想いを寄せていたれい子と恋愛関係になる。
- みどり
- ももこの同級生。ももこたち新聞部主催の肝試し大会「ゴースト・フェスタ」で、仲間達が次々と行方不明になったことで、仲間たちの行方を探すために駈けずり周り、後にももこたちやようすけと一緒に探すが自身も行方不明となり、その後にピーチたちによって救い出される。容姿は黒髪のセミロングヘアー。気が強い性格。
- みさ / のぶよ / けい子 / あき子 / あさ子
- 声 - 前川優子、池澤春菜、遠近孝一(男子生徒)
- ももこの同級生達。ももこたち新聞部主催の肝試し大会「ゴースト・フェスタ」で、ブリッツに襲われ行方不明になるが、ピーチたちの活躍によって救われる。
- ナツミ
- 声 - 岡本麻弥
- ももこの同級生。学園祭の実行委員長。
- 2人の実行委員(声 - 前川優子、声 - 池澤春菜)を連れている。
- 学園祭への情熱的な思いが、イグニスに狙われてしまい悪魔・ブラッキーに襲われるが、ピーチたちに救われる。
- 竹内 秋子(たけうち あきこ)
- 声 - 中川亜紀子
- ももこの同級生。美術部で絵が得意。譲とは幼馴染。元々大人しい勉強一筋の少女だったが、実は眼鏡に隠された美少女であり、ももこの協力でイメチェンを果たすが、試着としてウエディングドレスを着た事で、イグニスに愛天使としての疑惑を齎してしまう。後に観覧車の中に一緒に入た田島と共に悪魔・ウルフェンに襲われるが、ピーチ達の活躍によって救われる。その後に想いを寄せていた譲と恋愛関係になる。
- 田島 譲(たじま まこと)
- 声 - 遠近孝一
- 聖花園学園サッカー部部員。秋子とは幼馴染。ようすけの協力で以前から陰ながら想いを寄せていた秋子と恋愛関係になる。
- まなみ
- 声 - 岩男潤子
- ももこのクラスメイト。仲良し3人グループのリーダー的存在。
- ももこの提案で一緒に編み物することになる。眼鏡をかけている。
- けい子と共にフス魔の空間に迷い込むが、ももことゆりの活躍によって救われる。
- けい子 / 女生徒
- 声 - 荒木香恵、並木のり子
- ももこのクラスメイト。お喋り好き。仲良し3人グループの一人。
- 容姿は茶赤色の髪。セミロングヘアーにカチューシャの髪飾りをしている。
- けい子はまなみと共に、もう一人の女生徒はひなぎくと共にフス魔の空間に迷い込むが、ももことゆりの活躍によって救われる。
- なおもう一人の女生徒は仲良し3人グループの一人で、名は不明。容姿は茶髪に後ろ髪を二つに束ねている。同じくももこのクラスメイト。
愛天使達の家族
- 花咲 翔一郎(はなさき しょういちろう)
- 声 - 中田和宏
- ももこの父。職業はカメラマン。取材中、かつての戦いで記憶喪失となり、海辺で倒れていたセレーソを匿い、次第に愛し合うようになり入院先の病院に満開となって咲いていた桜木に見惚れ名前を忘れたセレーソに「さくら」と命名し、結婚。
- 娘のももこが生まれて彼女が物心付いた頃に天使界が危機に陥ったため、さくらの正体が愛天使であったことを知る。ももこにはその秘密を知られてはいけないと思ったため、長い間、他界したと誤魔化していた。
- ももことようすけが親しくなってから、最初はようすけを軽い人物ではないかと疑っていたが、後に陰ながら二人の関係を応援するようになる。
- セレーソの秘密を知っていたことから娘ももこが愛天使だと知ったり、妖精のじゃ魔ピーを目にしても大した動揺は見せなかった。
- 谷間 竜三(たにま りゅうぞう)
- 声 - 田原アルノ
- ゆりの父。ブライダルサロン中心のブティックを経営している社長。娘に優しく温厚な人物。
- 谷間 エレナ(たにま エレナ)
- 声 - 佐々木優子
- ゆりの母。家のブティックでは花嫁衣裳のデザイナーとして働いている。基本的に優しいが、ファッションショーが近づくとストレスが溜まるようで、苛立って娘のゆりに当たってしまうことも。
- 珠野 雅弘(たまの まさひろ)
- 声 - 若本規夫
- ひなぎくの父。花屋『フラワー珠野』を営んでいる。直情的な江戸っ子タイプで照れ屋。短気で妻・明美と衝突することもあるが、実際の夫婦仲は良好。彼の性格上、ひなぎくは彼に似たことがうかがえる。
- 珠野 明美(たまの あけみ)
- 声 - 滝沢久美子
- ひなぎくの母。夫・雅弘を手伝い、花屋で働いている。度々ひなぎくに女らしくするように注意している。結婚記念日の日に夫が忘れているのだと勘違いし、家出しようとしたが、実は雅弘の方が渡すつもりであった指輪をどこに置いたか忘れてしまったため、わざと知らない振りをしていただけであった。
- 珠野 明(たまの あきら)
- 声 - 大谷育江
- ひなぎくの弟。家族同様、江戸っ子的なしゃべり方をする。よく姉のひなぎくに八つ当たりでプロレス技を仕掛けられる。
その他の人物
- ようすけの母
- 原作のみ登場するようすけの母。アニメではパリに行ったきりとなっているため未登場。
- 普段は息子のようすけと買い物をしたり、ようすけを顎で使ったりと茶目っ気のある明るい母親だが、その裏では数年前に失踪した夫(ウラガーノ)の謎に悩まされていた。
- しかし夫に対する愛情と信頼だけは失うことが無く、それを支えに一人ようすけを育てる芯の強い女性でもある。一方で、ようすけに対しては散々に夫との思い出(という名のノロケ話)を語ることを、ほぼ日常としている。
- 年齢よりも若く見え、ももこは初対面の時、ようすけの「姉」と勘違いしている。また、その事から彼女自身も、ももこの事をかなり気に入っており、ようすけまで失踪した(実際はウラガーノに悪魔界に連れて行かれた)時には、ももこを家に上げて自らの夫と息子への愛情と信頼を語っている。ももこにとっては、その経験が自身の愛情を下支えする(ようすけを信じるための)励みともなった。その意味では、本人も知らぬうちとはいえ(原作における)ももこ(ピーチ)の愛天使としての覚醒に最も貢献した人物ともいえる。
- その後、レインデビラとの最終決戦を終えてようすけと共に帰還した夫との再会に涙を流して喜んだ。なお、物語を一貫して夫と息子の正体については知らない。
- 進藤 進(しんどう すすむ)
- 声 - 千葉一伸
- 1974年3月29日生まれ。牡羊座。身長185センチ・メートル。体重65キロ・グラム。血液型はAB型。好きな食べ物はうどん。苦手な食べ物は椎茸。長所はかっこいい。短所は我がまま、けち。
- 黄金時代を築いた元聖花園学園サッカー部キャプテン。ミミコの婚約者。
- ミミコ
- 声 - 天野由梨
- 進藤進の婚約者。結婚式当日にプリュイに狙われてしまい、プリュイの繰り出した悪魔・じゃ魔ピーによって肉体を乗っ取られたが、ピーチたちの活躍によって救われ結婚披露宴も無事に行われた。
- ミミコの母親
- 声 - 寺下由紀子
- 夫共々娘の花嫁姿を一番に喜んだ。
- 宮川 エリカ(みやがわ エリカ)
- 声 - 松下美由紀
- アイドルタレント。中畑伸吉(声 - 真殿光昭)の婚約者だが、その伸吉への愛情とサムシング・フォーを身に着けていたためにプリュイに狙われてしまい、プリュイの繰り出した悪魔・おひ魔によって肉体を乗っ取られたが、ピーチたちの活躍によって救われる。その後ピーチたちはサムシング・フォーも無事取り戻し、二人の結婚披露宴も無事に行われた。
- けんじ
- 谷間ゆりの幼馴染。幼い頃ゆりに玩具を取り上げられ、そのままゆりと喧嘩したまま引っ越ししていった。そのことでゆりはけんじに誤りたいと長年思っていた。
- 梶 真一(かじ しんいち)
- 声 - 石野竜三
- ようすけが憧れるプロサッカー選手。幼い頃に母親から貰ったペンダントを大切にしている。しかし、その母への愛情がアクエルダに狙われてしまい、肉体を乗っ取られたが、ピーチたちの活躍によって救われる。
- その後、ようすけのディフェンスからシュートを何度も軽々と入れたが、ももこの激励によって立ち上がったようすけの顔面ディフェンスに初めて塞がれたことから、その努力と実力を認めた。
- マリリン
- 声 - 佐久間レイ
- ラジオ番組「ミッドナイトマリリン」の恋愛相談コーナーの司会者。
- ももこが送ったハガキが、後にラジオ局に忍び込んだノイーズに読まれてしまう。その後ノイーズはハガキを手掛かりにようすけの元へ訪れる。
- さおり
- 声 - 小林優子
- ひなぎくが憧れる程の男勝りな女性。婚約者であり、ゆりの母がデザインするウェディングドレスの着付けに訪れていた。クラウドの陰謀により倒れるが、責任を感じたひなぎくの活躍によって意識を取り戻す。後にデイジーはその友情がきっかけとなって『聖サムシング・ボロー』を手に入れた。
- ひとみ
- 声 - 木藤聡子
- ゆりの幼馴染。幼い頃、親しい姉・里子(声 - 松下美由紀)と共にピアニストを目指すことを決意していたが、姉の病気による急死が原因でグレ始めた。その後、忘れられぬ姉への愛が結果として幻となって現れ、彼女の本当の気持ちを甦らせたことにより、再びピアニストを目指すことを決意した。
- 園子(そのこ)
- 声 - 今井由香
- 一目で気に入ったじゃ魔ピーを縫ぐるみと間違えて持って行ってしまうが、途中出くわしたサンドラにじゃ魔ピーを連れ去られてしまう。その後ピーチの活躍によりじゃ魔ピーを取り戻し、ももこたちとも仲良くなる。
- 図書館員のお姉さん(声 - 池澤春菜)とは大の仲良し。
- 園子の母
- 声 - 前川優子
- 娘と一緒に花園ヶ丘私立図書館とデパートのお買い物しに行く。
- 玲子(れいこ)
- 声 - 天野由梨
- 花園保育園の保母さん。ゆりの親友で、一緒にクラシックバレエに通っている。
- 柳葉とは雨の中傘を通じて知り合った。
- 優しい彼氏がいる。
- タロウ
- 花園保育園の園児(赤ちゃん)。
- 悪魔・ウキマに狙われ、透明の玉に閉じ込められ連れ去られるが、ピーチたちの活躍によって救われる。
天使界
- アフロディーテ
- 声 - 兵藤まこ
- 天使界の女神。セレーソの姉。ももこたちを愛天使に目覚めさせた天使界の最高的存在。
- 稀有だが、愛天使たちの苦境を助けるために地上に降臨してくれたり、消滅の渦に巻き込まれたリモーネを助けたりする。
- セレーソ
- 声 - 鈴鹿千春
- かつて悪魔軍との戦争で戦った四戦士の一人。
- 天使界の結界を支える守護天使。女神アフロディーテの妹で、いにしえの愛の女神の血統を受け継ぐ天使の一人でもあり、ももこの母。
- かつての戦いで記憶喪失になり、花咲翔一郎との出会いから翔一郎とお互い惹かれ合い、翔一郎から「花咲さくら」(はなさき - )と名づけられた後に結婚。娘・ももこが生まれて数年後、天使界(ひいては、それに連動する人間界の愛)を護るために記憶を取り戻し、愛する夫と幼いももこを残して、帰還することとなった。
- 天使界の結界が安定してきた本編の終盤で地上の花咲邸へ帰ってきて、ももこに愛天使の秘密を全て打ち明けた。その翌日、家族と共に海に訪れピクニックをして過ごした。帰還して間もない頃にようすけがヴィエントと化し、苦戦していたピーチたち愛天使を助けるために、回復していた愛の力を使い果たしてようすけを押さえたが、それが元で倒れてしまった。
- 愛天使たちが悪魔界との戦いを終えてからは無事自身も復活し、続編のOVA『DX』では「花咲さくら」名義で地上で生活するようになる。
- 純天使リリィ
- 声 - 野上ゆかな
- かつて悪魔軍との戦争で戦った四戦士の一人。
- セレーソの同士で、いにしえの愛の女神の血統を受け継ぐ天使の一人。
- かつての戦いで体を悪魔のフォース(猛毒)に浸され瀕死となっていたところを偶然出会ったリモーネに救われ恋の間柄へ発展する。この時リリィを救うため応急処置として毒を吸ったことで、リモーネは悪魔のフォースに犯されるがリリィの愛のウェーブを浴びたことで救われている。
