白石稔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月3日 (日) 11:40時点における61.27.154.163 (トーク)による版 (エピソード)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:存命人物の出典明記 テンプレート:声優 白石 稔(しらいし みのる、1978年10月18日[1] - )は、日本声優舞台俳優シンガーソングライター作詞作曲家ガジェットリンク所属。テンプレート:VOICE Notice Hidden

概要

経歴

1978年、おもちゃ屋を営む家庭に生まれる。『魔神英雄伝ワタル』に感銘を受けアニメの世界に興味を持った。中学時代に声優への道を志し、高校進学すら望まなかったが、「高校へ行かないのなら、声優養成所への学費を出さない」と両親に諭されて進学。高校卒業後は代々木アニメーション学院大阪校へ進み、その後上京に至る。「声優を辞めようと思ったことは数え切れないが、他に自分が何をやりたいかと自問すれば、声優以外ありえなかった」と語っている。

2003年テレビアニメD・N・ANGEL』に出演以降、羽原信義監督に才能を見出されたためかアニメへの出演が増える。

2006年のテレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の谷口役で知名度を上げ注目を集める。同作品中で発した白石のアドリブである「WAWAWA忘れ物〜」という台詞が大きな話題を集め、2007年3月に開催された同作品のライブイベント『涼宮ハルヒの激奏』においても度々口ずさんでいた。この「WAWAWA」は、その後もアニメ版『らっきー☆ちゃんねる』や『涼宮ハルヒの約束』発売イベントなどで使われており、『らき☆すた』では白石の作曲で第13話のエンディングテーマにもなった。

2007年、『涼宮ハルヒの憂鬱』と同じ京都アニメーション制作であるテレビアニメ『らき☆すた』では、声優本人をモチーフにしたオリジナルキャラクター「白石みのる[2]」役で出演。同番組の1コーナーで、番組関連のラジオ番組でもある『らっきー☆ちゃんねる』にてナビゲーター「小神あきら」役の今野宏美のアシスタントを務める。

当初、アイムエンタープライズに所属していたが、2007年1月1日よりプロ・フィットに移籍し、2009年4月1日からはフリーになる。同年12月10日からガジェットリンクと業務提携し[3]、2012年1月1日から正式に所属している。

2011年11月14日、ブログで8月9日に入籍(結婚)したことを発表した[4]。2012年9月16日に長男が誕生[5]

特色

主に高校生や青年役を演じる。好青年やへタレ役、オネェ(オカマ)口調のキャラクターまで演じている。ラジオなどでは作詞・作曲も行うことがある。『らき☆すた』では第13話以降のエンディングテーマのほとんどを白石自身が作詞・作曲している。特に第18話のエンディング曲「かおりんのテーマ」は白石のソングライターとしての能力を周知させる作品となった。

『喰霊 -零- 超自然災害ラジオ対策室』第7回では、土宮神楽役の茅原実里の誕生日を祝し、クオリティの高い自作の歌を2曲アカペラで披露している(一曲はオリジナルで、もう1曲は茅原の大好きなB'zをイメージしたネタ楽曲)。茅原は「すごいいい曲。白石稔の名は、声優としてすでに有名だから、違う名前で裏方として真剣に作詞・作曲活動をすべきでは?」と絶賛。これに対しランティスのプロデューサー、斎藤滋は「こういうお仕事は、締切があるからね」と、追い込まれないと曲を作れない白石の癖を指摘し、皆の笑いを誘った。

ザ☆ネットスター!』6月号で、番組の新エンディングテーマ「夢の続き」をネット上で人気のプロデューサー「シンP」と共に制作した(作詞作曲・白石稔 編曲・シンP)ところ、この曲を聴いた水木一郎がこの曲を気に入り、水木がサプライズゲストとして出演した同7月号では、この曲を水木が白石の目の前で歌った。番組収録後に行われた反省会では、「夢の続き」の楽譜を水木が直筆で書き下ろし(白石は楽譜が書けないため)、白石に渡した。その際、水木は白石に対し、「(「夢の続き」の)2番を書いて欲しい。」「どんどん(曲を)作ろう。才能あるよ」と応援した。『ザ☆ネットスター!』7月号の反省会において、自らの曲作りに関して語った。それによると、詩はパソコンか携帯電話で書き、曲は楽譜が書けないため、携帯電話のボイスメモを利用して、ひらめいた曲の一部を残しておくという。また、サビは早く作れるが、Aメロ、Bメロはいつまでもできずに、ふと思いつくことが多い。

