船穂町
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テンプレート:Pathnav テンプレート:日本の地区・地域 船穂町(ふなおちょう)はかつて岡山県浅口郡に存在した自治体(町)である。2005年8月1日、編入合併により倉敷市となった。ここでは現在の倉敷市船穂地区についても記述する。
目次
概要
高梁川の西岸にあり南部は平坦であるが、北部は丘陵となっている。モモ・ブドウ(温室栽培マスカット)、スイートピーなど果樹・花卉の栽培を中心とした農業が盛んである。
また、2003年より「ふなおワイナリー」が開設され地元産のマスカットを主原料としたワイン作りが営まれている。
地域
大字
倉敷市成立時に各大字の頭に「船穂町」を冠したものに改称された。
教育
- 倉敷市立船穂小学校
- 倉敷市立柳井原小学校
- 倉敷市立船穂中学校
歴史
沿革
- 1889年(明治22年)6月1日 -町村制施行により、船穂村・水江村・柳井原村の3村が合併し船穂村となる。
- 1940年(昭和15年)2月11日 - 町制を施行し船穂町となる。
- 2005年(平成17年)8月1日 - 吉備郡真備町と共に倉敷市に編入。同日船穂町は廃止。
通信
電話
船穂地区は倉敷MAに属しており、市外局番は086である。
郵便
船穂地区全域が長尾郵便局(郵便区番号「710-02」)の集配担当区域である。
施設
公共施設
- 倉敷市役所船穂支所(船穂武道館併設)
- 船穂公民館(船穂図書館併設)
事業所
- JA岡山西倉敷西総合支店
- 水菱プラスチック本社工場
観光
- ふなおワイナリー - 倉敷の中心市街地が一望できる愛宕山公園に隣接。
- 一ノ口水門、高瀬通し、二ノ水門 - 江戸時代に築かれた水路とその水門。かつて、主に物資の輸送に使われた高瀬舟が高梁川を通って水江の水門から高瀬通しと呼ばれた水路を経由して玉島の湊へ通じていた。
- 梁場山城 - 船穂町柳井原殿坂に存在した山城。築城年数は不明である。
- 柳井原ハリストス正教会 - 山下りんのイコンが所蔵されている。
交通
鉄道
バス
道路
- 町内を走る高速道路:山陽自動車道
- 町内を走る一般国道:国道2号
- 町内を走る県道:岡山県道54号倉敷美袋線、岡山県道60号倉敷笠岡線、岡山県道279号下原船穂線、岡山県道281号大曲船穂線
関連人物
- 横溝正史 - 作家の横溝正史の父は、船穂町柳井原出身である。