- リモーネと別れた後、よりエスカレートしていった悪魔軍のウラガーノとの戦いで命を落とすが、その魂は谷間ゆりへと転生して甦る。その後リモーネは谷間ゆりに出会うまで彼女を探し続けた。
- 純天使デイジー
- 声 - 宮村優子
- かつて悪魔軍との戦争で戦った四戦士の一人。
- セレーソの同士で、いにしえの愛の女神の血統を受け継ぐ天使の一人。
- 戦いの中、戦力がエスカレートしていった悪魔軍のウラガーノとの戦いで命を落とすが、その魂は珠野ひなぎくへと転生して甦る。
- 転生者のひなぎく同様、男に無縁である模様。
- 純天使サルビア
- 声 - 今井由香
- かつて悪魔軍との戦争で戦った四戦士の一人。
- セレーソの同士で、いにしえの愛の女神の血統を受け継ぐ天使の一人。
- 原作では戦いの中、戦力がエスカレートしていった悪魔軍との戦いで命を落とすが、その魂はスカーレット小原へと転生して甦る。アニメでは悪魔軍のウラガーノとの戦いでセレーソに救われる。その後一人独自に生き抜いて行く事となる。
- 悪魔軍との戦いで最愛の親友フリージアを亡くす。
- 純天使フリージア
- 声 - 未公開
- かつてサルビアの親友だった人物。
- 純天使サルビアとは姉妹と同じ位仲が良かったが、ある日妹を魔族に殺害された怒りから瀕死の状態であった魔族を殺害しようとしたが、サルビアに止められた。その結果その魔族に殺害され命を落とす。それ以降サルビアは悪魔を見つけ次第殺す事にした。そしてサルビア自身友達も作らないことにした。
- フリジアに対して転生はしていない。容姿は黄色の髪にショートヘア。
- ピスティル / エタミン
- ピスティルはかつて天使の森に住んでいた清純な天使の乙女で、勇敢な天使の戦士エタミンに恋をした。二人は結婚を誓い合い、ピスティルはセント・サムシング・フォーを身に着けた。その後ピスティルとエタミンはこの幸せが長く続くようにと、四つの幸福の象徴であるセント・サムシング・フォーをローズベルク城に大切に保管した。それ以来セント・サムシング・フォーは天使界に愛のウェーブを送り続け、長い間天使達の愛を育んできた。
- ピスティルとエタミンの二人が出会う前の頃天使界に迷い込んだレインデビラは、悪魔であることを隠し天使の森をさ迷っていた。そこでエタミンと出会い人目惚れしエタミンに近づこうとするが、ピスティルがエタミンに近づき恋仲になったことで、自分からエタミンを奪ったとピスティルに逆恨みを抱いた。その後セント・サムシング・フォーの力によりレインデビラは悪魔界に吹き飛ばされ、それからレインデビラは天使界とセント・サムシング・フォーを憎むようになる。
悪魔界の悪魔族
各種族は悪魔ウェーブが力の源であり、殆どの種族は邪気による闇の妖気を自在に操り、攻撃技として使用している。なお闇の妖気に関する技は、ほとんど共通のため記載は特にしていない。
- プリュイ
- 声 - 矢尾一樹
- 最初に愛天使を狙い始めた悪魔族最初の幹部。風魔ガスト族の戦士で、邪気の風の使い手。
- 『聖サムシング・フォー』を狙う度にリモーネに足止めを喰らい、失敗する典型的な敵キャラクター。度重なる任務失敗により、最後の戦いでももこの大切な物(指輪)と身近な人物(ようすけ)を奪うも、最終的にはももこの愛に触れ改心。指輪とようすけを返し、レインデビラが処刑のために出した消滅の渦に自ら飛び込んでいく。最初にようすけの不思議な能力に疑問を抱いていた。
- 剣を使って戦うことが多い。技は、邪気の暴風を起こし拳先からも発射可能な「魔風(デイモン・ブリーズ)」、邪気からマジックミラーの決壊を作り出し、外側からは中の様子を見ることができない「ミラー結界」・人の心を惑わし判断力を奪う呪文・「アクメリオ(アニメ) / 魅了(チャーム・パーソン)(原作)」、対象者を魔空間に引きずり込んでしまう技・「逆静止空間(ネガティブ・レスト・スペース)」(アニメでは未登場)。
- 学年誌(小学三年生)版では氷室(ひむろ)と名乗り、転校生として聖花園学園に潜入。愛天使たちに接近して、その隙をうかがうようになる。
- アクエルダ
- 声 - 深見梨加
- 失敗続きのプリュイの後に一時期悪魔の指揮を任される2人目の女幹部で、後のプリュイの強力者となる。
- 水魔族の水の使い手『水魔アクエルダ』。無類のお金好きで、人間界でぼったくり占いやチケット売りをする悪魔。何度も失敗したせいでレインデビラに殺されるところをプリュイに助けられてから恋愛感情を抱くも、ピーチたちによって浄化され消滅させられた。唯一ももこの大切な指輪セント・サムシング・オールドを奪った人物。
- 悪魔をパワーアップさせたり、水を龍の形にして攻撃するのが得意。また水で作った水玉で相手を閉じ込めることもできる(じゃ魔ピー以外の者には破れない)。
- 悪魔の森の木(邪悪の木)
- 声 - 遠近孝一
- プリュイ直属の部下で、悪魔の森の主。悪魔族にとっても大きな力を与える者。
- 愛のウェーブを吸い尽くすことで、天使族から恐れられている。また耐久性に優れリリィやデイジーの技を跳ね除ける力を持っている。
- リリィとデイジーが力を合わせることで、ようやくツタを粉砕する事ができた。最期はリモーネの剣のパワーと愛天使たちによって消し飛び消滅させられた(プリュイとの剣の交じり合った反動による衝撃)。
- 無数のツタで敵を縛り上げて攻撃する。
- ノクチューン
- 声 - 安達忍
- アクエルダが消滅した後に登場する悪魔族の幻術使い。
- 仲間に裏切られたことで、心を閉ざし悪魔の森でひっそりと暮らしていた。プリュイとの最後の決戦に悪魔の森に訪れた愛天使たちに幻覚を見せ、友情を壊そうと図るがピーチによって打ち破られ、敗北。浄化され散る間際、愛天使たちの友情の絆を羨ましく思うようになった。
- 奏でる琴の音色で、暗闇を操り人に幻覚を見せる。
- サンドラ
- 声 - 子安武人
- プリュイに代わって悪魔を指揮する悪魔族3人目の幹部。火魔ピュール族の戦士。炎と雷の使い手。
- 愛天使を倒すために三人の女悪魔を自身のルックスで買収し彼女らを利用するが、チームワークに欠けた三人娘を次々と失う。最終的に自身で愛天使たちに挑むが、敗北。浄化され散る間際、愛に関心を持つようになった。
- 大鎌を武器に強力な炎やピンク色の雷を操り炎から石化する事もできる。技は、人々を炎と一体化して武器として操り、敵に向けて飛行させ突っ込ませる「炎の人地獄」、自らの命を炎に取り込ませる事で、炎と一体化して炎の魔人と化し炎の精霊を意のままに操る「炎を使う悪魔族究極秘技」。
- ドンナ
- 声 - 大谷育江
- サンドラに仕える側近。サポート的な存在。雷を操る悪魔。
- セント・サムシング・フォーの在処を探る為にひとみを電撃で締め上げるが、かけつけたピーチによって浄化される。なお愛天使達とは戦わずしてピーチの技に直撃をくらってしまう。
- 頭部の角からブルー色の雷を放つ。
- ノイーズ
- 声 - 本多知恵子
- サンドラの部下の三人娘の一人で、音を操る悪魔。
- 無邪気で子供っぽい反面、歪んだ性格で、自分が惚れたようすけにあっさりと避けられ激怒した。ようすけの大切な父親の形見である鈴を奪い取るが、後にセント・サムシング・フォーでない事が分かりその事に激怒し再びようすけの元へ現れるが、聖サムシング・オールドを手に入れたピーチによって圧倒的に押され、最後にはピーチによって浄化される。
- ブリッツ
- 声 - 横山智佐
- サンドラの部下の三人娘の一人で、火魔ピュール族の雷と稲光を操る悪魔。稲光で目を晦ますのが得意。
- 血気の多い短気で荒っぽい性格。聖サムシング・ブルーを手に入れたリリィによって圧倒的に押され、最後にはピーチによって浄化される。
- 強力なブルー色の雷を放つ。また敵を稲光の空間に閉じ込め、黄色の稲光光線を浴びせる事ができる。なお稲光光線には敵の目を晦ます事も可能。
- クラウド
- 声 - 根谷美智子
- サンドラの部下の三人娘の一人で、邪気の雲を操る悪魔。
- 無口で根暗な人物。特技の雲による攻撃で愛天使たちを追い詰めたが、聖サムシング・ボローを手に入れたデイジーによって圧倒的に押され、最後にはピーチによって浄化。
- イグニス
- 声 - 関智一
- 浄化したサンドラに代わって登場した悪魔族4人目の幹部。火魔ピュール族の戦士。炎の使い手。
- たくろうと契約し、体内に潜み(寝る時も利用している)愛天使を倒すことを目論む。しかし、自分の部下が次々と愛天使に浄化され、最後に自身が挑むも敗北。
- たくろうの影響もあって性格の甘さがにじみ出てきてしまい、根が善人であるかのような気質が見られたが、彼のことを最も信頼していた悪魔族としてのプライドが高いポタモスに絶望され、ポタモスの剣によって致命傷を負わされてしまう。その後、原作では傷を残したままピーチ達に対峙するが、ピーチの愛のウェーブを悟り、改心しようとするものの、レインデビラに処刑され、常備していた腕輪を残して消滅。アニメでは致命傷を負った事で、自身の死を悟り傷を残したままたくろうの前に姿を現す。そしてたくろうが常備していた契約の腕輪を解除し、たくろうに対する心の心境を語る。その後ひなぎく達に助けを求め呼びに行ったたくろうだったが、呼びに行っている間に彼は力尽き契約の腕輪を残して消滅する。
- 彼と親しくなりつつあったたくろうは彼の死に涙するのであった。 本人曰く「悪魔界の貴公子」。
- 波調の会う人間にのみ体内に潜む事ができるが、心を読む事は出来ない。
- 自身の体を巨大化する事で、より強力な炎を操る事ができる。技は、「炎の封印」炎で六芒星を描くことによって、天使の力を封じる結界を作り出す。アニメでは未登場。
- タラシー
- 声 - 石井康嗣
- イグニスに仕える直属の部下。愛のウェーブを吸い取るキス魔の悪魔。
- 女性の心を覗き込んで恋する男に姿を変え、愛のウェーブを引き出し接吻する事で口から愛のウェーブを吸い取ることができる。吸われた女性は気絶し衰弱する。なお吸い終わった後は必ず「愛を有難う」と礼を言い去っていく。
- 一度は愛天使たちに術をかけるが(キスまでは至ってない)、ピーチに術を打ち破られ、敗北。最後にはピーチによって浄化される。
- 邪気の妖気を操り「バーニングキッス」・「バーニングキッス・スペシャル」・「バーニングキッス・スーパー」などの投げキッスの必殺技を持つ。
- ポタモス / 川浪 ひろみ(かわなみ ひろみ)
- 声 - 三石琴乃
- 通称ひろりん。身長157センチ・メートル。体重44キロ・グラム。好きな色は赤色と紫色。はねっかえり娘。語尾に「〜みたいな」と付けることが多い。呼び方はイグニスは「イー様」と呼び、ようすけは「ようくん」と呼び、たくろうやももこ達は「〜ちゃん」と呼ぶ。
- イグニスに仕える直属の部下。水魔アクア族の水の使い手と同時に氷の使い手でもある『水魔ポタモス』。水の場所から姿形を変える事が得意で、あらゆる水の空間を通り抜ける事も可能。当初はイグニスにあこがれを抱いていたが、上記の通りレインデビラの指示によりイグニスを誅殺。その後、ももこ達のクラスメイトとして「川浪ひろみ」を名乗って転入してくる。なお企画設定およびアニメ設定上では「川浪ひろみ」であり本項でもそれを優先させているが、原作漫画版では「川波ひろみ」となっている。[3]
- 聖花園学園転入後は、サッカー部マネージャーに入りようすけに近づく。ももこにとっては恋の最大のライバルとなる相手。
- 普段は悪魔族である素性を隠し、ぶりっ子少女として愛天使の正体を探り、その傍らでようすけに想いを寄せていた(この時、ようすけの悪魔のウェーブを感じ取っている)。
