京都大学

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テンプレート:Infobox 京都大学(きょうとだいがく、テンプレート:Lang-en)は、京都府京都市左京区吉田本町36番地1に本部を置く日本国立大学である。1897年に設置された。大学の略称は京大(きょうだい)。

概観

大学全体

ファイル:Kyoto University Main Gate.JPG
吉田キャンパス本部にある正門。学生による立て看板が見える。

京都大学は日本で2番目に創設された帝国大学の流れを汲んでいる国立大学である。精神的な基盤として京都大学では「自由の学風」を謳っている。また、西部講堂のロックコンサートなどに代表される京都地区における文化発信地としての役割も担ってきた。

建学の精神(理念・学是)

創立以来「自由の学風」を建学の精神としている。国立大学法人となったのちに制定された京都大学の基本理念でも「自由の学風」が謳われている。

教育および研究

研究所・研究センター

京都大学は学部・研究科以外に14の研究所、17の研究センターを設置している。2010年3月現在、日本の大学の中で最多である[1]。そのうちの9つの研究所・研究センターは、他の大学や研究機関に研究設備を提供する「全国共同利用研究所」・「全国共同利用研究センター」となっている。この「全国共同利用研究所」の仕組みを初めて採用したのは京都大学の基礎物理学研究所である。これらの事実について京都大学の関係者は「幅広い分野において日本を代表する学術研究拠点となってきた、京都大学の社会的特徴を表している」と考えている。

国内・世界との比較

タイムズ・ハイアー・エデュケーションの世界大学ランキング 2013-2014 では、世界第52位、アジア第7位、国内第2位(同誌の世界大学名声ランキングでは第23位)である[2]。またQS世界大学ランキング2013では、世界第35位、アジア第5位、国内第2位である[3]

2012年現在、卒業生から5人のノーベル賞受賞者(いずれも科学分野)を輩出している。フィールズ賞ラスカー賞ガードナー国際賞の受賞者数も国内の大学で最多である。

学風および特色

テンプレート:出典の明記 京都市内の繁華街から離れた古都の風情を残す落ち着いた環境の中にあり、何事も学生の自主性に任せるという「自由の学風」を標榜しており[4]、毎年行われる11月祭折田先生像を巡る落書き、卒業式での仮装などにもその一端を垣間見ることができる。

沿革

略歴

京都大学の起源は1861年文久元年)に長崎に設立された長崎養生所(その後長崎精得館へ改称)まで遡る。長崎精得館の理化学部門は当初江戸にあった開成所(現在の東京大学)へ「理化学校」として移設することになっていたが、明治維新の混乱で実現しなかった。1868年(慶応4年)に明治政府は「理化学校」を舎密局(せいみきょく、後の理学校)として大阪に開設することを決定、1869年に開校した。1870年、理学校は1869年に開設された洋学校と合併、開成所となる。開成所はその名称を大阪英語学校 (旧制)、大阪専門学校、大阪中学校、大学分校と変遷させ、1886年に公布された中学校令によって、第三高等中学校と改称する。第三高等中学校は1889年8月1日に京都市吉田町に取得した新校地へ移転した。1894年に公布された高等学校令に基づいて第三高等中学校は旧制の第三高等学校(以下、本記事において「第三高等学校」は特に断りのない限り、旧制第三高等学校を指す)となる。

帝国大学令制定後、近畿にも帝国大学の設置をという声が上がっていたが、財政難のため見送られ続けていた。1895年西園寺公望日清戦争で得た賠償金を基に第三高等学校を帝国大学へ昇格させる提案を行う。最終的に第三高等学校を東一条通の南側(現在の吉田南キャンパス)に移転し、高等学校の土地・建物を大学が利用するという案が採用され、翌年予算処置が可決される。1897年6月18日に京都帝国大学設置に関する勅令が制定され、京都帝国大学が発足する。

創設時の計画では1898年にまず法科大学から設置する予定であったが、工科志望者の急増により1年前倒しという形で、創設と同年の1897年に京都帝国大学理工科大学が設置された。続いて1899年京都帝国大学法科大学および京都帝国大学医科大学、1906年京都帝国大学文科大学を設置し、約10年をかけて分科大学を設置した。初代総長(1897-1907年)には文部省専門学務局長の木下広次が就任。事務局長に当たる「書記官」には中川小十郎が就任した。

当時の総長の意向もあって、「研究・教授・学修の自由を重んじるドイツ式」を採用、ドイツの大学のシステムに倣った。高根義人の主導によるこの方針は現在の「自由の学風」に影響を与えたと言われ、法科大学の卒業生の高等文官試験での不振を端として転換されたものの京都大学に独特の学風を根付かせる端緒となったことは確かである。

1919年に分科大学制が学部制に変わった。その年には、経済学部が法学部から分離して独立の学部となり、1923年には農学部の設置と学部の増設が相次いだ。農学部増設と同じ年には本部構内に京都大学のシンボルとして親しまれている時計台を持つ大学本館が完成している。1926年には京都大学初の附置研究所に当たる化学研究所が設置された。

昭和に入ると思想関係の締め付けが強化された世相を反映して、京都大学でも思想事件が相次ぐ。1928年文部省マルクス経済学者河上肇教授の辞職を要求、教授会は河上の辞職を認める決議を出し河上は大学を追われることになる。さらに1933年には鳩山一郎文部大臣が法学部の滝川幸辰教授の刑法理論が「赤い思想」であるとして休職処分にしたことから法学部の全教官が辞表を提出、総長も文相と会見、辞意を表明したものの文部省からの切り崩しに遭い、結局滝川ら7人の教官が大学を去る事態となったいわゆる「滝川事件」が起きている。

