LOUDNESS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Otheruseslist テンプレート:Infobox Musician LOUDNESS(ラウドネス)は、元レイジー高崎晃樋口宗孝が中心になって結成された、日本のヘヴィメタルバンド[1][2]。現在のメンバーは、二井原実ボーカル)、高崎晃ギター)、山下昌良ベース)、鈴木政行ドラム)の4人である。レーベルはユニバーサル・インターナショナル、所属事務所はカタナミュージック

80年代中盤に海外進出し、ビルボードTOP100にアルバムを送り込んだ。さらにモトリー・クルーの前座ではあるものの、日本人アーティストとして初めて、「マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)」のステージに立つという快挙も成し遂げ、名実共に日本を代表するロックバンドとなった。彼らの活躍は、B'z稲葉浩志[3]X JAPAN[4]SEX MACHINEGUNSなどのハードロック系だけでなく、スピッツ[5]La'cryma Christiサイキックラバー[6]など多くの音楽アーティストに影響を与えた。

その後、2000年に高崎がオリジナルメンバーでの再結成を宣言。2008年11月に中心人物の一人である樋口宗孝が他界。2014年現在までに30枚のオリジナルアルバムをリリースし、精力的に活動中である。

メンバー

第1期(1981年 - 1988年)、第5期(2000年 - 2008年

第2期(1989年 - 1992年

  • マイク・ヴェセーラ:ボーカル、作詞
  • 高崎晃:ギター、作詞、作曲
  • 山下昌良:ベースギター
  • 樋口宗孝:ドラムス、リーダー

第3期(1992年 - 1993年

第4期(1994年 - 2000年

  • MASAKI(山田雅樹):ボーカル、作詞
  • 高崎晃:ギター、作曲、リーダー、プロデュース
  • 柴田直人:ベースギター
  • 本間大嗣:ドラムス

第6期(2009年 - )

  • 二井原実:ボーカル、作詞
  • 高崎晃:ギター、作曲、リーダー、ボーカル(一部)
  • 山下昌良:ベースギター、作曲
  • 鈴木政行:ドラムス

時系列

<timeline> ImageSize = width:800 height:300 PlotArea = left:100 bottom:90 top:10 right:110 Alignbars = justify DateFormat = dd/mm/yyyy Period = from:01/01/1981 till:01/07/2014 TimeAxis = orientation:horizontal format:yyyy

Colors =

  id:vocals           value:red           legend:Lead_Vocals
  id:guitar           value:black         legend:Guitar 
  id:bass             value:blue          legend:Bass
  id:drums            value:purple        legend:Drums
  id:Backing_vox      value:Yellow        legend:Backing_Vocals
  id:Lines            value:black         legend:Albums
  id:bars             value:gray(0.92)

Legend = orientation:vertical position:bottom columns:3 BackgroundColors = bars:bars ScaleMajor = unit:year increment:2 start:1981 ScaleMinor = unit:year increment:1 start:1991

BarData =

  bar:Niihara             text:"Minoru Niihara"
  bar:Vescera             text:"Mike Vescera" 
  bar:Yamada              text:"Masaki Yamada"
  bar:Takasaki            text:"Akira Takasaki" 
  bar:Yamashita           text:"Masayoshi Yamashita"
  bar:Sawada              text:"Taiji Sawada" 
  bar:Shibata             text:"Naoto Shibata"
  bar:Higuchi             text:"Munetaka Higuchi" 
  bar:Honma               text:"Hirotsugu Honma" 
  bar:Suzuki              text:"Masayuki Suzuki" 
  

PlotData =

  width:10 textcolor:black align:left anchor:from shift:(10,-4)
 bar:Niihara          from:01/02/1981 till:01/08/1988  color:vocals
 bar:Niihara          from:01/05/2000 till:end         color:vocals
 bar:Vescera          from:01/01/1989 till:18/07/1991  color:vocals
 bar:Yamada           from:01/12/1991 till:01/01/2000  color:vocals
 bar:Takasaki         from:01/02/1981 till:end         color:guitar
 bar:Yamashita        from:01/02/1981 till:01/09/1991  color:bass
 bar:Yamashita        from:01/05/2000 till:end         color:bass
 bar:Sawada           from:01/02/1992 till:01/06/1993  color:bass
 bar:Shibata          from:01/01/1994 till:01/01/2000  color:bass
 bar:Higuchi          from:01/02/1981 till:01/06/1993  color:drums 
 bar:Higuchi          from:01/05/2000 till:30/11/2008  color:drums 
 bar:Honma            from:01/01/1994 till:01/01/2000  color:drums
 bar:Suzuki           from:01/03/2009 till:end         color:drums        
width:2.5 textcolor:black align:left anchor:from shift:(10,-4)
bar:Takasaki          from:01/02/1981 till:end         color:Backing_vox  
bar:Yamashita         from:01/02/1981 till:01/09/1991  color:Backing_vox 
bar:Yamashita         from:01/05/2000 till:end         color:Backing_vox 

