ユメロマン
テンプレート:Infobox ユメロマンは日本の競走馬。北海道の北海道静内農業高等学校畜産科(現在は生産科学科)[1]および馬術部[2]の生徒によって授業の一環で種付け、生産、育成された[1][2]サラブレッドである。
経歴
2003年のサマーセールにおいて田中春美(騎手・田中勝春の実父)に[3][2]250万円[1](消費税別[3])で売却され、美浦トレーニングセンターの宗像義忠厩舎に所属し[1][4]、中央競馬で競走生活を送った。
デビュー戦は2005年2月13日[1][2]、東京競馬第6競走の3歳新馬戦で単勝4番人気ながら1着となり[4][1]、メディアに「高校生の生産馬が勝利」などと報じられた。騎乗していたのは田中勝春であった[4][1][2]。
その後はなかなか勝利を挙げられなかったが、2005年12月10日、中京競馬第8競走の条件戦(サラブレッド系3歳上500万円以下・芝2500メートル)でダヴィ・ボニヤを背に、9番人気ながら最後の直線で差し切り、2勝目を挙げた。
2006年2月には重賞へ出走する計画があったが、骨折により断念[5]。以降も故障と休養を繰り返したが、その間も勝ちきれないものの善戦をしていた。長距離をこなす産駒が多いジェネラス産駒らしく、本馬も中長距離戦を得意としていた。
2008年4月19日、中山競馬第8競走の条件戦(サラブレッド系4歳上500万円以下・芝2000メートル)で[6]、田中勝春を背に[7]約2年4か月ぶりの勝利を挙げた[6]が、その後は4戦して勝てず[8]、同年9月17日付けで日本中央競馬会 (JRA) の競走馬登録を抹消され[8]、引退した[9]。
競走馬引退後は乗馬となり、2009年6月に北海道静内農業高等学校へ戻った[10]。ノーザンホースパークで開かれた馬術競技大会にも参加している[11]。
その他
桐原書店発行の高等学校用英語教科書『WORLD TREK』に[12]、本馬のエピソードが取り上げられている[13][12]。
血統表
ユメロマンの血統(ニジンスキー系/Nijinsky 3×5=15.63% Northern Dancer 4×4・6=14.0625%) | |||
父 *ジェネラス Generous 1988年 栗毛 |
Caerleon 1980年 鹿毛 |
Nijinsky II | Northern Dancer |
Flaming Page | |||
Foreseer | Round Table | ||
Regal Gleam | |||
Doff the Derby 1981年 鹿毛 |
Master Derby | *ダストコマンダー | |
Madam Jerry | |||
Margarethen | Tulyar | ||
Russ-Marie | |||
母 サクラトキメキ 1994年 鹿毛 |
アンバーシャダイ 1977年 鹿毛 |
*ノーザンテースト Northern Taste |
Northern Dancer |
Lady Victoria | |||
*クリアアンバー Clear Amber |
Ambiopoise | ||
One Clear Call | |||
サクラエンドレス 1989年 鹿毛 |
サクラユタカオー | *テスコボーイ | |
アンジェリカ | |||
サクラハッスル | マルゼンスキー | ||
*バイマイラブ F-No.16-g |