東海ステークス

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テンプレート:Redirect テンプレート:競馬の競走 東海ステークス(とうかいステークス)は、日本中央競馬会(JRA)中京競馬場ダート1800mで施行する重賞GII競走である[1]東海テレビ放送が優勝杯を提供しており、正式名称は東海テレビ杯東海ステークスと表記される(2012年を除く)。

正賞は 東海テレビ放送株式会社賞、地方競馬全国協会理事長賞。

概要

1984年に創設され、当初はウインターステークスの名称で12月に行われていた[2][1]。設立から1989年までは2200m、1990年から2009年までは2300mで施行されており[1]、中央競馬で最も施行距離の長いダートの重賞競走だった。

かつてはフェブラリーハンデキャップ根岸ステークスと並んで中央競馬で数少ないダート重賞の一つで[注 1]、1997年にダート重賞の拡充が行われた際に、ウインターステークスがG2に、フェブラリーステークス[注 2]がG1に格上げされた。

この時に競走名は「東海ウインターステークス」となり、さらに2000年からは5月の施行となって「東海ステークス」に名称変更した[1]。2000年から2012年までの間は、6月に行われる地方競馬の帝王賞の前哨戦として位置付けられ、第17回競走の優勝馬ファストフレンドや第19回競走で5着に敗れたカネツフルーヴなどが帝王賞で優勝をしている。

2013年からは1月の開催となり、フェブラリーステークス(G1)の前哨戦と位置づけられている[1][2]

ウインターステークス(1984-1996)

1984年に中央競馬のダート競走の充実を図るため、4歳(現3歳)以上・混合の別定重賞競走ウインターステークスとしてフェブラリーハンデキャップ(現・フェブラリーステークス)とともに創設[2]。この年よりグレード制が導入され本競走はGIIIに格付けされた[2]。第1回は中京競馬場のダート2200mで施行され[2]、当時は中央競馬のダート重賞路線を締め括る競走として位置付けられた。

1985年からは全国指定交流競走に指定、地方競馬所属馬が出走可能になり、1987年からは施行日を愛知杯と交換。1989年からは混合競走に指定され、外国産馬が出走可能になり、1990年からは施行距離をダート2300mに変更、1996年からは特別指定交流競走に指定、JRAに認定された地方所属馬のみが出走可能に変更になった。

東海ウインターステークス(1997-1999)

1997年からはGIIに昇格すると共にダート競走格付け委員会にダートグレード競走のGII(統一GII)に格付け及び指定交流競走に指定、それを機に東海テレビ放送から優勝杯の提供を受け、名称を東海テレビ杯東海ウインターステークスに変更した[2]

東海ステークス(2000-2012)

2000年からは施行時期を5月に変更し、ダートのオープン特別として存在していた東海ステークスと統合して、名称は東海テレビ杯東海ステークスとなった。新しい東海ステークスは、地方競馬の帝王賞の前哨戦としての位置付けとなり、2006年からは混合競走から国際競走に変更となった。

なお、従前の東海ウインターステークスを行っていた12月には、2001年から1600万下条件の春待月ステークス(ダート2300m)をオープン特別に格上げして行うようになった。この春待月ステークスは2005年を最後に廃止された。

2010年からは中京競馬場の改修工事が行われることになり、東海ステークスも2010年から2012年は京都競馬場(ダート1900m)で開催された。

また2012年からは出走資格が従前の「3歳以上」から「4歳以上」に変更となり、古馬戦となった。

なお2012年は東海テレビ放送が中継を行わない土曜日開催だったため、この年のみレーススポンサーから撤退した。

東海ステークス(2013-)

2013年から、再度開催日割の見直しにより中京競馬場での開催に戻る。また施行時期も1月下旬に変更されてフェブラリーステークスの前哨戦となった。

出走条件

2014年現在の出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属馬、地方所属馬(4頭まで)及び外国調教馬(8頭まで)。1着馬にはフェブラリーステークスへの優先出走権が与えられる。

