リカちゃん

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リカちゃんLicca-chan)はタカラトミー(旧タカラ)製の着せ替え人形玩具。別称リカちゃん人形、フルネームは香山リカLicca Kayama )。累計出荷数は5000万体を超える。

来歴

テンプレート:See also

ファイル:Licca-chan first edition.jpg
1967年に発売された初代リカちゃん

1966年、元々ダッコちゃん等のビニール玩具のメーカーだったタカラ(旧タカラビニール - 1966年)は、そのビニール加工のノウハウを生かして着せ替え人形市場への参入を計画していた。当初は米マテル社のバービーや、米旧アイデアル社のタミー等の他社の着せ替え人形用の、子供が持ち運びできるドールハウスを企画していたが、既存の人形のサイズに合わせると、ハウス自体のサイズが相当大きくなることが予想された。これが日本の住宅事情や子供の持ち運びに適さないとして根本的に企画が見直され、日本の事情に見合った大きさのドールハウスと、それに合ったサイズの独自の着せ替え人形として1967年に企画・開発されたものが本項のリカちゃんである。

企画にあたり、日本の少女たちがより身近に感じられるようなファッションドールというテーマが掲げられ、小学生という設定と、小さな女の子の手の平の中に収まる身長21cmという大きさと、当時流行していた少女漫画ヒロインのような顔立ちが、牧美也子の原案から考案され採用された。「リカちゃん」という名前は月刊少女漫画雑誌りぼん」の1967年7月号誌上の一般公募で決定されたことになっているが、実際には発表号をずらして、読者でなくタカラ側が命名した[1]。日本人でも外国人でも通用する名前をということでリカとなった[2])。

親しみやすい仕様が日本の子供に受け入れられた事と、マテル社が生産拠点を他国に移して日本でのバービーの販売に力を入れなくなったという市場の追い風を受け、発売から2年後の1969年には日本での売り上げでリカちゃんがバービーを上回った。その年の年末商戦でも他の人形を圧倒し、それ以降、事実上日本の着せ替え人形の女王として君臨しはじめる。因みに、それ以前に売上トップを飾った着せ替え人形は、中嶋製作所(現ナカジマコーポレーション)の「スカーレットちゃん」とアイデアル社の「タミーちゃん」だった。

その後何度か売上が低迷した時期もあった。1993年から1995年まではバンダイの「セーラームーン人形」の売上が単年度でリカちゃんの売上を上回るものの、1996年には再び着せ替え人形売上のトップに返り咲く。

現在の日本でも「着せ替え人形のリカちゃん」の認知は極めて高い。あまり人形に詳しくない人が他社の着せ替え人形も全て「リカちゃん」とひとくくりにしてしまう事もある程で、日本における着せ替え人形の代名詞と化している。その高い認知から旧タカラ時代から現在のタカラトミーに至るまで、リカちゃんはメーカーのコーポレートアイデンティティ的キャラクターに位置付けられ、広報・宣伝の顔の1つとなっている。また、可愛らしく親しみやすく家庭的なキャラクターイメージから、多くの企業や公共機関のCMキャラクターとして採用されている。

商品展開

低年齢層の子供の「ごっこ遊び[3]による情操教育をテーマとする商品であるため、メインのリカちゃんと同時に多くの家族人形、ドレス、ハウス、小物が販売されている。メインターゲットは3~6歳の女児で、その年齢の女児が好むピンク色を多く採用した商品ラインナップであり、仕様的にも幼児が1人で簡単に着せ替えできるようにワンピース型のドレスが多い。マクドナルドミスタードーナツサンリオ等、子供の好む飲食店やキャラクターとのタイアップ商品も多い。旧タカラと旧トミーの合併後はディズニーとのタイアップ商品も発売された。

このように基本的に小さな子供向けの玩具だが、長い歴史を持つため、大人のファンやコレクターも多く存在する。まれに大人向けの凝った仕様の商品が発売されたり、レトロ趣味の人の間で旧型のリカちゃんが高額で取引されたりすることもある。

商品仕様

リカちゃんは年代によって改良が加えられ、1967年発売の初代と2009年現在のリカちゃんの仕様は大きく異なっている。ここでは2009年現在の、現行販売されているリカちゃんの仕様について解説する。歴代の仕様については年表の項目を参照のこと。

胸部は ABS樹脂、腰部はポリプロピレン、腕・足・頭部はポリ塩化ビニル(ソフトビニル)、もしくは足はオレフィン系熱可塑性エラストマーから構成されている。腕・頭部のポリ塩化ビニルはゾル状からの射出成形、足はペレット状からの射出成形。近年、ポリ塩化ビニルに含まれる可塑剤の揮発による健康被害への対策として、使用する可塑剤が非フタル酸系に変更されたり、足の素材変更がされたりしている。腕の内部には、肌色のビニールでコーティングしたステンレス製の針金2本を中央部で合成ゴムで接続し、U字型に曲げたパーツが組み込まれ、この針金の変形の保持と、肩・腰・大腿付け根のジョイント部分の回転により、腕と足、首のある程度の可動やポージングが可能となっている。

リカちゃんの髪にはPVDC繊維が使われている。ごくまれにPVC繊維が採用されることもある。また、乳幼児の誤飲による窒息事故を避けるために、小さな部品には気道確保のための穴が開けられており、リカちゃんの靴や小物等には毒性の無い苦味成分が塗布されている。

人形の仕様は各商品によって細かい差異があり、様々な瞳の色やメイク、髪色・髪型のバリエーションが存在する。ほとんどの商品の製造は1回限りで、完売した場合は同じ仕様の商品が再生産される可能性は低い。

キャラクター設定

時代によってバリエーションがあり、一定しない。リカちゃんに設定がつくられたのは、怪獣図鑑を参考にしたものである。2010年度の日本タレント名鑑(VIPタイムズ社刊)にプロフィールが掲載されている唯一の架空キャラクターでもある[4]。理由はプロフィールがタレント並みに細かく設定されている、様々な会社のCMキャラクターとして活躍しており、タカラトミーがリカちゃんをタレントと認識してもらう為にタレント名鑑の掲載をお願いした。

  • 本名:香山リカ(苗字は女優の香山美子加山雄三に由来[2]
  • 誕生日:5月3日
  • 年齢:11歳(小学5年生)
  • 星座:おうし座
  • 身長:142cm
  • 体重:34kg

