向島駅
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向島駅(むかいじまえき)は、京都府京都市伏見区向島東定請にある、近畿日本鉄道(近鉄)京都線の駅。向島ニュータウンへの最寄り駅である。
駅西側は巨椋池を干拓してできた水田が広がり、東側は団地や住宅が立ち並び、東西で風景が異なる。
駅構造
島式2面4線のホームを持つ待避可能な地上駅で橋上駅舎を有する。急行が停車する近鉄丹波橋駅や桃山御陵前駅で列車待避ができないため、普通列車はこの駅で通過待ちすることが多い。ホーム有効長は6両。また、改札階に売店がある。
東西双方に出入口があり、駅東側にはバスロータリーがある。改札口は元来1箇所のみであったが、2006年2月16日にエレベーターの供用開始と同時にエレベーター専用改札口が新設され、2箇所となった。ホームにはLED列車案内表示装置が各番線に1機設置され、2007年には非常通報ボタンが設置された。
当駅で待避を行なう普通列車は、列車や時間帯によっては連続して特急・急行の通過待ちを行うことがあるために、かなり時間のロスとなる場合がある。京都方の場合はほとんどの列車がこのあと終着駅まで先着する。ただし近鉄京都駅へ行く場合、国際会館行きが先発の際にはそれに一旦乗車し、竹田駅で急行に乗り換えると後続の京都行き各駅停車より早く着くことがある。
特急券・定期券とも購入可能。また自動改札機は東芝製が設置されており、赤い自動改札機(EG-2000)は出場時2枚一括処理、PiTaPa・ICOCAに対応する。
のりば
1・2 | テンプレート:Color京都線(下り) | 大久保・新田辺・大和西大寺・奈良・天理・橿原神宮前・吉野方面 |
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3・4 | テンプレート:Color京都線(上り) | 丹波橋・京都・京都国際会館方面 |
- 内側2線(2番線と3番線)が主本線、外側2線(1番線と4番線)が待避線である。
- 4番線には西大寺方面への出発信号機があり、折り返し運転が出来る構造である(ただし通常ダイヤではない)。そのため京都 - 向島間で異常が発生し運転見合わせになった場合、この駅または上鳥羽口駅で折り返し運転を行う。
- 2000年までは準急はこの駅を通過していた。
- 駅開業から1984年までは待避線には線路が敷設されておらず、現在の2・3番のりばのみで営業していた。
急行の臨時停車
洛南高校体育祭が種智院大学の向島グラウンドで開催される時は急行が臨時停車することがある。また、ホームでは臨時停車用の急行の自動放送が流れる。特に下りについては小倉駅、伊勢田駅に停車しない旨の誤乗防止放送が流れる。LED列車案内表示は編成両数のみ表示される。
利用状況
近年における一日乗降人員は以下の通り。
- 2005年11月8日:18,340人
- 2008年11月18日:17,503人
- 2010年11月9日:16,616人
- 2012年11月13日:16,050人
駅周辺
- 種智院大学
- 京都文教大学・京都文教短期大学(スクールバスあり)
- 京都府立京都すばる高等学校
- 京都市立向島中学校
- 京都市立二の丸北小学校
- 京都市立向島二の丸小学校
- 向島中央公園
- 向島図書館
- 近商ストア(ベルファ宇治ショッピングセンター)
- 京都府道241号向島宇治線
- 国道24号
- ローソンプラス
- 巨椋池干拓地
バス
- 02番 四ッ谷池・センター前(小循環)
- 03番 センター前・四ッ谷池(小循環)
- 04番 四ッ谷池・清水町・丸町(循環)
- 08番 四ッ谷池・清水町西・丸町
- 09番 四ッ谷池・清水町・丸町経由 竹田駅東口
- 12番 上島西・清水町西・丸町(循環)
- 10・10A系統 近鉄小倉
- 75系統 大川原(第二日曜日1便のみ)
かつては、京都駅と奈良を結ぶ路線が経由していた。近鉄バス(当時は近畿日本鉄道)、奈良交通と京阪バスが運行したが、1998年までに全廃されている。現在、近鉄バスや奈良交通は京都市内では上記路線のみ運行する。
歴史
- 1979年(昭和54年)3月30日 - 京都線の桃山御陵前 - 小倉間に新設開業。
- 1984年(昭和59年)11月28日 - 待避線設置。
- 2000年(平成12年)3月15日 - 準急停車駅に昇格。
- 2006年(平成18年)2月16日 - エレベーターと専用改札口の供用開始。
- 2007年(平成19年)4月1日 - PiTaPa使用開始。
隣の駅
- 近畿日本鉄道
- 京都線
- テンプレート:Color急行
- 通過(洛南高校体育祭開催時臨時停車)
- テンプレート:Color準急・テンプレート:Color普通
- テンプレート:Color急行