- 原作では愛天使たちが勝てぬほどの圧倒的な強さを誇ったが、ヴィエント(ようすけ)のピーチへの強い想いを悟り、最後はウラガーノに攻められたヴィエントを庇って死亡する。なぜ悪魔族なのに自分を庇ったと問うヴィエントに「ヴィエントが死ぬのは嫌。たとえピーチと結ばれることになってもヴィエントが生きていてくれるなら、その方がいいと思った 」と答えて消滅した。
- アニメ版ではようすけを離したくない思いから死ぬまで闇の妖気を出し続けようとするが、愛のウェーブを最大限にまで高めたピーチによって浄化されたことで、敗北を認め生還。人を愛することの素晴らしさを悟り(この時イグニスの気持ちを理解する)、以後は悪魔界のプライドを一切捨てた地上人『川浪ひろみ』として生きていくことを決意する。
- ビデオ版の特典映像に登場するエンジェルポタモスについては後述。
- ブラニー
- 声 - 渡辺久美子
- レインデビラ直属の部下で、単独の隠密捜査を専門とする女悪魔。ポタモスの監視と愛天使探しを命じられる。愛天使サルビアと戦うもサルビアの圧倒的な攻撃に押され、後に敗北。最後にピーチによって浄化される。
- 蜘蛛の糸を自在に操り相手の動きを封じる技を持つ。また剣の使い手であり剣先から邪気を放つこともできる。
- 女悪魔
- 声 - 川崎恵理子、山口由里子、石井直子
- レインデビラ直属の部下で、暗殺を専門とする女悪魔たち。愛天使を見つけ次第抹殺を命じられる。ポタモスがようすけに対し愛したことで、ポタモスを裏切り者として抹殺しようとするが、愛天使達のセント・サムシング・フォーにより消滅する。
- 二節昆(ヌンチャク)や剣の使い手で、剣先から邪気を放つことができる。3人一組で行動するが、レインデビラの命により何人でも送り込むことができる。顔から姿形まで同じ容姿をしている。
- ペトラー / いわもと ごうざぶろう
- 声 - 堀内賢雄
- アニメのオリジナルキャラクター。
- ポタモスとの件が終わってから愛天使を狙い始めた悪魔族6人目の幹部。ファルゼン族の戦士。かつてはあまりにも凶暴過ぎてレインデビラに石に封じ込められた伝説の悪魔だったが、長い間石に封じ込められたせいで、体が鈍り人間並み以下の力になってしまう。しかし、使い魔たちの協力を得て元の力を取り戻す(邪気を飲んだり吸ったり体内に吸収することで力を取り戻していく)。普段は悪魔族である素性を隠し聖花園学園の教員(生活指導担当)『いわもと ごうざぶろう』として行動し、ももこたちのことを独自調査していた。「石アタマ先生」のあだ名通り、無理難題な校則を作って男女の会話も不純異性交遊であるとして禁止し、長距離ランニングをさせるなど、理不尽な罰で生徒たちを苦しめる。常に悪魔パワーがどの位あるか測定装置(パンチマシーン)で確認している。
- ピーチたちと戦った際、敗北同然になるも最後にレインデビラが生み出した消滅の渦でリモーネを道連れに飛び込んでいった。しかし後にアフロディーテがリモーネを救っていたことが判明(その際、和也はリモーネとしての記憶を失う)。彼はただ一人無駄に消滅してしまうのであった。
- 強力な水の渦巻きを操る能力を持つ。また強力なバリアや邪気からの強力な炎の柱を作ることができる。
- 風魔族(ラファール族)について何か知っているらしい。「アチョー」が口癖。
- カチューシャ
- 声 - 山口由里子
- アニメのオリジナルキャラクター。ペトラー消滅後に愛天使を狙った悪魔族7人目の女幹部。
- 悪のウェーブを高めることができ、ようすけを無理矢理ヴィエントに変身させて愛天使を苦境に陥れたが、愛天使たちのチームワークによって最後にピーチの「ラブ・フォー・ユー」を受け呆気なく浄化した。
- 杖を武器にしており、杖の先端から強力な邪気を放つことができる。
- ジュラ
- 声 - 吉田理保子
- アニメのオリジナルキャラクター。終盤で登場したレインデビラの憎しみを骨肉として生まれた女悪魔の四戦士のリーダーで、かつてウラガーノを処刑して葬った者達である。悪魔族最後の女幹部。
- 四戦士のメンバーであるヘイトリッド(声 - くまいもとこ)、オディオ(声 - 池澤春菜)、オーロス(声 - 田野恵)の四人のチームワークを活かして戦う。ヴィエントも仲間として加わった愛天使たちに初めにジュラが浄化され、最後には三人とも浄化され倒された。
- ジュラの技は、地上にある岩や石、アスファルトを崩し自由自在に操ることができるほか、両腕を植物のツタに変化させて敵を締め上げ、敵の攻撃をバリアで防ぐ。また、植物からの空間移動ができる。
- ジュラ消滅後は、ヘイトリッドを初めオディオとオーロスの三人のチームワークで戦い、そのチームワークで愛天使たちの愛のウェーブを吸い取る。
- 容姿は、ヘイトリッドは黒髪が、オディオはオレンジ色の髪が、オーロスはストレートのロングヘアがそれぞれ特徴。
- ウラガーノ
- 声 - 菅原正志(ようすけの回想シーンでは金尾哲夫)
- 最強と言われる風魔族(アニメ版ではラファール族)に属する誇り高き戦士。生死不明と言われていたようすけの父親。
- かつてももこの母・セレーソと交戦しており、相殺によって地上に不時着した際、知り合った女性(後にようすけの母となる)と恋の関係につながり結婚。後に混血児の息子ようすけが生まれ、現在まで至ったが、幼いようすけに自分の力を宿した鈴を託し別れを告げて旅立っていったように見せかけたが、レインデビラ率いる悪魔界へ帰還していた。
- 最終決戦ではレインデビラの命によって愛天使と対峙、追い詰めたものの、息子ヴィエントとピーチの関係からレインデビラに反旗を立て愛天使側に加担。レインデビラの繰り出す光線から愛天使を庇って重傷を負うものの、死には至らず、地上人として生きていくことを決意。妻と再会する。
- アニメ版では旅立っていった後に地上人への愛を持った裏切りの罪でレインデビラに処刑された。その後、最終決戦で窮地に陥っていたヴィエントのもとに幻影として現れる。そして元凶であるレインデビラの本心と過去の全てを打ち明け、彼女の欲望だけのために殺された多くの悪魔族たちの仇をとるよう命ずる。
- 人間界での職業としては船乗りをしていた。
- レインデビラ
- 声 - 土井美加
- 悪魔界の女王で本作の黒幕。本来は決して悪意のない可憐な美少女であったが、相思相愛(ピスティル、エタミン)である天使界のエタミンに想いを寄せる自身の複雑な過去の恨みから愛を憎み恐れ、地上の愛を抹消し、征服しようと企む。部下の悪魔族であっても使い物にならなくなればその者に処刑の渦を繰り出したり、裁きの光を浴びさせるなど、残虐非道である。なおレインデビラの体は魔の樹に体の一部として縛り付けられているためその場から動いたり歩くことはできないが、最終回でついにツタを断ち切り人間界に向けて飛び立つ。
- 最終決戦で愛天使、リモーネ、ウラガーノ親子と対峙、ウラガーノを追い詰め処刑しようとしたが、聖サムシング・フォーの発露によって浄化・消滅する。アニメ版ではピーチの胸のオブジェを破壊し、再起不能に追い込んだが、ピーチの死を悲しみに想うヴィエントの想いが愛のウェーブとなり、その光を浴びた彼女が本来持っていた純粋な心を取り戻す。そして天使界、悪魔界全ての戦いを終わらせることを誓い、天に飛び去っていった。
- 闇の力の渦に相手を引きずりこむ「消滅の渦」を生み出す力を持ち、悪魔族の処刑用としても使われた。なお消滅の渦に一度入ったら最後二度と出られない。愛天使たちとの最終決戦では凄まじい電撃によるブルー色の稲妻を自由自在に放ち、額からは凄まじい赤色の稲妻を放つ。胸元から赤い光線玉を放ち、さらに光線玉から相手を捕らえることも可能。自身の体の一部である魔の樹から無数の妖魔(声 - 前川優子、徳光由香)を生み出し、さらに妖魔から魔の樹を生み出す事で無限に増殖する事ができる。
- なお過去に関係があるピスティルとエタミンの詳しい詳細は天使界の項目「ピスティル/ エタミン」を参照。
おじゃ魔族
- おまん魔
- 声 - 横尾まり
- じゃ魔ピーに代わってプリュイに仕える第二の刺客。ドジな一面がある。
- 河合由希子の体を乗っ取り彼女を太らせた後、販売品のお米に手に持ったイネから放射されるデブの元を入れて女性たちを太らせ、男性から嫌われさせようと企んだ。
- 技は、手先に持つイネから触れるとデブになる竜巻を起こす「おまん魔竜巻」、腰回りの釜を巨大化させ、そのままコマのように回転してから敵に向けて突っ込む「おまん魔ゴマ」、おまん魔ゴマで回転しつつ、周囲に光のカッターを飛ばす「おまん魔カッター」。
- パジャ魔
- 声 - かないみか
- プリュイに仕える第三の刺客。
- 人々から眠っている間に愛のウェーブを奪いこの世から全て消し去ろうと企んだ。
- 能力は催眠術で眠りの中に誘い楽しい夢を見させ夢の淵に誘い込み衰弱させる。また眠りの術により人を操ることも可能。なお一度術に掛かった者は二度と目覚めないが、恋する人と接吻することで術は解かれる。この一件ではももこ(本人は気づいていない)とようすけとのファーストキスとなった。
- おひ魔
- 声 - 川田妙子
- プリュイに仕える第四の刺客。
- 宮川エリカの体を乗っ取り怠け心を植え付けサムシング・フォーを奪おうとした。
- 口から放たれる怠け妖気の使い手で、愛天使たちを怠け者に変えた。
- なおおひ魔が持つ枕には光線による物を奪う力が備わっている。
- サッチ魔
- 声 - 高木渉
- プリュイに仕える第五の刺客。
- 愛天使の正体を探ろうとした。愛のウェーブを嗅覚で察知する能力を持つ。
- タン魔
- 声 - 関俊彦
- プリュイに仕える第六の刺客。通称「チョッとタン魔」。
- 聖花園学園に忍び込んで花時計の愛のウェーブを奪い、学園全ての人間の時間を奪おうと企んだ。
- 人の時間を盗み自由自在に操る。
- ナン魔
- 声 - くじら
- アクエルダに仕える第一の刺客。カード使いの悪魔。通称「ナン魔イダー」。
- 恋人カップルを狙い悪魔占いで人々を不幸のどん底に落とし、さらに聖花園学園に乗り込み愛天使を誘き出そうと企んだ。占いカードで人々を悪に染め人を操る能力を持つ。また、占いカードは鞭や縄に形を変え、相手の動きを封じることもできる。
- ダル魔
- 声 - 石森達幸
- アクエルダに仕える第二の刺客。
- 梶が身に着けているペンダントをセント・サムシング・フォーだと思い込み、奪おうとした。悪魔のシュート技を持つ。語尾に「〜ぷ」と付ける。
- じゃ魔ポン
- 声 - 高乃麗
- アニメのオリジナルキャラクター。カチューシャに仕える刺客。
- じゃ魔ピーとは幼馴染。じゃ魔ピーが悪魔界に仕えていた頃の仲間の男の子。じゃ魔ピーを悪魔界の裏切り者だと見てカチューシャに従い、攻めていたが、じゃ魔ピーへの友情を隠し持っており、最終的に悪魔界と縁を絶ち、じゃ魔ッチョと共に暮らしていくことを決意した。
- 尾の先端からグリーン色の電撃光線を放つことができる。技として、じゃ魔ポンと融合合体することで、同じ姿の人間に化けることができる。またクロス合体(腕をクロスさせる)することで大じゃ魔に変身することができる。
- じゃ魔ッチョ
- 声 - 水谷優子
- アニメのオリジナルキャラクター。カチューシャに仕える刺客。
- じゃ魔ピーとは幼馴染。じゃ魔ピーが想いを寄せる女の子。優しい妖精でじゃ魔ピーのよき理解者なのだが、じゃ魔ピーの優柔不断ぶりにやや呆れていたようで、最終的に孤立した際、じゃ魔ポンと親しくなった。
- 大じゃ魔
- 声 - 高乃麗、水谷優子
- アニメのオリジナルキャラクター。
- じゃ魔ッチョとじゃ魔ポンがクロス合体(腕をクロスさせる)した姿。基本人格はじゃ魔ッチョ。
- 最後はじゃ魔ピーの熱意に心を動かされ最後はピーチによって浄化される。