リカちゃんの家族

  • パパ:ピエール(音楽家)(フランス人、年齢:36歳、誕生日:8月8日[5]
  • ママ:織江(ファッションデザイナー、年齢:33歳、誕生日:7月7日[5]
  • 姉:リエ(旅客機客室乗務員 - 現在行方不明、2013年発行の「特別住民票」にも未掲載)
  • 妹:ミキとマキ(双子、年齢:4歳、誕生日:6月12日[5]
  • 妹・弟:みく、かこ、げん(三つ子、年齢:1歳、誕生日:3月3日[5]
  • おばあちゃん:ミレーヌ・ミラモンド(フランス人)、香山洋子(日本人、母方祖母)
  • いとこ:シャルル
  • ペット:プリン(犬)

リカがフランス人と日本人のハーフという設定は、発売当時にハーフの少女タレントの高見エミリー(現・鳩山エミリ)が人気だったことによる[6]。宣伝でも高見エミリーを使う予定があり、社内ではまだ名前が未定だったリカちゃん人形をエミリーと呼んでいたという[7]

『リカちゃんのアルバム』によると、将来は外交官のフランツ・シブレーと結婚することになる。

リカちゃんの将来

ここでは1997年に発売された、様々な年齢のリカちゃんを商品化したセット『リカちゃんのアルバム』に記載された設定、及びその延長上の設定を記載する。

その他
22歳、ハートヒルズ大学教育学部児童心理学科卒という設定。

年表

公式設定ではリカちゃんの誕生日は5月3日。リカちゃんの人形が発売開始されたのは1967年7月4日とされるが、これについては幾つかの説があり7月1日ともいわれる。

  • 1967年 初代発売。
    発売時から約1年間は腰部にジョイントが無く、お腹におへそのあるボディだった。最初に発売されたのは栗色の外巻きカール、ツーテール、おさげの3種。途中からアップヘアが加わる。瞳の中の星はひとつ。
    自社生産は行なわず、株式会社シバに生産を委託してつくられた。
    初出荷時には、漫画家牧美也子が表紙イラストを描いたブックレットが封入されていた。
  • 1968年 『リカちゃんトリオ』結成、「初代いづみちゃん」と「わたるくん」が加わる。
    トリオ発売を機会に腰部にジョイントがあるツイストするボディへ変更された。
  • 1969年 いづみちゃんの妹「くるみちゃん」とわたるくんの弟「ごろちゃん」が加わる。続いて「リカちゃんのママ」が登場する。
  • 1970年 「レディリカ」発売。
    通常販売されているリカちゃん(香山リカ)とは別設定の人形。ストレートヘアで名前は北原理香、年齢設定は16歳。翌年、ジュン(花園順子)とアヤ(白川彩)の3人で『花のトリオ』を結成する。
  • 1971年 日焼けバージョンの「ピチピチリカちゃん」発売。
    さらに小麦色を濃くした水着バージョンの「クロンボリカちゃん」も追加発売。これらピチピチのボディは振り向いたとき首を傾げ可愛く見えるような専用ボディを使用していた。
    1970年以降、一人勝ち状態となったことで、競争相手のない着せ替え人形市場は逆に不活性化してきた。そのため態々競合するドォン人形等を自ら投入する余裕も見せた。
  • 1972年 「姉のスチュワーデスのリエ」登場。
    夏向け商品ピチピチリカ、ハワイのお友だち「さわやかリーナ」に続き、夏山バージョンの豪華セットが発売されるも、この年で終了した。
  • 同年 「2代目(ニューリカちゃん)」発売。
    初めて自社生産により誕生。栗色の外カール。瞳の中の星は三つ。顔もヘアスタイルもちょっぴり大人になった。付属品として、バラ型のヘアピンがついていた。
    ハウス類にも対応させるため靴底に強力な磁石がつき、同時にマグネット・スタンドが付属するようになった。また「おでかけスタンド」に立たせると足が動き、歩行できた。
    当時の旧タカラの、変身サイボーグミクロマン等の男の子向け商品のラインナップ拡張と時期が重なったため、付属の説明書の構成がよく似ている。
  • 1982年 3代目発売。
    ヘッドおよびボディが変更され、初代および2代目よりすらっとした体形になった。口角があがり、唇が厚くやや微笑んでいるような表情をしている。
    三代目から髪型にバリエーションが加わり初期には外巻きカール、ロングストレートや金髪のリカちゃんが発売された。
  • 1987年 4代目発売。現在まで発売が続いている長寿のリカちゃん。
    現在のリカちゃんのバリエーションは、全てこの4代目を基本に作られている。
  • 増渕宗一の『リカちゃん少女フシギ学』(新潮社1987年)や『永遠のリカちゃん』(みくに出版1992年)など本格的な研究が始まる。
  • 1988年 「レディリカ(2代目)」発売。
    リカちゃんの成長後という設定。
  • 1992年 5代目(ピンキーピンクリカちゃん)発売。
    色白、小顔で大人びた表情をしたリカちゃん。
    誕生25周年記念のスポット商品として1年間のみ生産された。販売実績があまり伸びなかったのは、表情が笑顔なのが逆に子供に受けなかったためと言われている。
  • 同年、誕生25周年を記念して初代リカちゃん復刻版が発売される。
    同時に記念ドールとしてリカちゃんのビスク・ドールも発売された。リカちゃん生誕50周年記念パーティへの招待状付きだった。
  • 1993年 5月3日福島県田村郡小野町にある工場を「リカちゃんキャッスル」としてリニューアルオープン。
  • 1997年 誕生30周年記念として「リカちゃんのアルバム」シリーズ発売。
    0歳、3歳、14歳、23歳、25歳、30歳のリカちゃんと娘の7体入りでリカちゃんの30年の成長を描いている。
  • 同年 「アイリッシュドレスデンリカちゃん」発売。
  • 1998年 ご当地リカちゃんの第一弾琉球リカちゃん発売。
  • 同年 サッカー日本代表ワールドカップ初出場を記念し、「サッカーリカちゃん フランス98」が発売される。
  • 2000年 第26回主要国首脳会議で各国首脳への贈答品として琉球リカちゃんの亜種サミットリカちゃんが贈られた。
  • 2001年 「こんにちはあかちゃん」「マタニティーリカちゃん」発売。
    リカちゃんの成長後という設定。
  • 2002年 誕生35周年記念として2代目「かわいいリカちゃん」が復刻発売された。
    記念ドールとして1億円相当のダイヤモンドをドレスやアクセサリーに散りばめた「ダイヤモンド・リカちゃん」が1点物として製作され、一般市販ドールとしてもダイヤモンドのネックレスをした「ダイヤモンド・リカちゃん」が発売された。
  • 同年 「アイドルリカちゃん」発売。
    リカ、みい、もえの3人がアイドルとしてデビューしたという設定。
  • 2003年 販売5000万体を記念してヴィネット化した「リカヴィネ」発売。
  • 2004年 タカラとサカタのタネとの共同企画「虹色スミレリカちゃん」発売。
  • 2006年3月1日 タカラとトミーが合併し、タカラトミーとなる。
    少子化傾向の中、純玩具メーカーだった両社が将来を見据えた上での決断だった。
  • 2007年 誕生40周年記念「横浜元町リカちゃん」発売。
    1970年代後半から80年代に流行の「ハマトラ」をコンセプト・イメージとした元町ブランドのファッションを身に着けた1000体限定ドール。『横浜人形の家』で行われたリカちゃん&ジェニー「永遠の夢の世界展」開催記念に発売。この人形はおもちゃ鑑定士及び『横浜人形の家』のプロデューサーでもある北原照久の企画から[8]
  • 同年 「プリンセスカールマリアちゃん」発売。
    「女の子のおしゃれ」が基本コンセプト。新素材の形状記憶ポリマーヘアーを使用し、髪に熱を加えずにカールやワッフルといった髪型遊びが出来るため好評を博し、メーカーとしては異例の追加生産を行なった。
  • 同年 かつて登場したお友達ドール「もえちゃん」を幼稚園の先生という設定で再発売。
  • 2008年 「ビューティーカールマリアちゃん」発売。
    2007年の「プリンセスカールマリアちゃん」と髪型遊びが好評だったため同製品をブラッシュアップしたもの。
  • 同年 「ビューティーカットアリスちゃん」発売。
    この「ビューティーカットアリスちゃん」は髪にエクステンションヘアーを付けたり外したりという髪型遊びが出来る。
    リカちゃんも「ビューティーロングリカちゃん」として長い髪のモデルが登場。リカ、マリア、アリスの3人で「ビューティーモデルズ」というコンセプトで展開している。
  • 2009年ミスタードーナツとのタイアップ企画「リカちゃんミスタードーナツショップ」発売。
  • 2009年モスバーガーとで、「リカちゃん モスバーガーショップ」発売。
  • 2009年 1月20日をもって、オフィシャルファンクラブ「リカちゃんフレンド」の新規会員募集中止。
    2010年1月の年賀状送付を最後に、活動を停止する予定との告知がされる。
  • 2010年日枝神社との企画「日枝神社の巫女 リカちゃん」を七五三参拝者の記念品として配布開始。