戦時体制の強化に伴い、日本精神史(文学部)、東亜経済政策原論(経済学部)、航空学・燃料化学(工学部)などの国策に沿った講座が設けられ、太平洋戦争の開戦後、学生を軍隊風に編成する目的で「京都帝国大学報国隊」が結成される。

1943年、文系学生の徴兵猶予が停止され、学生が続々と戦場に赴いた。京都大学の学徒出陣壮行会では総長を先頭に平安神宮に参拝、必勝を祈願したという。

第二次大戦終結後、公職追放によって大学を免職になる教授が出る一方で、滝川事件で大学を去っていた滝川幸辰らが大学に復帰した。1946年から女子の入学が認められた。創立五十周年に当たる1947年には大学名から「帝国」が削られ、京都大学と改称、1949年には第三高等学校を統合している。同年には、理学部教授湯川秀樹が日本人初のノーベル賞に輝き、京都大学ではこれを記念して湯川記念館を設置、その後湯川記念館は基礎物理学研究所に改組されている。

1968年、青年医師連合の京都大学の支部による医学部大学院入試ボイコットの呼びかけに応じなかった受験生に青医連メンバーが暴行を働いたいわゆる「青医連事件」を端緒として教養部は無期限ストに入り、学生部はロックアウトされた。東大のような入試中止という事態は免れたものの、戦後初めて卒業式が中止に追い込まれ、さらに翌年度になってもいくつかの建物のロックアウトは依然続き、全面解除は9月まで持ち越されている。なお、1973年度は、入学式が中止になっている。

1992年、総合人間学部が設置され、翌年には教養部が廃止、同時に大学院大学への移行も行われ、現行の大学組織の形に改編された。1997年に京都大学は創立百周年を迎えた。そして2004年、時代の流れにより国の改革の一つとして国立大学法人法が施行されその規定により京都大学は国立大学法人に改組した。

本稿ではこれらの経緯から、創立は第三高等学校の前身である舎密局の設置年である1869年、設立は京都帝国大学が誕生した1897年としている。

年表

明治

  • 1869年
  • 1870年
    • 1月 舎密局を化学所に改組
    • 5月 化学所を理学所に改組
    • 10月 洋学校が理学所を併合、開成所に改組
  • 1872年8月 学制公布により、第四大学区第一番中学に改組
  • 1873年4月 大学区分画改正により、第三大学区第一番中学に改称
  • 1873年4月 開明学校に改組
  • 1874年
    • 4月 大阪外国語学校に改組
    • 12月 大阪英語学校に改組
  • 1879年4月 大阪専門学校に改組
  • 1880年12月 大阪中学校に改組
  • 1885年7月 大学分校に改組
  • 1886年4月 高等中学校官制公布により、第三高等中学校に改組
  • 1895年9月 高等学校令公布により、第三高等学校に改組
  • 1897年
    • 6月 京都帝国大学設置
    • 9月 京都帝国大学内に、分科大学として理工科大学設置
  • 1899年
    • 9月 法科大学、医科大学設置
    • 12月 附属図書館、医科大学附属医院設置
  • 1903年4月 医科大学を京都医科大学と福岡医科大学に分割
  • 1906年9月 文科大学設置
  • 1909年11月 台湾総督府より台湾演習林を移管
  • 1911年4月 九州帝国大学開設に伴い福岡医科大学を分離、京都医科大学は旧称復帰

大正

昭和

  • 1930年3月 第七臨時教員養成所廃止
  • 1933年5月 文部省が法学部滝川幸辰教授を休職処分(滝川事件
  • 1939年
    • 5月 臨時附属医学専門部設置
    • 8月 人文科学研究所附置
  • 1941年
    • 3月 結核研究所附置
    • 11月 工学研究所附置
  • 1944年
    • 4月 臨時附属医学専門部を附属医学専門部に改組
    • 5月 木材研究所附置
  • 1946年9月 食糧科学研究所附置
  • 1947年10月 京都大学に改称
  • 1949年
    • 1月 人文科学研究所に外務省所轄の東方文化研究所と民間機関の西洋文化研究所を統合
    • 5月 第三高等学校を統合、新制京都大学に改組。教育学部、分校設置
  • 1951年4月 防災研究所附置。医学部附属看護学校設置
  • 1952年3月 附属医学専門部廃止
  • 1953年
    • 4月 新制大学院設置(文学・教育学・法学・経済学・理学・薬学・工学・農学研究科を設置)
    • 7月 基礎物理学研究所附置
  • 1954年
    • 3月 分校を教養部と改称
    • 4月 医学部附属助産婦学校設置
  • 1955年4月 大学院医学研究科設置
  • 1956年4月 ウィルス研究所附置
  • 1959年4月 医学部附属衛生検査技師学校設置
  • 1960年4月 薬学部設置
  • 1961年5月 工業教員養成所設置
  • 1962年4月 経済研究所附置
  • 1963年4月 数理解析研究所、原子炉実験所附置
  • 1965年4月 東南アジア研究センター設置
  • 1966年4月 保健管理センター設置
  • 1967年6月 霊長類研究所附置。結核研究所を結核胸部疾患研究所に改称
  • 1969年6月 大型計算機センター設置。工業教員養成所廃止
  • 1971年4月 放射性同位元素総合センター設置。工学研究所を原子エネルギー研究所に改称
  • 1972年
    • 4月 医学部附属衛生検査技師学校を医学部附属臨床検査技師学校に改称
    • 5月 体育指導センター設置
  • 1975年4月 医療技術短期大学部設置、医学部附属助産婦学校及び看護婦学校廃止
  • 1976年5月 工学部附属超高温プラズマ研究施設をヘリオトロン核融合研究センターに改組。放射線生物研究センター設置
  • 1977年
    • 4月 環境保全センター設置
    • 6月 評議会が竹本信弘経済学部助手分限免職処分決定(竹本処分事件、竹本処分粉砕とも)
    • 7月 埋蔵文化財研究センター設置
  • 1978年
    • 3月 医学部附属臨床検査技師学校廃止
    • 4月 情報処理教育センター設置
  • 1980年4月 医用高分子研究センター設置
  • 1981年4月 工学部附属電離層研究施設を超高層電波研究センターに改組
  • 1986年4月 アフリカ地域研究センター設置
  • 1988年
    • 4月 結核胸部疾患研究所を胸部疾患研究所と改称。遺伝子実験施設設置
    • 12月 国際交流センター設置