LineData =

  at:21/11/1981 color:black layer:back
  at:21/07/1982 color:black layer:back
  at:21/01/1983 color:black layer:back
  at:21/01/1984 color:black layer:back
  at:21/01/1985 color:black layer:back
  at:24/03/1986 color:black layer:back
  at:10/08/1987 color:black layer:back
  at:17/09/1989 color:black layer:back
  at:25/02/1991 color:black layer:back
  at:10/06/1992 color:black layer:back
  at:21/12/1994 color:black layer:back
  at:27/07/1997 color:black layer:back
  at:05/08/1998 color:black layer:back
  at:07/07/1999 color:black layer:back
  at:07/03/2001 color:black layer:back
  at:21/11/2001 color:black layer:back
  at:04/09/2002 color:black layer:back
  at:07/04/2004 color:black layer:back
  at:26/11/2004 color:black layer:back
  at:27/12/2006 color:black layer:back
  at:20/02/2008 color:black layer:back
  at:27/05/2009 color:black layer:back
  at:19/05/2010 color:black layer:back
  at:14/09/2011 color:black layer:back
  at:22/08/2012 color:black layer:back
  at:04/06/2014 color:black layer:back

</timeline>

概要

主に作曲はギターの高崎が手がけ、歌詞はその時々のボーカルがつけていた(レコーディング途中で二井原が脱退したアルバム『SOLDIER OF FORTUNE』ではメンバー全員が「LOUDNESS」名義で作詞をした)。第1期~第2期・第5期では極稀に山下も作曲するが、近年ではメンバー全員(「LOUDNESS」名義)で作曲をすることが多くなった。第3期には脱退している山下が1曲提供している。歌詞は現在のボーカルである二井原と高崎がそれぞれ書いている。


LOUDNESSのサウンドは高崎の指向がとても強く、第1期-第3期までは、典型的なヘヴィメタル・ハードロックであった。

バンド名の由来はステレオのアンプに書いてあるLOUDNESSと言う文字を見てその響きやスペルを気に入り、意味を調べたところ音量をあらわすものであった為に自分たちのバンド名としてふさわしいと判断したもの[7]

第1期(1981~1988)

1981年5月、当時レイジーに在籍していた高崎晃樋口宗孝田中宏幸は、新バンド結成を決意した。オーディションによって選ばれた元EARTHSHAKERのボーカルの二井原実を迎え、高崎晃プロジェクトとして始動。しかし、程なくして田中は音楽性の違いから離脱。 そこで高崎の幼馴染で、二井原をボーカルに推薦した山下昌良をベースに迎えバンド名をLOUDNESSと名づけた(当初はあくまでも高崎晃のソロアルバム制作を目的に動いていたプロジェクトであったがスタジオでのセッションが予想以上に良かったため樋口の提案により、このメンツでの新バンド結成に繋がった)。[7]山下は二井原を推薦した当時、「ゼファー」というバンド(山下以外には後にMARINOに加入する大谷令文も在籍)を結成しており、山下の自宅でゼファーのファーストライブの打ち合わせをしている時に、高崎から電話でLOUDNESSに誘われたという逸話がある。

同年11月25日日本コロムビアより、アルバム『THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜』でデビューした。この作品でのサウンドはNWOBHMを意識しており、1曲1曲に様々なリフを詰め込み、全体的に長い演奏時間や変拍子な曲調からプログレッシブ・ロックの傾向も見られる。12月17日浅草国際劇場にてデビューコンサートを実施。「日本のハードロックは売れない」と言う当時の邦楽界の見方に反し、3000枚近くあったチケットは即座に完売し、関係者を驚かせた。次作の『DEVIL SOLDIER 〜戦慄の奇蹟〜』ではエンジニアダニエル・マクレンドンを起用したが、サウンド的には前作の延長上であった(実際に前作からのアウトテイク曲もある)。『THE LAW OF DEVIL'S LAND 〜魔界典章〜』でもダニエル・マクレンドンを起用。『DISILLUSION 〜撃剣霊化〜』でバンド初期のサウンドは完成した。当時は日本初の本格的なヘヴィメタルバンドであるといわれた。同時に前年の83年にLAでのライブが成功したこともあり、海外のファンは当時高額だった日本盤を購入する現象が起きた。

プロデューサーマックス・ノーマンを迎えた『THUNDER IN THE EAST』以降は、アメリカ進出を意識するあまりLAメタルのような明るいサウンドになっていった。80年代後半にはシンセサイザーを多用したディスコ的な『RISKY WOMAN』を作ったりもした。プロデューサーにエディ・クレイマーを迎えた『HURRICANE EYES』でバンドサウンドは完成の域に達した。『SOLDIER OF FORTUNE』レコーディング中の1988年12月に二井原が脱退(事実上の解雇)し、第1期LOUDNESSは終了する。

二井原の高音を生かしたボーカルが特徴である。日本語よりも英語を多用した抽象的なものが多い。歌詞のテーマとしては、恋愛、ファンタジー、戦争などがある。

第2期(1989~1992)

オーディションを幾度となく行ったが、「日本には二井原以上のボーカリストはいない」として(この時期、後にボーカリストとして加入する事になる山田雅樹にも声をかけているが、当時はまだE・Z・Oで活動中だったため断られている。)、海外オーディションによりアメリカ人であるマイク・ヴェセーラを新たなボーカルに、プロデューサーにマックス・ノーマンの他にロジャー・プロバートを迎え、1989年に『SOLDIER OF FORTUNE』をリリースした。サウンドはアメリカ進出時の明るく硬質なアメリカン・ヘヴィメタルサウンドからメロディアスなものへと傾倒していった。当時この音楽的変化は、ギタリスト向けのYOUNG GUITAR誌では、テクニカルさとメロディアスさもあって高評価を受けた。高崎はこの作品がテクニカル路線最後のアルバムと語っている。1991年リリースの『ON THE PROWL』はデビュー10周年やボーカルのチェンジによる国内基盤時代の代表曲の紹介を狙った為か、過去の曲のリメイクが多い。バンドサウンド(特にギターとドラムの変化が著しい)が洗練され、曲本来のメロディアスさをさらに引き出した。中には製作後3年しか経過していない曲も含まれていたが、これらもリメイクされた。 しかし、同年リリースのミニアルバム『SLAP IN THE FACE』の表題曲では、今までのLOUDNESSには見られなかったスラッシュメタル的なリフ展開を繰り出し、ヘヴィなサウンドを前面に押し出したものの、5月の日本武道館公演後にマイクは脱退(事実上の解雇)。1992年には山下も脱退、第2期LOUDNESSは終了する。『SLAP IN THE FACE』のサウンドは第3期に受け継がれることになった。

