上川駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:駅情報

ファイル:Kamikawa eki.jpg
1977年の上川駅と周囲約1×1.5km範囲。右が遠軽方面。駅裏旭川方に転車台の残る車庫線を有する。その裏側に営林署の土場が広がっているが、層雲峡森林鉄道が接続していたのは右下遠軽方のカーブの外側に残る土場の方であった。本線のカーブと土場との間に左から右へ接線状に軌道跡が細道となって残っている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

上川駅(かみかわえき)は、北海道上川郡上川町中央町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石北本線駅番号A43電報略号ミワ

大雪山国立公園層雲峡温泉方面への玄関口であり、特急「オホーツク」や特別快速「きたみ」を含めたすべての列車が停車する。

歴史

駅構造

2面3線の単式・島式複合ホームの地上駅である。跨線橋で連絡している。1番のりば(旭川方面のみ)と3番のりばは折り返しが可能。特急「オホーツク」、特別快速「きたみ」は駅舎に面した1番のりばを使用する。

社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:8時00分 - 16時35分)設置。早朝と夕方以降は無人となるが、運転扱いの駅員は終日配置される。自動券売機(稼働時間は窓口営業時間と同じ)が設置されていたが、駅舎改装時に撤去されている。コインロッカーは設置されておらず、みどりの窓口で手荷物一時預かりを行う。

駅名の由来

鉄道開通と愛別村からの分村問題がほぼ同時であった大正10年頃、国鉄側は当初「石狩留辺志部」駅と計画していたとされるが、長すぎるのと既に留辺蘂駅があることから新名称を地元で検討した結果、石狩川の上流であることから上川村及び上川駅とする案が決定し、国鉄側もそれに従った。なお、アイヌ語の「ペニウングルコタン」(川上人の村)との関連性が挙げられる事があるが、あくまでこれは偶然の結果であるとしている[3]

駅周辺

バス

道北バスが運行。駅前に位置する「森のテラス・ヌプリ」に上川営業所を設置。窓口と待合所を備え、案内や都市間バスの予約発券を受け付ける。層雲峡温泉方面や旭川駅方面へ運行するほか、共同運行会社を含めて北見市紋別市釧路市帯広市方面への都市間バスを運行する。路線詳細はバス事業者記事を参照。

2013年4月1日より、名称を「上川森のテラス バスタッチ(上川駅前 森のテラスバスタッチ)」に変更するとともに、紋別市方面のみであった都市間バス乗り入れが遠軽町方面を除く各路線に増やされた[5]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
テンプレート:Color石北本線
特急「オホーツク
旭川駅 (A28) - 上川駅 (A43) - 白滝駅 (A45)(一部) - 丸瀬布駅 (A48)
特別快速「きたみ
当麻駅 (A35) - 上川駅 (A43) - 白滝駅 (A45)
普通
東雲駅 (A42) - 上川駅 (A43) - (中越信号場) - (上越信号場) - (奥白滝信号場) - 上白滝駅 (A44)
  • 当駅 - 中越信号場間に存在した天幕駅は、中越駅・奥白滝駅が信号場化された2001年(平成13年)7月1日に廃止された。そのため、隣駅の上白滝駅まで上り路線だと1時間8分かかる。

参考文献

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:Sister

外部リンク

テンプレート:石北本線
  1. 『JR時刻表』1999年4月号
  2. 『JR時刻表』2013年4月号
  3. 上川町史 昭和41年9月発行 P485-486。ペニウングルコタン説は「上川」の提案者である中山修作氏本人によって否定されている。
  4. “自然保護官事務所 駅前に移転し開所”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年2月2日)
  5. テンプレート:Cite web