平成

  • 1990年6月 生体医療工学研究センター、留学生センター設置。医用高分子研究センター、国際交流センター廃止
  • 1991年4月 大学院人間・環境学研究科、生態学研究センター設置。木材研究所を木質科学研究所と改称
  • 1992年10月 総合人間学部設置
  • 1993年3月 教養部廃止
  • 1994年6月 高等教育教授システム開発センター設置
  • 1996年4月 大学院エネルギー科学研究科、アフリカ地域研究資料センター設置。原子エネルギー研究所とヘリオトロン核融合研究センターを統合しエネルギー理工学研究所に改組。アフリカ地域研究センター廃止
  • 1997年4月 総合博物館設置。情報処理教育センターと工学部附属高度情報開発実験施設を統合しを総合情報メディアセンターに改組
  • 1998年4月 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、情報学研究科設置。胸部疾患研究所と生体医療工学研究センターを統合し再生医科学研究所に改組
  • 1999年4月 大学院生命科学研究科設置
  • 2000年
    • 4月 超高層電波研究センターを宙空電波科学研究センターに改組
    • 11月 大学文書館設置
  • 2001年4月 食糧科学研究所を大学院農学研究科に統合。国際融合創造センター設置。
  • 2002年4月 地球環境学大学院(大学院地球環境学研究部・地球環境学教育部)、低温物質科学研究センター、福井謙一記念研究センター設置。大型計算機センター、総合情報メディアセンター、学術情報ネットワーク機構を統合し、学術情報メディアセンター設置
  • 2003年4月 理学研究科附属瀬戸臨海実験所、農学研究科附属演習林、亜熱帯植物実験所、水産実験所を統合し、フィールド科学教育研究センターに改組。高等教育教授システム開発センター、学術情報メディアセンターの一部、総合人間学部の一部を改組して高等教育研究開発推進センターを設置。高等教育研究開発推進機構設置。体育指導センター廃止
  • 2004年4月 木質科学研究所と宙空電波科学研究センターを統合し、生存圏研究所に改組。東南アジア研究センターが附置研究所に昇格。遺伝子実験施設を廃止。国立大学法人法の規定により国立大学法人となる
  • 2005年
    • 4月 留学生センターを国際交流センターに改組。環境安全保健機構、国際イノベーション機構、国際交流機構、情報環境機構、図書館機構設置
    • 11月 事務本部を経営企画本部と教育研究推進本部に分割、改組
    • 12月 京都大学アメフト部レイプ事件起こる。スーパーフリー事件を受けて新設されて以来初めて集団準強姦罪が適用された[5]、「酒を用いて集団で強姦」する事件である。
  • 2006年
    • 4月 薬学教育6年制移行により、薬学部薬学科を6年制に移行(総合薬学科廃止)4年制学科の薬科学科を設置。公共政策大学院(大学院公共政策連携研究部・公共政策教育部)と経営管理大学院(大学院経営管理研究部・経営管理教育部)設置。地域研究統合情報センターを設置し、国立民族学博物館より事業継承。本部事務組織を改組。生存基盤科学研究ユニット設置
    • 7月 次世代開拓研究ユニット設置
    • 9月 女性研究者支援センター設置
  • 2007年
    • 3月 医療短期大学部を廃止
    • 4月 こころの未来研究センター、先端医工学研究ユニット、生命科学系キャリアパス形成ユニット設置
  • 2010年4月 iPS細胞研究所設置
  • 2011年3月11日 - 東日本大震災発生。京都大学の設備に被害は無かったが、旅行で仙台空港の傍にいた4年生3人が津波に呑まれ、23日に死亡が判明した。京大は3人とも卒業要件を満たしていたことから、特例で卒業を認めた。

基礎データ

所在地

一部の研究所、施設を除き、キャンパスは全て京都府内に所在。

象徴

学歌

作詞 水梨彌久、作曲 下総皖一1939年に出された『青少年学徒ニ賜ハリタル勅語』に応えるものとして1940年に制定された。歌詞は前年に学内で公募されたもので、卒業生の水梨の作品が一等に選ばれた。卒業式と入学式などで使われる。なお、卒業生で指揮者の朝比奈隆のファーストレコーディングは、この学歌である(テイチク。演奏は京都大学交響楽団)。

歌詞は京都大学の公式サイト上に紹介されている。

1997年の創立百周年を期に新しい学歌の制定を計画し、歌詞の募集も行われたが、結局『従来の学歌の方がよい』との意見が多数を占めたため、計画は中止された。

そのほかの京都大学に関係する歌としては以下のようなものがある。

学生歌
作詞 長崎太郎、作曲 芥川徹。1953年制定。歌詞は公募によるもの。
応援歌『新生の息吹』
作詞 中川裕朗、作曲 多田武彦1958年制定。歌詞は公募によるもの。
応援歌『花の香薫りぬ』
作詞 久保田規美夫、作曲 橋本崇志。1959年制定。
応援歌『ダークブルー 海の碧』
作詞 白石裕、作曲 元山邦夫。1961年制定。歌詞は公募によるもの。
応援歌『ひとつの魂』
作詞 酒井裕、作曲 京都大学吹奏楽団。1991年制定。歌詞は公募によるもの。
逍遥の歌 紅もゆる
作詞 澤村胡夷、作曲k.y. 作曲者の本名は不明である。もともと第三高等学校のあるクラスのクラス歌であったものが、全校で歌われるようになり、第三高等学校・京都大学を象徴する歌となった。1946年黒澤明監督の映画『わが青春に悔なし』の挿入歌として使われたことで日本国民一般にも知られるようになった。なお当初の歌詞は現在伝わっているものと一部が異なる。
琵琶湖周航の歌
第三高等学校水上部(現京都大学ボート部)部員の小口太郎1917年琵琶湖周航の途上に作詞した。曲は当時部員の間で流行していた歌『ひつじぐさ』(作曲 吉田千秋)のものを流用している。第三高等学校の寮生らに愛唱された。

