ケーヒン

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テンプレート:Infobox 株式会社ケーヒンKeihin Corporation )は、本田技研工業(ホンダ)系最大手の総合システムメーカー。本社は東京都新宿区

なお、アスベスト製品の不正納入で書類送検された京浜バルブ工業とは、一切関係・関連がない。

概要

本田技研工業系列だが、他にヤマハ発動機スズキ川崎重工業ハーレーダビッドソン他、国内及び海外の主要二輪メーカーにも部品を供給している。特にカワサキとは80年代以降、結び付きが強い。正式な社名はケーヒンだが、かつての京浜精機時代には一般にケイヒンと呼ばれていたため、現在でもケイヒンと表記される事が多い。

二輪・四輪用各種システムを開発、製造しており、燃料供給系としてキャブレターフューエルインジェクションが主力。その他にもトランスミッション系部品、カーエアコン関連、ガソリンハイブリッドエンジン用の電子制御系関連、圧縮天然ガスエンジン関連、各種産業用バルブなどをラインナップしている。

キャブレターメーカーとしては世界でもトップクラスのシェアを持ち、同社のオートバイ用FCRキャブレターは多くのライダーから絶大な人気を誇っており、しばしば四輪にも転用される。

自動車レース世界最高峰のフォーミュラ1インディカー・シリーズ (IRL)、SUPER GT (旧:全日本GT選手権) などへのフューエルインジェクターや、二輪車レースのスーパーバイク世界選手権耐久レースモトクロストライアルなどへの燃料供給部品の販売等も手がけている。

拠点やグループ企業は、スポーツランドSUGOに近い宮城県仙台都市圏仙南圏ツインリンクもてぎに近い北関東工業地域、その他、バイク関連企業が多い京浜工業地帯鈴鹿サーキット周辺、浜松市などに立地する。

2011年度は、SUPER GTに参戦するチーム・リアルのメインスポンサーを務める。

沿革

  • 1956年 - 株式会社京浜精機製作所として設立。
  • 1964年 - 東京証券取引所2部に上場。
  • 1994年 - 東京証券取引所1部に上場。
  • 1997年4月 - 同じ本田技研工業グループの株式会社ハドシス、株式会社電子技研と合併し、株式会社ケーヒンに社名変更。

拠点所在地

グループ企業

  • 株式会社ケーヒンワタリ(宮城県亘理郡亘理町
  • 株式会社京浜総業(宮城県角田市)
  • 株式会社金津製作所(宮城県角田市)
  • 株式会社那須精機製作所(栃木県那須烏山市
  • 株式会社ケーヒンエレクトロニクステクノロジー(宮城県仙台市青葉区
  • 株式会社ケーヒンバルブ(神奈川県横浜市磯子区
  • 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー(栃木県小山市

その他海外子会社として、以下のような拠点(工場・営業所)を持つ。国別の内訳は以下の通り。

外部リンク