石田靖
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石田 靖(いしだ やすし、1965年12月10日 - )は、日本のお笑いタレントである。
兵庫県伊丹市出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京所属。身長179cm、体重70kg。
「なんばグランド花月」の吉本新喜劇の座長経験者であり、現在は「ルミネtheよしもと」喜劇・石田班及び地方公演の座長を務める。
目次
経歴
人物
大学時代は、アマチュアレスリング部に所属。
2008年に、伊丹市から伊丹市をPRする「伊丹大使」の委嘱を受けている。
2009年11月23日、交際中の16歳年下の一般女性との婚姻届を提出。翌日、神戸市中央区のクラウンプラザホテルで、挙式、結婚披露宴を開催した。
2012年5月13日に長男、2013年9月3日に長女が誕生した。[1]
デビュー
京都産業大学在籍中の1987年、オーディションで吉本興業に入る。「オ組」でデビュー。
アントニオ猪木に憧れ、夢はプロレスラーになることだったが、母親に反対されたので諦め、芸能界入りを決めた。
同年11月にスタートした圭・修司会の夕方の帯番組「素敵!KEI-SHU5」(関西テレビ)のレギュラーに抜擢される。翌年10月に「KEI-SHU5」の出演メンバー強化目的によるダウンタウン司会の帯番組「4時ですよーだ」のレギュラー出演者との掛け持ち制移行の見返りとして、130Rとともに「4時ですよーだ」のレギュラーへ移る。「4時ですよーだ」末期では、ダウンタウンが東京での仕事が増え、出演時間が少なくなったための穴埋めとして今田耕司、東野幸治と共に司会を務めることとなる。このときのトリオ名は「3ばか大将」と呼ばれた(しかし、ダウンタウンの司会降板以後視聴率的に振るわなくなったことから、後にダウンタウンが司会に復帰した)。
吉本新喜劇入団
1989年、「4時ですよーだ」の終了とともに今田らと「やめよッカナ?」キャンペーンを展開していた吉本新喜劇に入団。持ちギャグはなく、当初は2枚目役を演じていた。石田を知る同級生達からは、「なんで普段みたいに面白いことやらへんの?」と問われていたという。その後、持ちギャグを作ってみるようアドバイスを受けた事もあって、持ちギャグをいくつか作って舞台上で披露したが、そのいずれもがスベリ芸で面白くない物ばかりであったために、不評を買った。この事から、持ちギャグ(持ちギャグの研究・開発及び使用)を禁止された。その代わりに、プロレス技以外で数少ないネタ的なものとして、他の共演者のギャグをパクることが多い。
やがて、NGKの舞台で、島田珠代や山田花子を筆頭に先輩後輩問わず数々の芸人を相手に、石田本人が本来やりたかった芸という暴力的な仕切りツッコミでのしあがり、1995年にはニューリーダーに、1999年には座長に就任。現在でも舞台上では、プロレス技まがいの暴力的な仕切りツッコミだけで十分ウケをとっている。
大学時代に習得したプロレス技は主に花子や浅香あき恵相手に遺憾なく発揮される。ハイヒールリンゴを骨折させるなど、プロレス技は非常に強力。持ち技としてはジャイアントスイング、ドロップキック、踵落としなどがある。特に踵落としは池乃めだかや高橋靖子の頭を超えるほど踵が上がり、かなりの柔軟性を持つ。さらに、新喜劇の舞台上で持ち技を決めたときは武藤敬司のポーズをとり、自己陶酔する。舞台で花子から水着をはぎ取り、裸にしたことがある。こうした数々の暴挙に対する批判に対して、石田はブログで「(同じくプロレス経験者の花子に対しては)あくまでネタなんで…ネタやったら何やってもええんか!とお怒りの方もおられますが信頼関係があってやってることなんで…是非、見て笑ってください」と理解を求めている。
2001年、東京新宿にルミネtheよしもとがオープン。ルミネでも東京の芸人を中心とした新喜劇が上演されることになり、本場NGKから数名の芸人が送りこまれ、石田もその一人としてルミネ新喜劇の座長に就任。その後はNGKメンバーとしての新喜劇出演はスペシャルや全国ツアーのみになり、ルミネでの活動をメインにし、生活の本拠地も東京に移した。
その後2004年春から3年ぶりにNGK新喜劇に座長として復帰したものの、引き続き東京ベースの活動であり、他の座長に比べテレビ出演や地方ロケに出かけることが多く、「素人をうまくイジれる数少ない芸人」として番組関係者からの需要が高まっていたことからテレビ出演が増え、新喜劇への出演回数は座長・端役を問わず特にNGKで激減し(数ヶ月に1週、しかも途中休演がある)、NGK座長退任はスタッフから特に知らされることなく自然解消の形であった[2]。以降NGKでの舞台へは重鎮ポジションとしての出演となったが、2012年からは座員ではなくなった。自身が座長の舞台では水玉れっぷう隊と共演することが多い。