- クロス合体する時は「大じゃ魔クラッシュー」と叫ぶ。変身後はコックピットである両目に一匹ずつ収まりそのコックピットで操縦している。
- 技は、強力な悪のウェーブ(電撃要素含む)、邪気の風や竜巻、ピンク色の電撃光線を放つ。
悪魔族の使い魔
- サンダー
- 声 - 遠近孝一
- 悪魔族三人娘に仕える悪魔。
- 強力なブルー色の雷を操り標的に向けて電撃で縛り上げる。
- 大スズメ蜂
- 名は不明。ノイーズに仕える悪魔。
- 両方の羽から強力な超音波を発する。また、消滅すると無数の金属製の針が飛んでくる。
- ランポ
- 声 - 西村ちなみ
- イグニスに仕える第一の刺客。
- 愛天使の正体を確かめる為に使わされた悪魔。
- 強力なブルー色の雷を操る能力を持つ。また、光の糸を操り敵を縛り上げる。
- ブラッキー
- 声 - 坂口賢一
- イグニスに仕える第二の刺客。ナツミの愛のウェーブを探るために使わされた悪魔。
- 空中戦が得意。口から邪気のブレスを吐く。また、連続攻撃する事ができる。
- コウモリの姿から人型に姿を変える能力を持っている。
- リュック
- 声 - 川田妙子
- イグニスに仕える第三の刺客。愛天使の正体として、ももこを探るために使わされた悪魔。
- 後ろに背負っているリュックサックから愛のウェーブを吸い取ったり邪気を噴射する事ができる。また「とまれシール」を敵の額に貼る事で身動きを封じる事ができる。
- 動きが素早く愛天使達の隙を付き身動きを封じるが、セント・サムシング・ニューの登場により形勢不利となり敗北。その後ピーチによって浄化される。
- ウキマ
- 声 - 立木文彦
- イグニスに仕える第四の刺客。保育園で騒動を起すために使わされた悪魔。
- 扇子を武器に邪気から作り出した透明の玉に人々を閉じ込め空中に物体を浮かせて自由自在に操る能力を持つ。「ウキウキ」が口癖。
- ウルフェン
- 声 - 山野井仁
- イグニスに仕える第五の刺客。竹内が愛天使かを確かめるために使わされた悪魔。
- 空中戦が得意。口から発せられる超音波を操る。
- ポンプ
- 声 - 荒川太郎
- ポタモスに仕える第一の刺客。たくろうに悪魔のエネルギーを蓄えさせ、憎しみを高めるために使わされた悪魔。
- イグニスを失い悲しむたくろうの体を乗っ取り反撃するも逆に返り討ちにあい、敗北。最後にピーチによって浄化される。ホース口から敵に目掛けて邪気を噴射する。また「水鉄砲」の必殺技を持つ。
- なおポンプ式の為技の発動に時間がかかり、水鉄砲を発動するも愛天使に技を避けられた事で、技がイグニスに直撃しイグニスの怒りをかった事もあった。短気な性格。
- シモシモ
- 声 - 柏倉つとむ
- ポタモスに仕える第二の刺客。熱々のカップルを手当たり次第凍らせる為に使わされた悪魔。ようすけに避けられた事で腹を立てたポタモスは彼を呼び出し、怒りの方向先は熱々のカップル達へと向けられた。
- 口から冷凍ブレスを噴射し仲の良いカップルを瞬時に凍らせる能力を持つ。また全部で14匹いるシモシモを合体する事で、巨大シモシモとなり冷凍ブレスもパワーアップする。語尾に「〜シモ」と付けることが多い。
- フス魔
- 声 - 大林隆之介
- ポタモスに仕える第三の刺客で、彼女の憂さ晴らしのための道具として遣わされた悪魔。
- ももこの手編みのマフラーをポタモスが解こうとしている所をクラスメイト達に目撃され、非難を浴びた事で彼等を逆恨みし、その怒りを解消する為に彼を呼び出し、クラスメイト達を異次元空間へ迷い込ませた。
- 空間を操り中に入った人を別世界に迷い込ませる事ができる。また邪気から作り出した分身攻撃の技を持つ。攻撃以外にもハサミなどの物に化ける事もできる。
- ギャグネタを連発する陽気な性格をしている。
- 蝶(ちょう)
- 声 - 寺下由紀子
- ポタモスに仕える第四の刺客。ももことようすけが抱き合っていると思い込み、その復讐として使わされた悪魔。口先のノズルの先端から相手の腕に突き刺し悪魔のフォース(猛毒)を体内に注入することができる。
- エンジェルリリィの右腕に悪魔のホースを体内に注入し瀕死の状態にするが、駆けつけたリモーネの剣によって斬られ消滅する。その後リリィはリモーネの応急処置によって救われるが、その代わりにリモーネ自身が悪魔のホースに犯される。その後悪魔のホースが全身に回る寸前だったことで、リモーネは自身の手で剣を自身の体に突き刺し瀕死の状態になるが、リリィを初めとする愛天使たちの愛のウェーブのパワーによってリモーネは復活する。
- コウモリ
- 声 - 遠近孝一
- かつて純天使リリィ(リリィの前世)の左腕に噛み付き悪魔のホース(猛毒)を体内に注入し瀕死の状態にした悪魔。最後は偶然通りかかったリモーネの剣によって斬られ消滅した。その後リモーネの応急処置によってリリィは救われた。その代わりにリモーネは悪魔のホースに犯されるが、最後にリリィの愛のウェーブによって救われている。
- リオ魔
- 声 - 結城比呂
- ポタモスに仕える第五の刺客。ようすけをポタモスの思う通りにするために使わされた悪魔。
- ポタモスがようすけが自身をほっといてももこと会っていると思い込み、その怒りから彼を呼び出した。ようすけをポタモスの思う通りにしようと企むが、最後でじゃ魔ピーに見破られる。その後愛天使たちを操り、愛天使の技でピーチを倒そうとするが、逆にピーチを元気にしてしまうなどのドジを踏み、最後にピーチによって浄化される。
- 櫛の二刀流の使い手で、相手の髪の毛から毛一本を盗み自身が持つ金の櫛に吸収させることで、人を操り人形のように自由自在に操る能力を持つ。また櫛の歯をミサイルとして発射させることもできる。語尾に「〜おま」を付ける。
- タマタ魔
- 声 - 池澤春菜
- ポタモスに仕える第六の刺客。愛天使たちとの戦いで、助っ人として使わされた悪魔。
- 無数の温泉タマゴ型の爆弾を敵に向けて放つ。また、殻を閉じることで敵の攻撃を防ぐことができる。技を放つ時は、「温泉タマタ魔」と言う。「タマ」や「タマラン」が口癖。さらに第二形体に変化する能力を持ち、炎のフェニックスへと姿を変えて口から強力な火炎ブレスを吐くこともできる。第二形体では怪獣の声へと変わる。
- 雪ダル魔
- 声 - 肥後誠
- ポタモスに仕える第七の刺客。ラブレターに浮かれている人間たちを皆冷たく冷やすために使わされた悪魔。しずかがようすけからのラブレターの返事を貰ったことに、ポタモスはようすけに対し腹を立て、新たに彼を呼び出し、ようすけやラブレターに浮かれている人間たちを冷たく冷やそうと企んだ。最後は愛天使4人の友情から生まれ出たセント・サムシング・フォー4つの力が1つに纏まった愛のウェーブのパワーにより浄化される。
- 風雪を自由自在に降らせ、口から雪のブレスを吐く能力を持つ。また剣で斬られることによりパワーが増し巨大化する。さらに分裂することで大勢の人々を一気に氷付けにすることもできる。なお剣で斬られた部分は再生することができる。
- 小悪魔
- 声 - 遠近孝一
- 準天使フリージアを殺害した悪魔。一度はフリジアに倒されかけるが、サルビアの止めの隙を狙いフリジアを殺害した。その後フリジアを殺害された怒りによりサルビアに殺害され消滅する。額の角を変化させ、相手の体に一気に突き刺す能力を持つ。
- ハン魔ー
- 声 - 笹岡繁蔵
- ペトラーに仕える第一の刺客。ファルゼン族の戦士。人の心を操る悪魔。ロボット人間改造作戦として生徒達を全てペトラーの親衛隊に作り上げ、愛天使達を叩き潰そうと企んだ。
- デビルハンマーで人の頭を叩く事で人の心を惑わし、催眠状態に陥らせて意のままに操る。攻撃技としてデビルハンマーを回転力を加え敵に向けて投げ飛ばす。さらにデビルハンマー2本を合体させて回転力を加え、敵に向けて投げ飛ばして回転させ、敵に叩きつける必殺技・「バーブルハンマー」を持つ。また自身の体を捻じる事で紐状に姿を変え、あらゆる隙間も通り抜けることができる。
- 悪魔パワー測定装置を所持している(普段はパンツの中に仕舞い込んでるが、後にペトラーに手渡された)。デビルハンマーで人の頭を叩く時「アン・ハッピー」と叫ぶ。
- ソージ鬼
- 声 - 土師孝也
- ペトラーに仕える第二の刺客。ペトラーに仕えるレインデビラから使わされた蟷螂型の悪魔。人間から愛のウェーブを吸い取り悪魔ウェーブに変換してペトラーに送り込む能力を持つ。
- ホースの吸い込み口から邪気の風を噴射する事ができる。また同じく吸い込み口から愛天使たちやリモーネを一気に吸い込み、体内にある魔の空間に閉じ込めて自身の体内から愛天使達の技や愛のウェーブを吸い取ることも可能。そのため愛天使たちの技が一切効かない恐るべき強敵であるが、セント・サムシング・フォーの強力な力が彼の体の容量が限界を超えていたため、自身の体が破裂し愛のウェーブに包まれ浄化された。
- 雪之丞変化魔(ゆきのじょうへんげま)
- 声 - 真殿光昭
- ペトラーに仕える第三の刺客。ももこたちの友情を引き裂き憎しみ合わせ、邪悪なエネルギーを吸い取ろうと企むが、じゃ魔ピーに見破られる。
- 吹雪を操る能力を持つ。さらに地面の雪や氷を操り相手の足の動きを封じる技を持ち合わせる。また同じ姿の人間に化けるのが得意で、愛天使達を戸惑わせた。後に愛天使達を絶体絶命に追い込むが、その場にいたたくろうの腕輪から噴射される愛のウェーブで愛天使たちは救われた。その後愛天使たちの反撃にあい、敗北。最後にピーチによって浄化される。なお誘いウェーブで相手を怒らせることができるが、人間界ではウェーブが低かったため効果がなかった。語尾に「〜おじゃる」と付けることが多い。
番外編に登場したメカ
LD-BOXとDVD-BOX映像特典『ごめんね ようすけの巻』および『愛天使戦隊最後の戦い』に登場。[4]
ごめんね ようすけの巻
愛天使ロボ
- メカピーチ
- ウェディングピーチの姿をしたウェディングドレス型のスーパーロボット。スカート内のロケットノズルで高速飛行が可能。装備はセントオペラシオン型の「ケーキに入刀ブレード」で、メカリリィとメカデイジーによって完成させたウエディングケーキ型の炎に入刀する技。ドレスを分離することによりファイティングメカピーチにお色直しする。
- 決め台詞「これやこの、犬も歩けば桃の花、泰平の眠りを覚ます蒸気船のような事をするなんて」-「愛天使ロボ・エンジェルデイジー」-「愛天使ロボ・エンジェルリリィ」-「そして、愛天使ロボ・ウェディングピーチはとってもご機嫌ナナメだわ!」
- ファイティングメカピーチ
- メカピーチがお色直しでチェンジしたファイティングタイプ。数々の超兵器を装備しているらしい。ヒッサツ武器はセントミロワール型の「セントミロワール・ブライダルフラッシュ・デラックス」。
- 決め台詞「ウェディングチェンジ!お色直し!」-「エンジェルアムールピーチ!」「エンジェルプレシアスリリィ!」「エンジェルクラージュデイジー!」-「3人揃っておめでとう!」
- ちなみにコックピット内でももこが泣くとメカピーチも涙を出す。
- メカリリィ
- エンジェルリリィの姿をしたウェディングドレス型のスーパーロボット。スカート内のロケットノズルで高速飛行が可能。装備は「キャンドルサービスファイヤー」で、デイジーとの火炎放射による合体技によりウエディングケーキ型の炎が完成し敵のロボを炎で包み込む。ドレスを分離することによりファイティングメカリリィにお色直しする。
- ファイティングメカリリィ
- メカリリィがお色直しでチェンジしたファイティングタイプ。数々の超兵器を装備しているらしい。
- メカデイジー
- エンジェルデイジーの姿をしたウェディングドレス型のスーパーロボット。スカート内のロケットノズルで高速飛行が可能。装備はメカリリィと同じく「キャンドルサービスファイヤー」。ドレスを分離することによりファイティングメカデイジーにお色直しする。