同年 「カラーチェンジリカちゃん」、「カラーチェンジさくらちゃん」を、発売。

  • この「カラーチェンジリカちゃん」、「カラーチェンジさくらちゃん」は、髪の、色を変えられるという髪型遊びが出来る。「ビューティーモデルズ」が、増えた設定で、さくらちゃんも入る事になる。
  • 2011年サーティワンアイスクリームとで、「リカちゃん サーティワン アイスクリーム ショップ」発売。
    • 同年 9月、「カラーチェンジエミリーちゃん」、「カラーチェンジひなちゃん」を、発売予定。
    同じく、「カラーチェンジエミリーちゃん」、「カラーチェンジひなちゃん」も、髪の、色を変えられるという髪型遊びが出来る。(ブログでは、エミリーちゃんは、留学先から、帰国した事になる。)
  • 同年 「ファンタジーリカちゃんシリーズ」のCMキャラクター、タカラトミー「リカちゃんカタログ 2011.4 - 2011.9」のモデル、インタビューに、女優・芦田愛菜を起用する[9]
  • 2013年5月3日 リカちゃんキャッスル開業20周年を記念し、小野町からリカちゃんファミリーに特別住民票が公布された[10]
  • 2014年4月 新シリーズとしてアイドルをテーマにした「原宿ガールズスクール」を展開。リカちゃんと他2名がオーデションに合格し「HGS」というグループでデビューすると言う設定。ARアプリと連動し、スマートフォンなどでHGSの映像が見られるほか、芸能事務所アミューズの協力で実際にHGSの楽曲を制作し配信する[11]

関連施設

リカちゃんキャッスル

ファイル:Liccacastle.JPG
リカちゃんキャッスル

福島県小野町にあるリカちゃんキャッスル株式会社のこと。以下本項では「キャッスル」と呼称する。 タカラトミーのグループからは独立した会社である。旧タカラの福島工場として設立され、主にリカちゃんやジェニー等の人形の生産を行っている一部門だったが、後にタカラいわき工業株式会社として分社化。2006年2月、旧タカラと旧トミーの合併前に自社株買いにより旧タカラの連結から外れ[12]、社名をリカちゃんキャッスル株式会社に変更。更に2011年1月1日付けにて、社名をリトルファクトリー株式会社に変更した[13]OEMとしてはタカラトミー社向け商品の製造以外に、株式会社スターの製品や株式会社アゾンインターナショナルの製品の製造を請け負っている(ヘッドの彩色と植毛のみ等、一部のパーツ製造のみの場合も含む)。これら他社商品を製造している様子も公開されており、後述の見学通路から見ることができる。

リカちゃん生誕25周年記念の日である1993年5月3日に、日本で唯一の人形のオープンファクトリーとして開設された。リカちゃんやジェニーを生産している様子をガラス張りの通路から見学できる。他に歴代のリカちゃんを展示したミュージアムや、リカちゃんキャッスルオリジナルの人形やお土産を販売する売店を併設している。「キャッスル」の名の通り、建物はヨーロッパの城のような外観となっている。

小野町の観光名所の1つでランドマーク的存在でもあり、キャッスルの開設に合わせてリカちゃんは小野町の「町おこしプリンセス」に任命された。以降、町とキャッスルは観光や地域雇用に於いて積極的な連携を行っている。キャッスル付近のにはリカちゃんの銅像が立っている。キャッスル側でも小野町に伝わる小野小町伝説にちなみ、十二単を着た「小野小町リカちゃん」を製造、販売している。なお、キャッスルの名誉館長は歴代の小野町町長が務める。以前はキャッスルの近辺にある仕出し弁当店で「リカちゃんおべんとう」が販売されていたこともあった。(当該店舗は2010年2月に閉店)