マイクのボーカル力はデリケートであり、ライヴにおいてはムラが出はしたものの、スタジオ録音ではその力が遺憾無く発揮された。

山下の脱退は事実上解雇であった二井原やマイクと異なり、後述のように自ら後任を指名したり、また楽曲を提供するなど、比較的友好的なものであった。

第3期(1992~1993)

1992年1月、ボーカルに元E・Z・OのMASAKIこと山田雅樹、ベースに元XのTAIJIこと沢田泰司を迎えた。沢田は元々LOUDNESSの大ファンであり、X在籍時から高崎晃と親交があった。そのベースの腕はメンバーにも認められていた。そこで脱退する山下が自分に替わる新たなベーシストとして推薦したため加入することになった。なお、沢田はX在籍時はソニーレコードに所属していたため、1月31日に事務所と契約が切れる(X正式脱退)までサポートメンバーとしてアルバムのレコーディングに参加した。

バンドのプロデュースは高崎が務め、ギターが半音下げチューニングになり、山田の力強いボーカルと相まって、PANTERAを髣髴とさせるヘヴィなサウンドになった。沢田はあまり目立とうとはせず、高崎のギターとのユニゾンプレイによる重厚なアンサンブルを作り出すことに徹底している。高崎との高速リフにおけるユニゾンはもちろん、「ジャック・オフ・ビブラート」と呼ばれるテクニックまで揃える。そして各所で盛り込まれる流麗なフレーズや、かつてのLOUDNESSにはあまり見られなかったスラップ奏法によるベースソロをフィーチャーしている。 沢田のプレイスタイルについて樋口は、自身が即興で叩いたドラミングに合わせて沢田が弾いたベースフレーズを絶賛している。

Xという経歴を持つ沢田の加入は各方面で波紋を呼んだ。沢田加入によりライブには(沢田あるいはXの)女性ファンが来るようになり、それまでの男性ファンからはツアー初日に大ブーイングを浴びせられていたが、高崎によると「半信半疑のファンもいたんだろうけど、ツアーやってるうちにみんな泰司の事を認めだしていた」と当時の様子を語り、沢田もまた高崎や樋口のコンビネーションのどう合わせるか毎日考えさせられていたと述懐していた。[8]CD売上・知名度・人気度において頂点を極めた時期だったが、この頃から海外活動が止まった。

事務所との契約の関係などの様々なトラブルにより1993年5月に山田が脱退の意を示すが、樋口の説得により撤回する。11月に樋口がLOUDNESS復活をメンバーに知らせるが、この直前に沢田はこの状況ではLOUDNESS復帰が絶望的だと判断し、自身のソロプロジェクト(後のD.T.R)を行うことを所属事務所レベルで決定していたため参加を断念せざるを得ず、脱退する。その後バンドのリーダーである樋口が脱退し、第3期LOUDNESSは1枚のアルバム(ライブアルバムを含めても2枚)を残して早々と終わってしまった。以降、復活後も高崎がリーダーを務めることになる。樋口は脱退した直後に沢田に対して「泰司とはフリーでもいいからすぐに音を出したい」と声を掛けたりしていたそうで、樋口にとって沢田はかなりお気に入りのベーシストであるらしく、1998年に樋口自身がプロデュースしたコージー・パウエルトリビュートアルバム『COZY POWELL FOREVER』に沢田を呼んでいる。

この第3期LOUDNESSの布陣はファンからも高い支持を得、メンバーである高崎、沢田、樋口の3名も近年「オリジナル・ラウドネスとは別に、第3期も企画モノでいいから再結成したい」というような事を語っていたが、2008年に樋口、2011年に沢田がそれぞれ他界している為実現不可能となった。

第4期(1994~2000)

1994年、MASAKI(山田)の誘いによりドラムに元E・Z・OのHIROこと本間大嗣が加入。この当時、正式メンバーのベースがおらず、高崎がギターと兼任したHEAVY METAL HIPPIES発表後、1995年にはベースに元ANTHEM柴田直人が加入し、第4期LOUDNESSが本格的に始動する。柴田は「余計な事を考えずベースプレイにだけ集中出来たので、LOUDNESSは楽しかった」と近年語っている。

ドゥームメタル寄りのスローテンポの曲が多くなり、Rooms RECORDS移籍後に製作されたブッダ・ロックと高崎が称する3枚のアルバム『GHETTO MACHINE』(1997年)『DRAGON』(1998年)『ENGINE』(1999年、以下通称「インド3部作」)をリリース。第4期では高崎のルックスにも極端な変化があり、それまでのトレードマークであったロングヘアーから坊主頭になり、衣装もインドの民族的なものとなる。MASAKIは第三期の加入当時は本名の山田雅樹で参加したが、FLATBACKER/E・Z・O時代の隈取りメイクを再び施す事も多くなり、芸名も当時と同じMASAKIに戻した。

