内海駅 (愛知県)
内海駅(うつみえき)は、愛知県知多郡南知多町内海にある名古屋鉄道知多新線の駅で、同線の終着駅である。南知多町にある唯一の鉄道駅で、名古屋鉄道(以下、名鉄と略)では最南端の駅である(最北端は顔戸駅、最東端は豊川稲荷駅、最西端は新羽島駅)。
計画時は現在地より海寄りに建設される予定であったが、用地買収に難航したため、丘陵地寄りの現在地への設置となった。
駅構造
島式ホーム2面4線の高架駅で、駅員配備駅(6:00 - 20:00)である。
他の高架駅に比べ、比較的高い位置にホームがあるものの、ホームへの昇降は階段のみで、車椅子での利用は車椅子昇降機を用い、駅員同伴で昇降しなくてはならないのが現状である。
駅員が不在の時間帯があること(現在は駅集中管理システム導入済み)と、バリアフリー化の遅れから、近年では設備の後進性が見受けられていたが、2007年(平成19年)7月に、ようやく自動改札機(2通路、窓口寄りは広幅タイプ)、自動精算機、LED発車案内電光掲示板(改札前のものは3段表示、ホームのものは簡易表示)の利用や、ホームの案内放送が開始された。
自動券売機はタッチパネル式とボタン式の2台あるが、タッチパネル式ではmanacaの使用はできない。manacaへのチャージは窓口か、改札内のチャージ機で行う必要がある。
トイレは改札外で、駅高架下には、海水浴客向けの休息室と、商店が何軒かある。
なお、当初計画では、小野浦駅が隣駅として開設される予定であったが中止となっている。
ホーム | 路線 | 行先 |
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1 - 4 | ■知多新線 | 知多半田・太田川・名古屋・犬山・津島方面 |
配線図
内海USストアー(駅構内の商業施設)
- 喫茶とも
- 紅月軒 駅前店
- 桜米軒内海駅店
- 万福
- お食事処万福
- ビーチステーション休憩室
- スナックオリーブ
- 喫茶かもめ
- ソワレこりん
- 内海パソコンスクール
- 美容室ベルファミール
- S,Limi(ダーツバー)
- カフェとら・とら
駅周辺
- カーマアットホーム内海店
- モスバーガー内海店
- スーパーヤナギ
- セブンイレブン南知多内海店
- ローソン南知多内海店
- 内海緑地
- 愛知県立内海高等学校
- 南知多町立内海中学校
- 南知多町立内海小学校
- 内海郵便局
- 南知多町役場内海サービスセンター
- 南知多グリーンバレイ
- 妙音寺
- 尾州廻船内海船船主内田佐七邸
- 南知多町郷土資料館
- 内海フォレストパーク(名鉄の沿線開発の一環で開業、2003年11月3日営業終了
- スギ薬局
- ピザカリフォルニヤ
- 知多バス内海営業所
バス
- 内海線 河和 行(内海高校前経由)
- 南知多町営バス「海っ子バス」
- 西海岸線 河和 行(内海高校前経由)
- 西海岸線 豊浜魚ひろば 行(高峰・岩屋寺・豊浜経由)
- 知多乗合が運行を受託している。2010年9月30日までは同社の直営路線だった。
利用状況
1日平均の乗車人員は2007年度910人、2008年度880人、2009年度864人、2010年度823人、2011年度758人である。知多新線の駅では、6駅中3位である。知多奥田駅と富貴駅、更には同じような終着駅の河和駅より利用者は少ないが、名古屋方面からの特急・急行の終着駅であり、時季によっては観光客で賑わうことから一部の時間帯のみ駅員が配置されている。
歴史
- 1980年(昭和55年)6月5日 - 開業(知多新線全線開通)。当初は2面3線。
- 1986年(昭和61年) - 線路を1線増設し、2面4線に。
- 2007年(平成19年)7月14日 - 自動改札機がトランパス対応となる。
- 2010年(平成22年)6月5日 - 知多新線全線開通30周年。沿線主要駅で『記念入場券』を発売開始。11時50分頃より内海駅ホーム上で知多新線全線開業30周年記念式典を挙行し、12時15分過ぎより名鉄営業部が企画した2000系による団体臨時列車『知多新線全線開業30周年記念号』(復路・内海駅→金山駅間、往路は『南知多ビーチランド30周年記念号』として運行)の記念発車式が行われた。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。