- ファイティングメカデイジー
- メカデイジーがお色直しでチェンジしたファイティングタイプ。数々の超兵器を装備しているらしい。
- メカじゃ魔ピー
- じゃ魔ピー専用の愛天使サポートロボット。キャタピラで走行。リモーネ長官の移動手段としても重宝されている。武装は「じゃ魔じゃ魔パンチ」。
- ウェディングロボ
- メカピーチとメカデイジーとメカリリィが合体した究極形態。愛天使達の最後の力が解放されることにより合体する。
- 本編の次回予告のみ登場した。
悪魔仮面率いるメカ
- 悪魔仮面 / プリュイR(プリュイ アール)
- 声 - 矢尾一樹
- 愛天使達に借りを返したい一身で、地獄の底から舞い戻り昔の体を捨てて改造悪魔となった。
- 行方不明のようすけが人質として捕われていたが、ピーチ達の活躍によって救われる。
- サッチ魔Xに乗り込み愛天使ロボ達と戦うも、最後はファイティングメカピーチの必殺攻撃によって巨大ロボットは大破し、その衝撃により空の彼方へと飛んでいった。
- サッチ魔X(サッチま エックス)
- 悪魔仮面が所持するブルー色の巨大ロボット。コックピットにはプリュイRが乗り操縦する。装備はサッチ魔バイヤのミサイル攻撃。
- 最後はファイティングメカピーチの必殺武器セントミロワール・ブライダルフラッシュ・デラックスにより大破させられる。
- レインデビラZ(レインデビラ ゼット)
- 全ての世界を破壊する為に作られた超悪魔戦艦。
- 物語の最後に登場した最強最後の敵。
- 本編の次回予告ではカマキリ型のロボットとして登場。
愛天使戦隊最後の戦いの巻
愛天使のメカ
- ウェディングピーチ専用バイク
- ウェディングピーチが乗るバイク。
- エンゼルポタモス専用バイク
- エンゼルポタモスが乗るバイク。
- スーパーラブリーマグナム
- ウェディングピーチたちの武器が合体して完成する戦車型最終兵器。必殺技セント・ハネムーン・アタックを放つ。
機械魔軍団のメカ
- 暗黒王 / プリュイRR(プリュイ ダブルアール)
- 声 - 矢尾一樹
- 機械魔軍団の首領。ウェディングピーチ達を狙う黄金の巨大ロボット。通常横に寝そべっており、おジャ魔族に格下げになったプリュイRRが操っている。最後は愛天使達の究極の合体攻撃技セント・ハネムーン・アタックにより巨大ロボットは大破し、その衝撃によりプリュイRRは空の彼方へと飛んでいった。
- 元ネタは仮面ライダーXのキングダーク。
- サッチ魔XX(サッチま ダブルエックス)
- 声 - 高木渉
- 暗黒王の部下。機械魔軍団の軍団長。人質として偽の愛天使達(実は人形)を使いピーチとポタモスを誘き出そうと企むが、作戦がかなりせこかったせいで、リモーネにあっさりと見破られた。その後軍団全てが愛天使戦隊達に倒され、最後にピーチによって軍団全ての者達が浄化された。
愛天使ファイターエンジェルの設定
愛天使達は普段の姿から一旦ウェディングドレス姿に変身する。これは愛のウェーブを大幅に引き上げる働きを持つ。その後戦闘に特化した軽装・強化装甲装備のファイターエンジェルとなる事で運動性・機動性と戦闘能力が上昇する。なお、スポンサーのトミーが発売していた製品にはそれぞれのドレスにちゃんとした名前が与えられている(一例:リリィのドレスには「セレーネドレス」と言う商品名が与えられていた)。二段変身のコールの中間に愛にまつわるフランス語があしらわれているのも特徴。
愛天使ウェディングピーチ
花咲ももこが変身する。友人のゆり、ひなぎくと部活動から帰宅している途中、悪魔プリュイに襲われ携帯していた指輪を奪われそうになった。そこへ、突如助けに現れた青年天使リモーネから与えられた『セントミロワール』(手鏡)を使い、『愛天使ウェディングピーチ』となり、愛を憎む悪と戦っていく。原作では初めには『聖カメラ』を与えられた(『ブライダル「フラッシュ」』はそこから生まれた技でアニメで初期に使われたのはその名残)。
愛天使の時のコスチュームは、白とピンクを基調としたウェディングドレスを身に纏う。愛のウェーブが高まると、赤いハイレグレオタードと白のスカートを身に付けたファイターエンジェルに『ウェディング・チェンジ・お色直し』(二段変身)する。レオタードの上に赤いブレストアーマーが胸元を包み、大きな羽飾りの付いた赤いハートの石が胸に輝く。
花のモチーフはピンク色の桃花。イメージカラーは赤色。愛の女神の血筋によって選ばれた、愛の時代継承を司る『サムシング・オールド』の守護者。母から受け継いだ赤い宝石の『指輪』にそのエネルギーが宿っている。
- 決め台詞
- 「ウェディング・ビューティフル・フラワー!」 - 変身
- 「○○の善き日に××なんて許せない!愛天使ウェディングピーチはとってもご機嫌ななめだわ!!」(○と×の部分はシナリオや季節によって変わる) - 決め口上
- 「ウェディングチェンジ・お色直し!」-「エンジェル・アムール・ピーチ!」 - 二段変身
- 「ミルクで乾杯!3人揃っておめでとう」 - 3人が揃った時
- 「お開き宣言!」-「これにて事件をお開きとさせていただきます!」 - 事件解決
- ウェディングドレス時での必殺技
- ラブリー・オペラシオン・タンピート
- 自身の持つブーケをキャンドル型のステッキ『セント・オペラシオン』に変形させ、悪魔に取り付かれた人に愛のウェーブを浴びせ悪魔を追い払う技[5]。
- いけないウェディング〜愛の逃避行〜
- 攻撃とは違い、ヴィエントと化したようすけを狙う悪魔から守るため、セントオペラシオンを頼りに瞬間移動でようすけの前に現れ、後にようすけを抱き抱え空中移動で窮地から脱出する。
- ファイターエンジェルの必殺技
- ブライダル・キック
- ドレス時でもファイターコスチューム時でも出来るピーチ唯一の格闘技で、飛び蹴り。
- セント・ミロワール〜ブライダル・フラッシュ
- セントミロワールから大きな赤い光のハートを発射し、悪魔を浄化させるお色直ししたピーチの初期の必殺技。この攻撃を食らったおじゃ魔族は悪の心を浄化され、改心する。原作ではブーケが変化した『聖カメラ』(セント-)と呼ばれるアイテムを使い、ストロボの光で悪魔を浄化させる技である。
- シールド・バリア(無名の技)
- 攻撃とは違い、ファイターエンジェルの胸飾りの赤いハートから放たれる友情ウェーブによるバリアで、相手の攻撃を跳ね返す力も備わっている。
- セント・クリスタル・ラブフォーユー
- 後半から聖サムシング・フォーのひとつである『聖サムシング・オールド』によって繰り出せるようになったブライダルフラッシュを超越したピーチの新たな必殺技。「ウェディング結納返し!」という掛け声で、『聖クリスタル』から敵の邪気を吸収し愛のウェーブに変換、後に水晶球から愛のウェーブを発射し悪魔を浄化させる。妖気を吸収している間は相手の心を感じ取る事が出来る。
- ティアラ・フリスービー(無名の技)
- ティアラを外し、回転せる事によって円盤状に変化させて敵に向かって投げつける技。敵の妖気を切り裂く事ができる。
- ウェディングピーチ・カット
- ウェディング・ソードで悪魔を切り裂き浄化する。アニメでは未登場。
愛天使エンジェルリリィ
谷間ゆりが変身する。原作では、悪魔プリュイの生み出した邪気による魔渦にピーチ共々巻き込まれ死亡した後、悲しむピーチの友を思う愛のウェーブによって蘇生し、その余波で愛天使に変身できる能力を得た。アニメでは母・エレナが、悪魔プリュイの扱うじゃ魔ピー(悪)に乗っ取られ襲い掛ってきた時、幻影として現れた女神アフロディーテに与えられた『セントリプライナー』(ペンダント型口紅)をかざし、『愛天使エンジェルリリィ』となる。
愛天使の時のコスチュームは水色を基調とし、胸元から首回りにかけて黄色に縁取られ、頭部に大きなユリの花が2つ飾られたウェディングドレスを身に纏う。愛のウェーブが高まると、青いハイレグレオタードに白のスカートを身に付けたファイターエンジェルに『ウェディング・チェンジ・お色直し』(二段変身)する。レオタードの上に金色で縁取られた2対の白いブレストアーマーが胸元を包み、アーマーを繋ぎ止める大きな青紫の宝石が胸に輝く。身体能力と柔軟性が高いため水泳や新体操が得意。
花のモチーフは白い百合。イメージカラーは青色。天使界における守護天使のひとり純天使リリィの転生者。愛の清浄を司る『聖サムシング・ブルー』の守護者。学園教会裏の墓地にある祖母の墓に収められていた『一対の青いイヤリング』にエネルギーが宿っている。
- 決め台詞
- 「ウェディング・グレイスフル・フラワー!」 - 変身
- 「"清純"と言われしリリィの花言葉、咲かせて愛を授けます!」 - 決め口上
- 「ウェディングチェンジ・お色直し!」-「エンジェル・プレシアンス・リリィ!」 - 二段変身
- 必殺技
- リリィ・キック
- ドレス時でもファイターコスチューム時でも出来るリリィ唯一の格闘技。
- セント・リプライナー〜リリィ・レインボー
- セントリプライナーから虹色のリボンを創り出す技。相手を縛って動けなくする他、攻撃を防いだり、物を動かしたりと応用性の高い技である。
- セント・シュトラール・スターダスト
- 後半で手に入れた聖サムシング・フォーのひとつである『聖サムシング・ブルー』によって繰り出せるようになったリリィレインボーを超越したリリィの新たな必殺技。「乙女の恥じらいヴェール!」という掛け声で、聖サムシング・ブルーとセントリプライナーによって創り出した『聖シュトラール』から無数の星型の愛のウエーブを飛ばす。また攻撃だけでなく暗闇の中での明かりの代わりや敵の攻撃から防ぐシールド・バリアとしても使うことができる。
- 百烈キック
- LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』で使用。
- 襲い掛かる敵に無数の足のごとく蹴り続け、相手は「あべし」、「ひでぶ」と叫んでダウンしてしまう。
愛天使エンジェルデイジー
珠野ひなぎくが変身する。原作では、悪魔プリュイの生み出した邪気による魔渦にピーチ共々巻き込まれ死亡した後、悲しむピーチの友を思う愛のウェーブによって蘇生し、その余波で愛天使に変身できる能力を得た。アニメでは、父・雅弘が結婚記念日に妻・明美に渡そうとしていた指輪をプリュイの操る男性に奪われ、取り返しに向かった際に青年天使リモーネから与えられた『セントバンデュール』(腕時計)を身に付け、『愛天使エンジェルデイジー』となる。
愛天使の時のコスチュームは薄黄色と白を基調とし、頭部に小さなヒナギクの花を飾ったウェディングドレスを身に纏う。愛のウェーブが高まると、黄色いハイレグレオタードと白のスカートを身に付けたファイターエンジェルに『ウェディング・チェンジ・お色直し』(二段変身)する。黄色いレオタードの上に銀色に縁取られた2対の白いブレストアーマーが胸元を包み、アーマーを繋ぎ止める大きな翡翠の宝石が胸に輝く。
花のモチーフは黄色のヒナギク。イメージカラーは黄色。天使界における守護天使のひとり純天使デイジーの転生者。友愛の絆を司る『聖サムシング・ボロー』の守護者。他者(原作では母親、アニメ版では友人)から預かったロケット・ペンダントにそのエネルギーが宿っている。
- 決め台詞
- 「ウェディング・アトラクティブ・フラワー!」 - 変身
- 「デイジーは無邪気な心の象徴だ!邪悪な風なんか吹き飛ばしてやるぜ!」 - 決め口上
- 「ウェディングチェンジ・お色直し!エンジェル・クラージュ・デイジー!」 - 二段変身
- 必殺技
- デイジー・パンチ
- ドレス時でもファイターコスチューム時でも出来るデイジー唯一の格闘技。
