アークスグループ
テンプレート:Infobox アークスグループは、北海道と東北地方を中心に店舗を展開するスーパーマーケットチェーンのグループである。
概説
2002年に地場スーパー2社のラルズと福原が経営統合を行い、(旧)株式会社ラルズが株式会社アークスに商号変更して持株会社となった。近年は「ビッグハウス」「スーパーアークス」と言った大型ショッピングセンターを展開。道内各地のスーパーを次々と傘下に納めており、2009年10月には株式会社札幌東急ストアの全株式を取得し、完全子会社とした(同年11月に社名を東光ストアに変更)。この合併によって、グループ連結の売上高は、大台の3,000億円を突破し、道内の競合他社から頭一つ飛びぬける形となった。2011年6月には青森県八戸市に本拠を置く株式会社ユニバースを経営統合すると発表し、同年10月をもってユニバースはアークスの完全子会社となった[1]。これによって、初の道外進出を果たしたアークスは売上高にして4,000億円を突破し、国内の食品スーパーでは2位(1位はライフコーポレーション)、総合スーパーでも7位の企業規模となる。また2011年9月には、網走市内に店舗を展開している篠原商店を子会社化するなど、道内の中小スーパー(50~100億円規模)を次々にグループ傘下に収め、さらなる規模拡大を狙う。なお2012年4月16日、株式会社ジョイスを株式交換により同年9月1日に完全子会社化する事を発表し、同年9月ジョイスはアークスの完全子会社となった
2014年9月1日に、盛岡市に本社を置くベルプラスを傘下に置くベルグループを経営統合することで合意したと発表した[2][3]。
なお、旧法人名は大丸スーパーであるが、札幌市にも店舗を置く大手百貨店大丸や系列スーパーだった大丸ピーコック(現・イオンマーケット)とは無関係である。
沿革
- 1961年10月 株式会社ダイマルスーパー設立。
- 1964年11月 商号を大丸産業株式会社に変更。
- 1969年8月 商号を大丸スーパー株式会社に変更。
- 1987年6月 CIを導入し、ストアネームを大丸スーパーからフレッティ大丸に変更。
- 1987年7月 大丸建装株式会社(現、株式会社エルディ)に資本参加し、子会社化。
- 1989年2月 有限会社イワイ(現、株式会社イワイ)に資本参加し、酒類販売事業の子会社化。
- 1989年3月 丸友産業株式会社と合併。商号を株式会社ラルズに変更。
- 1995年11月 株式会社イチワ(本社:北海道北見市 現、株式会社道東ラルズ)に資本参加し子会社化。
- 1997年11月 株式会社三島の関連会社、有限会社サンフーズ(本社:北海道旭川市 株式会社道北ラルズ現、株式会社道北アークス)に資本参加し子会社化。
- 1998年9月 株式会社ラルズ、株式会社ユニークショップつしまとの共同出資により、株式会社北海道流通企画を設立。
- 2000年5月 株式会社いちまる(本社:北海道帯広市)に20%資本参加し、関連会社とする。
- 2002年11月1日 商号を株式会社アークスに変更し、同時に、会社分割により事業を新設の(新)株式会社ラルズに移管して、純粋持株会社へ移行。また、株式交換により株式会社福原を完全子会社として、経営統合。
- 2004年2月株式会社ユニークショップつしま(本社:北海道函館市 現、株式会社道南ラルズ)を子会社化。
- 2004年10月株式会社ふじ(本社:北海道旭川市 現、株式会社道北アークス)と株式交換を行い、子会社化。
- 2004年3月 東証二部に上場。
- 2005年2月 東証一部に上場。
- 2005年3月 株式会社いちまる(本社:北海道帯広市)と資本・業務提携を解消。
- 2007年2月 株式会社エルディと株式会社カインズ(本社:群馬県高崎市)との業務提携。
- 2008年10月 本社事務所をそれまでの札幌市豊平区平岸1条1-9-6から、現在地の札幌市中央区南13条西11丁目2番32号に移転。
- 2009年10月 株式会社札幌東急ストア(現、株式会社東光ストア)の全株式を取得し完全子会社化。
- 2009年11月 株式会社札幌東急ストアの商号を株式会社東光ストアに変更。
- 2010年2月3日 札証に上場。
- 2011年6月29日 同社は株式会社ユニバースを経営統合すると発表。
- 2011年9月7日 アークス及びユニバースの2社が、同日にそれぞれ開かれた臨時株主総会において、経営統合に対する議案を承認。同年10月21日付けでアークスはユニバースを同社の事業子会社化することが正式に決定[4]。
- 2011年10月21日 株式会社ユニバースを完全子会社化。
- 2011年11月9日 株式会社篠原商店を完全子会社化。
- 2012年4月16日 2012年9月1日に岩手県盛岡市のジョイスを子会社化すると発表した[5][6]。
