立川競輪場

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テンプレート:基礎情報 競輪場 立川競輪場(たちかわけいりんじょう)は東京都立川市にある競輪場。施設所有および主催は立川市。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部東日本地区本部関東競技部。レース実況は多摩川電気2006年より主に筒井大輔が担当している。

概要

1951年(昭和26年)10月17日に立川市営の競輪場として開設された。後楽園競輪場休止以降は東京の人口ボリュームから最も集客力のある競輪場として知られ、東京を代表する競輪場である。またKEIRINグランプリ発祥の地としても知られ、実際にKEIRINグランプリの大多数がこの競輪場で行われている。

1979年(昭和54年)、1985年(昭和60年)、1988年(昭和63年)、1993年(平成5年)、2002年(平成14年)、2006年(平成18年)、2013年(平成25年)には日本選手権競輪が、1981年(昭和56年)にはオールスター競輪が行われた。そして1985年(昭和60年)からはKEIRINグランプリが開催され続けており、直近の2013年まで初回から通算18回開催されている。

記念競輪 (GIII)は毎年1月に「鳳凰賞典レース」を開催しており、その開催が年明け早々に行われることから、開催2日目のシード優秀競走は「初夢賞」の名称で行われる。また恒例として「ギャンブルの王様」と評したほど競輪を愛した作家・色川武大(阿佐田哲也)の功績を称えた「阿佐田哲也杯」が毎年(KEIRINグランプリが立川で開催される時は同時に)2004年まで行われていた。2009年からは『江戸鷹』と呼ばれ、当地で開催された第32回日本選手権競輪で地元制覇を成し遂げるなど数々の戦績を残した山口健治を讃え「山口健治杯」が開催されている。

発走時刻の遅いKEIRINグランプリへの対策として照明設備が整っており、仮設設備の増強でナイター競走開催も可能となっているが、テンプレート:要出典範囲

2011年現在マスコットキャラクターはいないが、シンボルマークなどで伝統的にイーグル白頭鷲)を使用している。トータリゼータシステム日本トーターを採用している。

2013年東京国体では自転車競技のトラックレース会場としても使用される予定。

立川競輪のイメージソングは「WINNING RUN」以前はテレビ・ラジオCMで流れてたほか、別記のテレビ中継にもインストバージョンが使用されている

重勝式投票

他の公営競技同様、売上が減少傾向にあり、打開のため平塚競輪場の「チャリロト」に続き、キャリーオーバー発生時に最大12億円の配当金が得られる可能性がある重勝式投票方式Kドリームス」を2008年4月25日より発売開始した。

2012年4月5日からは別の重勝式としてDokanto!(ドカント)を発売している。これは立川市が施行者として全競輪場のGIII以上および特定の開催において重勝式を発売するもの [1]で、キャリーオーバー制および最大12億円の配当は共通となっている。なおDokanto!の実施に伴い、Kドリームスの「BIG DREAM」における立川競輪場分のキャリーオーバーを「Dokanto!4two」へ移動することになり、3月30日の開催をもって立川のBIG DREAMは発売終了となった。なおK5とK3の販売は継続される。

2013年1月16日よりKドリームスの取り扱い会社でもある日本トーターが『ギャンブーベットターミナル』を設置したことにより、場内で「GambooBET」を介してKドリームスおよびDokanto!の現金投票が行えるようになった。

バンク特徴

ファイル:Tachikawakeirinjounai.jpg
第4コーナースタンドより

走路は1周400mだが、直線距離は全国でも有数の長さである。これは普通の競輪場と緩和曲線の構造が異なるレムニスケート曲線を採用しているためだが、このためコーナーのカーブが急であるため、まっすぐ走っていても直線へ入る直前に外側へ膨れてしまうケースが時々見受けられる。

これらの事から後方を走る選手が前へ突っ込むコース取りを決めやすく、また直線の長さを生かして前の選手を捕らえやすいため、追込選手に優位となっている。

場内に大画面映像装置を初めて設置した競輪場であり、1988年に1センター側へ設置した。

アクセス

テレビ中継

スカパー!での放送があるが、重賞レース以外は競輪専門局「SPEEDチャンネル」で放送されることはない。通常は「ビクトリーチャンネル」で放送する。なお、2014年3月開催までは寄席チャンネルで放送されていた。

また、立川市に本社を置くケーブルテレビ局「JCNマイテレビ」ではCS084チャンネルで本場および場外開催のレースを放送している。

歴代記念競輪優勝者

優勝者 登録地
2003年 伏見俊昭 福島
2004年 神山雄一郎 栃木
2005年 市田佳寿浩 福井
2007年 荒井崇博 佐賀
2008年 紫原政文 福岡
2009年 渡部哲男 愛媛
2010年 浅井康太 三重
2011年 深谷知広 愛知
2012年 深谷知広 愛知
2014年 平原康多 埼玉
2015年
※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。

場外車券売場

今後の構想など

立川競輪場では近年の車券売上額低下から特定規模電気事業者サミットエナジーから電力を購入するなど経費削減に取り組んでいる[2]が、その一方で設備投資のための基金は確保していたことから、場内の大規模な施設改修に取り組むことになった[3]

計画では、北東側の道路拡張計画に伴い売店施設などを撤去するため、ホーム側特別観覧席裏側の投票本館を全面改築して対応し、第4コーナースタンドは完全撤去して公園スペースに替え、その他の特別観覧席やバンクなどは全面的に耐震補強やリフォームを行なうとしている[4]

工事は2012年9月より開始され、まずバンクの改修を行ない、2013年からは開催と並行して施設の改修を行なっている。

脚注

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外部リンク

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