学旗

学歌と同じ趣旨で1940年に制定された。学旗の意匠は京都大学の公式サイト上に紹介されている。

スクールカラー

スクールカラーは濃青である。

エンブレム

吉田キャンパス時計台前のクスノキを図案化したものが大学のエンブレムとして使用されている。元々は1950年頃から「事務局シール」として印刷物などに用いられていたもので、1990年に正式にエンブレムとして了承された。

教育および研究

組織

学部

大学院

  • 文学研究科
    • 文献文化学専攻
    • 思想文化学専攻
    • 歴史文化学専攻
    • 行動文化学専攻
    • 現代文化学専攻
  • 教育学研究科
    • 教育科学専攻
    • 臨床教育学専攻
  • 法学研究科
  • 経済学研究科
    • 経済学専攻
  • 理学研究科
    • 数学・数理解析専攻
    • 物理学・宇宙物理学専攻
    • 地球惑星科学専攻
    • 化学専攻
    • 生物科学専攻
  • 医学研究科
  • 薬学研究科
    • 薬科学専攻(平成22年度入学者以降)
    • 薬学専攻(4年生博士課程、平成24年度入学者以降)
    • 創薬科学専攻(修士課程:平成21年度以前、博士後期課程:平成23年度以前入学者まで)
    • 生命薬科学専攻(修士課程:平成21年度以前、博士後期課程:平成23年度以前入学者まで)
    • 医療薬科学専攻(修士課程:平成21年度以前、博士後期課程:平成23年度以前入学者まで)
    • 医療創成情報科学専攻
  • 工学研究科
    • 社会基盤工学専攻
    • 都市社会工学専攻
    • 都市環境工学専攻
    • 建築学専攻
    • 機械理工学専攻
    • マイクロエンジニアリング専攻
    • 航空宇宙工学専攻
    • 原子核工学専攻
    • 材料工学専攻
    • 電気工学専攻
    • 電子工学専攻
    • 材料化学専攻
    • 物質エネルギー化学専攻
    • 分子工学専攻
    • 高分子化学専攻
    • 合成・生物化学専攻
    • 化学工学専攻
  • 農学研究科
    • 農学専攻
    • 森林科学専攻
    • 応用生命科学専攻
    • 応用生物科学専攻
    • 地域環境科学専攻
    • 生物資源経済学専攻
    • 食品生物科学専攻
  • 人間・環境学研究科
    • 共生人間学専攻
    • 共生文明学専攻
    • 相関環境学専攻
  • エネルギー科学研究科
    • エネルギー社会・環境科学専攻
    • エネルギー基礎科学専攻
    • エネルギー変換科学専攻
    • エネルギー応用科学専攻
  • アジア・アフリカ地域研究研究科5年一貫制博士課程
    • 東南アジア地域研究専攻
    • アフリカ地域研究専攻
    • グローバル地域研究専攻
  • 情報学研究科
    • 知能情報学専攻
    • 社会情報学専攻
    • 複雑系科学専攻
    • 数理工学専攻
    • システム科学専攻
    • 通信情報システム専攻
  • 生命科学研究科
    • 統合生命科学専攻
    • 高次生命科学専攻
  • 地球環境学研究部(地球環境学大学院・地球環境学堂)
    • 地球益学廊
    • 地球親和技術学廊
    • 資源循環学廊
  • 地球環境学教育部(地球環境学大学院・地球環境学舎)
    • 地球環境学専攻(博士課程
    • 環境マネジメント専攻(修士課程・博士後期課程)
  • 公共政策連携研究部・公共政策教育部
  • 経営管理研究部・経営管理教育部
  • 総合生存学館(思修館)
    • 総合生存学専攻

