エフエム山陰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月10日 (日) 18:42時点における61.198.184.161 (トーク)による版
株式会社エフエム山陰(エフエムさんいん、FM SAN-IN CO.,LTD.)は、島根県および鳥取県を放送対象地域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。コールサインJOVU-FMで、愛称はコールサインにちなみV-air(ブイ・エアー)[1]。
目次
概要
- 1986年10月1日に民放FM局としては全国22番目に開局。また、全国の民放FM局(外国語放送局を除く)で唯一の広域放送となっている。 JFNに加盟。
- テンプレート:要出典範囲
- 2006年、開局20周年を迎えたことに伴い、ジングルとロゴマークの変更を行った。
局データ
- 本社:島根県松江市殿町383(山陰中央ビル)郵便番号690-8508
- 隠岐局:島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四54-3(隠岐汽船ターミナルビル)
- 送信所:
- 松江 77.4MHz 500W JOVU-FM、JOVU-FCM(見えるラジオ) 松江市上本庄町(澄水山、山陰中央テレビと施設を共用)
- 鳥取 78.8MHz 500W 東伯郡湯梨浜町白石(鉢伏山、日本海テレビと施設を共用)
- 浜田 86.6MHz 1kW 浜田市三隅町室谷(大麻山)
- 大田 82.1MHz 10W 大田市大田町大田(法蔵寺山、大田中継局)
- 邑智 80.7MHz 100W 邑智郡邑南町中野(萩原山)
- 石見大和 86.9MHz 3W 邑智郡美郷町上野(城山)
- 羽須美 87.3MHz 1W 邑智郡邑南町上田
- 隠岐 82.7MHz 100W 隠岐郡隠岐の島町上西(横尾山) 以前は独自にJOVU-FM2のコールサインがあった。
- 用瀬 77.2MHz 100W 鳥取市用瀬町別府(鳥山)
- 智頭 83.4MHz 3W 八頭郡智頭町智頭(牛臥山)
資本構成
- 2009年3月31日時点の出資比率は以下の通り[2]。
- 山陰中央テレビジョン放送 - 10.0%
- 日本海テレビジョン放送 - 10.0%
- 山陰中央新報社 - 8.4%
- ジャパンエフエムネットワーク - 8.0%
- フジ・メディア・ホールディングス[3] - 8.0%
- 新日本海新聞社 - 7.8%
- 読売新聞大阪本社 - 7.7%
- 山陰合同銀行 - 5.0%
- 中国電力 - 4.0%
山陰中央新報が大株主で、開局時から本社は山陰中央新報の本社ビルに入居している。
主な自社制作番組
- TOKYO FM発中西哲生のクロノス内ローカル枠
- 7:30 Zero Tunes(JFNC)
- 7:35 THE VOICE(JFNC)
- 7:40 サニーサイド・アップ(山岡百合子)
- 7:50 ライフインスポーツ(稲田茂)
- 7:55 ウェザーリポート
- 8:20 トラフィックレポート【正確にはクロノス枠外】
- 8:25 読売新聞ニュース【正確にはクロノス枠外】
- ぷれぜんGOLD(金曜 8:30 - 11:00、稲田茂) - 他の曜日は「OH! HAPPY MORNING」
- ちぇけら♪(月曜 - 木曜 10:30 - 11:00、大坂愛)
- ステーションらんでぶ〜(月曜 - 木曜 14:40 - 14:47 flowers内包)岡山エフエム放送・エフエム香川・エフエム高知と共同制作
- ガッツdaレディオ!(毎週月曜 - 木曜16:00 - 18:00、稲田茂(月・火)・影山さゆり(水・木)) ※2011年4月~時間変更
- FM探偵局 ロード・トゥ・アルカディア(毎週金曜15:00 - 16:25、角秀一、荒木まどか、松島彩)
- おがっちのレトロ本舗(金曜 17:05 - 19:00、小片悦子・安来のおじ)
- 六子のM-street(土曜 11:00 - 11:50、六子・べるを)
- 日本海新聞ニュース(帯番組)
- 山陰中央新報ニュース(帯番組)
- V-air Sound Special(番組タイトルやライブイベントなどで使用)
放送終了した番組
- FMモーニングワイド Wake-up-San-in
- おしゃべりサロン
- 〜メリー・メール・レディオ〜ジャック&クイーン(2005年9月30日終了、中尾こうじ・船津ゆうこ→角秀一・船津ゆうこ→角秀一・古賀里枝)
- V-air EVENING RADIO SHOW PLEASURE×PLEASURE(プレ×プレ)(1999年4月1日~2004年9月30日、甲斐田貴之)
- V-airサウンドスペシャル・フライデー・カウントダウン・ヒッツ!〜フラカンHITS!!〜(2005年9月30日終了)稲田茂・金盛つかさ→稲田茂・益村千代
- V-airイブニングライブ ザ・ミュージックレディオ"Mラジ"(2004年10月4日 - 2006年3月30日、月・火/藤井良一 水・木/道脇由佳→月・火/藤井良一 水・木/今岡弘義→月 - 水/今岡弘義 木/南さやか→月 - 木/稲田茂)
- ルッキングアップ・フライデー(金曜 17:00 - 17:25、多久和優美)
- 朝のレトロスープ(月曜 - 金曜7:30 - 7:40、小片悦子)
- フレッシュ・アップ・トゥデイ!(月曜 - 金曜 8:25 - 10:20、月 - 木/益村千代、金/加藤さゆり)