しかしこの頃、レイジーが再結成し高崎と樋口のコンビが復活。また樋口プロデュースによるレッド・ツェッペリンのカバーアルバム「SUPER ROCK SUMMIT ~天国への階段~」(1999年)では第1期LOUDNESSメンバーが全員参加するなど、後のオリジナルメンバー復活に繋がる活動が見られるようになる。

2000年に高崎がオリジナルメンバーによる復活を宣言し、第4期LOUDNESSは終了する。オリジナルメンバー再集結については、高崎本人の意向だけでなく現状のLOUDNESSに疑問を感じていたMASAKIから「オリジナルメンバーでやってみては」と助言された事も手伝っての決定だと高崎が語っている。

第5期(2000~2008)

樋口、山下、二井原が復帰し、オリジナルメンバー構成に戻る。この再結成は当時の二井原の弁では当初は「期間限定」であり、長くは続かない予定であった。しかし、再結成後の活動がLOUDNESSとして最も長くメンバーチェンジのない同一メンバーで活動した時期となった。

オリジナルメンバーで復活してから初めてリリースされた『SPIRITUAL CANOE 〜輪廻転生〜』は、第4期の雰囲気を残しつつも第1期に通じるような聴きやすいサウンドになったが、第1期・第3期の曲に似たリフが多く、それ以降も第4期のようなスローテンポの曲が多く、ヘヴィメタルというよりはハードコアに近い音楽性である。『TERROR 〜剥離〜』はインド3部作の頃の陰鬱なヘヴィロックに戻った。しかしその後、『Racing/音速』ではスラッシュメタルの要素が入った速い曲が増えた。「The Battleship MUSASHI」のC/W曲、「More Than Machine」では打ち込みサウンドにも挑戦している。結成25周年の2006年に発売された『BREAKING THE TABOO』は第5期LOUDNESSの音楽性に、1970年代、1980年代ハードロックを意識した部分もあるアルバムとなり、LOUDNESS25年の集大成といえるアルバムとなった。2008年、アルバム『METAL MAD』をリリースするが、同年3月に樋口が肝細胞癌治療のため休養。4月のツアーの代役には“手数王”こと菅沼孝三が参加することになったが、同年11月30日、樋口が肝細胞癌により帰らぬ人となってしまう。樋口の死後、バンドは12月6日にSHIBUYA-AXで行われたイベント「SUPER PEACE FESTIVAL 2008」(競演は大槻ケンヂマキシマムザホルモンThe冠DETROX猫騙他)にて樋口の代役にSABER TIGERの鈴木“アンパン”政行をサポートに迎えてイベントに参加。二井原はこのライブでLOUDNESSとしての活動を継続することを宣言し、12月24日に行われた樋口のファン葬での高崎の悼辞においてもLOUDNESSが再び海外での活動を行うことを宣言した。

第6期(2009~現在)

2009年2月C.C.Lemonホールにて樋口追悼ライブを行う。

2009年2月16日、鈴木“アンパン”政行が樋口の後任ドラマーとして正式に加入。[9]

同年4月より『THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜』~『DISILLUSION 〜撃剣霊化〜』の頃の楽曲のみに絞った選曲でのライブツアー、『CLASSIC LOUDNESS LIVE 2009 The Birthday Eve~Disillusion』をスタート。予定通り同月中に一旦終了するも追加公演を6~7月まで行う。8~9月には、続編として、24年前に本格的にアメリカ進出を果たした5thアルバム『THUNDER IN THE EAST』の楽曲を軸とする『CLASSIC LOUDNESS LIVE 2009 THUNDER IN THE EAST TOUR』を敢行。

上記ツアーの最中の5月には樋口追悼盤とも言える新作『THE EVERLASTING -魂宗久遠-』をリリース。ドラムトラックは一曲のみ鈴木政行による新録で、それ以外は樋口のレコーディングした過去の楽曲のプレイを編集し、使用している。内容としては『BREAKING THE TABOO』、『METAL MAD』の路線を踏襲したものとなっており、高崎は「樋口さんの好きそうなギターリフを意識して作った」と語っている。

今後のLOUDNESSについて高崎は「LOUDNESSはこれまでどんなメンバーチェンジがあっても解散することなく続いてきた。LOUDNESSは日本を代表するバンドとしてこれからもずっと続いていきます。例え、僕が抜けても。」と、メンバーチェンジがあろうとも永久に存続させたいビジョンを語っている。

来歴

LOUDNESS以外でのメンバーの活動については各項目を参照。

1980年代

1981年
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
  • 5月25日、1stミニ・アルバム『JEALOUSY』をリリース。
  • 12月、二井原が脱退。
1989年

1990年代

1991年
1992年
  • 1月、山下が脱退。替わりに元X沢田泰司と、ボーカルに元E・Z・O山田雅樹が加入(第3期LOUDNESS)。沢田はX在籍時に所属していたソニーレコードとの契約上、1月31日までサポート・メンバーとしてアルバムのレコーディングに参加した。
  • 4月、沢田が正式に加入。
  • 5月28日、ライブツアー『ONCE AND FOR ALL』をスタート(6月6日まで、4都市5公演)。
  • 6月10日、10thアルバム『LOUDNESS』をリリース。オリコン初登場2位を記録。同時にライブツアー『Welcome to the SLAUGHTAR HOUSE』をスタート(8月3日まで、10都市13公演)。
  • 9月21日、ライブツアー『SLAUGHTAR HOUSE 2 〜POWER STORM〜』をスタート((9月28日まで、2都市3公演)。
  • 11月17日、ライブツアー『SLAUGHTAR HOUSE 2 〜LOVE NEVER DIES〜』をスタート((1993年1月27日まで、18都市20公演)。
1993年
  • 5月、山田が脱退の意を示す(後に撤回)。
  • 11月、様々なトラブルにより沢田とリーダーの樋口が脱退。以降、復活後も高崎がリーダーになる。
  • 12月、ファンクラブ「LOUDICT」閉会。
1994年
1995年
  • ベースに元ANTHEM柴田直人が加入(第4期LOUDNESS)。山田がMASAKIに改名。
  • 4月、全国ツアーを開始。
  • 6月10日、第4期のライブを収録した4thライブアルバム『LOUD'N'RAW』をリリース。
1996年
1997年
1998年
  • 8月5日、「インド3部作」の2作目に当たる13thアルバム『DRAGON』をリリース。
1999年

