那覇空港自動車道
テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox road
那覇空港自動車道(なはくうこうじどうしゃどう)は、沖縄県の高規格幹線道路である。国道506号。
沖縄県中頭郡西原町の西原JCTで沖縄自動車道から分岐して、沖縄自動車道と那覇空港を結び、沖縄本島の高速交通体系の形成や、那覇都市圏の交通を支える幹線道路網の骨格をなす。延長約20km。
目次
概要
- 距離 : 約20km(うち供用区間は12.1km)
下記の区間に分けられる。
小禄道路
小禄道路は、那覇市の那覇空港ICと豊見城市の豊見城・名嘉地ICを結ぶ計画の自動車専用道路。なお同じ区間を並行して通っている小禄バイパス(国道331号)とは別路線。
2011年度に事業化された。この路線が開通すると、那覇空港と沖縄島北部とのアクセスが飛躍的に向上することが予想される。小禄道路の起点側は、2011年8月に開通した那覇西道路と接続されることになる。終点側は、2008年3月22日に暫定供用した豊見城東道路と直結される計画。
豊見城東道路
豊見城東道路は、豊見城インターチェンジから南風原南インターチェンジの間が開通していたが、2008年3月22日に豊見城・名嘉地インターチェンジまで延伸、17時から一般供用が開始された。 料金は無料である。片側一車線のため、混雑しやすい。また、南風原南インターから先の南風原道路は2009年8月19日に料金の徴収期間が終了することが決まっていたが、その後短縮され2009年3月28日午前0時を以って料金徴収終了すると発表された。(詳細は後述)
南風原道路
南風原道路は、西原JCT(西原町)-南風原南IC(南風原町)の区間。
総事業費は約840億円で、公共事業費などを除く日本道路公団が負担した費用は約29億円(主に路面舗装費用)である。
九州・沖縄サミットの開催に合わせて、2000年6月28日に全線開通した。4車線で、最高速度は時速80km/h。区間内には南風原北ICがある。那覇空港道の唯一の有料区間だったが、予想以上に収益が良いため当初の償還予定より30年以上前倒し、開通後9年弱の2009年3月28日午前0時より無料開放された[1]。
国道506号としてのデータ
テンプレート:Infobox road 一般国道の路線を指定する政令および一般国道の指定区間を指定する政令に基づく一般国道506号の概要は以下の通り。
- 起点 : 那覇空港
- 終点 : 沖縄県中頭郡西原町(字池田田味名474番3(西原JCT))
- 重要な経過地 : 沖縄県島尻郡豊見城村、同郡南風原町
- 指定区間 : 那覇市字鏡水水溜屋原1011番1 - 沖縄県中頭郡西原町字池田我喜又408番1
通過市町村
接続高速道路
インターチェンジなど
IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 西原から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|---|
1-1 | 西原JCT | 沖縄自動車道 名護方面 | 0.0 | 西原町 | |
- | 西原JCT料金所 | 本線料金所 | |||
A1 | 南風原北IC | 国道329号 | 1.7 | 南風原町 | |
- | 南風原南JCT | 南部東道路(事業中) | 計画中 | ||
A2 | 南風原南IC | 県道82号那覇糸満線/国道507号 | 5.9 | ||
- | 豊見城PA | - | 計画中 | 豊見城市 | |
A3 | 豊見城IC | 県道7号奥武山米須線 | 9.4 | ||
- | 豊見城トンネル | - | 豊見城東道路参照 | ||
A4 | 豊見城・名嘉地IC | 県道68号線 国道331号(小禄バイパス) |
12.1 | ||
- | 瀬長JCT | 豊見城道路 | - | 事業中 | |
- | 那覇空港IC | 那覇西道路 | - | 事業中 | 那覇市 |
沿革
- 1987年6月30日 : 高規格幹線道路として構想。
- 1988年度 : 南風原道路 事業化。
- 1989年8月8日 : 南風原道路・豊見城東道路 基本計画決定。
- 1989年12月25日 : 有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」新設工事を開始[2]。
- 1990年7月17日 : 南風原道路・豊見城東道路 都市計画決定。
- 1990年度 : 南風原道路 用地買収着手。
- 1991年度 : 豊見城東道路 事業化。
- 1992年度 : 南風原道路 着工。
- 1992年4月1日 : 一般国道506号を指定する[3]。
- 1993年度 : 豊見城東道路 用地買収着手。
- 1993年4月8日 : 一般国道506号に指定区間を置く「[4]。
- 1996年度 : 豊見城東道路 着工。
