犬山遊園駅
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テンプレート:駅情報 犬山遊園駅(いぬやまゆうえんえき)は、愛知県犬山市犬山字瑞泉寺にある、名鉄犬山線の駅である。全ての列車が停車する。
歴史
- 1926年(大正15年)5月2日 - 犬山橋駅として開業。
- 1944年(昭和19年) - 休止となる。
- 1947年(昭和22年)4月5日 - 営業再開。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 犬山遊園駅に改称。
- 1962年(昭和37年)3月21日 - モンキーパークモノレール線(当初はラインパークモノレール線)が開業し、乗換駅となる。
- 1999年(平成11年)12月4日 - これまで通過していた特急「北アルプス」(現在廃止)が停車するようになる。
- 2008年(平成20年)12月28日 - モンキーパークモノレール線が廃止され、乗換駅でなくなる。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
- InuyamayuenStation.JPG
モノレールのりば
- Meitetsu MRM 100 006.JPG
モノレール線が現役だった頃の駅ホーム
- 犬山遊園駅モノレール線ホーム.JPG
モノレール線ホーム
駅構造
- 相対式2面2線の地上駅である。営業時間は7:00 - 18:00。上下ホーム間は地下道でつながっている。駅員は東口駅舎にいる。ホームの北半分は半径290mのカーブ上に位置する。通常使用されることはないが、犬山橋が不通となった時に備えて1番線から犬山駅方に折り返し可能な渡り線が設置されていて、昭和40年代(1960年代 - 1970年代)には当時国道41号線としても利用されていた犬山橋を通行しない形での、当駅止まりの特急が運行されていた。また、2000年代前半までは行楽シーズンや日本ライン夏まつり納涼花火大会、大晦日の臨時列車で当駅発着となり、当駅最寄りの成田山と地下鉄鶴舞線経由の大須観音とを結ぶ電車もあった。現在は花火大会の臨時列車に限り北隣の新鵜沼駅発着で運行されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■犬山線 | 下り | 新鵜沼・各務原線直通三柿野・新那加・名鉄岐阜方面 |
2 | ■犬山線 | 上り | 犬山駅・名鉄名古屋・豊橋・中部国際空港・河和・新可児方面 |
- かつて存在していたモンキーパークモノレール線(動物園方面)にはのりば番号が明記されていなかった。また、駅名標も設置されていなかった。
- 1番線の新鵜沼(犬山橋)方に設置されている信号機は当駅の出発信号機ではなく、新鵜沼駅の第1場内信号機と表示されている。また、2番線のほぼ同じ箇所(ホーム手前)にある信号機も、場内信号機ではなく閉塞信号機である。
配線図
利用状況
犬山市の統計によれば、1日平均の乗車人員(降車客含まず)は2008年度(平成20年度)873人、2009年度(平成21年度)706人である。
全列車の停車駅であるが、犬山線の駅では犬山口駅の次に利用者が少ない。ただし、名古屋方面から岐阜方面へ乗り継ぐ場合、犬山駅や新鵜沼駅では階段の上り下りが必要な場合が多いのに対して、当駅であれば同一ホームでの乗り継ぎが可能であるため、改札を通らずに当駅を乗換駅として利用する乗客が一定数いる。
駅周辺
当駅は木曽川の犬山市側の河岸にある。明治末期 - 昭和初期から観光スポットとして注目を浴びた。そのため、民宿や旅館などがいくつかある。
- 犬山城
- 名鉄犬山ホテル(天然温泉有り。ホテル敷地内に茶室「如庵」がある)
- 瑞泉寺
- 善光寺
- 成田山名古屋別院(犬山成田山)
- 犬山寂光院(当駅から臨時バスの運行あり)
- 犬山橋(2000年3月28日に道路専用の「ツインブリッジ」が完成して旧橋は電車専用となった。それ以前は道路上に犬山線の線路が敷設されていて、路面電車と同様の通行形態となっていた。)
- 木曽川うかい乗船場
- 日本ライン下り下船場
- 愛知県道・岐阜県道27号春日井各務原線(現在はツインブリッジを通行する)
- 愛知県道185号栗栖犬山線(栗栖地区にある寂光院、桃太郎神社へのアクセス道路)
隣の駅
廃止区間
- 名古屋鉄道
- モンキーパークモノレール線
- 犬山遊園駅 - 成田山駅