- シールド・バリア(無名の技)
- セントバンデュールをかざす事でバリアとなる。
- セント・バンデュール〜デイジー・ブリザード
- セントパンデュールから花吹雪を創り出し、相手に放つ。アニメでは相手を凍結させる効果もある。
- セント・トルナード・ドリーミング
- 後半で手に入れた聖サムシング・フォーのひとつである『聖サムシング・ボロー』によって繰り出せるようになったデイジーブリザードを超越したデイジーの新たな必殺技。「愛のメモリアルキャンドル!」という掛け声で、聖サムシング・ボローとセントパンデュールによって創り出した『聖トルナード・ドリーミング』から愛のウエーブの竜巻を飛ばす。
- かめはめ亀
- LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』で使用。
- 両腕を後ろで伏せて勢いよく巨大な亀を飛ばし放つ。
愛天使エンジェルサルビア
スカーレット小原が変身する「天界の戦士」。他の三人と異なり、アイテムを使わず自身の天使の力で、『愛天使エンジェルサルビア』に変身することが出来る。ウェディングドレスは薄紫色。お色直し後のハイレグレオタードは紫色である。新たなる愛の発生を守護する『聖サムシング・ニュー』の守護者。花のモチーフは赤いサルビア。イメージカラーは紫色。
- 決め台詞
- 「ウェディング・エクセレント・フラワー!」 - 変身
- 「燃える心"はサルビアの花言葉!闇に蠢く悪魔ども、汚れた魂を消し去ってやる!」 - 決め口上
- 「ウェディングチェンジ・お色直し!」-「エンジェル・パッシオーネ・サルビア!」 - 二段変身
- 必殺技
- セント・ピュア・ソード
- 自身の武器『セントピュアソード』を用いて相手を縦横無尽に斬りつける。
- 情熱のケーキカット
- 自身の武器『セントピュアソード』に愛のウェーブを集中させ、強力な電光を纏わせた剣を用いて相手を切り裂くサルビアの必殺技。
- セント・ピュア・ソード〜情熱のケーキカット
- 原作漫画版の必殺技。アニメ版の必殺技「情熱のケーキカット」と同じだが、こちらでは剣から電撃を飛ばすことができる。
- セント・ピュア・ソード〜ブライダル・ファイヤー
- 自身の武器『セントピュアソード』に愛のウェーブを注いで灼熱の烈炎を放ち、敵を消滅させるサルビアの必殺技。
- シールド・バリア(無名の技)
- 自身の武器『セントピュアソード』を正面に向けてバリアを張り敵の攻撃を防ぐ技。
- アーモンド・ダスト
- LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』で使用。
- 白鳥のような構えで自身の体を回転と同時に無数のアーモンドを飛ばし敵を倒す。
愛天使エンジェルポタモス
川浪ひろみが変身する5人目の愛天使。LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』のみ登場[4]。水魔ポタモスの時の髪型と同じデサインである。愛天使の時のコスチュームは、薄緑色を基調としたスケッチ風のウェディングドレスを身に纏う。お色直し後は黒いハイレグレオタードに金属のプロテクターと白のスカートを身に付けて、赤色の手袋で腰に同色のリボンがついている。愛天使の中で專用武器のみない。花のモチーフは橙色のバラ。イメージカラーは黒色。
- 決め台詞
- 「ウェディングチェンジ・お色直し!エンジェル・ジュテーム・ポタモス!」 - 変身(二段変身)
- 必殺技
- ポタモス・パンチ
- LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』で攻撃した際に使用。
- 自身の腕のブースターを飛ばしブースターからP文字化して相手に命中させる。
合体技
- ファイターエンジェルの合体必殺技
- エンジェル・ラ・ムーン(3人の合体技)
- 体を外側に向けファイターエンジェル達3人の胸飾りから放射される愛のウエーブから大勢の者を浄化させる。また悪魔のホース(猛毒)に犯されたリモーネを救う為としても使用された。なおこちらでは、リモーネに向けて体を内側に向けて愛のウエーブを大量にリモーネに浴びせる。
- セント・サムシング・フォー(4人の合体技 / 無名の技)
- 愛天使4人の心が一つになった時に発動する技。
- 愛天使4人が身に着けているセント・サムシング・フォーの4つの力が1つに纏まった時にジュエルボックスが開き四方八方から噴射される巨大な愛のウェーブであらゆる者を浄化する。
- セント・ハネムーン・アタック(5人の合体技)
- LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』で使用。
- 愛天使達5つの武器を合体して完成させ5つの武器のエネルギを一つに合わせ敵に向けて発射する。なおポタモスは初めから武器のアイテムを持っていない為ピーチからオペラシオンを借りた。
関連アイテム
- 聖手鏡(セント・ミロワール)
- 花咲ももこが使用する変身アイテム。
- 聖口紅(セント・リプライナー)
- 谷間ゆりが使用する変身アイテム。セント・サムシング・ブルーと共鳴しセント・シュトラールを呼び覚ました。
- 聖腕時計(セント・バンデュール)
- 珠野ひなぎくが使用する変身アイテム。セント・サムシング・ボローと共鳴しセント・トルナード・ドリーミングを呼び覚ました。
- コルトバイフィジェット P・シェープド・変身デバイス
- LD-BOXの映像特典『愛天使戦隊最後の戦い』でエンジェルポタモス変身した際に使用するP字形のミニデバイス(携帯電話)のようなアイテム。
- セント・オペラシオン
- ウェディングピーチが使用する武器。自身の持つブーケをキャンドル型のステッキに変形させた武器。
- ウェディング・ソード
- 相手を切り裂くのフルーレ型のウェディングピーチが専用するアイテム。アニメでは未登場。
- 聖カメラ(セント・カメラ)
- ウェディングピーチが使用する武器。漫画版では聖手鏡(セント・ミロワール)が変形したアイテム。必殺技を放つ際に使用される。アニメでは未登場。
- セント・ミロワール
- お色直ししたウェディングピーチが使用する初期の武器。
- 聖水晶(セント・クリスタル)
- お色直ししたウェディングピーチが使用する新たな武器。
- セント・シュトラール
- お色直ししたエンジェルリリィが使用する新たな武器。バトン型の武器。
- セント・トルナード・ドリーミング
- お色直ししたエンジェルデイジーが使用する新たな武器。ステッキ型の武器。
- セント・ピュア・ソード
- お色直ししたエンジェルサルビアが使用する長い剣型の武器。
- セント・サムシング・フォー
- オールド(古い物)、ブルー(青い物)、ボロー(借りた物)、ニュー(新しい物)の四種類。幸せが長く続くようにと四つの幸福の象徴であり天使界に愛のウェーブを送り続けてきた聖物で、天使界に無くてはなら無い物。また失う事は天使界の崩壊を意味する。
- セント・サムシング・オールド
- 所持者は花咲ももこ。愛の世代継承を象徴する。セント・クリスタルを呼び出す事の出来る赤い宝石の指輪。
- セント・サムシング・ブルー
- 所持者は谷間ゆり。幸せの象徴である。セント・シュトラールを呼び出す事の出来る一対の青いイヤリング(聖口紅が必要)。
- セント・サムシング・ボロー
- 所持者は珠野ひなぎく。友愛を象徴する。セント・トルナード・ドリーミングを呼び出す事の出来るロケット・ペンダント(聖腕時計が必要)。
- セント・サムシング・ニュー
- 所持者はスカーレット小原。新しい愛の誕生を象徴する。金のティアラ。
- ジュエルボックス
- 真のセント・サムシング・フォーの一つを呼び覚ました時に現れるボックスで、そのボックスが開く事で、各所有者の愛天使達の手に渡る。また愛天使達4人の心が一つになった時に、セント・サムシング・フォーの4つの力が纏まった時に再度ボックスが現れ開いた事で、強力な愛のウェーブが噴射される。
作中用語
- 三世界
- 人間界、天使界、悪魔界の三界。
- 天使界
- 三世界の一つ。女神アフロディーテが統治する世界。
- 悪魔界
- 三世界の一つ。女王レインデビラが統治する世界。
- 闇の世界 / 消滅の渦
- 悪魔界とは異なる別次元の無の世界。一度落ちると悪魔界や人間界に永久に戻る事はできない。
- レインデビラが、悪魔族達の処刑用として使った。
- 聖花園学園(せいはなぞのがくえん)
- 花咲ももこ、谷間ゆり、珠野ひなぎくの三人が通う学園。
- 愛天使
- 愛の女神の血筋や守護天使の転生者によって選ばれた伝説の戦士。
- 愛のウェーブ
- 愛のパワー。愛天使の力の源。変身する事で愛のウェーブに包まれる。恋愛や幸福、情熱や優しさから生まれ出る物。悪魔ウェーブに反する物。
- 友情のウェーブ
- 友情のパワー。三人の熱い友情のバリアは敵の嗅覚から悟られないようになっている。その為ランク以上の敵と遭遇した場合に敵の嗅覚から愛天使として見破られる危険性が高くなる。なおウェーブが低いと変身アイテムが石化し愛天使への変身が不可能となる。お誘いウェーブに反する物。
- 悪魔ウェーブ(闇の妖気)
- 闇のパワー。悪魔族の力の源。怒りや憎しみ、悲しみから生まれ出る物。愛のウェーブに反する物。
- お誘いウェーブ
- 怒りのパワー。友情のウェーブに反する物。使い魔・雪之丞変化魔が使用する。
- 悪魔のホース
- 天使族や愛天使達にとっては猛毒となる物。ホースに犯された者は肌が紫色に変わり最後には悪魔に心を奪われる。応急手段として相手から口で吸って頂く事で助かるが、相手が毒に犯される。解毒方法としては愛のウェーブを大量に浴びる事で助かる事もある。大量の愛のウェーブが必要となる為必ずしも助かるとは限らない。
- 純天使
- 愛天使達の転生前の姿。純血の天使で、人間と天使との混血を含まない。
- 天使族
- 天使界に住む種族。
- 悪魔族
- 悪魔界に住む種族。女王に仕える種族。
- おじゃ魔族
- 悪魔界の種族の一つ。悪魔族のペット。人間に取り付き人間を操る能力を持つ。
- 風魔ガスト族
- 悪魔界の種族の一つ。邪気の風を操る事が得意。剣が得意。
- 水魔族
- 悪魔界の種族の一つ。水を操る事が得意。
- 水魔アクア族
- 悪魔界の種族の一つ。水や氷を操る事が得意。水の場所から姿形を変える事が得意で、あらゆる水の空間を通り抜ける事も可能。
- 火魔ピュール族
- 悪魔界の種族の一つ。炎や雷を操る事が得意。
- ファルゼン族
- 悪魔界の種族の一つ。凶暴性が高い種族。
- 風魔族(原作) / ラファール族(アニメ)
- 悪魔界の種族のリーダー的存在。悪魔界の秩序を重んじる種族。また悪魔族最強と言われる種族。自身の体の自然回復能力を持つ。剣が得意。
- お守りの鈴
- 風摩ようすけが所持している父親の形見の鈴。ももこの指輪と共鳴しセント・サムシング・オールドを呼び覚ました。ようすけの危機やヴィエントの変身直前に鈴の音が輝く。
- 腕輪
- イグニスとの魔の契約として使われた。以後雨野たくろうが所持する事になる。イグニスの亡き後は形見となり後に愛天使達の危機を救う事となる。たくろうの強い思が、腕輪から愛のウェーブとなって噴射される。
- 堕天使
- OVA版DXに登場。天使と悪魔の和解を否定したために地上へ追放された天使で、悪に染まった天使。
- 黄金の像
- OVA版DXに登場。黄金仮面の体の一部であるマスク(頭)にあたる。体と一体化する事で、悪魔族本来の力を取り戻す。
テレビアニメ版
1995年4月5日から1996年3月27日まで、テレビ東京系列の水曜18時枠において系列局同時ネットで放映された。
