常滑競艇場
テンプレート:基礎情報 競艇場 常滑競艇場(とこなめきょうていじょう)は愛知県常滑市にある競艇場である[1][2]。
通称は、BOAT RACE常滑(ボートレースとこなめ)。
目次
概要
2005年2月17日に開港した中部国際空港(セントレア)のすぐ近くにある競艇場であり、ファン等からは「日本一、空港が近い競艇場」と呼ばれている。空港から来た名鉄空港線は1マークのバックストレッチ側からきて2マークのところでカーブをして常滑駅に向かっている。
指定席ではジュースの飲み放題等のサービスがある。なお、指定席の販売は第8競走までであり、ナイター場外の際の指定席利用は不可(指定席の利用自体はその後も可能)、また競艇場の入場料も第9競走以降は払わなくても良い。常滑市が焼き物の町であるため、場内に大きな招き猫の焼き物が置いてある。トイレで有名なINAXは常滑に本社があるため、もちろんトイレはINAX製品。かつては陶芸ルームも設けられていたが、2012年1月末をもって廃止となっている。[3]
ボートピアは名古屋およびオラレセントレア(中部国際空港内)。ただしボートピアで購入した舟券は当競艇場では払い戻しができず、逆に当競艇場で購入した舟券の払い戻しもボートピアですることはできない。
マスコットは招き猫の「トコタン」(それにちなんでトコタン特別が行なわれている)。元々は競艇場のみのマスコットキャラクターだったが、2014年の市制60周年を記念して、常滑市の公式マスコットキャラクターに昇格した[4]。
実況は主にメディアターナーの山田智彦が担当している。
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観客席 - Tokoname-kyotei-05.jpg
水面 - Tokoname-kyotei-04.jpg
発走ピット - Tokoname-kyotei-02.jpg
電光掲示板 - Tokoname-kyotei.meitetsunagoya-staition.jpg
名鉄名古屋駅内に掲示されている広告看板
コース概要
競走水面は海[1]で、水質は海水[1][2]。但し水門が設けられており、前検日の干潮で締め切られレース時は海と遮断されているため、潮の満ち引きの影響は少ない[2]。バックストレッチ側の幅は非常に広く、名鉄線の車窓から眺めるとターンマークがとても小さく見える。深インになってもインコースがとても強いため、地元の強豪選手やベテラン選手が積極的にインを狙ってくる。ただし、外側のコースに行っても不利になるだけなので、結局枠なりになるケースも多い。先頭の選手が3周目に入るとジャンが鳴る。
モーターは従来標準型が使用されてきたが、2009年12月から減音型モーターを使用している[5]。
伊勢湾から近く、一年を通して伊勢湾の方向から比較的強い西風(スタート地点から見て向かい風)が吹く[6]。競走水面西側には防風ネットが設置されている[6]。この強風の影響により、フライングの頻度が高く、2012年11月14日にはマーメイドグランプリ(GI)準優勝戦で5艇がフライングし、レースが不成立となっている。
主要開催競走
周年記念 (GI) のタイトルは「マーメイドグランプリ」。
企業杯 (GIII) として、「INAX杯とこなめ大賞」が行なわれている。また年に1回、東海地区で持ち回りの企業杯 (GIII) として、「中日カップ」が行なわれている。
新鋭リーグ戦の名称は若獅子杯。女子リーグ戦の名称はレディース笹川杯。正月には新春特別競走、ゴールデンウィークにはチャンピオン大会、お盆には納涼お盆レースが行なわれている。ただし、近年当地では女子リーグ戦の開催頻度が少なくなっており、同競走がない年度には、オール女子競走(格付けは一般戦)にレディース笹川杯のタイトルが付けられている。
SG開催実績
年度 | 競走名 | 優勝者 | 登番 | 出身 |