短期大学部

附属機関

  • 附属図書館
機構
  • 国際高等教育院
  • 環境安全保健機構
  • 環境管理部門
  • 安全管理部門
  • 放射線管理部門
  • 健康管理部門
  • 附属環境科学センター
  • 附属安全科学センター
  • 附属放射性同位元素総合センター
  • 附属健康科学センター
  • 国際交流推進機構
  • 国際交流センター
  • 国際企画連携部門
  • 情報環境機構
  • 図書館機構
  • 産学官連携本部
学部附属施設
医学部附属
大学院研究科附属施設
文学研究科附属
  • ユーラシア文化研究センター(京都市北区)
教育学研究科附属
  • 臨床教育実践研究センター
法学研究科附属
  • 国際法政文献資料センター
  • 法政実務交流センター
経済学研究科附属
  • プロジェクトセンター
  • 東アジア経済研究センター
理学研究科附属
天文台
医学研究科附属
  • 動物実験施設
  • 先天異常標本解析センター
  • 総合解剖センター
  • 脳機能総合研究センター
  • ゲノム医学センター
  • 医学教育推進センター
薬学研究科附属
  • 薬用植物園
  • 統合薬学教育開発センター
工学研究科附属
  • 光・電子理工学教育研究センター
  • 流域圏総合環境質研究センター(滋賀県大津市
  • 量子理工学教育研究センター
  • 桂インテックセンター
  • 情報センター
  • 環境安全衛生センター
  • グローバルリーダーシップ大学院工学教育推進センター
  • 低炭素都市圏政策ユニット
  • 安寧の都市ユニット
農学研究科附属
農場
地球環境学堂附属
  • 三才学林
経営管理研究部附属
  • 経営研究センター
附置研究所
  • 物質創製化学研究系
  • 材料機能化学研究系
  • 生体機能化学研究系
  • 環境物質化学研究系
  • 複合基盤化学研究系
  • 附属先端ビームナノ科学センター
  • 附属元素科学国際研究センター
  • 附属バイオインフォマティクスセンター
  • 生体機能学研究部門
  • 生体組織工学研究部門
  • 再生統御学研究部門
  • 再生医学応用研究部門
  • 幹細胞研究部門
  • 附属再生実験動物施設
  • 附属ナノ再生医工学研究センター
  • エネルギー理工学研究所
  • エネルギー生成研究部門
  • エネルギー機能変換研究部門
  • エネルギー利用過程研究部門
  • 附属エネルギー複合機構研究センター
  • 生存圏研究所
  • 生存圏診断統御研究系
  • 生存圏開発創成研究系
  • 開放型研究推進部
  • 附属生存圏学際萌芽研究センター
  • 社会防災研究部門
  • 地震災害研究部門
  • 地震防災研究部門
  • 地盤災害研究部門
  • 気象・水象災害研究部門
  • 附属巨大災害研究センター
  • 附属地震予知研究センター
  • 徳島地すべり観測所(徳島県三好市
  • 附属流域災害研究センター
  • 宇治川水理実験所(京都府伏見区)
  • 大潟波浪観測所(新潟県上越市)
  • 穂高砂防観測所(岐阜県高山市)
  • 白浜海象観測所(和歌山県白浜町
  • 潮岬風力実験所(和歌山県串本町
  • 附属水資源環境研究センター
  • 物理学基礎研究部門
  • 物質構造研究部門
  • 極限構造研究部門
  • ウイルス研究所
  • がんウイルス研究部門
  • 遺伝子動態調節研究部門
  • 生体応答学研究部門
  • 細胞生物学研究部門
  • 附属ヒトレトロウイルス研究施設
  • 附属感染症モデル研究センター
  • 附属新興ウイルス研究センター
  • 経済情報解析研究部門
  • 経済制度研究部門
  • 経済戦略研究部門
  • ファイナンス研究部門
  • 現代経済分析研究部門
  • 附属複雑系経済研究センター
  • 基礎数理研究部門
  • 無限解析研究部門
  • 応用数理研究部門
  • 附属計算機構研究施設
  • 原子力基礎工学研究部門
  • 粒子線基礎物性研究部門
  • 放射線生命科学研究部門
  • 附属粒子線腫瘍学研究センター
  • 附属安全原子力システム研究センター
  • 進化系統研究部門
  • 社会生態研究部門
  • 行動神経研究部門
  • 分子生理研究部門
  • 附属人類進化モデル研究センター
  • 附属国際共同先端研究センター
  • 東南アジア研究所
  • 総合地域研究研究部門
  • 人間生態相関研究部門
  • 社会文化相関研究部門
  • 政治経済相関研究部門
  • 地域研究情報ネットワーク部
  • 地域研究企画推進室
  • 海外連絡事務所(バンコクジャカルタ
  • 初期化機構研究部門
  • 増殖分化機構研究部門
  • 臨床応用研究部門
  • 基盤技術部門
全国共同利用施設
  • 学術情報メディアセンター
  • ネットワーク研究部門
  • コンピューティング研究部門
  • 教育支援システム研究部門
  • ディジタルコンテンツ研究部門
  • 連携研究部門
  • 地域相関研究部門
  • 情報資源研究門
  • 高次情報処理研究部門
  • 国内・国外客員研究部門
  • 野生動物研究センター
  • 幸島観察所(宮崎県串間市
  • 屋久島観察ステーション(鹿児島県屋久島町
  • チンパンジー・サンクチュアリ宇土(熊本県)
教育研究施設等
  • 高等教育研究開発推進センター
  • 高等教育教授システム研究開発部門
  • 全学共通教育カリキュラム企画開発部門
  • 情報メディア教育研究部門
  • 総合博物館
  • 低温物質科学研究センター
  • フィールド科学教育研究センター
  • 企画研究推進部門
  • 森林生物圏部門
  • 里域生態学部門
  • 基礎海洋生物学部門
  • 海域陸域統合管理学研究部門
  • 芦生研究林(京都府南丹市
  • 北海道研究林標茶区(北海道標茶町)、北海道研究林白糠区(北海道白糠町
  • 和歌山研究林(和歌山県有田川町
  • 上賀茂試験地(京都市北区)
  • 徳山試験地(山口県周南市
  • 北白川試験地(京都市左京区)
  • 紀伊大島実験所(和歌山県串本町)
  • 舞鶴水産実験所(京都府舞鶴市
  • 瀬戸臨海実験所(和歌山県白浜町)
  • 福井謙一記念研究センター
  • 理論研究部門
  • 総合研究部門
  • こころの未来研究センター
  • 文化財総合研究センター
  • 物質-細胞統合システム拠点
  • 附属メゾバイオ1分子イメジングセンター
  • ケミカルスクリーニングセンター
  • カウンセリングセンター
  • 大学文書館
  • 先端技術グローバルリーダー養成ユニット
  • 宇宙総合学研究ユニット
  • アフリカ地域研究資料センター
  • 女性研究者支援センター
  • 次世代研究者育成センター
  • 学際融合教育研究推進センター
  • 先端医工学研究ユニット
  • 生命科学系キャリアパス形成ユニット
  • 極端気象適応社会教育ユニット
  • 統合複雑系科学国際研究ユニット
  • 計算科学ユニット
  • グリーン・イノベーションマネジメント教育ユニット
  • 次世代低炭素ナノデバイス創製ハブ
  • 日本-エジプト連携教育研究ユニット
  • 心の先端研究ユニット
  • 地域生存学総合実践研究ユニット
  • 生理化学研究ユニット
  • 次世代開拓研究ユニット
  • 生存基盤科学研究ユニット
  • レジリエンス研究ユニット
  • 政策のための科学研究ユニット
  • グローバル生存学大学院連携ユニット
  • 森里海連環学教育ユニット
  • ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー

学術交流提携校

共同研究や研究者・学生の交流を行うため、84の大学・機関と大学間交流協定を結んでいる。また311の大学・機関と部局間協定を結んでいる。

研究

21世紀COEプログラム

採択23件

  • 2002年
    生命科学
    • 先端生命科学の融合相互作用による拠点形成
    • 生物多様性研究の統合のための拠点形成
    化学材料科学
    • 京都大学化学連携研究教育拠点(新しい物質変換化学の基盤構築と展開)
    • 学域統合による新材料科学の研究教育拠点
    情報、電気、電子
    • 知識社会基盤構築のための情報学拠点形成
    • 電気電子基盤技術の研究教育拠点形成
    人文科学
    • グローバル化時代の多元的人文学の拠点形成
    • 心の働きの総合的研究教育拠点
    学際、複合、新領域
    • 世界を先導する総合的地域研究拠点の形成(フィールド・ステーションを活用した教育 ・研究体制の推進)
    • 環境調和型エネルギーの研究教育拠点形成
    • 災害学理の究明と防災学の構築
  • 2003年
    医学
    • 病態解明を目指す基礎医学研究拠点
    • 融合的移植再生治療を目指す国際拠点形成
    数学物理学地球科学
    • 先端数学の国際拠点形成と次世代研究者育成
    • 物理学の多様性と普遍性の探求拠点
    • 活地球圏の変動解明
    機械、土木、建築、その他工学
    • 動的機能機械システムの数理モデルと設計論
    社会科学
    • 21世紀型法秩序形成プログラム
    • 先端経済分析のインターフェイス拠点の形成
    学際、複合、新領域
    • ゲノム科学の知的情報基盤・研究拠点形成
    • 微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点
    • 東アジア世界の人文情報学研究教育拠点
  • 2004年
    革新的な学術分野
    • 昆虫科学が拓く未来型食料環境学の創生

グローバルCOEプログラム

採択13件

  • 2007年
    生命科学
    • 生物の多様性と進化研究のための拠点形成
    化学、材料科学
    • 物質科学の新基盤構築と次世代育成国際拠点
    情報、電気、電子
    • 知識循環社会のための情報学教育研究拠点
    • 光・電子理工学の教育研究拠点形成
    人文科学
    • 心が活きる教育のための国際的拠点
    学際、複合、新領域
    • 生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点
  • 2008年
    医学系
    • 生命原理の解明を基とする医学研究教育拠点
    数学、物理学、地球科学
    • 数学のトップリーダーの育成
    • 普遍性と創発性から紡ぐ次世代物理学
    機械、土木、建築、その他工学
    • アジア・メガシティの人間安全保障工学拠点
    社会科学
    • 親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点
    学際、複合、新領域
    • 地球温暖化時代のエネルギー科学拠点
  • 2009年
    学際、複合、新領域
    • 極端気象と適応社会の生存科学

教育

教養科目

京都大学での学部段階での教育は、全学が対象の教養科目と各学部ごとの専門科目に大別される。このうち教養科目については、1993年の教養部廃止以降、全学共通科目を中心に再編された。教養科目と専門科目の分担は、1・2回生を教養課程、3回生以上を専門課程とするような学年による区分は行わず、1回生では教養科目を多く履修し、学年が上がるに従って専門科目の割合を徐々に増やし、卒業までに教養・専門のそれぞれで必要な単位を取得する方式を採っている。ただし学部によっては、途中の年次までに所定の教養科目の単位を取得していないと系登録・研究室配属などができない(事実上の留年)ことがある。

2013年度に全学共通で年間登録授業数の上限を定めるキャップ制が新規入学生に適用されることとなった。様々な科目を広く履修し各学生が己の適正を探っていけるよう理学部や文学部は学科を細分せず単学科となっているが、キャップ制にはこれら既存の教育制度との齟齬があるとしばしば在学生の間で問題視されている。

教養科目の大半は全学共通科目であり、以下の5群に分類される。

ただし一部の科目はA・C群、B・D群など複数の群に属し、学生が履修登録時にどちらの群の科目として履修するかを選択する。学部ごとに各群から取得すべき単位数が定められている。学部によっては、一部の科目を卒業に必要な単位としては認めないことがある。たとえばB群には文系学生向けの数学の講義が含まれるが、これを理系学部の学生が履修しても単位として認められない。特に、工学部生は学部指定のB群科目以外は一切卒業単位に認定されない。

なお、総合人間学部生に対しては、C群を除いて群の概念そのものが適用されない。また、文学部生も平成16年度以前入学者については、A・B・D群が同一視されていた。

このほか次のような科目が設けられており、科目内容によってA~D群の単位として認定される。

新入生向け少人数セミナー(ポケット・ゼミ)
1998年度より行われるようになった。異なる専門分野の教員と接することで視野を広げることを目的としている。
国際教育プログラム (KUINEP)
ほぼ同数の留学生と日本人学生を対象に英語で講義を行う。

教養科目の運営は、教養部廃止時には総合人間学部が担当していたが、2003年以降は新設された高等教育研究開発推進機構が担当している。

履修登録や休講・レポート・試験などの連絡を WEB 上で行うため、全学共通教育教務情報システム(略称 KULASIS = Kyoto University's Liberal Arts Syllabus Information System、クラシス)が運用されている。

