テレスドン
テンプレート:Pathnav テレスドンは、特撮テレビ番組『ウルトラマン』を始めとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣。別名「地底怪獣」。典型的な怪獣のフォルムを有し、尖った嘴(くちばし)が特徴。
目次
- 1 『ウルトラマン』に登場するテレスドン
- 2 『ウルトラファイト』に登場するテレスドン
- 3 『レッドマン』に登場するテレスドン
- 4 『ウルトラマンパワード』に登場するテレスドン
- 5 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場するテレスドン
- 6 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するテレスドン
- 7 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するテレスドン
- 8 『ウルトラゾーン』に登場するテレスドン
- 9 『ウルトラゼロファイト』に登場するテレスドン
- 10 『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場するテレスドン(SDI)
- 11 その他の作品に登場するテレスドン
- 12 脚注
- 13 関連項目
『ウルトラマン』に登場するテレスドン
初代
特撮テレビ番組『ウルトラマン』第22話「地上破壊工作」(1966年12月11日放送)に登場。
地下4万メートルの世界に生息していた地底人の尖兵。地上への侵出を目論む地底人の手によって送り込まれ、夜間に都市部を破壊する。科学特捜隊のナパーム弾にも耐える皮膚を持つ。主な武器は口から吐く強力な溶岩熱線。地底人達がウルトラマンを洗脳するまでの間、科学特捜隊の注意を引き付けておくために送り込まれる。ウルトラマンとの戦いでは得意の溶岩熱線も吐く暇すらなく、投げ技の連続攻撃で地面に叩きつけられて絶命する。
第35話では、怪獣墓場で漂っている姿が登場。
- 第22話の監督を担当した実相寺昭雄は「スペシウム光線で止め」パターンを嫌って自分の監督した回では一度も使用していない。今回の夜間の激闘もそういった経緯から生まれた。
- 実相寺の作品に登場する怪獣ということで、映画『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』にも登場している(映像は本話の流用)[2]。作中ではガヴァドン(B)の事件の次の日の出来事となっている。
- 実相寺は「オケラのような奴」と呼んでいたテンプレート:Sfn。
- 『戦え! マイティジャック』第12話「マイティ号を取り返せ!!(前編)」に本話のシーンが流用されているが、そのカットの一つにテレスドンの後ろ姿がはっきり映ってしまっている[3][4]。
再生テレスドン
特撮テレビ番組『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」に登場。
ジェロニモンの力で復活する。初代と違って首のつく角度や後頭部がやや角張っている。同時に復活した再生ドラコと小競り合いを演じるが、大岩山から響くジェロニモンの唸り声を聞いて大人しくなる。決着がつかないまま再生ドラコと共に科学特捜隊と戦うも、科学特捜隊のムラマツ、フジ、アラシのスーパーガン3丁によるトリプルショットで倒される。
- 脚本段階ではゴモラの予定であったが[1]、ゴモラのスーツが既に第36話のザラガスに改造されていたために変更された。
- 着ぐるみは第22話の物に改修を加えている。
- 『ウルトラマン白書』では「テレスドン(2代目)」と記載している[5]。
『ウルトラファイト』に登場するテレスドン
『ウルトラファイト』第76話「テレスドンに墓場はない!」、第81話「硫黄沼世紀の対戦!」他に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:4万84トン
- 着ぐるみは『ウルトラマン』のものを流用[6]。長期保管に適さないラテックス製スーツであったために劣化が目立ってきており、それを補修した際に鼻先を丸く盛り足しただけだったため、『ウルトラマン』登場時とは大分異なった印象の外見になっている。
- 『ウルトラファイト』に登場したテレスドンの着ぐるみを、そのまま(口先が丸い形状のまま)『帰ってきたウルトラマン』第3話「恐怖の怪獣魔境」に登場したデットンに流用したため、「テレスドンとデットンは似ている」ということになり、デットンはテレスドンの弟という設定となっている。元々はテレスドン再登場の予定が着ぐるみの変貌の都合で新怪獣へ設定が変更された(詳細はデットンの項を参照)。
- 第196話「怪獣死体置場」では円谷プロの着ぐるみ倉庫に吊り下げられていることが確認できる。