アニメーション制作はケイエスエスがオー・エル・エムに委託する形で行われており、オー・エル・エムのスタッフも多数起用されているが、クレジット上はケイエスエスのみとなっている。
スポンサーのトミー初の女児向けキャラクターとされており、トミーは「そろそろセーラームーン以外が出てきてもいいはずだ」としている。テレビ放映終了後に、読売広告社が持っていた木曜18時枠(本作品を放送していた当時は『ふしぎ遊戯』を放送)と代理店を入れ替えている。そのため、NASにとっての次番組は『水色時代』になる。
放映当初は『美少女戦士セーラームーン』と同傾向を持つ戦闘美少女ジャンルの(2番煎じ的な)作品である事と「女の子=結婚=幸せ」というジェンダー的かつ(放映当時は否定されつつあった)ステレオタイプな視点より非難を受ける事が多かった。それでもセーラームーン初期の脚本を務めた富田祐弘の原作・脚本作品である事や同じく同作に参加していた只野和子によるキャラクターデザインなど、いわば同ジャンルの「お約束」を「わかっている」アツい内容は(セーラームーンからのファンからの非難はあったものの)一定の評価があった。
現在では本作で育った世代がマニアの中核を成している事や、『ポケットモンスター』で名を馳せた湯山邦彦の初期作品である事、またセーラームーンのブームの沈静に伴う同傾向ジャンルの確立により「戦闘美少女ジャンル」の初中期を彩る隠れた良作として再評価されている。
スタッフ
- 原作 - 富田祐弘、谷沢直、テンユウ
- 企画 本村眞章
- プロデューサー - 岩田圭介(テレビ東京)、梅下博文、浅賀孝郎
- 監督 - 湯山邦彦
- キャラクター・デザイン - 只野和子
- チーフ・アニメーター - 一石小百合
- 監督輔佐 - 須藤典彦
- 美術監督 - 金村勝義、松本真奈美
- 色彩設定 - 佐藤和子
- 撮影監督 - 池上元秋
- 音楽 - 長谷川智樹、神津裕之
- 音響監督 - 三間雅文
- 音楽協力 - テレビ東京ミュージック
- アニメーション・プロデューサー - 岩川広司、奥野敏聡、神田修吉
- 広報 - 門司玲子、藤井秀明、杉崎利治
- 編集 - 関一彦、今井剛
- タイトル - マキ・プロ
- 現像 - イマジカ
- 効果 - 高木良行、小山健二
- 調整 - 蝦名恭範
- スタジオ - KSSスタジオ
- ビデオ編集 - 宗和洋史
- 音響担当 - 飯塚康一
- 制作担当 - 岩見一伸
- 制作デスク - 太田昌二
- アニメーション制作 - ケイエスエス
- 製作 - テレビ東京、NAS
主題歌
オープニングテーマ
- 『夢見る愛天使』
- 『Wedding Wars〜愛は炎〜』
- 作詞 - 佐藤ありす 作曲 - 斎藤かんじ、大和朗 編曲 - 関根安里 歌 - 中島えりな
エンディングテーマ
- 『21世紀のジュリエット』
- 作詞 - 織田ゆり子 作曲 - 工藤崇 編曲 - 岩本正樹 歌 - FURIL
- 『ヴァージンラブ』
- 作詞 - 佐藤ありす 作曲 - 斎藤かんじ、大和 朗 編曲 - 関根安里 歌 - FURIL
各話リスト
テレビアニメ
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 絵コンテ | 作画監督 | 放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 祝! 愛天使誕生 | 富田祐弘 | 須藤典彦 | 湯山邦彦 | 一石小百合 | 1995年 4月5日 |
2 | あっぱれ! お色直し | 勝亦祥視 | 高橋ナオヒト | 深沢幸司 | 4月12日 | |
3 | ねらわれた花嫁 | 寺田憲史 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 4月19日 | |
4 | エンジェルリリィ誕生 | 園田英樹 | 勝亦祥視 | 広田正志 | 4月26日 | |
5 | 3人目の愛天使 | 大橋志吉 | 岡尾貴洋 | 内野明雄 | 5月3日 | |
6 | じゃ魔ピーの逆襲 | 寺田憲史 | 勝亦祥視 | 高橋ナオヒト | 深沢幸司 | 5月10日 |
7 | 食べすぎにご用心 | 富田祐弘 | 須藤典彦 | 藤田まり子 | 5月17日 | |
8 | パジャ魔と眠り姫 | 大橋志吉 | 勝亦祥視 | 土蛇我現 | 安藤信悦 | 5月24日 |
9 | 奪われたサムシングフォー | 富田祐弘 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 5月31日 | |
10 | お見事! 友情お色直し | 寺田憲史 | 勝亦祥視 | 高橋ナオヒト | 広田正志 | 6月7日 |
11 | 時をかけるひなぎく | 大橋志吉 | 仙北實 | 村田和也 | 仙北實 | 6月14日 |
12 | 美人悪魔の恋占い | 園田英樹 | 鈴木敏明 | 望月謙 | 6月21日 | |
13 | 勝負! 悪魔のPK戦 | 矢吹勉 | 渡辺真由美 | 6月28日 | ||
14 | 奪われた愛の指輪 | 勝亦祥視 | 広田正志 | 7月5日 | ||
15 | 潜入! 悪魔の森 | 大橋志吉 | 岡尾貴洋 | 内野明雄 | 7月12日 | |
16 | 悪魔族の誇り | 寺田憲史 | 鈴木敏明 | 前田明寿 | 7月19日 | |
17 | 聖花園学園の秘密 | 富田祐弘 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 7月26日 | |
18 | 愛天使、夏休みも戦うわ! | 園田英樹 | 山田智美 | 高橋ナオヒト | 望月謙 | 8月2日 |
19 | 真夏の夜の神秘 | 大橋志吉 | 須藤典彦 | 高崎由利 | 8月9日 | |
20 | 海辺のペンダント | 寺田憲史 | 岡尾貴洋 | 田中誠輝 | 8月16日 | |
21 | ピアノよ響け星空に | 富田祐弘 | 矢吹勉 | 渡辺真由美 | 8月23日 | |
22 | ねらわれたじゃ魔ピー | 寺田憲史 | 藤本義孝 | 鈴木敏明 | 高見明男 | 8月30日 |
23 | 初キスが奪われる! | 富田祐弘 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 9月6日 | |
24 | ドキドキ学園祭 | 大橋志吉 | 岡尾貴洋 | 鈴木吉男 | 内野明雄 | 9月13日 |
25 | 悪魔のキスは甘くない | 園田英樹 | 藤本義孝 | 高見明男 | 9月20日 | |
26 | いつわりの結婚式 | 富田祐弘 | 須藤典彦 | 志村泉 | 9月27日 | |
27 | ウソ! 柳葉さまに恋人? | 大橋志吉 | 栗本宏志 | 大庭秀昭 | 田中誠輝 | 10月4日 |
28 | 恋する少女は最強よ! | 園田英樹 | 山田智美 | 藤本義孝 | 望月謙 | 10月11日 |
29 | ハロウィンな魔女 | 寺田憲史 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 10月18日 | |
30 | グッバイ悪魔さま | 富田祐弘 | 矢吹勉 | 渡辺真由美 | 10月25日 | |
31 | 乱入! 恋のライバル | 大橋志吉 | 藤本義孝 | 山岡信一 | 11月1日 | |
32 | マフラーに愛を込めて | 岡尾貴洋 | 鈴木敏明 | 内野明雄 | 11月8日 | |
33 | 戦場に咲いた恋 | 寺田憲史 | 須藤典彦 | 志村泉 | 11月15日 | |
34 | 恋のあやつり人形 | 園田英樹 | 山田智美 | 藤本義孝 | 望月謙 | 11月22日 |
35 | 四人目の愛天使 | 富田祐弘 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 11月29日 | |
36 | 一人ぼっちの愛天使 | 大橋志吉 | 栗本宏志 | 鈴木敏明 | 田中誠輝 | 12月6日 |
37 | サルビアの涙 | 寺田憲史 | 藤本義孝 | 山岡信一 | 12月13日 | |
38 | お別れの熱いキス | 富田祐弘 | 矢吹勉 | 石辺恵美 | 12月20日 | |
39 | 先生は悪魔? | 園田英樹 | 湖山禎崇 | 平山英嗣 | 12月27日 | |
40 | 愛が吸われちゃう! | 栗山美秀 | 藤本義孝 | 望月謙 | 1996年 1月10日 | |
41 | 恋愛ごっこ大スキー | 大橋志吉 | 須藤典彦 | 鈴木敏明 | 一石小百合 | 1月17日 |
42 | ゆりのく・ち・び・る | 寺田憲史 | 栗本宏志 | 榎本明広 | 田中誠輝 | 1月24日 |
43 | レインデビラの真実 | 富田祐弘 | 藤本義孝 | 山岡信一 | 1月31日 | |
44 | じゃ魔ピーの初恋 | 園田英樹 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 2月7日 | |
45 | 帰ってきたママ | 富田祐弘 | 湖山禎崇 | 平山英嗣 | 2月14日 | |
46 | 私の恋人は悪魔 | 大橋志吉 | 栗山美秀 | 河口もと | 望月謙 | 2月21日 |
47 | よみがえれ、愛の記憶 | 富田祐弘 | 矢吹勉 | 渡辺真由美 | 2月28日 | |
48 | 愛すれどせつなく | 寺田憲史 | 栗本宏志 | 田中誠輝 | 3月6日 | |
49 | 2人だけの夜 | 藤本義孝 | 山岡信一 | 3月13日 | ||
50 | 離れない心 | 富田祐弘 | 浅田裕二 | 藤田まり子 | 3月20日 | |
51 | ラスト・ウェディング | 須藤典彦 | 湯山邦彦 | 一石小百合 | 3月27日 |
LD-BOX映像特典
- 第10,526回 ごめんねようすけの巻
- 次回予告 合体!ウェディングロボ!!(予告のみ)
- 最終回 愛天使戦隊最後の戦い
- 新番組予告 新・愛天使伝説ウェディング甲子園 第1話 ウェディング番長現わる(予告のみ)
原作漫画版との主な相違点
- コスチュームの違い
- 漫画版の連載初期におけるコスチュームやアイテムなどの違い。これらは連載途中より「愛の超天使」としてパワーアップするという理由を用いる事でアニメ版の正式設定に随時準じていくよう修正された[6]。
- スカーレット(エンジェル・サルビア)の設定
- 漫画版ではももこたちと同じ聖花園学園中等部の生徒で同級生だが、アニメ版では聖花園学園の生徒ではなく、聖ミハエル学園中等部の生徒でももこたちより1つ年上。
- アニメ版ではスカーレットは純粋な天使であるが、漫画版ではゆりやひなぎくと同じく人間に転生した天使となっている。
- アニメ版では恋愛のパートナーの存在はない(OVAの『DX』では登場しているが、敵としての登場だったために悲恋で終わり恋愛相手としてのパートナーではない)が、原作漫画版ではきちんと幼馴染として「ディーン・バトラー」なる運命の恋人が登場している。
- たくろうの性格
- アニメ版では気弱な少年だが、漫画版では自らの優秀さを鼻にかけた嫌みな人間として描かれている。その性質は双方とも、スポーツが出来て明るい柳葉やようすけへのコンプレックスから来るもので、ひなぎくとの関係を修復することでこれが解消されるように設定されている。
- アニメ版のたくろうはひなぎくを「ひなこ」と呼ぶが、原作漫画版ではこれがなく「ひなぎく」と呼び捨てになっており、子どもの頃にも「ひなちゃん」と呼んでいる。
- 愛天使の定義