採択されているプログラム

学生生活

サークル活動

1916年に設立された朝比奈隆の出身サークルとして交響楽に詳しい人々の間では著名な京都大学交響楽団学生新聞に当たる「京都大学新聞」を発行している京都大学新聞社などが知られている。また、京都大学SF研究会SFファンダムにおいてローカルコン京都SFフェスティバルの主催などで知られている。

また、京都大学では学生運動の名残が残っており、近年でも石垣カフェといった事例が発生している。

学園祭

例年11月下旬に4日間、吉田キャンパス内、吉田南構内および本部構内にて行われる。 テンプレート:Main

スポーツ

京都大学体育会が課外スポーツの振興に当たっており、現在51のクラブが所属している。京大のスクールカラーである濃青をシンボルカラーとし、濃青地に白で十字が染め抜かれた意匠「体育会十字」を旗などに使う。歌に関しては#学歌を参照。年に1度、4月に機関紙「濃青」を発行し、全新入生に配布している。全国七大学総合体育大会および近畿地区国公立大学体育大会の参加校である。また、2009年より、東京大学との間で、京都大学東京大学総合対校戦を開催している。

アメリカンフットボール部はギャングスターズの愛称を持ち、大学チャンピオン6回、日本チャンピオン4回の経験がある。特に1986年1987年は、甲子園ボウル(東西大学王座決定戦)・ライスボウル(日本選手権)連覇を果たした。関西学生アメフト DIV1 所属。

硬式野球部関西学生野球連盟に加盟し、旧関西六大学野球連盟時代に2度の優勝がある。帽子のロゴ「DB」は Dark Blue の略で、スクールカラー「濃青」に因んでいる。

ボート部は、全日本大学選手権大会などで男子舵手付きペアの優勝経験がある。

男子ラクロス部は、関西学生ラクロスリーグファイナルで2004年、2006年、2008年、2010年に優勝している。

大学関係者と組織

学内組織

京都大学学術出版会

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卒業生

同窓会

全学規模の同窓会として、京都大学同窓会が2006年11月に発足した。

これ以前から学部・研究科や専門分野ごとに以下のような同窓会がある。

  • 京都大学 総合人間学部 人間・環境学研究科同窓会
  • 有信会(法学部)
  • 芝蘭会(医学部) - 同窓会施設として芝蘭会舘を保有する。
  • 以文会(文学部)
  • 経済学部同窓会
  • 京エネ会(エネルギー科学研究科)
  • 京友会(教育学部)
  • 京大建築会(工学部建築学科など)
  • 京機会(京都大学機械系工学会)
  • 京都大学地球物理学教室同窓会(大学院理学研究科地球物理学教室)
  • 四明会(農学部・農学研究科)
  • 中陽会(農学研究科食品生物科学専攻など)
  • 京土会(工学部土木工学科など)
  • 京都大学水曜会(工学部 資源工学・材料工学など)
  • 京大薬友会(薬学部・薬学研究科)
  • 洛友会(大学院工学研究科電気・電子工学専攻など)
  • 工化会(工学部工業化学科・工学研究科化学系)
  • 京大情報学同窓会(大学院情報学研究科)

また地域ごとの同窓会組織がいくつか存在する。

学士会

社団法人学士会は、旧帝国大学出身者、教授・助教授・学長(経験者含む)で構成されており、もちろん京都大学の卒業生、修了生も加盟することができる。詳細は、学士会を参照。

大学関係者一覧

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施設

キャンパス

吉田キャンパス

学部と大学院のほとんどが設置されているキャンパス。 テンプレート:See

宇治キャンパス

使用学部:なし
使用研究科
  • 理学研究科(一部)
  • 工学研究科(一部)
  • 農学研究科(一部)
  • エネルギー科学研究科(一部)
  • 情報学研究科(一部)
使用附属施設
  • 生存圏研究所
  • 化学研究所
  • エネルギー理工学研究所
  • 防災研究所
  • 生存基盤科学研究ユニット
  • 次世代開拓研究ユニット
交通アクセス

旧陸軍の弾薬庫跡地を利用して1947年に開設された。1950年度から1960年度まで教養部1回生の講義が行われていたことがあったが、現在は学部の講義は行われていない(ただし夏休みなどに行われる全学共通科目の集中講義の中には宇治で行われるものもある。たとえば「ビーム科学入門」のように化学研究所提供のものなど)。工学部や理学部・農学部の4回生は、配属された研究室によってはここで卒業研究を行うこともある。

桂キャンパス

使用学部:なし
使用研究科
  • 工学研究科(電気系、化学系、建築系、地球系)
使用附属施設
  • 国際融合創造センター
交通アクセス

1990年代には吉田・宇治の両キャンパスが手狭になったことから、「第3キャンパス」の建設が計画された。当初は京都府南部や滋賀県も候補地として検討されたが、京都市の提案により、市が住宅地として開発していた「桂御陵坂」地区が建設地に選ばれた。2003年に化学系・電気系専攻の移転が完了し、使用が開始された。キャンパスはAからDの4つの「クラスター」に分かれている。物理系であるCクラスターは2012年秋に竣工[6]、12月から移転を開始している[7]。情報系であるDクラスターは整備開始の目処が立っておらず、未だ造成途中の状況である。なお京都市営地下鉄東西線の桂キャンパス付近への延伸構想があるが、建設時期などは未定である。

ファイル:View of Kyoto from Kyoto University Katura Cluster C (cropped).jpg
Cクラスターからの眺め。中央の茶色の建物がBクラスター。

もともと山であった場所を切り開いて建設したため、地形が起伏に富んでいる。桂駅側からの場合、長い坂道を登らなければならない。周囲から隔絶されている。

キャンパス間の交通

学生・教員向けに各キャンパス間の連絡バスが運行されている。吉田(本部構内)~宇治間(通称宇治バス)が1日6往復、吉田~桂間が1日7往復、宇治~桂間が1日3往復、所要時間はいずれも50分から1時間である。しかし、渋滞などにより定時制の確保が難しい、最終バスの時間が早いため、それ以降は公共交通機関を利用しなければならないなど、学生の間には不満もある。

