沖縄西海岸道路
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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Ja Route Sign テンプレート:Ja Route Sign 沖縄西海岸道路(おきなわにしかいがんどうろ)は、沖縄県中頭郡読谷村を起点とし糸満市に至る延長約50kmの地域高規格道路である。1994年12月16日計画路線に指定された。読谷村~那覇空港間は国道58号として、那覇空港~糸満市間は国道331号としてそれぞれ整備する(いずれも国の直轄事業)。2007年3月17日に区間別路線では宜野湾バイパスに次いで豊見城道路が全線開通した(暫定2車線)。なお、渋滞のない利便性と、自然環境を考慮して、当該道路用地を鉄道に転用すべきだという意見も根強くある。
目次
主な整備区間
国道58号読谷道路
- 読谷村親志(沖縄西海岸道路起点)~古堅(嘉手納バイパス起点)
- 全長:約6km
国道58号嘉手納バイパス
- 読谷村古堅(読谷道路終点)~嘉手納町兼久
- 全長:約3.2km
国道58号宜野湾バイパス
国道58号浦添北道路
- 宜野湾市宇地泊(宜野湾バイパス)~浦添市港川(臨港道路浦添線接続部)
- 全長:約2km
国道58号那覇西道路
国道331号豊見城道路
国道331号糸満道路
- 糸満市西崎(豊見城道路終点)~真栄里(沖縄西海岸道路終点:名城バイパス)
- 全長:約3.4km
調査区間
- 北谷区間(嘉手納町~宜野湾市)
- 浦添区間(浦添市・現在この区間には臨港道路浦添線が事業化されている)
- 那覇北区間(那覇市港町~若狭・現在この区間には臨港道路泊大橋が通っている)
- 小禄区間(那覇空港~豊見城市瀬長・現在この区間には1989年に開通した小禄バイパスがあるほか、那覇空港自動車道小禄道路が計画されている。なお小禄バイパスは現時点で沖縄西海岸道路には含まれていない)
通過市町村
歴史
- 1985年 : 宜野湾バイパス 事業化。
- 1987年 : 嘉手納バイパス・読谷道路の一部 事業化(当時は全線嘉手納バイパスとして事業化)。宜野湾バイパスが暫定2車線で一部開通。
- 1989年 : 豊見城道路 事業化。(当時は国道331号豊見城バイパスとして)
- 1990年 : 糸満道路 事業化。(当時は国道331号糸満バイパスとして)
- 1992年 : 那覇西道路 事業化。
- 1994年12月16日 : 沖縄西海岸道路として計画路線に指定。
- 2000年3月 : 宜野湾バイパス全線開通。
- 2001年 : 読谷道路 事業化。
- 2002年 : 糸満道路 糸満市潮崎町-糸満市真栄里間開通。
- 2003年 : 読谷道路 読谷村大木-読谷村古堅間 (1.3km)が暫定2車線で開通。
- 2004年3月31日 : 豊見城道路 糸満市西崎の一部が暫定2車線で開通。
- 2006年2月25日 : 豊見城道路 豊見城市瀬長-豊見城市豊崎間が暫定2車線で開通。
- 2007年3月17日 : 豊見城道路が全線暫定2車線で開通。
- 2011年8月28日 : 那覇西道路が全線4車線で開通。
- 2012年3月31日 : 豊見城道路 豊見城市豊崎-糸満市西崎 (1.1km)(本線)、糸満道路 糸満市西崎-糸満市糸満 (1.6km)、糸満市真栄里 (1.0km)の3区間の開通に伴い豊見城道路・糸満道路全線開通。