2000年代

2000年
  • 5月、高崎がオリジナルラウドネスの復活を宣言(第5期LOUDNESS)。MASAKI(山田)/本間/柴田が脱退し、樋口/山下/二井原が復帰。
  • 再び日本コロムビアに移籍。
  • 12月21日、第1期のライブを収録した収めた5thライブアルバム『EUROBOUNDS 〜remastered〜』をリリース。
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
  • 3月23日、第1期の日本コロムビア時代の2枚のアルバムと高崎・樋口のソロ・アルバムのリマスター盤、およびの当時のライブ映像のDVDをリリース。
  • 4月6日、アルバム『Racing/音速』の英語版アルバム『Racing(English Version)』をリリース。本作をもって本格的に海外再進出を目指す(同年9月26日にヨーロッパ全土で英語バージョンをリリース)。
  • 7月ドイツにて開催された野外フェスティバル『EARTHSHAKER FESTIVAL 2005』に出演。オリジナル・ラインナップとしては18年ぶりの欧州公演となる。
  • 9月21日、第5期のベスト・アルバム『THE BEST OF REUNION』をリリース。
2006年
2007年
2008年
2009年

2010年代

2010年
2011年
  • 5月~6月にかけて5年ぶりの全米ツアーを行う。
  • 7月15日、第3期ベーシストの沢田がサイパンに向かう航空機内で女性乗務員に対し暴行を起こし逮捕。拘束中にシーツを使って首吊り自殺を図り意識不明の重体となり、病院に運ばれたが、17日に死亡[12]
  • 9月14日、アルバム『Eve to Dawn 旭日昇天』をリリース。
2012年
  • アルバム『Eve to Dawn 旭日昇天』が元ジェントル・ジャイアントのデレク・シャルマンが運営するレーベル「FROSTBYTE」より8月14日に世界中でリリース。
  • 8月22日、アルバム『2・0・1・2』リリース。
  • 8月24日、日中関係悪化を理由に中国・貴陽での「YOGA MIDIフェスティバル」の出演を当日にキャンセルされた。LOUDNESSが政治問題を理由にライブを中止するのはこれが初めてとなる[13]。また、25日には上海公演も行われる予定であったが、公演先のライブハウスの建設上の問題により中止になっている[14]
2013年
  • 2月23日、LOUDNESSと樋口宗孝がん研究基金を中心に企画されたチャリティーライブ『Rock Beats Cancer FES 2013 Vol.1』開催。(出演、LOUDNESS、井上俊次、デーモン閣下斉藤和義GRANRODEO少年カミカゼDay of Acid Rain、一般のアマチュアギタリスト2名)
  • 3月17日〜18日、バハマで行われた「MONSTERS OF ROCK CRUISING ON BAHAMA」に出演。
  • 4月14日、ブラジルのヘヴィメタルフェス「LIVE N'LOUDER FESTIVAL in Sao Paulo,Brazil」に出演、スケジュールの都合で参加出来なくなった二井原の代役にヒブリアのユーリ・サンソンがボーカルを務めた。
  • 5月4日、アメリカのメリーランド州で行われたロックフェス「M3 Rock Festival on May 4th at Merriweather Post Pavilion」に出演。
  • 7月7日、日比谷野外音楽堂90周年事業によるチャリティーライブ『Rock Beats Cancer FES 2013 Vol.2』開催(出演、LOUDNESS、LAZY、JAM project奥田民生BABYMETALLinQ、Re:play)。LOUDNESSとしては31年振りの野音公演となる。
2014年
  • 1月、所属事務所をソルブレッドから個人事務所カタナミュージックへ移籍。
  • 3月29日~4月2日、アメリカのロックフェス『Monsters of Rock Cruise 2014に出演。
  • 4月、日本のレコード会社を徳間ジャパンからユニバーサル・ミュージックへ移籍。
  • 6月4日、ユニバーサル移籍第1弾アルバム『THE SUN WILL RISE AGAIN ~撃魂霊刀』リリース。
  • 8月8日、フィンランドのヘヴィメタルフェス『Jalometalli Metal Music Festival』に出演。
  • 10月18日、2009年以来、5年振りに日本のヘヴィメタルフェス『LOUDPARK 14』に出演予定。