『レッドマン』に登場するテレスドン
特撮テレビ番組『レッドマン』第31・34・59・67・74・78話に登場。着ぐるみはアトラクション用に新製されたもの。
『ウルトラマンパワード』に登場するテレスドン
特撮テレビ番組『ウルトラマンパワード』第4話「闇からの使者」(米国版サブタイトル:THE DARK PAST)に登場。初代と区別するためにパワードテレスドンと称されることもある。
- 身長:62メートル
- 体重:13万トン
かつて地上を支配していた3人の地底人太陽の民(演 - ジム・ユスタマン、ケビン・ハドソン、三人目は不明。声 - 塚田正昭)が再び地上を自らのものにするために放った怪獣。全身銀色で、鎧を着こんだような機械的な姿をしている。光に弱く、夜行性だが、後に目に遮光フィルターをつけて出現する。重量級の怪獣であるため、移動するには大規模な地震を起こし、地中を進みながらビルを次々崩落させる。そのほか、並外れた怪力も武器となる。ストライクビートルの放ったマグネシウム弾で目を攻撃され弱ったところを、パワードのメガスペシウム光線で止めを刺される。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場するテレスドン
特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第1話「怪獣無法惑星」、第2話「五人目のクルー」、第7話「怪獣を呼ぶ石」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:12万トン
第1話では採掘基地の調査に向かったZAPクルーの前に現れ、サドラと死闘を繰り広げる(このシーンはテレスドンの兄弟怪獣デットンが登場する『帰ってきたウルトラマン』第3話へのオマージュともなっている)が、途中で割って入ってきたレッドキングに散々痛めつけられ、勝てないと見て逃走する。
第2話ではゴルザとの共同戦線でゴモラと戦うが、炎と超振動波の打ち合いに負けて倒れる。
第7話ではブルトンに呼び出された別個体が出現しゴモラと戦う。ネロンガと共に真っ先にゴモラに襲い掛かるが、リトラの火球を頭部に受けて昏倒する。目を覚ました後はリトラを狙って火炎を吐きまくるが、それをブルトンの触角を焼き切ることに利用され、ゴモラに対して吐いた攻撃をかわされてネロンガに止めを刺すことになる。直後にゴモラに飛び掛るが、いなされて超振動波で倒される。
- オープニングではネロンガと対決している。
『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するテレスドン
特撮テレビ番組『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第10話「新たな戦いの地平で」に登場。
- 身長:60メートル
- 体重:12万トン
ゼットン星人(RB)に操られる。フック星人(RB)が操るドラコ(再生)と対決(このシーンは『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」へのオマージュともなっている)、空中きりもみ体当たりなどで奮戦するが、キングジョーブラックの空中からの攻撃により、ドラコ共々爆死する。
- 着ぐるみは前作の流用。
『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するテレスドン
映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。
ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し、ベリアル配下の怪獣軍団の一体となる。怪獣墓場でウルトラ戦士達を迎え撃ち、レイのゴモラと対峙する。その後も軍団の中では長く生き残るが、最後はウルトラマンゼロのワイドゼロショットを喰らって爆死する。
また、百体怪獣ベリュドラの左腕を構成する怪獣の一体としても姿が確認できる。
- 着ぐるみは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』までに使用された物の流用。
『ウルトラゾーン』に登場するテレスドン
バラエティ番組『ウルトラゾーン』内のコーナー、「怪しいものじゃないです」の第5話に登場。また、第13話のアイキャッチでは満員電車に乗ろうとして車掌に押されている姿が描かれている。
- 着ぐるみは『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』までに使用された物の流用。
- 声優は宮崎吐夢。
『東京ジュラ紀』に登場するテレスドン