---|---|---|---|---|
1967 | 第13回モーターボート記念競走 | 竹内淳麿 | 1348 | 愛知 |
1974 | 第9回総理大臣杯競走 | 彦坂郁雄 | 1515 | 千葉 |
1975 | 第2回笹川賞競走 | 北原友次 | 1481 | 岡山 |
1980 | 第26回モーターボート記念競走 | 栗原孝一郎 | 2324 | 埼玉 |
1984 | 第19回総理大臣杯競走 | 増沢良二 | 2582 | 群馬 |
1994 | 第41回全日本選手権競走 | 植木通彦 | 3285 | 福岡 |
1997 | 第24回笹川賞競走 | 植木通彦 | 3285 | 福岡 |
2001 | 第48回全日本選手権競走 | 滝沢芳行 | 3381 | 埼玉 |
2005 | 第32回笹川賞競走 | 植木通彦 | 3285 | 福岡 |
2009 | 第12回競艇王チャレンジカップ競走 | 原田幸哉 | 3779 | 愛知 |
2013 | 第23回グランドチャンピオン決定戦 | 太田和美 | 3557 | 奈良 |
この表を見て分かるとおり、福岡・植木通彦が過去にSGを3回優勝していることから、本人も語っているが「得意水面」であったことが窺える。
外向発売所(ウィンボとこなめ)
2009年6月23日に南駐車場付近に外向発売所「ウィンボとこなめ」が開設された。今までの発売所は西入場門の東側にあったが、仮設のため専用駐車場が狭く、多客時には周辺の道路が駐車場に入ろうとする自動車であふれていた。この施設は、舟券の発売・払い戻しだけという既存の発売所とは異なる。レース映像やオッズなどを見ることが可能で、売店や飲み物の自動販売機も設置されている。また、座席数は94席、窓口数(自動券売機をふくむ)は15窓と外向発売所にしては非常に大規模である。開場は午前7時30分。常滑競艇内で発売をしていないレースも取り扱っており、本場(常滑競艇)の開催日・非開催日を問わずナイターレースを含めて一日最大4場を発売する。そのために外向発売所というよりはミニボートピアのようなものである。詳細はウィンボとこなめを参照。
アクセス
- 名鉄常滑線・空港線常滑駅から徒歩5分[1][2]もしくは無料バス3分
- 名鉄西尾駅から無料バス90分
- 名鉄知立駅から無料バス80分
- 旧三河一色駅から無料バス85分
- 愛知環状鉄道新豊田駅から無料バス80分
広報・関連メディア
現在
キャンペーン
- 2010年度のG1マーメイドグランプリからSKE48を2010年度は「とこなめもっと盛り上げ隊!!」、2011年度は「とこなめもっと×2盛り上げ隊!!」としてイメージキャラクターに起用している。
CM
- 重賞レース開催前などを中心に地元民放AMラジオ局(東海ラジオ、CBCラジオ)で、露の慎悟が案内している。しかし2009年頃からは、TVCMにも出演している常滑のマスコットキャラクター「トコタン」が出演するラジオCMのみが放送されることが増えた。
- テレビCMは重賞レースを中心に地元民放テレビ局などで放送されている。
レース放映
- 日本レジャーチャンネル
- 「とこなめ競艇チャンネル」(知多半島ケーブルネットワーク)
- 2011年11月18日より開催の一般レース「とこなめもっとx2盛り上げ隊!!競走」より16:9のHV対応となり、インターネット配信も含め上下に黒帯がつく。オッズ画面は戸田競艇場と同じ配色で、画面下に直前情報(展示タイム・スタート展示など)が放映される
展望・予想番組
- とこなめ競艇結果
- 知多半島ケーブルネットワーク。放送日に行われた全レースをダイジェスト形式で振り返った後、吉田弘明による翌日のレース展望(最終日は次節展望)が行われる。
雑誌
- BOATBoy
- 2007年8月号より指定席、入場券が各一枚がついている。
過去
- ボートタイム(テレビ愛知。レース予想番組)