犬山駅
犬山駅(いぬやまえき)は、愛知県犬山市犬山富士見町にある、名古屋鉄道(名鉄)の駅である。
目次
利用可能な鉄道路線
歴史
- 1912年(大正元年)8月6日 - 犬山線の開通と同時に開業する。
- 1923年(大正12年)5月1日 - 押切町駅(名古屋市)から直通運転を開始するとともに、急行列車が設定される。
- 1926年(大正15年) - 線路が犬山橋駅(現 犬山遊園駅)まで延伸される。
- 1927年(昭和2年)4月 - 駅が現在地へ移転する。
- 開業当初は現在よりも西側(西口駐車場のあった場所)に駅があったといわれる。
- 1931年(昭和6年)4月29日 - 大曽根線(現 小牧線)が接続する。
- 1946年(昭和21年)3月1日 - 広見線の起点が当駅に変更される。
- 1972年(昭和47年)9月27日 - 急行(後の特急)「北アルプス」が停車するようになる。
- 1985年(昭和60年) - 東西連絡通路と現在の駅舎の供用を開始する。のりばを2面4線から3面6線に拡大する。
- 東口を開設し、バス・タクシー乗り場などが整備される。
- 1992年(平成4年)2月4日 - 西口に駅ビルが完成する。
- 1993年(平成5年)8月 - 配線を変更し、0番線を新設する[1]。
- 2003年(平成15年)3月27日 - プリペイドカード「トランパス」を、小牧線のみ供用を開始する(のちに犬山線・広見線にも拡大)。
- 2010年(平成22年)12月20日 - バリアフリーに対応した北改札口を開設する。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」のサービス開始とともに、当駅での供用を開始する。
- 2012年(平成24年)2月29日 - 「トランパス」のサービス終了に伴い、当駅での供用も終了する。
駅構造
島式ホーム3面6線の地上駅で橋上駅舎を有している。駅南側に留置線が1本あり、地下鉄鶴舞線直通用車両の留置に使われている。
改札口は南口・北口の2箇所あり、改札外の東西連絡通路沿いに向かい合って位置している。ともに自動券売機[注釈 1]や自動改札機、自動精算機を備えている。
売店は改札口西側すぐにある。また、駅サービスセンターが自動券売機の東側にある。
列車の発着番線が方面ごとに決まっておらず、同じ方面の同種列車であっても発車番線が時間によって異なる。また、他の方面へ向かう場合は、降りたホームでそのまま乗り換えができないこともある。
テンプレート:要出典範囲より北改札が開設され、バリアフリーに対応すべくエレベーターが、改札内(コンコースとホーム)および改札外(コンコースと東口地上部)にそれぞれ設置されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■犬山線(各務原線直通) | 下り | 名鉄名古屋方面から新鵜沼・三柿野・名鉄岐阜方面 | |
■犬山線 | 上り | 江南・岩倉方面の折り返し始発 | 主に地下鉄鶴舞線直通列車。 | |
2 | ■犬山線 | 上り | 新鵜沼方面から江南・岩倉・名鉄名古屋方面 | 主にミュースカイ・特急・急行。 |
3 | ■小牧線 | - | 小牧・平安通方面の折り返し始発 | |
4・5 | ■犬山線(各務原線直通) | 下り | 新鵜沼・三柿野・名鉄岐阜方面の折り返し始発 | |
4・5・6 | ■犬山線 | 上り | 新可児・名鉄岐阜(6番線を除く)と名鉄名古屋方面との直通・名鉄名古屋方面の普通、準急列車の折り返し始発 | 準急は切離し、連結の際は6番線使用。6番線奥には連結用や新可児行きの待機車両(4両まで)線路がある。 |
■広見線 | - | 新可児方面の折り返し始発 |
※上表はおおよその目安であり、時間帯によってはこの限りではない。
配線図
配線上の制約により、1・2番線と小牧線および広見線、新鵜沼方面と1・6番線への経路をとることはできない。 テンプレート:駅配線図
テナント
運行ダイヤ
当駅で種別変更する列車が多い。系統ごとの概要は以下のとおりである。
- 日中の名鉄名古屋・中部国際空港方面からの準急新可児行は当駅から普通になるほか、新可児からの名鉄名古屋方面直通の普通は当駅から準急になる。ミュースカイ・快速特急・特急と新鵜沼止まりは種別変更を行わず、そのまま新鵜沼または新可児まで直通する。
- 名鉄岐阜方面からの列車は平日朝の1本を除き当駅では種別変更を行わない(新鵜沼駅で変更)。名鉄名古屋方面からの大部分の普通列車と広見線の半数の普通列車[注釈 2]、朝のラッシュ時以降の各務原線直通列車は当駅始発・終着である。
- 小牧線列車、地下鉄鶴舞線直通列車は新鵜沼方面や新可児方面へは乗り入れない。
当駅から犬山検査場への出・入庫列車や新鵜沼への回送列車も運転されているほか、一部の当駅止まりの列車は当駅到着後に車庫へ入らず行先を変更の上延長運行することもある。
広見線と名鉄名古屋方面を直通する列車を中心に、当駅で増解結を行うこともある。当駅構内に犬山乗務区があり、一部の急行などでは乗務員の交代も行われている。
利用状況
2011年度の1日平均乗降人員は15,541人である[2]。小牧線・広見線の駅では最も利用客が多い。
犬山市の統計によると、近年の1日平均乗降人員・乗車人員は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
2005年(平成17年) | 17,243 | |
2006年(平成18年) | 16,602 | |
2007年(平成19年) | 16,452 | |
2008年(平成20年) | 16,396 | 8,186 |
2009年(平成21年) | 15,604 | 7,807 |
2010年(平成22年) | 15,475 | 7,749 |
2011年(平成23年) | 15,541 | 7,783 |
駅周辺
駅の東西の往来は、歩行者および自転車については駅構内(改札外の東西連絡通路)を利用することが可能である。なお、自動車が利用可能な至近の道路として、駅北側の踏切や駅南側の陸橋(県道一宮犬山線)などがある。
駅西側は商店街になっており、犬山市役所や犬山市立図書館などもある。犬山城へは西口から徒歩10分ほどの距離に位置している。
駅東側は区画整理され、イトーヨーカドーが駅前ロータリーに隣接し位置している。
タクシー乗り場は西側・東側ともロータリー内に設置されている。
東口
西口
- 犬山城(徒歩10分ほど)
- 犬山市役所
- 犬山市立図書館
- 犬山薬師郵便局
路線バス
バスは一部を除き東口より発着している。
かつては西口にも名鉄バスが乗り入れていたが、テンプレート:要出典範囲。
犬山駅(東口)バス停
- 犬山市コミュニティバス ※一部は犬山駅西口より運行している。
隣の駅
- 名古屋鉄道
- 犬山線
- 広見線
- 小牧線
脚注
注釈
- ↑ テンプレート:要出典範囲。ただし名古屋市営地下鉄との連絡乗車券を購入する場合、上小田井経由と上飯田経由では運賃が異なるが、manacaを利用する場合は最短経路で計算される。
- ↑ 当駅でミュースカイおよび新鵜沼方面への急行に接続する。新可児では御嵩行に接続しない。