バンコク大司教区
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バンコク大司教区(ローマ・カトリック教会)はタイにある大司教区。1662年に発足したサイアム代牧区が前身になっている。その後、1841年にはサイアム東方代牧区(Vicariate Apostolic of Siam Orientale)、1924年にバンコク代牧区と名を変え、1965年12月18日には大司教区として正式に成立した。
この大司教区は18,831km²の面積を抱え2002年の時点で81,646人のカトリック信者を抱える。大司教区内の1200万人の住民の内、0.7%がカトリック信者である[1]。大司教区内にはアユタヤ県、バンコク、ナコーンパトム県、ノンタブリー県、パトゥムターニー県、サムットプラーカーン県、サムットサーコーン県、スパンブリー県とチャチューンサオ県(バーンパコン川西岸)、ナコーンナーヨック県(バーンナー郡)を管轄する。また下位組織として以下の5つの教区を持つ。
司教座聖堂
司教座聖堂はバンコクのアサンプション大聖堂(The Assumption Cathedral、อาสนวิหารอัสสัมชัญ)。
大司教
- フランシス・ザビエル・クリエンサック・コーウィタワーニット(Francis Xavier Kriengsak Kovitvanit):2009年5月14日 - 現在
- マイケル・ミーチャイ・キットブンチュー(Michael Michai Kitbunchu):1973年6月3日 - 2009年5月14日、1983年より枢機卿)
- ヨセフ・キアムスーン・ニッタヨー(Joseph Khiamsun Nittayo):1965年 - 1973年
以下、司教代理であるが、名義司教の地位を持つ。
- ルイ=オーギュ=クレモン・ショラン(Louis-August-Clément Chorin)、パリ外国宣教会:1947年 - 1965年
- ルネ=マリー=ジョセフ・ペロー(René-Marie-Joseph Perros)、パリ外国宣教会:1909年 - 1947年
- ジャン=ルイ・ヴェー(Jean-Louis Vey)、パリ外国宣教会:1875年 - 1909年
- フェルナン=デメー=オーグスティン=ジョセフ・デュポン(Ferdinand-Aimé-Augustin-Joseph Dupond)、パリ外国宣教会:1864年 - 1872年
- ジャン=バプティスト・パレゴワ(Jean-Baptiste Pallegoix)、パリ外国宣教会:1841年 - 1862年
- ジャン=ポール=ヒレール=ミシェル・クルヴジー(Jean-Paul-Hilaire-Michel Courvezy)、パリ外国宣教会:1841年 - 1862年
- ジャン=バプティスト・パレゴワ(Jean-Baptiste Pallegoix)、パリ外国宣教会:1834年 - 1841年
- エスプリ=マリー=ジョセフ・フローラン(Esprit-Marie-Joseph Florens)、パリ外国宣教会:1811年 - 1834年
- アルノー=アントワーヌ・ガルノール(Arnaud-Antoine Garnault)、パリ外国宣教会:1786年 - 1810年
- ジョセフ=ルイ・クーデ(Joseph-Louis Coudé)、パリ外国宣教会:1782年 - 1785年
- オリヴィエ=シモン・ル・ボン(Olivier-Simon Le Bon)、パリ外国宣教会:1768年 - 1780年
- ピエール・ブリゴー(Pierre Brigot)、パリ外国宣教会:1755年 - 1767年
- ジャン・ド・ロリエール=プイコンタ(Jean de Lolière-Puycontat)、パリ外国宣教会:1738年 - 1755年
- ジャン=ジャック・テシェ・ド・ケラレー(Jean-Jacques Tessier de Quéralay)、パリ外国宣教会:1727年 - 1736年
- ルイ・シャンピオン・ド・シセ(Louis Champion de Cicé)、パリ外国宣教会:1700年 - 1727年
- ルイ・ラノー(Louis Laneau)、パリ外国宣教会:1673年 - 1696年