- 2000年6月23日 : 一般国道506号の西原JCT - 南風原南IC間が自動車専用道路となる[5]。
- 2000年6月27日 : 有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」西原JCT - 南風原南IC間 工事終了[6]。
- 2000年6月28日 : 有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」西原JCT - 南風原南IC間 開通。料金徴収期間を2040年6月27日までとする[7]。
- 2003年4月25日 : 南風原道路の豊見城IC - 南風原南IC間 工事終了[8]。
- 2003年4月26日 : 一般国道506号の豊見城IC - 南風原南IC間が自動車専用道路となり[9]、有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」豊見城IC - 南風原南IC間 開通[10]。
- 2006年3月31日 : 有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」の料金徴収期間を2009年8月19日までとする[11]。
- 2008年3月14日 : 一般国道506号の豊見城・名嘉地IC - 豊見城IC間が自動車専用道路となる[12]。
- 2008年3月22日 : 一般国道506号の豊見城・名嘉地IC - 豊見城IC間 開通[13]。
- 2009年3月28日 : 南風原道路 無料開放[14]。
- 2014年3月31日 : 一般国道506号の豊見城IC - 南風原南IC間 4車線化。
交通量
平日24時間交通量(台)(上下合計)[15]
- 斜字は推計値を示す。
- 平成21年(2009年)3月28日に、南風原道路(西原JCT-南風原南IC間、当時の全有料区間)が無料開放された。(南風原道路以外の区間は当初から無料。)
区間 | 平成17年度 (2005年度) |
平成22年度(2010年度) | 備考 | |
---|---|---|---|---|
台数 | 混雑度 | |||
西原JCT-南風原北IC | 17,539 | 44,513 | 0.71 | |
南風原北IC-南風原南IC | 17,465 | 42,861 | 0.72 | |
南風原南IC-豊見城IC | 15,321 | 35,969 | 1.68 | |
豊見城IC-豊見城・名嘉地IC | 15,321 | 22,441 | 1.04 |
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:那覇空港自動車道- ↑ NEXCO 西日本|那覇空港自動車道(南風原道路)平成21年3月28日(土曜)午前0時に無料開放
- ↑ 1989年(平成元年)12月24日日本道路公団公告第63号「有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」工事開始公告」
- ↑ 1992年(平成4年)4月3日政令第104号「一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令」
- ↑ 1993年(平成5年)4月1日政令第136号「一般国道の指定区間を指定する政令の一部を改正する政令」
- ↑ 2000年(平成12年)6月22日建設省告示第1550号「自動車専用道路を指定する件」
- ↑ 2000年(平成12年)6月26日日本道路公団公告第30号「有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」工事一部完了公告」
- ↑ 2000年(平成12年)6月26日日本道路公団公告第31号「有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」の料金の額及び徴収期間の公告」
- ↑ 2003年(平成15年)4月24日日本道路公団公告第43号「有料道路「那覇空港自動車道(南風原道路)」工事完了公告」
- ↑ 2003年(平成15年)4月25日沖縄総合事務局告示第30号「自動車専用道路を指定する件」
- ↑ 2003年(平成15年)4月25日沖縄総合事務局告示第31号「道路に関する件」
- ↑ 2006年(平成18年)3月31日西日本高速道路株式会社「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
- ↑ 2008年(平成20年)3月14日沖縄総合事務局告示第15号「自動車専用道路を指定する件」
- ↑ 2008年(平成20年)3月21日沖縄総合事務局告示第20号「道路に関する件」
- ↑ 2009年(平成21年)3月27日西日本高速道路株式会社「高速道路の料金の額及び徴収期間の変更公告」
- ↑ テンプレート:Cite web