豊北町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
豊北町(ほうほくちょう)は、山口県にかつてあった町。豊浦郡に含まれていた。
2005年、豊浦郡が下関市と合併したことにより下関市となり、下関市豊北町となった。
隣接する自治体
歴史
- 1955年(昭和30年)4月1日 7村(後述)と宇賀村の一部が合併し、豊北町となる。
- 2005年(平成17年)2月13日 旧下関市と旧豊浦郡4町が合併し、新しい下関市が誕生したことにより下関市豊北町となった。
昭和の大合併時に、7村(滝部:たきべ、田耕:たすき、粟野:あわの、阿川:あがわ、神田:かんだ、神玉:かみたま、角島:つのしま)と 宇賀村の一地域である北宇賀:きたうかが合併して、成立した。
一時、原子力発電所設置計画が盛り上がったが、住民の大反発により計画は中止され、同計画は同県上関町へ移された。
平成の大合併により、下関市と豊浦郡(豊北町・豊浦町・豊田町・菊川町)を合併し、下関市となる法定協議会が開かれ、2005年2月13日に、新市として発足した。
産業
主な産業は第1次産業だが、一方で北長門海岸国定公園に指定された観光地でもある。
漁業
- 阿川漁港
- 島戸漁港
- 肥中漁港
- 特牛漁港
- 和久漁港
- 矢玉漁港
- 二見漁港
- 角島漁港
交通
観光
角島や土井が浜などがある。角島には1876年(明治9年)以来の歴史を誇り、第1等灯台に指定されている角島燈台がある。また島へ架かる角島大橋(全長1,780m)は、完成当初は、通行料金が無料の離島架橋としては日本最長であった。現在は沖縄県の古宇利大橋(全長1,960m)が最長。
附野薬師 東山寺は航海の安全、眼病治癒、安産などの霊仏である。
出身有名人
- 池永正明(神玉):元西鉄ライオンズ投手
- SION:シンガーソングライター
- 田上菊舎(田耕):江戸時代の女流歌人
- 中山太一(滝部):中山太陽堂(現在のクラブ化粧品グループ)初代社長
- 佐々部清:映画監督
- 梅田恵子:アナウンサー
- 藤田隆治:日本画家