- アニメではあやふやで、最悪「天使界の天使」が「愛天使」と、とられかねない愛天使の定義が、漫画版では確固とした言葉で示されている。すなわち「人間界に生まれて人間の血を持ち、父母の愛情や友の愛情に包まれる事、そして人間が元来持つ憎しみの力を持ちながらも(これがいわゆる予防接種におけるワクチンのような働きをする)自らの持つ負の感情に打ち勝つことで、逆に天使族には持ち得ない、より強力な愛の力を自らの内に育む事ができる天使」を「伝説の愛天使」と呼ぶとされている。
※漫画版の作成においては、途中より谷沢側の専行が始まり、漫画版ストーリー終了時にはテンプレート:要出典範囲そのため、アニメ版と漫画版は基本ストーリーは同じだが、キャラクター設定(デザイン・性格・バックグラウンド)や細かなエピソードストーリーが似ているようで全く違うという事態が数多く発生した。テンプレート:要出典範囲
OVA版
音楽CD
マキシシングル(8cm) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 | |||
1 | 1995年5月24日 | 夢見る愛天使 | KIDA-106 | |||
2 | 1995年11月22日 | ウェディングピーチ スペシャルCD | JSDA-29029 | |||
非売品シングル(8cm) | ||||||
枚 | 発行日 | タイトル | 規格品番 | |||
1 | 1996年8月18日 | ウェディングピーチ プレミアムCD | ||||
2 | 1996年12月21日 | ウェディングピーチ クリスマスCD | ||||
サントラアルバム | ||||||
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 | |||
1 | 1995年7月21日 | ウェディングピーチ FURIL | KICA-249 | |||
2 | 1995年12月22日 | ウェディングピーチ ドリームコレクション | JSCA-29034 | |||
3 | 1996年7月26日 | Summer Carnival | JSCA-29041 | |||
サウンドトラック | ||||||
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 | |||
1 | 1995年8月23日 | ウェディングピーチ MUSIC BOUQUET 1 | KICA-256 | |||
2 | 1995年10月13日 | ウェディングピーチ MUSIC BOUQUET 2 | KICA-269 | |||
3 | 1996年2月23日 | Memories | JSCA-29036 |
DVD
ライナーノーツ全巻封入特典・設定など資料映像全収録予定·シリーズ全15巻+特別編全4巻·枚組数:1枚
- DVD-BOX 1(MOMOKO BOX) [2000年9月8日発売] KSXA-23904
- ウェディングピーチ 第1巻(第1話 〜 第4話まで収録 片面1層)[2006年6月23日発売] JDXA-25781
- ウェディングピーチ 第2巻(第5話 〜 第8話まで収録 片面1層)[2006年6月23日発売] JDXA-25782
- ウェディングピーチ 第3巻(第9話 〜 第12話まで収録 片面1層)[2006年6月23日発売] JDXA-25783
- ウェディングピーチ 第4巻(第13話 〜 第16話まで収録 片面1層)[2006年6月23日発売] JDXA-25784
- ウェディングピーチ 第5巻(第17話 〜 第10562回まで収録 片面1層)[2006年6月23日発売] JDXA-25785
- DVD-BOX 2(HINAGIKU BOX) [2000年11月10日発売] KSXA-23905
- ウェディングピーチ 第6巻(第18話 〜 第21話まで収録 片面1層)[2006年7月28日発売] JDXA-25786
- ウェディングピーチ 第7巻(第22話 〜 第25話まで収録 片面1層)[2006年7月28日発売] JDXA-25787
- ウェディングピーチ 第8巻(第26話 〜 第29話まで収録 片面1層)[2006年7月28日発売] JDXA-25788
- ウェディングピーチ 第9巻(第30話 〜 第33話まで収録 片面1層)[2006年7月28日発売] JDXA-25789
- ウェディングピーチ 第10巻(第34話 〜 最終回まで収録 片面1層)[2006年7月28日発売] JDXA-25790
- DVD-BOX 3(YURI BOX)[2001年1月12日発売] KSXA-23906
- ウェディングピーチ 第11巻(第35話 〜 第38話まで収録 片面2層)[2006年8月25日発売] JDXA-25791
- ウェディングピーチ 第12巻(第39話 〜 第42話まで収録 片面2層)[2006年8月25日発売] JDXA-25792
- ウェディングピーチ 第13巻(第43話 〜 第46話まで収録 片面2層)[2006年8月25日発売] JDXA-25793
- ウェディングピーチ 第14巻(第47話 〜 第50話まで収録 片面2層)[2006年8月25日発売] JDXA-25794
- ウェディングピーチ 第15巻(第51話まで収録 片面1層)[2006年8月25日発売] JDXA-25795
- DVD-BOX 4(SARUBIA BOX)[2001年3月9日発売] KSXA-23907
- ウェディングピーチDX(OVA全4話まで収録 片面2層)JDXA-25796
- Winter Dream Rave(片面1層)
- ウエディングピーチスペシャルビデオ サマーエンジェルin’96〜天使達の夏休み〜(片面1層)
- ミュージッククリップ ウエディングピーチ フェスティバル(片面1層)
- 海外英語版(北米正規版)
- ウェディングピーチ Season One+Season Two [DVD-BOX全2巻·Vol.1-10枚·リージョン1 NTSC(アメリカ・カナダ向け)·日本語/英語/英文字幕·片面1層]
書籍
- 漫画
- 全て小学館・フラワーコミックスより発売されている。
- 『愛天使伝説ウェディングピーチ』漫画単行本 谷沢直/富田祐弘(全6巻)
- 『ウェディングピーチ』(1)ISBN 9784091361813
- 『ウェディングピーチ』(2)ISBN 9784091361820
- 『ウェディングピーチ』(3)ISBN 9784091361837
- 『ウェディングピーチ』(4)ISBN 9784091361844
- 『ウェディングピーチ』(5)ISBN 9784091361851
- 『ウェディングピーチ』(6)ISBN 9784091361868
- 『ウェディングピーチ―てんとう虫コミックススペシャル(愛天使誕生編)』 たちばな真未/富田祐弘(単巻) ISBN 9784091492210
- アニメ版漫画
- 全て小学館・フラワーコミックスより発売されている。
- 『愛天使伝説ウェディングピーチ』アニメ版カラー漫画単行本(全7巻)
- 『ウェディングピーチ』(1)ISBN 9784091357519
- 『ウェディングピーチ』(2)ISBN 9784091357526
- 『ウェディングピーチ』(3)ISBN 9784091357533
- 『ウェディングピーチ』(4)ISBN 9784091357540
- 『ウェディングピーチ』(5)ISBN 9784091357557
- 『ウェディングピーチ』(6)ISBN 9784091357564
- 『ウェディングピーチ』(7)ISBN 9784091357571
- テレビ絵本
- テレビ絵本シリーズは、全て小学館より発売されている。
- 『愛天使伝説ウェディングピーチ』小学館のテレビ絵本シリーズ(単行本全8巻)
- 『ウェディングピーチ』(1)ISBN 9784091143013
- 『ウェディングピーチ』(2)ISBN 9784091143020
- 『ウェディングピーチ』(3)ISBN 9784091143037
- 『ウェディングピーチ』(4)ISBN 9784091143044
- 『ウェディングピーチ』(5)ISBN 9784091143051
- 『ウェディングピーチ』(6)ISBN 9784091143068
- 『ウェディングピーチ』(7)ISBN 9784091143075
- 『ウェディングピーチ』(8)ISBN 9784091143082
原画集・イラスト絵本
- 『ウェディングピーチ・THIS IS ANIMATION(ジス・イズ・アニメーション)』 小学館(1995年12月発行) ISBN 9784091015853
資料解説本・原画設定資料集
- 『ウェディングピーチ・シークレットファイル』 小学館(1996年3月1日発行) ISBN 9784091015860
- 『ウェディングピーチ・おしゃれパズルブック―「プリュイとのたたかい」のまき』(単行本) ISBN 9784092532526
- 『ウェディングピーチ・まるごときせかえブック』(大型本) ISBN 9784091108111
ゲーム
- 『ウェディングピーチ』
- 1995年9月25日にケイエスエスより。スーパーファミコン版発売。
- 『ウェディングピーチ ドキドキお色直し』
- 1996年9月27日にケイエスエスより。プレイステーション版発売。
- 『ウェディングピーチ 〜じゃ魔ピーパニック〜』
- 1995年12月8日にケイエスエスより。ゲームボーイ版発売。
- 『ウェディングピーチ コンピュータゲーム PC-98VX』
- 『ウェディングピーチ スクリーセイバー for windows』
他アニメでのパロディ
同時期にテレビ東京系水曜18時台に放映されたミュータント・タートルズ作中において、ビーバップ、ロックステディの両人が「そろそろ商売替え考えなきゃね」「ハネムーンピーチとかね」とのセリフを言う場面がある。
また、アニメ作品『こみっくパーティー』(無印版・2001年発表)でもウェディングピーチをネタにしたパロディーがいくつか見られる。これは両作が同一の製作会社(KSSとOLMの双方)によって作られたものであるためである。
近年では、アニメ『らき☆すた』3話において花嫁関連の話をしている途中「フリル」という言葉が出てきた直後、おたくの主人公・泉こなたが本作の歌詞の一部である「夢がいっぱい、フリルいっぱい」と発想している。また、友人の柊つかさを「髪形から見てエンジェルデイジー」に例えた。
脚注
外部リンク
- 谷沢直のまんが番外地 原作作画者・谷沢直のウェブサイト。ウェピーコンテンツもあり。
- ウェディングピーチ (必殺技辞典)
- ↑ DX第2話では、ももこが船上パーティーで用意されたカクテルをジュースと間違え、それを渡されたじゃ魔ピーが大量に飲んで泥酔状態になってしまい、しばらくダメージが回復できなかった。
- ↑ 例えばももこの場合、通常時は「ももこちゃま」、変身後は「ピーチちゃま」となる。後半では、ようすけに対してもそれを用いた。
- ↑ これは文部科学省による「小学校学習指導要領」の学習漢字別表「学年別漢字配当表」に「浪」の字が入っておらず、代替文字として「波」が指定されている(=本作の仮想主要読者層であるC層が小学校で学習しない文字である)ためである。
- ↑ 4.0 4.1 この話は映像特典ゆえのスタッフのお遊びによる楽屋オチであり、公式作品ではあるがウェディングピーチの正式ストーリーではない(早い話がパラレルワールド同然の話である)ことに注意。
- ↑ 『ラブリー・オペラシオン・タンピート』はピーチがお色直しをした後でも使用可能である。
- ↑ 『ウェディングピーチ シークレットファイル』より。