歩く百科事典探偵・西園寺ユウヤに化けていた地底人に操られアロンとエレキングと戦う。
『ウルトラゼロファイト』に登場するテレスドン
『ウルトラマン列伝』内のアクションドラマ『ウルトラゼロファイト』第1部「新たなる力」に登場。
バット星人グラシエが怪獣墓場から蘇らせる怪獣軍団の一体。サドラ、グドン、ベムラーと共に出現し怪獣墓場を訪れたウルトラマンゼロを襲うが、ベムラー共々ルナミラクルゼロのミラクルゼロスラッガーによって倒される。
『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場するテレスドン(SDI)
映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場。
ウルトライブシミュレーションで千草がライブし、美鈴がライブしたスノーゴンや健太がライブしたドラコと戦う。
- ドラコとの戦いは『ウルトラマン』第37話を再現しているが、勝敗は異なる[9]。
その他の作品に登場するテレスドン
ウルトラシリーズ
- 『ウルトラセブン』の未発表作品「宇宙人15+怪獣35」では宇宙人連合により蘇生され、富士山麗に集結し東京を目指す怪獣軍団の中に名前が確認されている。
- 『帰ってきたウルトラマン』第12話のMATの射撃訓練の的にテレスドンのものがある。
- 『ウルトラマンマックス』第21話「地底からの挑戦」に登場予定だったが、放映前に行われた「伝説の怪獣人気投票」で一位の座を獲得したゴモラに登場枠を譲ることになった。
- 『ウルトラマンメビウス』第21話では、怪獣墓場で漂っている姿が描かれている。
- 『ウルトラマンゼロ&オールスターウルトラマン超絶!ウルトラリーグ』(てれびくん版2011年6月号掲載分)では怪獣軍団の一体としてウルティメイトフォースゼロを襲うが、アーストロン、ガンQ共々助けに現れたウルトラマンコスモス(エクリプスモード)のエクリプス.プローショットに敗れる。
- 漫画作品
- 漫画『かがやけ ウルトラの星』では怪獣軍団の一員として登場。ナックル星人に率いられて東京に出現し、ウルトラマンタロウと戦う。後に他の怪獣と合流してウルトラ兄弟と戦う。
- 漫画『ウルトラマン超闘士激伝』ではザム星人が率いるエンペラ陸軍の闇闘士となっている。玩具のみで漫画本編には登場していないが、復刊された単行本第4巻にてイラストが書き下ろされている。
- 漫画『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』では2話で福岡を襲撃する。また地球に出現した怪獣としても登場、ブルトンが倒されて以降は新たに出現することはなく、ZAPの戦闘機と交戦する。第19話にて地球に現れたデスフェイサーと交戦するが歯が立たず、他の怪獣と共に倒されエネルギーを吸収される。
- 漫画『ウルトラマンSTORY 0』ではイカルス星人の配下として第32話に登場。また第39・40話にジェロニモンにより蘇った再生怪獣の一体としても登場する。
- ライブステージ
- ウルトラマンフェスティバル2010ではウルトラマンベリアルにベロクロンと共に召還されウルトラマンメビウスと戦う。
- 2010年によみうりランドで行われた「ウルトラマンゼロショー」ではナックル星人に操られウルトラマンゼロと戦う(容姿はデットンに近い)。
- 『ウルトラマンフェスティバル2012』のライブステージ第一部では、バット星人の仕向けた怪獣軍団の一体として登場。バット星人を追って地球に来たウルトラマンタロウと戦うが、最期はストリウム光線で倒される。
外部作品
- 東宝映画『メカゴジラの逆襲』では、15年前の回想シーンで真船博士がチタノザウルスを説明するカットにテレスドンの解剖図が登場する。
- 2009年のHONDA「ステップワゴン スパーダ」のCMでは、スパーダを恐れて他の怪獣と共に道を空ける役で出演している。
- 『めちゃ×2イケてるッ!』では『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』の出演オーディションに参加したが、特に目立ったことはしていない。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 『キャラクター大全ウルトラマン全調査報告』(講談社、2012年、ISBN 978-4-06-218128-0)
- ↑ 予告編では「マグマ怪獣 テレスドン」とクレジットされた。
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- ↑ 7.0 7.1 7.2 テンプレート:Cite book
- ↑ 8.0 8.1 テンプレート:Cite book
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