旧タカラは1996年頃より人形の生産拠点の中心を中国に移したが、それ以降もキャッスルでは独自に仕上げの良いリカちゃんやジェニー、そのフレンドドールを製造して直販している。2007年には中国に自社縫製工場を開設し、良質なドレスの生産も開始した。キャッスル製の人形には様々なバリエーションがあり、「キャッスルリカ」「キャッスルジェニー」と呼ばれる。

また2007年には「リトルファクトリー」というサービスを開始した。顧客がリカちゃんやジェニー等のヘッドを自由に選択し、そこに好きな髪型をリクエストして再現してもらう、いわば人形のセミオーダーメイドとも呼べるシステムと、顧客の手持ちの人形の顔の塗装や髪型を修繕する、人形のリペアシステムが組み合わさったものである。近年はキャッスルの店内に留まらず、キャラバン隊として従業員が全国を回り、東京等で行われるドールイベントにも積極的に参加して受注及び出張販売を行っている。

リカちゃんCLUB67

2000年10月7日にオープンした、東京都中央区にある玩具販売店「博品館TOY PARK」地下1階にある、リカちゃんとジェニーの専門店のこと。既製品に加え、リカちゃんCLUB67オリジナルの人形や人形用ドレスも販売されている。店名の「67」は、リカちゃんが1967年に販売開始されたことにちなむもの。

リカちゃんタウン

かつて富士急ハイランドにあった、ファミリー向けアトラクションの1つ。2002年7月21日にオープンした。人間サイズに再現されたリカちゃんハウスや、CGによりリカちゃんと一緒に写真が撮れるスタジオ、リカちゃんをイメージしたデザートが食べられるカフェ、売店等が併設されていた。 リカちゃんタウンのオープン以降、富士急行高速バスの富士河口湖線(新宿富士五湖方面間)で、リカちゃんのラッピングバスを運行していた。 また、富士急ハイランドに隣接したホテル「ハイランドリゾート・ホテル&スパ」には、リカちゃんの世界観をイメージして内装からアメニティまでがトータルデザインされた客室「リカちゃんルーム」があった。 リカちゃんタウンは2009年1月12日、リカちゃんルームは2009年1月15日に営業終了した。

関連商品

フレンドドール

女の子

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  • いづみちゃん(初代)
    • 1968年発売。初代リカちゃん、わたるくんとともに「リカちゃんトリオ」を組んでいた。本名は佐藤いづみ(いずみ)。初期の睫毛は7本、後期は4本に変更されている。
  • くるみちゃん
    • 1969年発売。初代いづみちゃんの妹。本名は佐藤くるみ。
  • 魔法のマコちゃん
    • 1971年発売。テレビメイトの一人で、テレビから抜け出してきたという設定。アニメに忠実なアイプリントで、衣装もアニメと同様のものが販売された。
  • さわやかリーナ
    • 1972年発売。1972年の1年間のみ発売された、初代リカちゃんの日焼け版「ピチピチリカ」のハワイの友達。
  • 魔法使いチャッピー
    • 1972年発売。(初代リカのボディが流用されてはいるが、魔法のマコちゃんの様なテレビメイトとは異なる単独商品で正確にはフレンドではなく亜種)アニメに忠実なアイプリントで、服や髪飾りまでアニメと同様だった。
  • ハルミちゃん
    • 1973年発売。2代目リカちゃん、パットちゃんとともに「なかよしトリオ」を組んでいた。グリーンの瞳が印象的。スーパーマーケットの娘で姉は医者。本名は朝丘ハルミ。
  • パットちゃん
    • 1973年発売。2代目リカちゃん、ハルミちゃんとともに「なかよしトリオ」を組んでいた。最初は「へんしんパットちゃん」のみだったが後に「タレントパットちゃん」が発売された。本名はパトリシア。
  • あわてんぼクルリちゃん
    • 1976年発売。顔が回転するギミックがついている。おてつだいレストランで手伝いをしているが、失敗ばかりしてはおどけている。
  • おてつだいロボ家族・コックちゃん、クリーナちゃん
    • 1976年発売。おてつだいレストランで働いている。
  • チコちゃん
    • 1976年、1981年発売。1976年に発売されたのは「おてつだいチコちゃん」、1981年に発売されたのは「おかいものチコちゃん」。
  • 1丁目のテテちゃん
    • 1977年発売。手が左右に動くギミック付き。ほかほかベーカリー・ジュースパーラーで働いている。
  • おかいものサッちゃん
    • 1977年発売。カスタネットの音(似た音にも)に反応し、動いたり止まったりする。歯を出して笑っているのが特徴。
  • リナちゃん
    • 1977年発売。ロングヘアのリカちゃんと共に「ファッションペア」を組んでいる金髪の少女。瞳は緑色でマンガチック。本名は水原リナ。
  • レディマリア
    • 1978年発売。ニューヨーク生まれの横浜育ちの16歳。ファッションモデルをしながらアメリカンスクールに通い、父はパイロットで時々飛行機に乗せてもらえるらしく、世界中のファッションに詳しい、リカちゃんの憧れのお姉さんという、設定。リカちゃんシリーズ初の27cmドールで、後のタカラバービー(ジェニー)のプロトタイプになった。当時、人形の購買層UPを狙ったが、あまり売れなかった。
  • いづみちゃん(2代目)
    • 1978年発売。リカちゃんのママが経営するパーマ屋さんで知り合った。付け毛などで髪をアレンジするのが好き。髪型は当時流行したオオカミカット。
  • ひとみちゃん
    • 1979年発売。なかよし病院の看護婦さん。ワンタッチブーツと呼ばれる特殊なブーツを履いていた。
  • LORI
    • 1981年発売。アメリカで輸出販売していたLISA(リカちゃんの外国名)の唯一のお友達。髪型は2代目いづみちゃんと同じだが、顔は全く違う。
  • まきまきカールのまゆみちゃん
    • 1982年発売。髪の毛1本1本にワイヤーが仕込んであり、簡単にカールをつけることができる。
  • ちえみちゃん
    • 1983年発売。3代目リカちゃんとかおりちゃんとともに「リカちゃんトリオ」(2代目)を組んでいた。看護婦になるのが夢であり、ブーツが大好き。本名は河合ちえみ。
  • かおりちゃん
    • 1983年発売。3代目リカちゃんとちえみちゃんとともに「リカちゃんトリオ」(2代目)を組んでいた。お風呂が大好き。唯一、本名は水野かおり。
  • ファニー&ロンド
    • 1984年発売。ファニーはイギリスから来たピアノや絵が上手な女の子、ロンドはファニーのペットでヨークシャーテリアの名前。
  • おしゃれなメルニー
    • 1985年発売。腰部分が回転し、スカート部分が変えられるギミック付き。
  • リカちゃんのアニメフレンド小公女セーラ
    • 1985年発売。アニメ本編とは全くと言っていいほど似ておらず、衣装もアニメと同じものは発売されなかった。
  • まきまきリボンのさやかちゃん
    • 1986年発売。リボンを髪の毛にまくのが得意。すかいらーくのフルーツサンデーがお気に入り。
  • ナースちゃん
    • 1986年発売。リカちゃん病院「すこやかさん」の看護婦さん。3~4代目に渡って販売されたお友達。
  • パレットF
    • 1987年発売。アメリカから来たパーティー好きの帰国子女。絵の具のようによく変身するため、このあだ名が付いた。リカちゃんと同じ白樺町に住む。
  • プルルンちゃん
    • 1988年発売。メルヘンの国で、リカちゃんとお友達になった花の妖精。ひみつの花ステッキで、魔法を使う。
  • ユメカちゃん
    • 1988年発売。ビニール製のドレスを着ており、腕も足も曲がらない。アイプリントも2色しか用いられていない。
  • いづみちゃん(3代目)
    • 1990年発売。本名は白鳥いづみ。
  • はりきりマイちゃん
    • 1992年発売。本名は江原マイ。足が車輪になっており、両手にトレイを乗せると歩く。
  • リカちゃんのおともだちクニちゃん
    • 1994年に発売したリカちゃんのファンであるタレントの山田邦子の人形。
  • コンビニみほちゃん
    • 1994年発売。本名は安達みほ。にじいろが丘のリカちゃんコンビニで働く。
  • シャンプーリボンちゃん
    • 1996年発売。本名は大空リボン。専用ポンプでシャンプー遊びができる。双子の弟のゆう、だいも発売された。
  • パリのおともだちショコラ
    • 1998年発売。フランスのお友達。頭の型番号はジェニー・フレンドドールのティモテと同じ。
  • あきちゃん
    • 1999年発売。本名は木村あき。
  • きらちゃん
    • 1999年発売。本名は星野きら。
  • もえちゃん
    • 2002年発売。本名は春野もえ。
  • みいちゃん
    • 2002年発売。本名は可愛みい。
  • ななみちゃん
    • 2002年発売。本名は藤本七海。アイドルリカちゃん新メンバーオーディションでグランプリを受賞した藤本七海の名前が付けられた。
  • スイーツちゃん
    • 2005年発売。ハートヒルズのクレープパーラーで働いている。
  • マリアちゃん
    • 2007年発売。リカ旅ブログでパリに来ていたリカちゃんと出会う。フランス出身。リカちゃん、アリスちゃんとビューティーモデルズを結成。
  • アリスちゃん
    • 2008年発売。イギリス出身。リカちゃん、マリアちゃんとビューティーモデルズを結成。
  • さくらちゃん
    • 2010年発売。
  • エミリーちゃん
    • 2011年発売。
  • ひなちゃん
    • 2011年発売。頭の型番号、アイプリントはななみちゃんと同じ。
  • みゆちゃん
    • 2012年発売。
  • ビッキーちゃん
    • 2012年発売。台北市内リカちゃん専門コーナーの開設と同時に発売。台湾の子供向けにデザインされた。台湾在住の台湾とアメリカのクォーター。

