宇佐駅
宇佐駅(うさえき)は、大分県宇佐市大字岩崎にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。
当駅と西屋敷駅の間が旧豊前国と旧豊後国の境界に当たり、列車の運転系統上でも小倉方面からの普通列車のほとんどは当駅で折返す。特急列車は約半数が当駅に停車する。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。1番線が上り本線、2番線が待避線、3番線が下り本線である。互いのホームは跨線橋で連絡している。
JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅であり、みどりの窓口が設置されている。
ICカードSUGOCAの発売も行っている。
のりば
1 | テンプレート:Color日豊本線(上り) | 中津・行橋・小倉方面 |
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2 | テンプレート:Color日豊本線 | (待避線) |
3 | テンプレート:Color日豊本線(下り) | 別府・大分方面 |
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は467人(前年度比+16人)である。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000 (平成12年) | 557 |
2001 (平成13年) | 537 |
2002 (平成14年) | 511 |
2003 (平成15年) | 487 |
2004 (平成16年) | 484 |
2005 (平成17年) | 486 |
2006 (平成18年) | 467 |
2007 (平成19年) | 489 |
2008 (平成20年) | 497 |
2009 (平成21年) | 437 |
2010 (平成22年) | 451 |
2011 (平成23年) | 467 |
特急列車の半数が停車するが、普通列車のみ停車の日出駅・暘谷駅より利用者が少ない。
「宇佐」の名を冠するが故に宇佐市の代表駅として位置づけられているが、後述のように宇佐市の中心的な機能を有する地区からは離れている。このため当駅の機能は宇佐市の中心駅というよりも、宇佐神宮の最寄駅・「昭和レトロの町」の豊後高田市の玄関駅として、観光拠点基地の色彩が濃い。よって地元用務客の他、観光客の利用も目立つ。
2009年(平成21年)3月14日のダイヤ改正により、中津駅 - 当駅間を毎時1往復のワンマン運転が昼間運用として開始され、(ピストン運行)快速列車が当駅まで運行開始となった。また、大分方面の普通列車も上下4本増発され、利便性が向上されている。
駅周辺
駅周辺は宇佐町(市制施行前)時代からの商業地域だが、宇佐市の外れに位置し、現在の宇佐市の中心市街地域(四日市・長洲地区)や官公庁地域(駅川地区)へは若干遠い(柳ヶ浦駅の方が近い)。ただし駅前は国道10号線に面するため、交通量は多い。
西に約4km離れた場所に宇佐神宮が存在し、北に約4kmの位置に「昭和レトロの町」として脚光を浴びる豊後高田市の中心市街地がある。以前は当駅を挟んで、神宮と豊後高田の間を宇佐参宮鉄道が走っていた(現在は廃線され、使用されていたSLが宇佐神宮に保存されている)。現在は参宮タクシーや大交北部バスの路線バスが代わりを務めている。このため、鉄道が廃線になった現在でも当駅の構内に「のりかえ 宇佐八幡 豊後高田方面」と書かれた乗場案内標が残されている。
典型的な駅前旅館として、宇佐屋旅館がある。
- 大交北部バス「宇佐駅前」停留所:豊後高田市方面・宇佐市役所方面はのりかえ
- 宇佐駅前停留所~宇佐神宮シャトルバス(毎年1月1日~3日に大交北部バスが運行)
歴史
- 1909年(明治42年)12月21日 - 鉄道院が開設。
- 当駅開設前は現在の柳ヶ浦駅が宇佐駅を称した。
- 1916年(大正5年)3月1日 - 宇佐参宮鉄道全線開業。
- 1945年(昭和20年)4月20日 - 宇佐参宮鉄道が8社(後2社は自動車関係)と大合併し大分交通宇佐参宮線が継承。
- 1965年(昭和40年)8月21日 - 大分交通宇佐参宮線全線廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2012年(平成24年)12月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
隣の駅
- 九州旅客鉄道
- 日豊本線
- 特急「ソニック」「にちりん・にちりんシーガイア」停車駅
- テンプレート:Color快速(到着列車のみ)
- 豊前長洲駅 → 宇佐駅
- テンプレート:Color普通
- 豊前長洲駅 - 宇佐駅 - 西屋敷駅