阿寒湖特別
テンプレート:出典の明記 テンプレート:競馬の競走 阿寒湖特別(あかんことくべつ)とは日本中央競馬会 (JRA) が札幌競馬場で施行している、中央競馬の競走のひとつである。競走名の「阿寒湖」とは北海道東部の阿寒国立公園内にある湖のことである[1]。
概要
2011年時点での施行条件は3歳以上1000万円以下条件[2]という、重賞ではない特別競走に過ぎないテンプレート:要出典範囲。3歳(旧表記4歳)時の1997年に本競走(当時は900万円以下条件)で3勝目を挙げたステイゴールドは翌年の天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)とGI戦線で2着を続け注目をあびたが、以降中長距離で活躍しながらも勝ち星に恵まれず、2000年の目黒記念で優勝するまで26の重賞競走を「おもな勝ち鞍:阿寒湖特別」という看板を背負って走り続けたのである(同様の例に、タイキブリザードの「おもな勝ち鞍:谷川岳ステークス」など)。
その後も不思議と本競走を優勝した3歳馬から活躍馬が出ており、マンハッタンカフェとファインモーションがGIに勝ち、ホクトスルタンとスマートロビンはともに翌年の目黒記念を制している。8月終わりの芝長距離戦であるテンプレート:独自研究範囲。
歴史
1987年以前はダート1500メートルの牝馬限定の別定戦として施行されていた。1988年は1800メートルに距離を延長し、1989年は札幌競馬場の改修(芝コース新設)のため函館競馬場で芝1800メートルの競走として施行された。1990年から性別限定がなくなり、芝2000メートルのハンデ戦で行われていたが1992年から別定戦となり、1998年から芝2600メートルの競走として実施されている。
2012年に夏季番組の大幅な変更により休止となったが、2014年より3年ぶりに復活することになった[3]。なお休止の間は「1000万以下条件馬による芝2600メートルの定量戦」としての機能をSTV賞(2010年までは芝1200メートル・2011年は芝1500メートルで施行)が受け継いでいた。
歴代優勝馬
施行日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝時計 | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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1986年7月20日 | マキノハタ | 牝4 | 1:31.8 | 鹿戸雄一 | 橋本輝雄 |
1987年7月19日 | アスコットハマナス | 牝3 | 1:31.7 | 松田幸春 | 清水久雄 |
1988年7月23日 | サクラタイム | 牝4 | 1:53.7 | 田原成貴 | 内藤一雄 |
1989年7月23日 | レディゴシップ | 牝3 | 1:46.7 | 的場均 | 尾形充弘 |
1990年7月21日 | カチウマホーク | 牡4 | 2:01.3 | 岡部幸雄 | 柄崎義信 |
1991年7月20日 | ナショナルフラッグ | 牝5 | 2:02.1 | 南井克巳 | 工藤嘉見 |
1992年7月25日 | ヒガシマジョルカ | 牝4 | 2:03.1 | 的場均 | 尾形充弘 |
1993年7月24日 | カネヒュウガ | 牡4 | 2:00.7 | 的場均 | 阿部新生 |
1994年7月24日 | ナカミアンデス | 騸3 | 2:02.0 | 的場均 | 二ノ宮敬宇 |
1995年7月22日 | タケノアイリス | 牝4 | 2:03.3 | 本田優 | 星川薫 |
1996年7月20日 | ケイエスミラー | 牝4 | 2:01.9 | 的場均 | 高橋成忠 |
1997年[[9月6日|9月テンプレート:06日]] | ステイゴールド | 牡3 | 2:02.5 | 熊沢重文 | 池江泰郎 |
1998年9月13日 | アスクファンタジー | 牝4 | 2:47.1 | 四位洋文 | 伊藤雄二 |
1999年8月29日 | メジロアトラス | 騸4 | 2:44.9 | 横山賀一 | 奥平真治 |
2000年8月27日 | ローランワンダ | 牡5 | 2:43.9 | 岡部幸雄 | 久保田敏夫 |
2001年8月26日 | マンハッタンカフェ | 牡3 | 2:43.1 | 蛯名正義 | 小島太 |
2002年8月17日 | ファインモーション | 牝3 | 2:42.4 | 松永幹夫 | 伊藤雄二 |
2003年8月30日 | シンコウベルデ | 牝5 | 2:44.5 | 横山典弘 | 河野通文 |
2004年[[9月4日|9月テンプレート:04日]] | メイショウカチドキ | 牡4 | 2:40.6 | 四位洋文 | 伊藤雄二 |
2005年[[9月3日|9月テンプレート:03日]] | コマノハイ | 牡3 | 2:44.1 | 蛯名正義 | 鮫島一歩 |
2006年8月26日 | トレオウオブキング | 牡5 | 2:44.0 | 岩田康誠 | 清水英克 |
2007年8月25日 | ホクトスルタン | 牡3 | 2:42.3 | 横山典弘 | 庄野靖志 |
2008年8月30日 | ハギノプリンセス | 牝5 | 2:43.5 | 安藤勝己 | 鮫島一歩 |
2009年8月30日 | ポルカマズルカ | 牝3 | 2:43.6 | 丸田恭介 | 畠山吉宏 |
2010年8月28日 | シルクオールディー | 牡3 | 2:41.1 | 四位洋文 | 昆貢 |
2011年8月28日 | スマートロビン | 牡3 | 2:41.5 | 福永祐一 | 松田国英 |
2014年7月27日[4] | シャンパーニュ | 牡3 | 2:43.5 | 岩田康誠 | 加用正 |
その他
- かつては的場均騎手(現・調教師)と相性のいい競走だった。1989年から1994年まで6年連続連対、1995年は騎乗馬がいなかったが1996年に勝ったことにより、7騎乗機会連続連対を果たしている。しかもその間1991年の2着をのぞくとすべて勝っている。
- 2004年と2005年には、のちに中央競馬におけるサラブレッド系種の最多出走記録を更新することとなるハートランドヒリュが出走している。
- ばんえい競馬でも同じ名前の競走が行われている[5](1998・2000・2003年 - )。
脚注
テンプレート:Reflist- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 平成26年第1回札幌競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2014年4月13日閲覧
- ↑ 2014年レース結果 - スポーツナビ、2014年7月27日閲覧
- ↑ テンプレート:Cite web