作品

リリース年月日は全て日本盤のオリジナルの発売日を記載。

シングル

※12インチアナログ、マキシ含む

タイトル 発売日 規格 JP
第1期
1st BURNING LOVE 1982年5月1日 EP
2nd GERALDINE 1983年1月21日
3rd ROAD RACER 1983年9月21日
4th CRAZY NIGHT 1984年12月
5th Gotta Fight 1985年6月21日
6th LET IT GO 1986月3月10日
7th RISKY WOMAN 1986年9月27日 32
プロモ THIS LONELY HEART 1987年
8th SO LONELY 1987年11月28日 8cmCD
9th LONG DISTANCE LOVE 1988年5月25日 58
10th DREAMER AND SCREAMER 1989年5月25日
第2期
11th YOU SHOOK ME 1989年8月10日 8cmCD 79
12th DOWN'N'DIRTY 1991年2月10日 97
13th IN THE MIRROR 1991年4月25日
第3期
14th BLACK WIDOW 1992年5月25日 8cmCD 30
15th SLAUGHTER HOUSE 1992年8月25日 40
第4期
16th ELECTRIC KISSES 1994年12月10日 8cmCD
第5期
17th CRAZY SAMURAI 2004年7月7日 マキシシングル 72
18th The Battleship MUSASHI 2005年8月17日 89
第6期
19th The ETERNAL SOLDIERS 2010年12月15日 マキシシングル 143

アルバム

※英語版、日本語版、リミックス版含む

タイトル 発売日 JP
第1期
1st THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜 1981年11月25日
2nd DEVIL SOLDIER 〜戦慄の奇蹟〜 1982年7月21日
3rd THE LAW OF DEVIL'S LAND 〜魔界典章〜 1983年1月25日
4th DISILLUSION 〜撃剣霊化〜 1984年1月21日
english DISILLUSION English Version 1984年7月21日
5th THUNDER IN THE EAST 1985年1月21日 4
6th SHADOWS OF WAR 1986年3月24日
remix LIGHTNING STRIKES 1986年7月25日
english HURRICANE EYES 1987年8月25日
7th HURRICANE EYES Japanese Version 1987年12月10日 34
mini JEALOUSY 1988年5月25日
第2期
8th SOLDIER OF FORTUNE 1989年9月17日 18
9th ON THE PROWL 1991年2月25日 7
mini SLAP IN THE FACE 1991年9月25日 65
第3期
10th LOUDNESS 1992年6月10日 2
第4期
11th HEAVY METAL HIPPIES 1994年12月21日 29
12th GHETTO MACHINE 1997年7月25日 65
13th DRAGON 1998年8月5日 49
14th ENGINE 1999年7月7日 48
第5期
15th SPIRITUAL CANOE 〜輪廻転生〜 2001年3月7日 20
16th PANDEMONIUM 〜降臨幻術〜 2001年11月21日 27
17th BIOSPHERE 〜新世界〜 2002年9月4日 45
18th TERROR 〜剥離〜 2004年1月7日 88
19th Racing/音速 2004年11月25日 60
english Racing (English Version) 2005年4月6日 174
20th BREAKING THE TABOO 2006年12月27日 129
21st METAL MAD 2008年2月20日 51
第6期
22nd THE EVERLASTING -魂宗久遠- 2009年5月17日 42
23rd KING OF PAIN 因果応報 2010年5月19日 21
24th Eve to Dawn 旭日昇天 2011年9月14日 36
25th 2・0・1・2 2012年8月22日 33
26th THE SUN WILL RISE AGAIN 2014年6月4日

セルフカヴァーアルバム

タイトル 発売日 JP
第5期
1st ROCK SHOCK 2004年10月27日 37

ライブアルバム

タイトル 発売日 備考 JP
1st LIVE-LOUD-ALIVE LOUDNESS IN TOKYO 1983年11月21日 第1期のライヴを収録
2nd 8186 LIVE 1986年11月10日 第1期のライヴを収録。
LP初回盤のみボーナストラックシングル付属
3rd ONCE AND FOR ALL 1994年4月25日 第3期のライヴを収録(CLUB CITTA'川崎、1992年6月1日) 48
4th LOUD'N'RAW 1995年6月10日 第4期のライヴを収録 55
5th EUROBOUNDS 〜remastered〜 2000年12月21日 第1期のライヴを収録
6th THE SODIER's just came back LIVE BEST 2001年7月20日 第5期のライヴを収録 76
7th LOUDNESS LIVE 2002 2003年5月21日 第5期のライヴを収録 259
8th LIVE LOUDEST AT THE BUDOKAN '91 2009年12月23日 第2期のライヴを収録

ベストアルバム

タイトル 発売日 備考 JP
1st LOUDNESS 高崎と樋口のソロ曲も含めたコロムビア時代のベストアルバム
2nd NEVER STAY HERE, NEVER FORGET YOU 〜LOUDNESS BEST TRACKS 1986年12月10日 コロムビア時代のベストアルバム
3rd EARLY SINGLES 1989年7月21日
mini LOUD'N'RARE 1991年4月25日
4th LOUDEST 1991年10月25日 第1期と第2期のワーナー時代の曲を集めたベストアルバム
マイクの秘蔵ライブ音源収録
59
5th LOUDEST Ballad Collection 1991年11月28日 マイクの秘蔵ライブ音源収録
6th BEST SONG COLLECTION 1996年6月21日 コロムビア時代のベストアルバム
7th MASTERS OF LOUDNESS 1996年7月25日 主にワーナー時代の曲を集めたベストアルバム
新曲『MASTER OF THE HIGHWAY』を収録
8th The Very Best of LOUDNESS 1997年5月21日
9th BEST OF LOUDNESS 8688 ATLANTIC YEARS 2001年5月23日 第1期のワーナー時代の曲を収録 71
10th RE-MASTERPIECES THE BEST OF LOUDNESS 2001年12月21日 主に第1期の曲を収録。第5期からも2曲入り
新曲として二井原ver.の『SOLDIER OF FORTUNE』を収録
94
11th THE BEST OF REUNION 2005年9月21日 第5期の楽曲によるベスト
新曲『JACK』を収録
139
12th GOLDEN☆BEST LOUDNESS〜EARLY YEARS COLLECTION〜 2009年2月18日
13th LOUDNESS BEST TRACKS -COLUMBIA YEARS- 2012年1月18日 3社合同企画の30周年記念盤
ワーナー盤にマイクver.の『CRAZY DOCTOR』を収録
初回生産分は3タイトル連動特典あり
156
14th LOUDNESS BEST TRACKS -WARNER YEARS- 130
15th LOUDNESS BEST TRACKS -TOKUMA JAPAN YEARS- 177
16th SINGLE COLLECTION 2012年10月31日

