郡山駅 (奈良県)
テンプレート:駅情報 郡山駅(こおりやまえき)は、奈良県大和郡山市高田町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の駅である。「大和路線」の愛称区間に含まれている。
概要
大和郡山市のJRにおける代表駅である。当駅から西に約1kmのところに、もう一つの代表駅である近鉄郡山駅があり、乗降客数も近鉄郡山駅のほうが多い。
鉄道国有法により国鉄関西本線となり、東北本線にある郡山駅との混同を避けるため、鉄道院では、大和郡山駅と改名しようとしたが、地元住民は承服せず、東大寺の古文書を持ち出して、大和の郡山の方が古いと鉄道院へ陳情した結果、郡山駅に落ち着いた歴史的経緯がある[1]。 よって、福島県の「郡山駅」と区別するため、乗車券類には「(関)郡山」と印字される。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。橋上駅舎を有し、駅舎の外観は郡山城をイメージしている。
以前は1・2番線の間には、上下兼用の待避用があった。1番のりば北側には貨物積込み用の側線があって、特産の金魚出荷専用列車が発着していた。また、2番のりばの南側にも、機関車牽引方向転換のための側線があった。現在は分岐器や絶対信号機がない停留所に分類される。
王寺駅が管理し、ジェイアール西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅である。かつてはみどりの窓口があったが、2014年2月14日をもって営業を終了し2月15日よりみどりの券売機プラスが稼動した。
また、改札口東隣にキヨスクもあったが、駅前コンビニの設置に伴う利用者減のため、廃止されている。
ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
橋上駅及び連絡通路は、線路により分断された駅西側と東側の地域を連絡させる意味から、大和郡山市の都市計画事業として整備されたもので、連絡通路は大和郡山市道として位置づけられている。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color大和路線 | 上り | 奈良・加茂方面 |
2 | テンプレート:Color大和路線 | 下り | 王寺・天王寺・大阪方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
利用状況
奈良県統計年鑑によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 5,181 |
1998年 | 5,300 |
1999年 | 5,163 |
2000年 | 5,167 |
2001年 | 5,105 |
2002年 | 5,096 |
2003年 | 5,262 |
2004年 | 5,267 |
2005年 | 5,068 |
2006年 | 5,094 |
2007年 | 5,080 |
2008年 | 5,058 |
2009年 | 4,970 |
2010年 | 5,151 |
2011年 | 5,127 |
駅周辺
周辺は、マンション・公団住宅が多く目立つ。昔からの市街中心部に通じる出口は駅の西側であるが、最近は東側が再開発され、ショッピングモールが営業している。
近鉄郡山駅へは西へ徒歩で約10分かかる。バスは、奈良交通バスが運行するシャープ前行きが朝に2本ある。また、大和郡山市コミュニティバス「元気城下町号」が日中1時間毎に、「元気治道号」と「元気平和号」は3本運行されているのみである。
また、駅東方約1キロの国道24号線沿いに大型ショッピングモール「イオンモール大和郡山」が2010年(平成22年)3月25日にオープンし、当駅および近鉄郡山駅からバスが運行されている[2]。
- セブン-イレブン大和郡山高田町店(駅に隣接)
- マークスWホテル奈良
- 大和郡山市市民交流館
- ハーベス大和郡山店
- ディーズパーク(音楽CD・書籍販売)
- りそな銀行やまと郡山支店
- 矢田町通(県道大和郡山上三橋線) - 古くからの街並み。市の中心部、近鉄郡山駅に通じる
- 関西電力郡山変電所
- 大和郡山市立郡山南小学校
- オークワ大和郡山柳町店
- 大和内観研修所 - 吉本伊信が最初に開いた内観療法の道場
- ハローワーク大和郡山
バス路線
- 奈良交通(JR郡山駅停留所)
- 西口
- 大和郡山市コミュニティバス「元気城下町号」
- 東口
- 21 イオンモール大和郡山行き
- 26 シャープ前行き
- 大和郡山市コミュニティバス「元気城下町号」「元気治道号」「元気平和号」
- 西口
歴史
- 1890年(明治23年)12月27日 - 大阪鉄道 (初代)が奈良駅 - 王寺駅間を開業した際に、同線の駅(一般駅)として設置。
- 1900年(明治33年)6月6日 - 大阪鉄道の路線が関西鉄道に承継され、同社の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道が国有化。国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称設定により、関西本線所属となる。
- 1977年(昭和52年)3月1日 - 貨物営業廃止(旅客駅となる)。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始[3]。
- 2014年(平成26年)2月14日 - みどりの券売機プラス稼動開始。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color大和路線(関西本線)
- テンプレート:Color大和路快速・テンプレート:Color直通快速・テンプレート:Color快速・テンプレート:Color区間快速・テンプレート:Color普通
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ 国鉄郡山駅-大和郡山市公式サイト内
- ↑ テンプレート:PDFlink - イオンモール・イオンリテール 2010年2月3日
- ↑ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日