同じくガジェットリンクに所属する小尾元政と、音楽ユニット「YouM-ix」(ユーミックス)を結成。白石がボーカル、小尾がギターを担当。2012年12月にワンマンライブを行っている。

人物

芸人のようなノリのよさを持つ。ラジオでは今野宏美など天然系の相方がいればツッコミ(本人曰くストッパー)に回るが、浅沼晋太郎など他に進行役がいる場合は自由に振舞う。座右の銘は、「継続は力なり」

幼少のころから、将来はアニメ業界で働くと決めていた。最初はアニメーターになろうと思い絵の練習をしたが、一向に上手くならず、悩んだ末に声優を志望した。

自他共に認めるアニメおたくである。また、玩具店という家庭環境で育ったからか、テレビゲーム特撮ヒーロー番組に造詣が深く、最も好きな特撮作品は『五星戦隊ダイレンジャー』であると述べている。ゲームに関しては、2007年8月、ウェブラジオイソッチの週刊シャキシャキ!』にゲスト出演した際に『メタルスレイダーグローリー』(ファミコンソフト)について語ったり、「(『バンゲリングベイ』について)ヘクター87ぐらい出来なかった」「『キャプテン翼』は最終面まで行ったけど岬君が見つからなくて」など、マニアックな発言を連発した。

『らっきー☆ちゃんねる』などでは「なんかすいません」という言葉をよく発言しており、「白石みのるの冒険」エピソード11などでもネタにされている。また、『もってけ!セーラーふくRe-Mix001〜7 burning Remixers〜』内では、『らき☆すた』の「白石みのる」と『涼宮ハルヒの憂鬱』の「谷口」で出演。間奏では「白石稔本人」の本音が少し出ており、プロデューサー、音響監督、共演者に「白石」ではなく、「谷口」と呼ばれることについて、「もうそろそろやめてもらっていいんじゃないでしょうか?」と軽い愚痴を漏らしている。

ラジオ『らっきー☆ちゃんねる』第12回で「学生の頃は友達があまり居らず虐められっ子だった」「勉強が嫌いなので学校へは寝に行っていた」と昔を振り返っていた。ブログでは顔文字を多用する。

3人兄弟の次男で、本人曰く「兄のほうがしっかりしている」とのこと。新年の目標として「減量」を掲げることが多いが、1度も達成されたことがない。2010年1月1日の時点では、166cmで75kgであると言い、周りの共演者から腹の肉を触られた(「超!A&G+スペシャル2010 明けました、おめでタイガー!」にて)。太ったことについて今野宏美からは「裕福になったからだー」とからかわれた。

エピソード

2007年7月、個人ではパソコンを所有していないことをラジオ版『らっきー☆ちゃんねる』第27回の放送内で明かした(ネット関係はもっぱら携帯電話で済ませているとのこと)。したがって、当時の「谷口ブーム」をプライベートでは直接的に知らなかった。2009年4月、自身のブログにてようやくパソコンを購入したと明かした。『らき☆すた』第16話とラジオ版『らっきー☆ちゃんねる』第38回で、若本規夫の声真似を披露し、「憧れの存在だ」とも発言。ただし、出来るのは『サザエさん』のアナゴさんだけとのこと。他にもドナルドダックの声真似を披露したことがある。

『らき☆すた』エンディングなどで「奥さん、これが欲しかったんだろ?」などの発言をしているが、これは過去『笑っていいとも!』にレギュラー出演していたROLLYの持ちネタで、放送を見ながら「出てきた瞬間に『奥さん!』って言って毎回何を言うのかがいつも好きだった」[6]と語っている。ラジオ&アニメ版『らっきー☆ちゃんねる』内で、当時は昼間限定でココイチと焼肉屋(その後は前者のみ続けているとのこと[7])でアルバイトをしていることが明らかになった。「声優業よりもアルバイトで得る収入のほうが多い」と語っている。ココイチでの肩書きは「チーフ(メンチカツなら任せとけ)」。

インターネットラジオK'z Stationの『おしゃ木』の声優業界イメージランキングというコーナーで「ラジオのしゃべりがおもしろくない声優は?」で第2位にランクインした。『らっきー☆ちゃんねる』内では、「樹海での水汲み」、「ウォーキング」(「らっきー☆ちゃんねる」最終回)、「作詞」(『らっきー☆ちゃんねる-陵桜学園放課後の机-』、作成したのは加藤英美里のテーマ。『新らっきー☆ちゃんねる』でも今野宏美水原薫のテーマを作成)、「お菓子作り」(『新らっきー☆ちゃんねる』、バレンタインデーの企画でチョコレートケーキを作る予定→台湾でのイベント出席の仕事の都合もあり、結局ケーキは作らずじまいだった)などといろいろなことに挑戦。