トリビュート・アルバム

  • TRIBUTE TO LOUDNESS〜Rock'n Roll Crazy Night (2001年11月21日)
    • 6曲目にメンバーの高崎本人が参加。
  • A Tribute To LOUDNESS (2003年11月27日)

ボックス・セット

  • LOUDNESS BOX(1992年11月)
    • コロムビア時代のアルバムから選曲されたベストアルバム7枚組のボックス・セット。
  • LOUDNESS COMPLETE BOX (2007年4月4日)
    • コロムビア時代のアルバム(シングル集含む)8枚と高崎と樋口のソロアルバム2枚、ライブDVD2枚のボックス・セット。

映像作品

  • LIVE-LOUD-ALIVE LOUDNESS IN TOKYO (VHS: 1983年12月21日、DVD: 2005年3月23日)
    • 1983年に行われた『LIVE-LOUD-ALIVE』のライブ映像。
  • EUROBOUNDS(VHS: 1984年8月21日、DVD: 2000年12月21日)
    • 1984年にヨーロッパで行った『EUROBOUNDS』のライブ映像。DVD盤のタイトルは『EUROBOUNDS~remastered~』。
  • THUNDER IN THE EAST Vol.1(VHS: 1985年2月21日)
  • THUNDER IN THE EAST Vol.2(VHS: 1985年2月21日)
  • LIVE IN TOKYO LIGHTNING STRIKES(VHS: 1986年9月10日 DVD:2001年)
    • 1986年4月の代々木オリンピック・プールのライブ映像。
  • VIDEO LOUDEST (VHS 1991年、DVD 2002年6月)
    • 第1期と第2期のワーナー時代の曲を集めた映像版ベスト。第2期の日本武道館でのライブ映像などを収録。
  • BLACK WIDOW ONCE AND FOR ALL (VHS: 1992年、DVD2008年12月)
  • Welcome to The Slaughter House (VHS: 1992年、DVD2008年12月)
    • 第3期のライブ映像。
  • The SOLDIER's just came back (DVD: 2001年8月22日)
    • 復活後の2001年3月28日に中野サンプラザで行ったライブ映像。
  • 20th Anniversary PANDEMONIUM TOUR (DVD: 2002年2月21日)
    • 20周年記念『PANDEMONIUM TOUR』からのライブ映像。
  • LIVE BIOSPHERE (DVD: 2003年2月)
    • 2002年10月25日に渋谷公会堂で行われた『LOUDNESS LIVE BIOSPHERE』のライブ映像。
  • LOUDNESS LIVE TERROR 2004 (DVD: 2004年7月7日)
    • 2004年2月22日に渋谷公会堂で行われた『LOUDNESS TERROR 2004』のライブ映像と、2003年に行われた『SONICMANIA04』のオフショット映像。
  • Rock-Shocking the nation (DVD: 2005年3月16日)
    • 2004年11月から12月の『Rock Shocking The Nation』ツアーの模様を収めている。
  • LOUDNESS LIVE limited edit at Germany in 2005 (DVD: 2005年11月23日)
    • 2005年7月のドイツ『EARTHSHAKER FESTIVAL』出演時のライヴとドキュメント映像。
  • THANKS 25TH ANNIVERSARY LOUDNESS LIVE AT INTERNATIONAL FORUM 20061125(DVD: 2007年2月21日)
  • The Legend Of Loudness~Live Complete Best(DVD: 2008年8月27日)
  • Munetaka Higuchi Forever Our Hero(DVD: 2009年6月24日)
  • 樋口宗孝追悼ライブ2009DVD Munetaka Higuchi Forever Our Hero(DVD: 2010年7月14日)
  • CLASSIC LOUDNESS LIVE 2009 JAPAN TOUR The Birthday Eve-THUNDER IN THE EAST (DVD: 2010年4月14日)
  • LOUDNESS WORLD CIRCUIT 2010 COMPLETE LIVE(DVD:2011年5月25日)
  • LOUDNESS 30th ANNIVERSARY WORLD TOUR IN USA 2011 LIVE&DOCUMENT(DVD: 2012年6月27日)
  • LOUDNESS 2011-2012 LIVE & DOCUMENT in JAPAN(DVD: 2012年9月26日)
  • LOUDNESS 2012 Complete DVD(DVD: 2013年4月17日)
  • BEST MUSIC VIDEOS(DVD: 2013年11月27日)

書籍

  • 100%LOUDNESS (1984年 シンコー・ミュージックYOUNG GUITAR1984年2月号臨時増刊)
  • 100%高崎晃 (1993年 シンコー・ミュージック)
  • Ultimate LOUDNESS(2002年 リットー・ミュージック) ISBN 4-8456-0751-4
    • デビュー20周年を記念して発行されたムック。各メンバーのインタビュー、歴代の使用機材、代表曲のギタースコアが掲載。「燃えよドラゴン」のカバーが収録されたCD「Enter The Dragon」&バンドスコア付き。