学生食堂

京大生協の食堂はそのメニューの数が日本一と自ら謳っている。特に学生食堂にはあまりないパフェが数多くメニューに並んでいる。西部講堂の付近にあるカフェテリアルネのパフェは16種類ものレギュラーメニューを取り揃えており、期間限定のメニューを含めると現在40種類近くが確認できている。また、南部食堂に併設される喫茶ブリュッケでも個性的なパフェが扱われている。中央食堂や吉田食堂、および本部キャンパスにあるカフェレストラン「カンフォーラ」でもパフェがオーダーできる。

2005年11月には、当時の尾池和夫第24代目総長自身がレシピをプロデュースした「総長カレー」が、大学内の食堂において、人気メニューとして話題となった。2年後の2007年9月には、レシピを再現したレトルトカレーが発売され、現在では京大生協・食堂のみならず、京都土産の人気商品となった他、KBS京都プロデュースのネットショップでも発売されている。

京都大学の学生寮は広範な自治活動が認められている。また、吉田寮は現存する国立大学法人の学生寮としては最も古い存在である。

吉田寮
1913年(大正2年)に建築された木造2階建ての寮[8]
熊野寮
鉄筋4階建。A棟・B棟・C棟・食堂からなる。京都大生約400人が生活している。
女子寮
女子学生のみ入寮可能
室町寮
大学院生向けの寮

文化財

国宝
  • 今昔物語集 - 鈴鹿本9冊(図書館)
  • 山科西野山古墳出土品 一括
重要文化財
  • 清風荘
    • 主屋、離れ、土蔵、附属屋、詰所、納屋、茶室、供待、袴付および待合、第一中門、第二中門、正門
  • 紙本著色聖母十五玄義・聖体秘跡図1面 附:竹筒等1合2本
  • 古今集注(藤原教長撰)(図書館)
  • 万葉集巻十六(尼崎本)(図書館)
  • 幼学指南鈔(巻第七、第二十二中)(図書館)
  • 孝経述議(図書館)
  • 中庸(朱熹章句)(図書館)
  • 周礼疏(単疏本)(図書館)
  • 永昌記 6巻
  • 大御記〈自筆本(永保元年具注暦)1巻、古写本5巻〉
  • 清原家家学書 31種(図書館)
  • 知信記(天承二年春記)(図書館)
  • 範国記(長元九年夏秋冬記)(図書館)
  • 兵範記(自筆本19巻、古写本6巻)(図書館)
  • 長講堂領目録
  • 教王護国寺文書 354巻、27帖、6幅
  • 朝鮮国書 3通
  • 過所船旗(文永九年二月日(麻布))・秦家文書108通
  • 檜扇2握(壬生家伝来)附:三条実万書状1通 
  • 安祥寺資材帳
  • 大和唐古遺跡出土品 一括
  • 長持形石棺 京都府城陽市久津川車塚古墳出土
  • 京都府椿井大塚山古墳出土品 一括
  • 金銅骨蔵器・石櫃 兵庫県宝塚市米谷出土
  • ジョサイア・コンドル建築図面 468枚(建築学科保管)

※「(図書館)」とあるものは京都大学附属図書館保管、保管先注記のないものは京都大学総合博物館保管

登録有形文化財
  • 楽友会館
  • 基督教青年会会館
  • 人文科学研究所附属漢字情報研究センター
  • 総合人間学部正門(旧第三高等学校正門)、総合人間学部門衛所(旧第三高等学校門番所)
  • 尊攘堂
  • 農学部演習林事務室
  • 農学部表門および門衛所
  • 文学部陳列館
  • 本部構内正門(旧第三高等中学校正門)
  • 理学部附属地球熱学研究施設

社会との関わり

京都学派

京都大学の教授として多くの哲学者を育成した西田幾多郎田辺元らは、京都学派と呼ばれる学派を形成し、日本における哲学の理論形成に影響を与えた。京都学派の思想については、今なお世界各国で研究が続いている。

滝川事件

1933年に京都大学において発生した滝川事件(京大事件)は第二次世界大戦前に学問の自由と大学の自治が問われた大事件として記録されている。この事件を基にして戦後、映画「わが青春に悔なし」(黒澤明監督)が製作されている。

京大天皇事件

1951年昭和天皇が来学した際に、天皇を「一個人として」迎え会見を望んだ学生と、警備の警察との間で緊張が高まった事件(京大天皇事件を参照)。実力行使は伴わなかったため一人の逮捕者も出なかったが、事件後に文部大臣や保守派の議員から不敬であるとの非難が起き、当時の京大同学会(学生の自治組織)が大学当局から解散に追い込まれた。また、同学会は天皇に公開質問状を手渡すことを企図したものの、受け取りを拒否されている。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 京都大学附置研究所・センター主催シンポジウム 挨拶
  2. The Times Higher Education World University Rankings 2013-2014
    The Times Higher Education
    世界大学ランキング
    2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
    世界ランク 29 31 29 25 25 25 57 52 54 52
    アジア順位 4 4 5 3 2 3 8 5 7 7
    国内順位 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2
  3. QS World University Rankings 2013
  4. 「大学図鑑! 2010」著 オバタカズユキ(ダイヤモンド社より)
  5. 性犯罪・判例 集団強姦罪の場合 更新:2009年04月19日。2009年6月5日に取得。
  6. 10年かけ桂移転ほぼ完了 京大工学研究科 : 京都新聞
  7. 京機会ニュース No.31 平成24年(2012年)秋号
  8. テンプレート:Citeweb

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