男の子

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  • たちばな わたるくん(名字の漢字表記は当時のブックレット及びリカちゃんフレンドの質問回答欄でも「橘」表記のみ。因に「立花」表記は96年発行『リカちゃん完全カタログ』で突如初めて掲載されるため同書の誤植説が有力)
    • 1968年発売。初代リカちゃんのボーイフレンド。初代リカちゃん、いづみちゃんとともに「リカちゃんトリオ」を組んでいた。リカちゃん、いづみちゃんより1級上で6年生。
  • たちばな ごろ(名字の漢字表記は当時のブックレット及びリカちゃんフレンドの質問回答欄でも「橘」表記のみ。因に「立花」表記は96年発行『リカちゃん完全カタログ』で突如初めて掲載されるため同書の誤植説が有力)
    • 1969年発売。わたるくんの弟。「巨人の星」が好き。
  • 藤原マサトくん
    • 1976年発売。勉強もスポーツも万能な6年生。テニスが趣味。
  • 佐藤イサムくん
    • 1981年(初代)発売。初代は眉が太く、2代目は眉がやや細くなった。下手だがサッカーが好きで、勉強が得意。ギターを弾くのが趣味。
  • 滝沢かける(駆)くん
    • リカちゃんのボーイフレンドと言う設定になっている。サッカーが得意。
  • 匠(たくみ)くん
    • いずみちゃんのボーイフレンドと言う設定になっている。
  • 温(あつし)くん
    • あきちゃんのボーイフレンドと言う設定になっている。
  • 翔(しょう)くん
    • きらちゃんのボーイフレンドと言う設定になっている。
  • パリのいとこシャルル
    • リカちゃんの従兄弟でフランス人。
  • レンくん(4代目)

ようちえんのおともだち

マキちゃん、ミキちゃんサイズの人形。 テンプレート:節stub

女の子

  • あわっこアコちゃん
    • 1977年発売。お風呂とセットで販売されており、シャンプーを使って遊ぶ。リカちゃんとの位置づけは不明。
  • なきむしジュンコちゃん・ごきげんモモエちゃん
    • 1976年発売。わんさかシリーズの一種で、2体セットで売っていた。リカちゃんとの位置づけは不明。
  • リカちゃん
  • いづみちゃん
  • パリのおともだち ショコラ
  • パリのおともだち ミルクちゃん
  • クリームちゃん
  • みほちゃん
  • リボンちゃん
  • プルルンちゃん
  • まいちゃん
  • あきちゃん
  • きらちゃん
  • うさちゃん
  • おみちゃん
  • いとちゃん
  • えりちゃん
  • えみりちゃん
    • 名前の通り、目を閉じて笑っている人形。
  • すやかちゃん
    • 名前の通り、眠った感じに目を閉じている人形。
  • 海のおともだち みなとちゃん
  • 山のおともだち こえだちゃん
  • ちゅうごくのおんなのこ メイレイちゃん
  • アメリカのおんなのこ キャンディーちゃん
  • にほんのおんなのこ みはるちゃん
  • インドのおんなのこ ターラちゃん
  • アフリカのおんなのこ ボンボちゃん
    • ようちえんのおともだち人形では珍しい小麦色の肌の人形。
  • あおいちゃん