テレビ・映画への進出
1995年のニューリーダー就任の頃からテレビの仕事が増え、他の座長に比べて新喜劇出演は減ることとなる。この間「探偵!ナイトスクープ」の探偵となり、知名度を上げる。
1991年には島田紳助が監督した映画『風、スローダウン』に主役で出演を果たしているが、この作品の共演者に結婚を申し込むも相手の両親に反対され叶わなかった。その後、石田は2008年から16歳年下の一般人女性と交際を開始し、2009年11月に入籍。11月下旬には兵庫県内にて挙式・披露宴が催された。
キューバ音楽をテーマにした映画「ミュージック★クバーナ」に出演。東京ツアーに来た主人公率いるバンドをステージ上で紹介する前説的な役どころ。「タモリ倶楽部」(2006年8月20日放送分)で紹介され、タモリやガダルカナル・タカ等に「なんで石田が??」とツッコまれていた。このほか、釣りバカ日誌シリーズ第18作にも出演。
出演
テレビ番組(2009年時点)
- レギュラー
- かがくdeムチャミタス!(2008年 - 、テレビ大阪)
- ごきげんライフスタイル よ~いドン!(2008年 - 、関西テレビ)隔週月曜
- 探偵!ナイトスクープ(朝日放送)
- かんさい情報ネットten!(読売テレビ)月曜コメンテーター
- 不定期
- おねだり怪盗GO!マウス(毎日放送)半年に1回の特番
- タモリ倶楽部(テレビ朝日)
- 生中継 ふるさと一番!(NHK)昼間、全国各地から生中継(月・火か水・木の2日セット)
- やすしきよしの夏休み(関西テレビ)
- ドライブ A GO!GO!(テレビ東京)
- 開運!なんでも鑑定団(テレビ東京)ロケコーナー「出張!なんでも鑑定団」司会
過去のレギュラー番組
- 地上波
- くちコミ☆ジョニー!木曜(日本テレビ)関東ローカル
- ぶらぴ(2006年 - 2008年、RCC中国放送)広島ローカル
- オトメキ(2008年 - 2009年、RCC)広島ローカル
- 名探偵・山田花子(関西テレビ)
- なんじゃそら三人組(1995年 - 2000年、朝日放送)
- ツッコメディ!痛快パラダイス(2000年、朝日放送)
- なんやモー目茶苦茶屋(2000年 - 2002年、朝日放送)
- 特ダネ野郎えぇチーム(2002年、朝日放送)
- 1、2、駐在さんダァ~!!(2002年 - 2004年、朝日放送)
- 爆笑!駐在君が行く!(1997年 - 2006年、東海テレビ)
- 晴れるヤ夢街道!浪花雪之丞一座(1997年 - 2003年 読売テレビ)
- 満員御礼!!てっぺん座(2003 - 2004年、読売テレビ)
- 天才てれびくんMAX(2003年、NHK教育)
- アイ'ム ホーム 遙かなる家路(2004年 NHK)
- 世界バリバリ☆バリュー(毎日放送)
- っちゅ~ねん!(2005年、毎日放送)
- コンプレX(2005年、中国放送)広島ローカル
- みみヨリぃ!?(2006年 - 2007年、テレビ大阪)
- よしもと新喜劇(毎日放送)
- 感涙!時空タイムス(2006年 - 2007年、テレビ大阪制作・テレビ東京系列)
- クイズ!ヘキサゴンII(フジテレビ)不定期出演
- 上方演芸ホール(NHK大阪)漫才・コント週
- インターネット
『ひかりナイトバラエティ』
- 「石田靖・さとう珠緒の上っ面トーク」(2007年10月24日の最終回にて終了)
- 「石田靖と意外な仲間達」 水曜日
テレビドラマ
- 異人館通りの聖夜(1995年、毎日放送)大江千里主演。大江との共演で意気投合する。
- 海に帰る日(毎日放送)
- 新・京都迷宮案内2(2004年、テレビ朝日) - 花田逸平役。石田が出演しているのは新・2(実質7)のみ。
- 金曜プレステージ「事件屋稼業2」(2014年、フジテレビ) - 大木役
映画
- 風、スローダウン(1991年、東映)-主演
- ミュージック★クバーナ(2004年)
- 釣りバカ日誌18 (2007年、松竹)
Vシネマ
- 「難波金融伝・ミナミの帝王」Vol.50 「金貸しの掟」(2004年)
舞台
- 「吉本百年物語 日本人ならテレビで遊ぼ」(2012年12月)
受賞歴
関連項目
- 出演舞台
脚注
外部リンク
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