男鹿半島
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男鹿半島(おがはんとう)は、秋田県西部にある日本海に突き出た半島。
地理
半島部の大半が男鹿市に属する。西部に男鹿三山、中央部に寒風山がそびえる。また、半島の南東部の海岸を中心に断崖が続いている。半島の付け根に八郎潟がある。かつて寒風山は海中に浮かぶ活火山の島であった。山体の成長とともに北側から米代川、南側から雄物川による土砂堆積によって2本の砂州が伸びて複式の陸繋島となり、中心部が取り残されて汽水湖である八郎潟となった。
国道101号が南北に横断しているが、五里合地区などで狭路が多い。秋田市方面からはJR男鹿線が通じている。
先端部にある一ノ目潟、二ノ目潟、三ノ目潟は、いずれも日本では男鹿半島にのみ存在する爆裂火口(マール)湖である(火山地形を参照)。また、戸賀湾(四ノ目潟とも)はそのような火口が海とつながった火口湾である。
文化
古くからなまはげが有名な所として知られている。真山、本山、毛無山は男鹿三山と呼ばれ、古くから山岳信仰の霊場とされている。 戦国時代以降は、戦国大名・安東氏の日本海経由の交易拠点として栄えた。
観光
男鹿温泉郷をはじめ、金崎、戸賀など海岸沿いを中心に温泉がある。北西端にある入道崎は海食崖の岬で、入道埼灯台がある。このほか、八望台といった景勝地もあり、男鹿国定公園に指定されるとともに、日本百景に選定されている。 半島内には三つの郷土太鼓のグループがあり、男鹿温泉郷を中心に活動するなまはげ郷神楽は、勇壮な演奏と華麗なパフォーマンスにより、アジア各国、フランスまでその活動の幅を広げている。