男の子

  • イサムくん
  • パリのおともだち シャルル
  • パリのおともだち アイスくん
  • マロンくん
  • えいじくん
  • あゆむくん
  • いくおくん
  • おとみくん
  • うみたくん
  • ゆうくん
  • だいくん
  • めがねくん
    • 名前の通り眼鏡をかけている人形。
  • 海のおともだち そらくん
  • 山のおともだち きのみくん
  • イギリスのおとこのこ チャールズくん
  • りくくん
  • ともくん

限定商品

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  • 復刻版2代目リカちゃん
  • ループウイラーリカちゃん
  • コムサ・デ・モードリカちゃん
  • 東京ミュウミュウリカちゃん
  • ドラゴンズリカちゃん
  • 久月・タカラトミーコラボレーション雛人形
    • リカちゃんのひな人形
      • リカちゃん単体のみ
    • リカちゃん雛人形
    • 伝統工芸品衣装仕様 江戸小紋+会津塗り
    • 伝統工芸品衣装仕様 結城紬+会津塗り
    • 伝統工芸品衣装仕様 越後紬+明石縮+会津塗り
    • 豪華リカちゃん雛人形
    • 豪華リカちゃん雛人形
      • スワロスキーのコラボヴァージョン
以上の人形はリカちゃんとかけるくんのセット。

ぐるナイリカちゃん関連

2009年1月2日放送回ぐるぐるナインティナイングルメチキンレース・ゴチになります!」で、岡村隆史が持参した「うなずきん ゴチになりますver.」に対抗して、森泉がタカラトミーに特別に作らせたリカちゃん人形から、商品化になったシリーズである。

  • 森泉バージョン
    • 2009年1月2日の放送で、タカラトミーが特別に作った、泉の祖母森英恵デザインの制服を着ているリカちゃん。2009年9月10日に放送されたファンからの要望で同年10月に発売。通常の箱にナインティナインの2人の学生服姿のコミカルイラストシールが追加されている。
  • 佐々木希バージョン
    • 2010年8月12日の放送で佐々木が持参した、タカラトミーが特別に作ったリカちゃん。服は佐々木が番組で着用している制服と同じ。同年10月21日発売。通常の箱に森とは別ヴァージョンのナインティナインの2人の学生服姿のコミカルイラストシールが追加されている。
  • リカちゃんのご近所に住む?田山君
    • 2011年7月28日放送の公開と同時にクーポンサイト「日テレグルチケ」で8月4日まで限定販売。この人形はリカちゃんではなく、番組の詰襟制服を着た、俳優・田山涼成をモデルにしている。身長は30cm。注文数1000体を達成したら商品化の予定だったが120体までしか達せず[15]、2011年8月18日放送回において、羽鳥慎一から発売中止が発表され、更に今回のクーポンサイトでの最多購入地域は田山の地元・愛知県という事も発表されている。

アイリッシュドレスデンリカちゃん

1992年、リカちゃん生誕30周年記念ドールとして発売された。陶器製。パート1と2があった。

リカちゃんキーホルダー・ストラップ

身長10cmくらいのリカちゃんのキーホルダーストラップ。髪は植毛ではなく成型品だが、服は布製で着せ替えができる。

1992年、リカちゃん生誕25周年記念で初代リカちゃんが復刻された際に、初代リカちゃんをそのまま縮小したデザインで制作販売されたキーホルダーが最初。その後、タイアップ商品である琉球リカちゃんキーホルダー・ストラップが35万個も売れたのを受け、全国各地から様々なご当地リカちゃんキーホルダーやストラップが次々に発売されるようになった。現在ではどれぐらいの種類があるのか全て把握するのは困難な程に、全国で様々な企業や公共機関とのタイアップ商品が続々と発売されている。このキーホルダーやストラップだけを専門に集めるコレクターも存在する。

ぬいぐるみ

  • Steiff Licca Teddy
    マルガレーテ・シュタイフ製。リカちゃん生誕35周年の2002年に発売されたリカちゃんをテーマとしたテディベア。
  • リカちゃんドリームケース
    マルガレーテ・シュタイフ製。リカちゃん生誕40周年の2007年に発売された、リカちゃんをテーマとしたテディベアとベア用ドレスのセット。

リカヴィネ

テンプレート:See

種苗

  • 虹色スミレ
    サカタのタネとの共同企画展開。2004年、パンジーの新品種「虹色スミレ with Licca」の苗と、数量限定の記念人形「虹色スミレリカちゃん」が同時発売され、「虹色スミレ with Licca」については2010年5月末の企画終了まで毎年新色の品種が発売された。各売上金の一部は骨髄バンクに寄付された。

関連サービス

リカちゃん電話

テンプレート:出典の明記 1968年10月から開始された[16]、リカちゃんの声が聞けるテレフォンサービス。1967年[17]、タカラの本社の電話に一人の女の子から「リカちゃんいますか?」と電話がかかってきた事がきっかけで開設された[16]。当初は人間(初期は女性社員、後にアルバイト)が応対していたが、1968年10月からテープによる自動応答となる。公式にはこの自動応答となった時期をもってリカちゃん電話の開設としている[18]。2002年時点で延べ通話数は1000万通話を超え[17]、2007年時点で月に約1万件の電話が来る[16]。電話番号はサービス開始当時のものから変更されている。現在の番号は外部リンクを参照のこと。

なお、タカラトミーも出資している東京都葛飾区コミュニティFMかつしかFMでは、朝の番組「モーニングジャーナル」でリカちゃん電話のコーナーが設けられている。

リカちゃん電話の声優

都市伝説

リカちゃん電話には、都市伝説が存在する。1人で留守番をしている女の子がリカちゃん電話にかけると、リカちゃんが「これからお出かけするところなのよ」という内容が流れる。もう1度電話すると「お出かけ中」、さらに電話すると「あなたの家の前よ」となり、段々近づいてくる。そして、最後は「今、あなたの後ろよ……」というのがオチで、メリーさんの電話という都市伝説のバリエーションである。この他に「3本足のリカちゃん人形」という怪談系都市伝説も存在する[23]