負担重量は4歳55kg、5歳以上は56kg、牝馬は2kg減を基本とし、

  • 施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
  • 施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
  • 施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増

以上の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

年表

  • 1984年 - 中京競馬場のダート2200mの4歳(現3歳)以上の別定の重賞(GIII)競走、ウインターステークスとして創設。
  • 1985年 - 全国指定交流競走に指定。
  • 1987年 - 施行日を愛知杯と交換。
  • 1989年 - 混合競走に指定。
  • 1990年 - 施行距離をダート2300mに変更。
  • 1991年
  • 1996年 - 特別指定交流競走に指定され、地方所属馬は2頭まで出走可能となる。
  • 1997年
    • 特別指定交流競走から指定交流競走に変更され、JRAに認定されていない地方所属馬にも門戸が開かれる。
    • 地方所属馬の出走枠が5頭に拡大。
    • 格付けをGIIに昇格。
    • ダート競走格付け委員会にダートグレード競走に指定、統一GIIに格付けされる。
    • 東海テレビ放送から優勝杯の提供を受ける。
    • 名称を東海テレビ杯東海ウインターステークスに変更。
    • 地方船橋所属のアブクマポーロが地方所属馬で初制覇。
  • 1999年 - 小倉競馬場の改修工事による振替開催により小倉競馬場のダート2400mで施行。
  • 2000年
    • 名称を東海テレビ杯東海ステークスに変更。
    • 施行時期を12月から5月に変更。
    • 東京競馬場で行われるオークスと同日開催となる。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
  • 2002年
  • 2003年
    • 1位入線馬ディーエスサンダーが進路妨害により3着に降着。
    • 地方愛知所属のゴールドプルーフが繰り上げで優勝。地方所属馬で2頭目の制覇。
  • 2005年 - 1987年優勝の秋山忠一の子・秋山真一郎が勝利し、親子制覇。
  • 2006年
    • 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は4頭まで出走可能となる。
    • 地方所属馬の出走枠が5頭から4頭に縮小。
  • 2007年
    • 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大。
    • 施行日当日から過去1年以上前の重賞競走および牝馬限定重賞競走優勝馬の負担重量を軽減。
  • 2008年 - 三連単の馬券がJRAのダート重賞及び国際競走において、最高額(全重賞で4位、全体でも15位)の513万馬券(51371.1倍)を記録。
  • 2009年 - 関西主場においての最終レースの発走時刻を16時40分に設定したことに伴い、当競走の競走番号が第11競走から第10競走に変更。
  • 2010年 - 中京競馬場の改修工事のため京都競馬場のダート1900mで施行。
  • 2011年
  • 2012年
    • 京都競馬場のダート1900mで施行。(この年のみオークス前日の土曜日施行だった。)
    • この年のみ東海テレビ放送の優勝杯提供が外れ、東海ステークスとして施行(この年から中京競馬場に施行場が変更されたプロキオンステークスに優勝杯の提供先を変更)。
    • 出走資格を4歳以上に変更。
    • 基本負担重量を57kg(牝馬は2kg減)から56kg(牝馬は2kg減)に変更。
  • 2013年
    • 施行場を中京競馬場に戻す。
    • 平安ステークスと開催時期を入れ替え、施行月を1月に変更。
    • 施行距離をダート1800mに変更。
  • 2014年 - この年から当競走の1着馬にフェブラリーステークスへの優先出走権が付与される。

