釜石市
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釜石市(かまいしし)は、岩手県の南東部、三陸復興国立公園の中心に位置し、世界三大漁場の一つ北西太平洋漁場の一角をなす三陸漁場と典型的なリアス式海岸を持つ市である。旧上閉伊郡、気仙郡。
近代製鉄業発祥の地であり、最盛期の人口は9万人を超えることもあったが、製鉄所の高炉の休止に伴い人口が減っている。
目次
地理
西を松倉山や仙磐山などの北上山地などに囲まれ、東を太平洋に囲まれている。平野部は少なく、可住地面積も多くない。
人口
隣接自治体
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行される。
- 1896年(明治29年)3月29日 - 南閉伊郡と西閉伊郡が合併し、上閉伊郡。
- 1937年(昭和12年)5月5日 - 釜石町が単独市制施行し、釜石市。[1]市章を制定する。[2][3]
- 1945年(昭和20年)7月14日・8月9日 - 太平洋戦争末期に2度の艦砲射撃で市街地、製鐵所が壊滅的な被害を受ける(釜石艦砲射撃)。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 旧・釜石市、甲子村、鵜住居村、栗橋村、唐丹村が合併し、釜石市。[1]
- 1959年(昭和34年)7月24日 - 平和都市を宣言する。[4]
- 1962年(昭和37年)3月29日 - 安全都市を宣言する。[5]
- 1975年(昭和50年)4月1日 - 市花・市木・市鳥を制定する。[6]市民憲章を制定する。[7]
- 2003年(平成15年)5月26日 - 午後6時24分の三陸南地震で釜石市只越町で震度5強を観測した。
- 2008年(平成20年)7月24日 - 午前0時26分の岩手県沿岸北部地震で釜石市中妻町で震度5強、釜石市只越町で震度5弱を観測した。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 東日本大震災による津波で壊滅的な被害を受ける。2008年に巨大津波などの水害に耐えられるように設計・竣工された「釜石港湾口防波堤」も決壊した。
行政
紋章
経済
産業
製造業
- 新日鐵住金釜石製鐵所
- SMC釜石工場
漁業
金融機関
郵便
- 釜石郵便局(集配局)
- 鵜住居郵便局(集配局)
- 栗橋郵便局(集配局)
- 唐丹郵便局(集配局)
姉妹都市・友好都市
国内
海外
教育
高等学校
- 岩手県立釜石高等学校
- 岩手県立釜石商工高等学校
- 鹿島学園高等学校釜石キャンパス
中学校
- 釜石市立釜石中学校
- 釜石市立甲子中学校
- 釜石市立唐丹中学校
- 釜石市立大平中学校
- 釜石市立釜石東中学校
小学校
- 釜石市立釜石小学校
- 釜石市立双葉小学校
- 釜石市立白山小学校
- 釜石市立平田小学校
- 釜石市立尾崎小学校
- 釜石市立小佐野小学校
- 釜石市立甲子小学校
- 釜石市立鵜住居小学校
- 釜石市立白浜小学校
- 釜石市立栗林小学校
- 釜石市立橋野小学校
- 釜石市立唐丹小学校
特別支援学校
交通
鉄道
なお、1880年(明治13年) - 1883年(明治16年)と1893年(明治26年) - 1965年(昭和40年)には、釜石-大橋間に現在の釜石線と並行して鉱石輸送のための専用鉄道が存在した。釜石鉱山鉄道を参照。
バス
道路
高速道路
- 一般国道283号仙人峠道路(2007年(平成19年)3月18日開通)
- 一般国道自動車専用道路
県道
- 一般県道
- 岩手県道146号鵜住居停車場線
- 岩手県道167号釜石住田線
- 岩手県道193号唐丹日頃市線
- 岩手県道231号吉里吉里釜石線
- 岩手県道242号水海大渡線
- 岩手県道249号桜峠平田線
- 岩手県道250号吉浜上荒川線
港湾
名所・旧跡・観光
- 橋野高炉跡(国指定史跡(1957年)世界遺産暫定リストに記載されている「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の構成資産となっている)
- 観光船はまゆり
- 鉄の歴史館
- 釜石大観音
- 根浜海水浴場
- 荒川海水浴場
- 伝統芸能:虎踊
宿泊施設
- ホテルサンルート釜石
- 釜石ステーションホテル
- 釜石ベイシティホテル
- ホテルシーガリアマリン
スポーツチーム
出身有名人
- あんべ光俊 - シンガーソングライター
- 板沢武雄 - 歴史学者
- 遠刕光翁 - 哲学者、医師
- きくち教児 - 名古屋のローカルタレント
- 木村航 - 小説家、ゲームシナリオライター
- 小島良平 - グラフィックデザイナー
- 古新舜 - 映画監督
- 佐藤仁哉 - 俳優
- 沢村鐵 - 小説家
- 鈴木裕 - ゲームクリエイター
- 高橋克彦 - 作家
- 千葉美加 - アイドル
- 長谷場久美 - 重量挙げ選手
- 三浦俊也 - サッカー指導者
- 三浦命助 - 三閉伊百姓一揆指導者
- 柚月裕子 - 推理作家
- 明日待子-女優・日本舞踊家
関連項目
脚注
参考文献
外部リンク
- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite web
- ↑ 2.0 2.1 図典 日本の市町村章 p31
- ↑ 3.0 3.1 テンプレート:Cite web
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