2009年10月18日に、神戸国際会議場メインホールで行われた、「第14回アニメーション神戸」で作品賞ネットワーク部門を受賞した、『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』で代表して赤鬼の格好で授賞式に出た。同年末の舞台初日のカーテンコールにて、サプライズで自身の誕生日を祝われた。誕生日当日に誕生会を企画したが、本人が東京におらず断念。翌月にも企画をするが、同じ理由で断念、計画が頓挫する。「白石はいつ東京にいるんだ?」→「舞台本番の日だ」→「じゃぁその日に祝おう」と計画される。当日は会場にいた400人以上の客(男女比は2:8くらい)から一斉に「みのるくん!お誕生日おめでとう!」と声をかけられ、白石本人は戸惑っていた[8]

出演作品

太字はメインキャラクター

テレビアニメ

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

劇場アニメ

2009年

2010年

2014年

OVA

2008年

2010年

2011年

2012年

2013年

Webアニメ

2009年

ゲーム

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

吹き替え

2002年

ドラマCD

オーディオドラマ

ラジオ

※太字は放送中

テレビ

※太字はレギュラー

演劇

  • ノスタルジック・カフェ〜1971年・あの時君は〜(早稲田大学の学生役、2005年7月上演)
    • 声優を中心とする演劇集団「Players」の初公演である[26]
  • 「燕のいる駅」 (2006年3月上演)
  • 「正義はいつも我にあり」(2007年4月上演)
    • 上記2つは共に演劇集団「東京桜組」の公演である。
  • FREEMAN第一回旗揚げ解散公演「エムズスタイル」(エムズバーガーの敏腕店長役2008年8月上演)
  • 神々のいたずらPRESENTS 「敏腕組!」(上記「エムズスタイル」の設定を引き継ぎ、敏腕店長役)
  • 劇団東京都鈴木区 第2回公演「 The 時給探偵〜17時までの名探偵〜」(2010年1月上演 謎の男役)
  • Lit Klatch リーディングシアター03「リカバリ-Recovery-」(2010年12月4日・5日上演、Studio Cube326 ARC)
  • 蒼穹のファフナー FACT AND RECOLLECTION(2010年12月18日上演 近藤剣司役)
  • アフリカ座 1月公演 「かぶとむし」(2013年1月11日 - 15日上演 石井真とのWキャスト 佐和田健二役)
  • カラフル企画Vol.4「めぐりあうとき」(2013年9月18日 - 22日上演、笹塚ファクトリー、愛川ゴース役)


ネット番組

イベント

作品

ミニアルバム

発売日 タイトル 規格品番
1st 2011年2月9日 出しちゃいました。 LACA-15093

キャラクターソング・企画CD

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:ランティス
  1. テンプレート:Cite journal
  2. 白石みのる 公式サイト
  3. 白石稔ブログ2009年12月10日
  4. 入籍のご報告
  5. 我が家へようこそ!
  6. 「白石みのるの冒険」エピソード05での発言より。
  7. 2007年秋に開催の早稲田大学学園祭にて発言。
  8. 間島淳司ブログ「マジP!」2009年12月30日更新分
  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web
  11. テンプレート:Cite web
  12. テンプレート:Cite web
  13. テンプレート:Cite web
  14. テンプレート:Cite web
  15. テンプレート:Cite web
  16. ボーダーブレイク オフィシャルウェブサイト│ブログ 第99回 稼働日決定! 2012年9月25日閲覧]
  17. テンプレート:Cite web
  18. テンプレート:Cite web
  19. テンプレート:Cite web
  20. テンプレート:Cite web
  21. テンプレート:Cite web
  22. テンプレート:Cite web
  23. ※東京桜組の舞台公演をCD化した作品。
  24. この2回で事実上打ち切りになっている。理由としては、アシスタントを務めていた山本花民の体調不良に加え、配信元である、Galge.comのサイト更新休止が挙げられる。
  25. テンプレート:Cite web
  26. この公演を最後にPlayersの活動は行われておらず、2008年1月をもって公式HPが閉鎖した(日記は稼動中)。