インターネットサービス

  • リカちゃんタウンオンライン
    2006年に開設された、リカちゃんの町をモデルにした子供向けのコミュニティサイト。
  • @Licca
    2006年に開設された女性向けソーシャル・ネットワーキング・サービス。リカちゃんのアバターが利用できる。
  • i Love リカちゃん
    iモード向けサービス。リカちゃんの待ち受け画像等を配布。
  • メロディーコールリカちゃん
    iモード向けサービス。リカちゃんの着ボイス等を配布。

派生作品

音楽作品

  • 涼川真里(後に小林由紀子に改名)が、「香山リカ」の変名で発表した楽曲。
    • リカちゃん(1969年、テイチク、歌:香山リカ)
    • リカちゃんトリオ(1969年、テイチク、歌:香山リカ、いづみ、わたる)
    • ママのうた(1970年、テイチク、歌:香山リカ)
    • リカちゃん電話のテーマ(1971年、テイチク、歌:香山リカ)
  • リカちゃん人形の本名を芸名にしてデビューした少女歌手「香山リカ」が歌唱する楽曲。
    • リカちゃんのタンゴ(1971年、東宝レコード、歌:香山リカ) - 少女歌手「香山リカ」(初代)のデビュー曲。B面は「ケッコンしたいパパ」。
    • リカちゃん音頭(1974年キングレコード、歌:香山リカ) - 少女歌手「香山リカ」(2代目)のデビュー曲。B面は「おうちに帰ろう」。
    • お医者さんブギ(1975年、キングレコード、歌:香山リカ) - B面は「ママの写真」。
    • リカちゃんのクリスマス(1974年、キングレコード、歌:香山リカとボニージャックス
  • なかよしトリオの歌(1973年、歌:堀江美都子)
  • リカちゃんてよんでね - リカのテーマ曲(1983年、歌:大和田りつこ) - LP「夢みるリカちゃん」の1曲目に収録。
  • Dancin' LICCA Chan ~リカのCMメドレー~(1986年、歌:小森まなみとリカちゃんトリオ)
  • 夢少女リカ(1986年、歌:小森まなみ)
  • ガラスのダイアリー(1986年、歌:小森まなみ)
  • 永遠の少女たちへ(1992年、歌:Licca)
  • Perhaps or Really? Licca(2001年、歌:Licca with Happy Pappy) - Licca with Happy Pappyは、オーディションで選出された7人組女性ユニット。
  • Lovely Lovely リカちゃん(歌:ラブ♥リカ)
  • おしゃれに恋して(2008年)- 2008年春のCMソングで初登場。2008年夏のキャンペーン「リカちゃんオリジナルDVDプレゼント」で貰えるDVDの中の「LICCA SWEET STORY」オープニング、エンディングでフルコーラスを聞く事が出来る。
アルバム
  • ワーイ!リカちゃん!(1970年頃、テイチク) - LP盤
  • 夢みるリカちゃん(1983年東芝EMI) - LP盤。「ファミリー編」「青空編」の2種が発売された。
  • リカちゃんおめでとう!私たちのアイドル(2007年、キングレコード) - リカちゃん誕生40周年を記念したベスト盤。
  • Licca World Tour(2007年、ポニーキャニオン) - リカちゃんが世界中を旅するというテーマのキャンペーン「Licca World Tour」と連動したコンピレーション・アルバム

書籍

  • LICCA WORLD TOUR(2008年)- タカラトミー公式サイト内に掲載された「リカ旅ブログ」を書籍化した写真集。ISBN 9784097263258

アニメ

  • リカちゃんの天気予報(1975年頃)
    NET(現:テレビ朝日)で放送。それまでの「オーレおじさんの天気予報」(豊島園一社提供)に代わって開始。リカちゃんのアニメをバックに天気予報を流した。
  • リカちゃん ふしぎな不思議なユーニア物語(1990年、キャラクターデザイン:高田明美、制作:亜細亜堂
    OVA(オリジナルビデオアニメ)。
  • リカちゃん ふしぎな魔法のリング(1991年、キャラクターデザイン:高田明美、制作:亜細亜堂)
    OVA。
  • リカちゃんの日曜日(1992年、キャラクターデザイン:高田明美、制作:亜細亜堂))
    OVA。
  • リカちゃんとヤマネコ 星の旅(1994年、キャラクターデザイン:高田明美、制作:亜細亜堂))
    当初劇場公開作品として制作されたが、結局公開されずにお蔵入りになった。1997年にOVAとしてソフト化されている。
    上記4作はカートゥーンネットワークファミリー劇場でも放映されている。4作品全てリカちゃん役はかないみかが担当した。
  • スーパードール★リカちゃん1998年
  • 人形アニメーション リカちゃん(2007年
    ANIMAXにて放映。セルやCGでなく実際のリカちゃん人形を用いた人形アニメ。リカちゃん役は星河舞
  • リカちゃんとプラネタリウムへGO!(2008年、制作:株式会社サイエンスアート社)
    プラネタリウム専用作品。実際のリカちゃん人形を撮影して作られたスライド上映作品。
  • ファンタジーリカちゃんシリーズ (アニメDVD付き商品)
    「シンデレラひめリカちゃん」「しらゆきひめリカちゃん」「おやゆびひめリカちゃん」(2011年
    「マーメイドリカちゃん」(2012年

ぬいぐるみ人形劇(着ぐるみ人形劇)

「劇団ピッカリ座 ぬいぐるみ人形ファンタジー」1991年発売、VHSのみ。2014年現在 全て廃盤。「出演:リカちゃん」のテロップと共に、ジャケット裏表紙にはリカちゃんからのコメントが掲載されている。本編はぬいぐるみ(着ぐるみ)のリカちゃんがそれぞれの物語の主人公を演じている。