- 2012年5月1日 2012年7月17日株式会社ふじを存続会社として株式会社道北ラルズを吸収合併し、株式会社道北アークスに商号変更をすることを発表した[7]。
- 2012年7月1日 当初の予定を前倒し、株式会社ふじを存続会社として株式会社道北ラルズを吸収合併し、株式会社道北アークスに商号変更。
- 2012年9月1日 株式会社ジョイスを完全子会社化。
傘下企業・店舗ブランド
- (株)ラルズ - 札幌市など道央圏を中心に展開。詳細はラルズの項目を参照されたい。
- ラルズプラザ
- スーパーアークス
- ビッグハウス
- ラルズストア
- ラルズマート
- フレッティ
- (株)ラルズ室蘭地区本部 - 室蘭市中心に展開。08年3月より、(株)ホームストアと(株)ラルズが経営統合し、(株)ラルズ室蘭地区本部となる。
- ホームストア
- スーパーアークス
- (株)福原 - 本社:北海道帯広市。(尚、北見市にある「フクハラ」は(株)道東ラルズの管轄)
- (株)道北アークス - 本社:北海道旭川市。12年7月に、株式会社ふじを存続会社として株式会社道北ラルズを吸収合併し、商号変更。
- ウェスタン - 大型店舗(旧、株式会社ふじ管轄)
- ベストプライス - 中型店舗(旧、株式会社ふじ管轄)
- スーパーチェーンふじ - 小型店舗(旧、株式会社ふじ管轄)
- ラルズマート(旧、道北ラルズ管轄)
- ビッグハウス(旧、道北ラルズ管轄)
- スーパーアークス
- (株)道東ラルズ - 本社:北海道北見市。
- (株)道南ラルズ - 本社:北海道函館市。
- ラルズマート
- ビッグハウス
- スーパーアークス
- (株)東光ストア(旧札幌東急ストア) - 本社:札幌市白石区。
- 東光ストア
- ディナーベル
- (株)イワイ - 酒販部門
- (株)エルディ - ビルメンテナンス、保険代理業務、DIY部門、医薬品部門、DPE部門
- カインズホーム
- (株)ユニバース - 本社:青森県八戸市。北東北を中心に店舗を展開。
- ユニバース
- Uマート
- パワーズU
- ビッグハウス
- ファル
- 新 三光ストア(ユニバース子会社:リッツコーポレーションによる運営。)
- (株)篠原商店 - 本社:北海道網走市。
- BASIC
- ファースト(酒類ディスカウント)
- (株)ジョイス - 本社:岩手県盛岡市。
- ジョイス
- ロッキー
※ビッグハウスの名称及び業態は、岩手県盛岡市に本部を置くベル開発(ベルプラスグループ)が発祥であり、現在もその権利を保有している。
アークスRARAカード
アークスRARAカードは、2008年4月より導入したアークスグループ共通のポイントカードである。当初はRARAカード(現金)とRARA JCBカードの2種類であったが、2012年11月より現在のラインアップとなった。
共通の機能としてアークスグループ各店(ユニバース・ジョイスは2013年より順次導入)での買い物を対象としたRARAポイントが備わっている。また、2009年10月からグループ外にもRARAポイント対象を拡げ、ガソリンスタンドやタクシーなどでの利用でポイントを貯めることもできる(カードにより支払い方法が限定される)。加盟店(2012年10月1日現在)については、アークスRARAカード ポイント提携加盟店一覧を参照。
- ラインナップ
- RARAカード
- 現金カード。
- RARAプリカ
- RARAクレジット
- ハウスカード。提携先はニッセンレンエスコートなど道内日専連6単会。
- RARA JCBカード
- RARAカードPLUS+
脚注
関連項目
- パストラル星置
- パストラル花川
- MORUE中島
- インターヴィレッジ大曲
- イオングループ、コープさっぽろ、セブン&アイ・ホールディングス - アークスの競合企業。
- 北雄ラッキー(株) (本社:札幌市手稲区)同じCGCグループ。
- カインズ - 大手ホームセンター。(本社:群馬県高崎市)(株)アークスとフランチャイズ契約を結び北海道進出。
外部リンク
テンプレート:Cgc- ↑ ユニバースとアークス経営統合へ 東奥日報:2011年6月29日(2011年6月30日閲覧)
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ ユニバースとアークスの統合承認 東奥日報:2011年9月7日(2011年9月8日閲覧)
- ↑ 株式会社アークスと株式会社ジョイスの株式交換による経営統合に関するお知らせ
- ↑ 岩手のスーパー経営統合 アークス、東北進出加速
- ↑ 連結子会社の合併及び存続会社の商号変更に関するお知らせ : 2012年5月1日(2012年5月4日閲覧)