タイアップ

逸話

  • 1982年4月10日に日比谷野外音楽堂で行われたライブではあまりの音量のデカさに近所の住民から苦情が殺到し、長年出入り禁止になった。以後もLOUDNESSとしては日比谷公演は行われて無いものの、各メンバーが別のバンドやイベントで日比谷で演奏をすることはあった。出入り禁止されてから30年以上が経過した2013年7月7日のライブイベント「ROCK BEATS CANCER FES VOL.2」にLOUDNESSとして出演している。
  • 1986年4月3日、4日に代々木オリンピックプールで行われたライブ(後に「8186LIVE」として発売)では当時コレまでに無い大規模な音響設備と照明設備により原宿駅から苦情が来るほどの大音量であったと言う。
  • 1985年、モトリー・クルーと共にツアーに周った際、前座を担当したLOUDNESSの方が音が良く観客ウケも良かったことから、モトリー・クルー側のサウンドエンジニアがクビになりかけたり、LOUDNESS側の音量を小さくさせられたこともあった[15]
  • 1987年に共にツアーを周ったストライパーのマイケル・スウィートはLOUDNESSとツアーを周ったことについて「LOUDNESSはヘヴィ過ぎて僕らとしっくり行かないよ」と愚痴をこぼしたことがある。マイケル曰くこの組み合わせによるツアーはマネージャーが決めたとのことであり、マイケルはハリケーンTNTとツアーを周りたかったようである[16]
  • 樋口によれば、2001年7月28日に富士急ハイランドで行われたイベント「Hard Rock Summit in FUJI-Q」でLOUDNESSの演奏中、長野県にまで爆音が風に乗って流れたそうで、長野県側から苦情が来た事を2005年9月16日放送のポップジャムで明かしている。また、この番組では樋口が司会を担当していた西川貴教に「今度TMのバックで演奏するか」とジョークを飛ばしたが、西川から「僕の声が聞えなくなるので…」と、丁寧に断られている。
  • 樋口宗孝の本葬儀に出席した高崎晃は「僕らは一番でかい音を出すバンドをやろうと思っていた。リゾートの遊園地で野外ライブ(上記の富士急ハイランドの事)を開いたとき、『隣の県から苦情がきたらしい』とうれしそうに話していたのを思い出す」と振り返った。

関連項目

  • SPLASH・・・樋口プロデュースによるロックバンド。THE ALFEE高見沢俊彦が楽曲を提供。
  • レイジー・・・LOUDNESSの前身。樋口、高崎、田中が在籍。
  • FLATBACKER(E・Z・O)・・・本間とMASAKIがLOUDNESS加入以前に参加していた。
  • FiRE SiGN・・・MASAKIが第4期末期に結成し、現在も続く女性ボーカルバンド。MASAKIはベーシストとして参加。
  • ANTHEM・・・柴田がLOUDNESS以前にリーダーを務めており、LOUDNESS脱退後に再結成。再結成時には本間が新規参加。
  • X JAPAN(X)・・・沢田がLOUDNESS以前に参加。
  • D.T.R・・・沢田がLOUDNESS脱退後に結成。
  • 紫 (バンド)・・・高崎と親交が深く、山下とともにセッション参加
  • ビーイング・・・デビューから徳間ジャパンコミュニケーションズ移籍までのプロデュースを担当
  • 菅沼孝三・・・2008年、樋口の代理として
  • 大島こうすけ・・・1991年、サポートキーボーディストとして参加
  • デッド・チャップリン二井原がLOUDNESS解雇後に菅沼らと結成したバンド
  • SLY・・・二井原、樋口のバンド。LOUDNESSを脱退した樋口を二井原が誘う形で結成。
  • ネバーランド・・・田中が離脱後結成したバンド
  • SABER TIGER ・・・鈴木政行が所属していたバンド

参考文献・出典

  • Ultimate LOUDNESS(2002年リットー・ミュージック)ISBN 4-8456-0751-4

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. キューブミュージック
  2. LOUDNESSのプロフィール - ナタリー(ナターシャ)・2014年6月8日閲覧。
  3. 過去にLOUDNESSのコピーバンド『ICBM』のボーカルとして参加したこともある(稲葉の項目参照)
  4. 後にLOUDNESSのメンバーとなったTAIJIのみならず、TOSHIもLOUDNESSのコピーをして腕を磨いたと二井原との対談で明かしている(ロッキンf 1995年3月号)
  5. リズム&ドラム・マガジン2009年3月号『追悼 樋口宗孝』より
  6. 東映ヒーローネット、サイキックラバーインタビュー
  7. 7.0 7.1 7.2 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「niihara_blog」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  8. We Rock Vol.1(2007年11月)11p
  9. 2009年11月29日(樋口の命日)、公式HPにて正式なドラマーとして任命された。
  10. ラウドネス樋口宗孝さん 誕生日にお別れ会
  11. [1]
  12. 元Xの沢田容疑者が死亡 サイパンで逮捕後自殺図る 産経新聞 2011年7月17日
  13. 中国での音楽フェス、LOUDNESSなど出演中止に 読売新聞 2012年8月26日
  14. 多分最高数。 「MINORU NIIHARA "ROCK ME BABY!!!"」 2012年8月25日 2012年8月26日閲覧
  15. ロッキンf 2001年 5月号 18P
  16. ロッキンf 1987年9月号 164P

外部リンク

テンプレート:LOUDNESS