  • オリジナル版
    • 発売・販売 - (株)ジャパド、(株)タカラ
    • 価格 - 3900円(税抜き)
  • 再発売廉価版
    • 発売・販売 - (株)ピーエスジー&(株)タカラ
    • 価格 - 1800円(税抜き)
  • タイトル()内は廉価版品番
    • Vol.1 白雪姫と七人の小人 YPV-1001(PPJ-01)
    • Vol.3 不思議の国のアリス YPV-1003(PPJ-03)
    • Vol.5 シンデレラ姫 YPV-1005(PPJ-05)

漫画

ここに記載した以外に、講談社小学館の幼児誌に不定期にリカちゃんの漫画が掲載されることがある。

ゲーム

ミュージカル

タレント

広告

  • 旭化成ホームズ
    1996年、ヘーベルハウス二世帯住宅の広告イメージキャラクターとして採用。新聞・雑誌誌上に掲載。
  • JR東日本
    1997年、車内マナー広告のイメージキャラクターとして採用。駅構内や電車社内の広告ポスターなどに出演。キャッチフレーズは「譲ってくれてありがとう」「乗る前にスイッチ切ってくれてありがとう」など多数。
  • 岡山理科大学
    1998年より同校のイメージキャラクターとして採用。同年から数年間、新幹線岡山駅プラットホームの広告看板などに出演。キャッチフレーズは「リカ、大学に行きます」など多数。
  • チーム・マイナス6%事務局
    2007年、リカちゃんを使って、家の中での温暖化対策の取組みをわかりやすく展示するイベント「リカちゃんの“うちエコ!”ハウス」を開催。
  • 日産自動車
    2007年、新型「スカイライン」のオフィシャル広報キャラクターとして採用。
  • ホットペッパー
    2007年、「ホットペッパー・ビューティー」のイメージキャラクターとして採用。CGで作成された様々な髪型のリカちゃんの写真が掲載され、ブログパーツも配布された。
  • JA全農グループ佐賀
    2008年、佐賀県イチゴ「さがほのか」のイメージキャラクターとして採用。リカちゃんが掲載された4種類のポスターが制作され、全国の青果店やスーパーマーケットの果物売場等に掲載された。2010年からはパッケージフィルムにもリカちゃんの写真を印刷したものを採用。2011年にはキャンペーンの一環としてオリジナルグッズも限定制作されている[24]
  • 三菱地所藤和不動産
    2009年、両社が共同開発した神奈川県相模原市の分譲マンションのイメージキャラクターとして採用。
  • 阪神住建
    2010年、大阪府大阪市の分譲マンションのイメージキャラクターとして採用。
  • エステー
    2011年、「ムシューダ」「かおりムシューダ」のCMに登場。CMキャラクターである、ムッシュ熊雄と熊真呂と共演する。

コラボレーション

  • ジェニー カレンダーガール 2004 日本文化史THE流行 8月 リカちゃん ジェニー
    • リカちゃんのファッションをしたジェニー。
  • 「リカちゃん♥カモノハシのイコちゃんストラップ」、「リカちゃん♥カモノハシのスマートイコちゃんストラップ」(2009年(平成21年)12月22日発売)[25]
  • 『リカちゃん・MEGモデル』
    • ミュージシャン MEGをモチーフとしたリカちゃん。ライブDVD「MEG PREMIUM LIVE "PARTY"(2009年2月25日発売)」の初回限定ボックスに同封されている。このリカちゃんは、MEG「FREAK - 中田ヤスタカ remix」のPVにも登場し、バンド演奏もしている(リカちゃんキャッスルで撮影。監督は宇川直宏)。
  • 『初音ミクリカちゃん』
    • その名の通り、初音ミクをモチーフとしたリカちゃん。2013年7月に発売された。
  • 『くまモン×リカちゃん』
    • ゆるキャラ くまモンと一緒に「くまもとサプライズ」を広げる「くまモン隊」のお姉さんをイメージしたリカちゃん。くまモンのマスコットを抱きかかえられる仕様となっている。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ
  1. 田埜哲文『ひみつのアッコちゃんのコンパクトはなぜ… ボクが解決したサブカルチャー疑問集』徳間書店、1993年、p.63。
  2. 2.0 2.1 小島康宏『リカちゃん 生まれます』集英社、2009年、p.61。
  3. 土屋新太郎『キャラクタービジネス その構造と戦略』キネマ旬報社、1995年、p.114。
  4. Yahoo!人物名鑑
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 小野町発行の特別住民票による。
  6. 『ひみつのアッコちゃんのコンパクトはなぜ… ボクが解決したサブカルチャー疑問集』p.56。
  7. 『リカちゃん 生まれます』p.60。
  8. 以下の外部リンク先を参照。タカラトミー通販サイト トイホビーマーケット
  9. 「リカちゃんカタログ2011.10 - 2012.3 ジェニーカタログ2011.10」では以前のカタログの写真を流用した。
  10. リカちゃんファミリーへ特別住民票を交付 小野町
  11. テンプレート:Cite news
  12. 株式会社タカラトミー 平成18年3月期決算短信(連結) 3.経営成績及び財政状態」を参照のこと。
  13. 社名変更&振込み口座変更のお知らせ」リカちゃんキャッスル オフィシャルブログ
  14. リカちゃん:童謡「赤い靴」の少女に 横浜開港150周年記念、1000体限定発売毎日新聞
  15. 日テレグルチケ「ぐるナイ『ゴチになります!』× リカちゃんコラボ企画 第3弾!!田山くん人形 購入希望 1000体以上で商品化!!」より。
  16. 16.0 16.1 16.2 気になる! itemズ パソコンにつないでリカちゃんとテレビ電話を楽しもう!Impress Watch、2007年5月23日 11:03。
  17. 17.0 17.1 「『リカちゃん』35歳 ブランド成熟 男性もねらえ 芸能界・遊園地とコラボ」『日経流通新聞』2002年4月23日付、24頁。
  18. 『リカちゃん 生まれます』pp.124-125
  19. 杉山佳寿子のプロフィール
  20. 『リカちゃん 生まれます』p.125
  21. 大野まりなのプロフィール
  22. 【ネットの噂】リカちゃん電話 - 日刊テラフォー、2011年8月23日。
  23. 松山ひろし『3本足のリカちゃん人形 真夜中の都市伝説』イースト・プレス、2003年、pp.84-89
  24. JAさ が さがいちご公式HP
  25. JR西日本 - プレスリリース『リカちゃん♥カモノハシのイコちゃんストラップ』 『リカちゃん♥カモノハシのスマートイコちゃんストラップ』 12月22日に販売開始

外部リンク