歴代優勝馬

国際競走となった2006年以降は優勝馬の国旗を表記する。

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1984年[[12月9日|12月テンプレート:09日]] アンドレアモン 牡5 2:18.1 吉永正人 松山康久 (株)アモン
第2回 1985年[[12月8日|12月テンプレート:08日]] チェリーフット 牡3 2:19.1 中島敏文 藤本晋 岡本照三
第3回 1986年[[12月7日|12月テンプレート:07日]] ライフタテヤマ 牡4 2:19.7 猿橋重利 安田伊佐夫 辻幸雄
第4回 1987年[[12月6日|12月テンプレート:06日]] クラウンエクシード 騸6 2:19.9 秋山忠一 小林稔 名古屋友豊(株)
第5回 1988年[[12月4日|12月テンプレート:04日]] ソダカザン 牡4 2:19.6 横山典弘 石栗龍雄 曽田正雄
第6回 1989年[[12月3日|12月テンプレート:03日]] マルブツスピーリア 牡3 2:21.2 加用正 瀬戸口勉 大沢毅
第7回 1990年12月16日 ナリタハヤブサ 牡3 2:25.3 横山典弘 中尾謙太郎 山路秀則
第8回 1991年12月15日 ナリタハヤブサ 牡4 2:24.5 熊沢重文 中尾謙太郎 山路秀則
第9回 1992年12月20日 チェリーコウマン 牝3 2:25.9 菊沢隆仁 工藤嘉見 (有)弘馬
第10回 1993年12月18日 ローリエアンドレ 牡4 2:27.5 藤田伸二 境直行 山本精一
第11回 1994年12月17日 ライブリマウント 牡3 2:27.1 石橋守 柴田不二男 加藤哲郎
第12回 1995年12月16日 キョウトシチー 牡4 2:31.8 松永幹夫 中尾謙太郎 (株)友駿ホースクラブ
第13回 1996年12月14日 トーヨーシアトル 牡3 2:24.9 松永昌博 松永善晴 (有)トーヨークラブ 
第14回 1997年11月30日 アブクマポーロ 牡5 2:24.8 石崎隆之 出川克己 鑓水秋則
第15回 1998年12月テンプレート:06日 マチカネワラウカド 牡4 2:25.6 石橋守 高橋隆 細川益男
第16回 1999年[[12月5日|12月テンプレート:05日]] マイターン 牡4 2:33.6 橋本美純 宮徹 下井道博
第17回 2000年[[5月21日|テンプレート:05月21日]] ファストフレンド 牝6 2:24.2 蛯名正義 高市圭二 竹﨑大晃
第18回 2001年[[5月20日|テンプレート:05月20日]] ハギノハイグレイド 牡5 2:23.4 池添謙一 松田国英 日隈良江
第19回 2002年[[5月19日|テンプレート:05月19日]] ハギノハイグレイド 牡6 2:22.3 福永祐一 松田国英 日隈良江
第20回 2003年[[5月25日|テンプレート:05月25日]] ゴールドプルーフ 牡8 2:26.5 丸野勝虎 今津勝之 近藤正道
第21回 2004年[[5月23日|テンプレート:05月23日]] アンドゥオール 牡5 2:23.7 松永幹夫 長浜博之 (有)社台レースホース
第22回 2005年[[5月22日|テンプレート:05月22日]] サカラート 牡5 2:22.6 秋山真一郎 石坂正 (有)サンデーレーシング
第23回 2006年テンプレート:05月21日 テンプレート:Flagicon ハードクリスタル 牡6 2:23.6 藤岡佑介 作田誠二 芹澤精一
第24回 2007年テンプレート:05月20日 テンプレート:Flagicon メイショウトウコン 牡5 2:26.8 武幸四郎 安田伊佐夫 松本好雄
第25回 2008年テンプレート:05月25日 テンプレート:Flagicon ヤマトマリオン 牝5 2:24.0 小林徹弥 安達昭夫 坂東まさ子
第26回 2009年テンプレート:05月24日 テンプレート:Flagicon ワンダースピード 牡7 2:23.7 小牧太 羽月友彦 山本信行
第27回 2010年テンプレート:05月23日 テンプレート:Flagicon シルクメビウス 牡4 1:55.4 田中博康 領家政蔵 (有)シルク
第28回 2011年テンプレート:05月22日 テンプレート:Flagicon ワンダーアキュート 牡5 1:53.7 和田竜二 佐藤正雄 山本信行
第29回 2012年テンプレート:05月19日 テンプレート:Flagicon ソリタリーキング 牡5 1:56.4 浜中俊 石坂正 (有)サンデーレーシング
第30回 2013年テンプレート:01月20日 テンプレート:Flagicon グレープブランデー 牡5 1:51.0 C. ルメール 安田隆行 (有)社台レースホース
第31回 2014年テンプレート:01月26日 テンプレート:Flagicon ニホンピロアワーズ 牡7 1:50.4 酒井学 大橋勇樹 小林百太郎

