北谷町
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目次
概要
町名である北谷(ちゃたん)の読みは「きたたに」が「ちたたに→ちゃたに→ちゃたん」(沖縄方言では「k」の音が「ch」に変化する)と変化したものである。県外出身者など町名を読み慣れない者からは「ちゃたん」と頭高型に発音されることがあるが、地元住民の間では平板に「ちゃたん」と発音されている。
西海岸に位置する美浜地区には、若者や駐留米軍関係者に人気のスポットであり、県内唯一の観覧車があるアメリカンビレッジがあり、地域でも比較的大規模なイオン琉球(旧・琉球ジャスコ)イオン北谷店(イオン北谷ショッピングセンター)といった娯楽・店舗施設を擁しており、多くの地元県民や観光客が訪れている。
その反面、北谷町全面積の半分以上を、キャンプ瑞慶覧(キャンプ・フォスター)、キャンプ桑江(キャンプ・レスター) 嘉手納飛行場、陸軍貯油施設の4つの米軍関係施設が占めている。米軍による婦女暴行や殺人などの重大犯罪が多数報告されており、問題となっている。
北谷公園野球場があり、プロ野球の中日ドラゴンズが秋季(ナゴヤ球場で行われる年もある)・春季キャンプを行っていることでも知られる。
地理
沖縄本島中部西海岸に位置する。
町字一覧
- 伊平(いへい)
- 宇地原(うじばる)
- 大村(おおむら)
- 上勢頭(かみせど)
- 北前(きたまえ)
- 桑江(くわえ)
- 下勢頭(しもせど)
- 砂辺(すなべ)
- 玉上(たまがみ)
- 北谷(ちゃたん) - 1~2丁目
- 北谷(ちゃたん)
- 桃原(とうばる)
- 浜川(はまがわ)
- 港(みなと)
- 美浜(みはま) - 1~3丁目
- 美浜(みはま)
- 宮城(みやぎ)
- 吉原(よしはら)
このうち北前、北谷1・2丁目界隈をハンビーともいう。元々在日米軍海兵隊のハンビー飛行場があったためそう呼ばれる。
隣接する自治体
人口
歴史
北谷間切は安仁屋・北谷・桑江・平安山・砂辺・野国・屋良・嘉手納・山内の9つの村から成り立っていた。
- 1671年 安仁屋が宜野湾間切に編入。
玉代勢・伝道・伊礼・浜川・野里を新設。
- 1908年4月1日 島嶼町村制施行に伴い、北谷間切が北谷村となる。役場は砂辺に置かれる。
- 1945年4月 沖縄戦で米軍の上陸地点となり即時に村全域が占領された。
- 1946年10月 桃原地区の一部が開放される。
- 1947年1月 謝苅地区が開放されたが、県内有数の穀倉地帯であった地勢のいい平坦地は開放されなかった。そのため人々は地勢の険悪な土地を切り開いて住み着き、現在の謝苅の密集地区が形成される。
- 1948年12月4日 嘉手納など村北部が嘉手納村として分村(1976年に嘉手納町となる)
- 1980年4月1日 町制施行。
- 1981年12月 キャンプ瑞慶覧のハンビー飛行場がすべて返還される。
- 1995年9月4日 北谷町内で米兵が運転する乗用車が、歩道を歩いていた母子3人をはねて死亡させる。
- 2001年6月29日 北谷町美浜アメリカンビレッジ内の駐車場で、米兵が婦女暴行。
- 2008年2月11日 米海兵隊員が、14歳の中学生を車内で暴行した容疑で緊急逮捕される。
行政
- 町長・野国 昌春
郵便
- 北谷桑江郵便局
- 北谷宮城郵便局
- 北谷郵便局
- ハンビー郵便局
教育
高等学校
中学校
- 北谷町立北谷中学校
- 北谷町立桑江中学校
小学校
- 北谷町立北谷小学校(敷地は市町境に面する沖縄市にある)
- 北谷町立北玉小学校
- 北谷町立浜川小学校
- 北谷町立北谷第二小学校
専修学校
放送
- FMちゃたん(79.2MHz)北谷町・嘉手納町・宜野湾市(放送エリア)
交通
路線バス
- 20番・名護西線(琉球バス交通・沖縄バスの共同運行)
- 28番・読谷(楚辺)線(琉球バス交通・沖縄バスの共同運行)
- 29番・読谷(喜名)線(琉球バス交通・沖縄バスの共同運行)
- 62番・中部線(琉球バス交通)
- 63番・謝苅線(琉球バス交通)
- 75番・石川北谷線(琉球バス交通)
- 112番・国体道路線(琉球バス交通)
- 120番・名護西空港線(琉球バス交通・沖縄バスの共同運行)
- 228番・読谷おもろまち線(琉球バス交通・沖縄バスの共同運行)
- 263番・謝苅おもろまち線(琉球バス交通)