- 正月3ヶ日はこの番組に代わって8:30 - 10:20で、「Open Sesame!」を放送。
- evening Navigator"e-Na"(月曜 - 木曜 17:15 - 18:55、月・火/今岡弘義、水・木/稲田茂)
- ミュージックアパートメント パピヨン(金曜 13:30 - 18:55、今岡弘義・南さやか)
- Duoマガ(金曜 12:00 - 12:50、稲田茂、那須ひとみ)
- 〜V-tunes gate〜MIRACLE P.M. (月曜 - 木曜15:00 - 19:00 金曜13:30 - 19:00 今岡弘義・益村千代(月・水)、小片悦子・南さやか(火・木)、加藤さゆり・角秀一(金曜))
- 鳥取銀行presentsありがとう(日曜 14:55 - 15:00、中田美香)
- 編集会議(毎週日曜日深夜0:30 - 0:45)
- 大学受験ラジオ講座(文化放送制作)
- V-air朝ピタ!〜START ME UP(月曜 - 金曜 7:30 - 9:30 稲田茂、益村千代)※~2011年3月
- GETUP!! WEEKEND!!(毎週金曜13:00 - 16:25、角秀一、Miki、ゆうみ)※~2011年3月
- DECOラジ(金曜 20:00 - 21:55)※~2011年3月
- CD Transpoet
- HYUNDAI オーナーズグラフィティ(土曜 12:30 - 12:55)※~2011年3月
- The Radio Days (土曜 18:00 - 18:30、角秀一)※~2011年3月
- GLASSES VALLEY 「flame」(最終日曜日19:00 - 19:30) ナビゲータ:三須 恒二 (GLASSES VALLEY)
- V-air ミュージックセレクション(最終日曜日19:30 - 19:55) ナビゲータ:角秀一
- V-air あまばん(毎週日曜日18:00 - 18:30、稲田茂、山上ジュン)
- しまね! GO! LAND!!(土曜 9:00 - 9:55)
- POPSENSE!(日曜 18:00 - 18:25、淡路祐介)
アナウンサー
現職
元アナウンサー
- 小片悦子(おがっち、現在も同局で番組を担当)
- 甲斐田貴之(1999年 - 2004年、現在は地元福岡県の天神エフエム、FM福岡・FM長崎(どちらもJFN系列)で活動)
- 庄司正樹(入社前は平和島競艇場の実況アナ)
- 福島有紀
- 岡田理恵子
- 武田志乃(2006年退社、現在は地元民放テレビでリポーター)
- 今岡弘義
- 加藤さゆり
- 益村千代
- 南さやか
その他
- 鳥取・島根両県の合計面積は他の中国地方3県(岡山・広島・山口各県)それぞれの面積よりも広く、東西間の距離も300km近くあるが、開局した当時は松江親局及び鳥取局、浜田局の3局しか基幹局がなかった(中国地方の他のJFN系列の放送局の開局当時を見るとFM岡山は9局〔増減なし〕、広島FMは五日市・可部・世羅甲山を除く10局だった)。後にKiss-FM KOBE(現・兵庫エフエム放送)が開局する頃になって、鳥取県東部の用瀬、智頭中継局が整備された。
- V-airの愛称がついた時期は1991年だった。
- 通常中継局の出力は送信所を兼ねている本局が最大であることが多いが、FM山陰に関しては松江親局(500W)ではなく浜田局(1kW)が最大出力になっている。浜田市や益田市などがある島根県石見地方は平地が少ないことに理由があるが、こういう事例は珍しい。
- 浜田局は高出力(1kW)のため、山口県の一部地域(萩市~下関市までの日本海側沿い、山口市阿東町付近、岩国市錦町付近、周南市鹿野町付近)、広島県の一部地域(北広島町付近、廿日市市吉和村付近)でも受信可能である。
- 終夜放送が実施されるようになった時期は1988年春からである(FM山口と同時)が、これは広島FM放送より1年早く、山陰放送ラジオよりも2年早く、さらに当時のFM東京やFM大阪よりも早い。JFNのBラインを受けていることが最大の理由と思われる。広島FM放送と山陰放送ラジオは日曜日深夜(月曜日早朝)だけでなく土曜日深夜(日曜日早朝)にも放送休止時間を設ける形で終夜放送を開始した点でも共通しており[4]、この点でもFM山陰は優位といえた。
- 以前は隠岐局は観光シーズンの5 - 10月に月 - 金曜日の20:00 - 22:00、土 - 日曜日の19:00 - 21:00に別番組を流していたが、2005年を最後に放送は取りやめとなり(つまり、別番組を放送していた時間帯にも本局と同じ番組が放送されることとなった)、サイトも閉鎖された。なお、同局はイベント放送局が前身である。
- 前述の通り日本の民放FM局で唯一2県にまたがる広域放送を行っている。なおTOKYO FM、FM OSAKA、FM AICHIは広域局と思われがちであるが、法定上はそれぞれ都域局、府域局、県域局となっており区域外への中継局設置ができない[5]。また岡山県、香川県に関しても民放テレビは相互乗り入れしているが、ラジオはAMもFMも県域局扱いで乗り入れされていない。
- LISMO WAVEでは、CM放送時間はBGM等に差し替えているが同局では一時期ローカルCMをそのまま流していたことあった。現在は、他局と同様BGMに差し替えている。
その他の島根県・鳥取県の放送局
脚注
外部リンク
- 毎週日曜18時からの55分は、隠岐発山陰エリア向けに「OKIランド PAOPAO倶楽部」(オッケー・アイランド パオパオくらぶ)を放送していた。