本競走からの帝王賞優勝馬

2000年から2012年まで帝王賞の前哨戦として施行されるようになり、3頭が帝王賞で優勝している。

回数 馬名 性齢 着順 備考
第17回 ファストフレンド 牝6 1着 第46回東京大賞典優勝
第19回 カネツフルーヴ 牡5 5着 第52回川崎記念優勝
第22回 タイムパラドックス 牡7 3着 第5・6回JBCクラシック優勝

本競走からのフェブラリーステークス優勝馬

2013年よりフェブラリーステークスへの前哨戦として施行されるようになり、1頭がフェブラリーステークスで優勝している。

回数 馬名 性齢 着順 備考
第30回 グレープブランデー 牡5 1着

備考

現在の優勝レイの配色は、紫色の地に黄色文字となっているテンプレート:要出典。12月開催時は、レース名(ウインター)にちなみ、雪の結晶模様が地にあしらわれていたテンプレート:要出典

東海ステークス(オープン競走)

2000年に、前年まで12月に行われていたウインターステークスが5月に移動して東海ステークスと名称変更を行ったが、これとは別に、1999年までは「東海ステークス」という名称のオープン特別競走が同時期に行われていた[3]

この東海ステークスは、1980年代には準オープン級の競走だったが、1991年からオープンに格上げされ、例年6月末か7月上旬に中京競馬場のダート1700メートルで行われていた[3]。1993年は中京競馬場の改修工事によるスケジュールの都合で開催されなかった。

統合される前の東海ステークスは中京競馬場のダート1700mの4歳(現3歳)以上のオープン特別競走(1989年以前は1400万下の芝1800メートル戦)として実施されており、エムアイブランキョウトシチー等が勝っている[3]

施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
1991年6月29日 ワンモアニードユー 牡5 1:44.2 角田晃一 渡辺栄 松井一三
1992年[[7月4日|7月テンプレート:04日]] ヘイセイシルバー 牡4 1:43.5 安藤賢一 大根田裕也 加藤章
1994年[[7月3日|7月テンプレート:03日]] プロストライン 牡5 1:45.5 竹原啓二 松山康久 社台レースホース
1995年[[7月2日|7月テンプレート:02日]] チアズアトム 牡6 1:43.5 本田優 星川薫 北村キヨ子
1996年[[6月2日|6月テンプレート:02日]] スピードアイリス 牝5 1:45.3 福永祐一 森秀行 市川不動産
1997年[[6月8日|6月テンプレート:08日]] エムアイブラン 牡5 1:44.8 小池隆生 伊藤修司 稲美豊
1998年6月14日 パーソナリティワン 牡4 1:44.3 徳吉孝士 久恒久夫 宗像進
1999年6月13日 キョウトシチー 牡8 1:45.1 安藤勝己 中尾謙太郎 友駿ホースクラブ

脚注

参考文献

注釈

  1. 当時の中央競馬の平地重賞のうちダートで行われていたのは、フェブラリーハンデキャップ、根岸ステークス、ウインターステークス、とアングロアラブのセイユウ記念がある。
  2. 1994年にフェブラリーハンデキャップをG2に格上げし、名称をフェブラリーステークスに改称していた。

出典

テンプレート:Reflist

各回競走結果の出典

  • 『中央競馬全重賞競走成績集 平成18年版』「古馬関西編」日本中央競馬会・刊、2006、p791-823「東海ステークス」より
    • 1984年、1985年、1986年、1987年、1988年、1989年
  • netkeiba.comによる。(最新閲覧日2014年6月4日)

関連項目

外部リンク

テンプレート:中央競馬の重賞競走

テンプレート:ダートグレード競走
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