大谷地バスターミナル
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大谷地バスターミナル(おおやちバスターミナル)は、札幌市厚別区大谷地東3丁目2-1にある、自動車ターミナル法による一般バスターミナルの名称[1]。札幌市独自の分類では乗継バスターミナルとされる[2]。
目次
概要
1982年(昭和57年)3月21日供用開始。札幌市により設置され、管理運営も札幌市が行う(#設置主体も参照)[2]。
札幌市営地下鉄との乗り継ぎ指定駅である。当ターミナルと札幌市内停留所で乗降する限り、乗り継ぎ運賃が適用される。札幌市外停留所で乗降する場合や、都市間バスでは適用されない。
地下通路で地下鉄東西線大谷地駅と直結しているほか、キャポ大谷地へも直結している。東側出入り口が唯一の地上出入り口となる。
のりばは1 - 10番まで設置されており、バスの到着を感知する自動ドアで仕切られている。降車場は設置されていないため、各のりばで行う。
施設内にはキヨスク、シュリーの店(傘・靴などの修理)、北海道中央バス大谷地総合案内所が設置されている。かつては立ち食いそば・うどん店や喫茶店も入居していたが、現在は閉店している。また、北都交通案内所は2009年8月20日に廃止された。
代表的な路線は新千歳空港連絡バスであり、北海道中央バスと北都交通が交互に20分間隔で運行している。
設置主体
- 当バスターミナルは札幌市が直接設置しており、財源は札幌市の一般会計となる(札幌市交通局の会計ではない)。札幌市の地下鉄駅に設置されているバスターミナル施設のうち、札幌市が直接設置している施設は他には発寒南バス発着場のみである。
- 札幌市の直接運営であることは札幌市財政統計にある使用料改定[3]に大谷地バスターミナルの名称があることで確認できる。
沿革
※各路線バスの歴史等はそれぞれの路線記事、または事業者記事を参照。
- 1982年 - 札幌市が大谷地バスターミナルを設置、開業
- 2001年 - 当時唯一乗り入れていた札幌市営バス路線(白34系統、2010年4月1日路線廃止)が北海道中央バスに移管され、札幌市営バスの乗り入れ廃止。
発着路線
1番のりば
2番のりば
3番のりば
- 北海道中央バス
- 大66 平岡ニュータウン線 イオンモール札幌平岡行(平岡小学校経由)
- 大67 平岡ニュータウン線 平岡営業所行(厚別中央通経由)
- 大70 平岡シュヴァービング線 平岡シュヴァービング行
4番のりば
- 北海道中央バス
- 大69 大谷地柏葉台線 柏葉台団地行(平岡5条2丁目経由)
- 大87 有明線 真栄高校前・有明小学校行(真栄団地経由)
- 大88 真栄団地線 三井アウトレットパーク行(真栄団地経由)
5番のりば
- 北海道中央バス
- 高速とまこまい号 苫小牧駅・苫小牧フェリーターミナル行
- 高速むろらん号 室蘭産業会館前・室蘭大谷高校行
- 高速とまこまい号/高速むろらん号 札幌駅前ターミナル行
- 北海道中央バス・北都交通・ジェイ・アール北海道バス、十勝バス、北海道拓殖バス共同運行
- ポテトライナー 帯広駅バスターミナル・十勝川温泉行(芽室経由/音更経由)
- 北海道中央バス・阿寒バス・くしろバス共同運行
6番のりば
- 北都交通・北海道中央バス共同運行
- 新千歳空港連絡バス
- 北海道中央バス・北都交通・道南バス共同運行
- 高速はこだて号 函館駅前バスターミナル・湯の川温泉行(直行便/八雲経由)
7番のりば
8番のりば
9番のりば
- ジェイ・アール北海道バス
- 33 北広島線 JR札幌駅行
- 高速えりも号 えりも行(浦河・様似経由)
- 高速えりも・ひろお号 広尾駅行(期間限定、えりも経由)
- 新日本海フェリー連絡バス 苫小牧東港フェリーターミナル行(期間限定)
10番のりば
- 北海道中央バス
- 大92 上野幌線 緑ヶ丘団地行(上野幌ベニータウン経由)
- 大94 上野幌循環通線 大曲通北行(上野幌里塚循環通経由)
脚注
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 2.0 2.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 札幌市財政統計 平成20年10月発行 pp46
関連項目
高速・急行バスを除く路線の詳細は以下の記事を参照