矢来町
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テンプレート:Pathnav テンプレート:Infobox Settlement 矢来町(やらいちょう)は、東京都新宿区の町名[1]。住居表示未実施。2010年8月1日現在の住民基本台帳による人口は3,968人。郵便番号は162-0805。
地理
新宿区東部・神楽坂上の台地に位置する。北で天神町・赤城下町、北東で赤城元町・神楽坂、東から南にかけて横寺町、南西で北山伏町、西で南榎町、北西で榎町・東榎町と接する。芸能人・著名人の自宅や出版社が多く存在し、編集プロダクションや印刷関連等出版社に関係する企業が多い。落語家の古今亭志ん朝が住居を構えていたことから、志ん朝の異称として「矢来町(の旦那)」が使われた。
また、都心で稀少な自動車をみる機会が多い街として、マニアには注目されている。これは、古くからの邸宅地であり、富裕層が外国車などを購入していたことに関係する。以前はシトロエンSMやCX、正規導入されていない外国車など数多くみられた。しかし近年は景気の悪化や世代交代(相続税問題)などにより、邸宅の広大な敷地が分割され、建売住宅用地になってしまうなど、以前からの高級住宅地としての様相は変化しつつある。また、それにより区外からの移住者が増えている。
歴史
町の全域となる台地や、包蔵地・屋敷などが区指定の遺跡として認定されている。
地名の由来
若狭小浜藩主・酒井讃岐守忠勝が、1628年(寛永5年)三代将軍家光から牛込に下屋敷を貰い、周囲の土手を竹矢来で囲んでいたためとされる。この酒井邸の竹矢来は江戸名物の1つに数えられていた。
交通
施設
現存しない施設
- 東京都立市ヶ谷商業高等学校 - 2009年廃校。
脚注
外部リンク
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