飛騨金山駅
テンプレート:Ambox-mini テンプレート:駅情報 飛騨金山駅(ひだかなやまえき)は、岐阜県下呂市金山町大船渡にある、東海旅客鉄道(JR東海)高山本線の駅である。
エル特急「(ワイドビュー)ひだ」の一部が停車する。
飛騨金山という駅名だが、下呂市金山地区はもともとは美濃国(武儀郡)であり、飛騨国(益田郡)であったのは市内下原地区である。ただし駅は金山地区から飛騨川・馬瀬川合流点にかかる金山橋を渡った飛騨国の域内にあり、飛騨路の入口ということで命名された。これらの地域が昭和の大合併により益田郡下原村(現・下原地区)が同郡金山町の一部となった際に、町全体が飛騨地方に組み込まれたのは、駅の開業の27年後の1955年である。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ地上駅。単式ホームの1番線が下り本線、島式ホームの片側の2番線が上り本線、もう片側の3番線が上下副本線となっている。3番線は普通列車用で、特急退避のほか1日1本設定されている当駅折り返し列車が使用している。3番線の外側に保線車両用の側線が若干数あり。島式ホーム上に待合室がある。また、屋根付きの跨線橋が設置されている。
地元観光協会の職員が業務を担当する簡易委託駅で、美濃太田駅が当駅を管理している。2012年3月31日までは東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、みどりの窓口が設置されていた。自動販売機が駅舎を出てすぐの所に設置されている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | テンプレート:Color高山本線 | 下り | 下呂・高山方面[1] |
2・3 | テンプレート:Color高山本線 | 上り | 美濃太田・岐阜方面[1] |
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跨線橋から焼石方面を望む(2011年12月)
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跨線橋から下油井方面を望む(2011年12月)
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下油井方面が美濃路、焼石方面が飛騨路(2011年12月)
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駅舎(2010年1月1日)
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構内(2006年8月12日)
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駅舎の一部(2006年8月12日)
利用状況
「岐阜県統計書」によると、一日平均の乗車人員は以下の通りである。
- 2005年度 - 326人
- 2007年度 - 278人
- 2008年度 - 266人
- 2009年度 - 257人
- 2010年度 - 270人
- 2011年度 - 263人
- 2012年度 - 253人
駅周辺
- 国道41号
- 岐阜県道438号飛騨金山停車場線
- 下呂市金山振興事務所
- 中部電力大船渡ダム発電所・管理所
- 藤倉峡
- 金山橋
- 飛騨金山電気支区
バス路線
駅前から金山地域内各地へコミュニティバスのげろバス金山(東線・菅田線)が運行されている。
- げろバス金山.JPG
駅前に停車中のげろバス金山(2011年12月)
歴史
- 1928年(昭和3年)3月21日 - 高山線(1934年に高山本線へ改称)が白川口駅から延伸した際に、その終着駅として開業。旅客及び貨物の取扱を開始。
- 1929年(昭和4年)4月14日 - 高山線が焼石駅まで延伸。途中駅となる。
- 1978年(昭和53年)12月21日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)9月 - 駅弁の販売を終了。
- 2012年(平成24年)4月1日 - 地元観光協会による簡易委託駅となる。
その他
- 明治時代後期、飛騨金山駅付近から岐阜市を結ぶ中濃電気鉄道の計画が存在した。この鉄道は、現在の岐阜市と下呂市金山地域を関市経由で結ぶ予定であった。
- かつては、下呂駅と共に駅弁も販売されており、栗こわいなどが人気を博していたものの、2001年9月特急北アルプスの廃止と共に販売を終了した。
隣の駅
※当駅に一部が停車する特急「ひだ」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。