あつまバス

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テンプレート:Infobox あつまバス (Atsuma Bus) は、北海道勇払郡厚真町に本社を置き、バス事業およびハイヤー事業を行う企業である。

元は早来鉄道(はやきたてつどう)という名の鉄道事業者であったが、鉄道廃止・社名変更を経て現在に至る。

概要

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事業所

バス事業

路線バス

ファイル:Shokkuncenterdōri01.JPG
停留所一例(左から2番目)

路線バス車両は2011年(平成23年)3月31日現在で11台保有する[2]

千歳線

千歳駅系統

南千歳駅系統(準急こぶし号)

  • 厚真→本郷→幌里→早来駅前→富岡→駒里→南千歳駅北口
    • 土日祝運休。厚真町の木であるコブシにちなむ「準急こぶし号」として運行されていたが、2012年(平成24年)6月1日の改正より時刻表上では千歳線の一系統となっている[3][4]

早来線

  • 厚真 - 本郷 - 幌里 - 早来駅前
    • 土曜・日曜・祝日・年末年始は運休。
    • 2013年4月1日、追分線(厚真 - 早来駅前 - 追分駅前)を早来駅前で区間分割[5][6]。早来駅前 - 追分駅前は安平循環線が代替系統となる。
    • 追分線としての運行当時は、追分駅前発の一部の便は早来駅前にて苫小牧線に接続し、乗り継ぎ割引が適用されていた[4]

安平循環線

  • 追分駅前 - ふれあいセンター前 - 安平 - 早来駅前 - 遠浅駅
    • 土曜・日曜・祝日・年末年始は運休。追分駅前 - 早来駅前、早来駅前 - 遠浅駅前の区間便あり。
    • 2013年4月1日、あつまバス追分線(厚真 - 早来駅前 - 追分駅前)を廃止し、安平町内循環バスと統合する形で設定[5]。あつまバスの他の路線バスとは異なる運賃形態を設定し[5]、あつまバスの回数券・定期券は利用できない[6]

苫小牧線

緑小学校経由

  • 厚真 - 本郷 - 幌里 - 早来駅前 - 遠浅駅前 - 沼の端東 - 沼の端駅通 - 職訓センター通 - 操車場前 - 緑小学校前 - 西埠頭通 - 市役所前 - 王子病院前 - 表町5丁目 - 苫小牧駅

日軽金経由

  • 厚真 - 本郷 - 幌里 - 早来駅前 - 遠浅駅前 - 沼の端東 - 沼の端小学校前 - 沼の端西 - 王子工営前 - 日軽金前 - 西埠頭通 - 市役所前 - 王子病院前 - 表町5丁目 - 苫小牧駅前

上厚真経由

  • 厚真 - 厚真大橋 - 下美里 - 上厚真 - 共和 - 沼の端東 - 沼の端駅前 - 拓勇 - 総合経済高校 - 駒沢高校 - 市立病院前 - 東高校 - 表町5丁目 - 苫小牧駅前
    • 市立病院前は平日のみ乗り入れ。苫小牧市営バス上厚真線が1994年(平成6年)4月1日に廃止となり、同日より浜厚真・日軽金前経由から経路変更し引き継ぐ[7]。当初は既存の苫小牧線とは別に「勇払・駒大線」となっていた。

拓勇経由(快速苫小牧線)

  • 厚真 - 本郷 - 早来駅前 - 沼の端駅前 - 沼の端西 - 拓勇南 - 職訓センター通 - 緑小学校前 - 苫小牧駅前
    • 土日祝、夏休み・冬休み期間は運休[4]

鵡川線

  • 厚真 - 豊沢 - 軽舞 - 豊丘 - 坂下 - 鹿沼 - 二宮 - 田浦 - 鵡川駅
    • 土日祝全便運休[4]

厚真高校線

  • 浜厚真 - 上厚真 - 上美里 - 厚真大橋 - 厚真 - 本郷 - 厚真高校
    • 土日祝と厚真高校休校日運休。浜厚真行の厚真大橋 - 浜厚真は降車のみ取り扱い[4]

こぶしの湯線

  • 厚真 - 本郷 - こぶしの湯
    • 土日祝全便運休[4]

貸切バス

貸切バス事業は室蘭運輸支局札幌運輸支局管内および勇払郡占冠村での発着が認められている。車両は2011年(平成23年)9月30日現在で17台保有する[8]

ハイヤー事業

テンプレート:節stub あつまハイヤーの通称を持ち、勇払圏で事業を行う。深夜時間帯は運行せず、日曜・祝日は前日までの予約に限り配車される。

鉄道事業(廃止)

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路線データ

区間廃止前、1948年ごろ

  • 区間(営業キロ):早来 - 幌内間 18.6km
  • 駅数:5?
  • 軌間:762mm
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 動力:内燃

沿革

  • 1904年明治37年)12月 - 三井物産合名会社により、早来駅 - 厚真村字チケッペ間 4M25C(約7km)の同社貨物専用馬車軌道が竣工。木材運搬に使用される。
  • 1905年(明治38年) - 約1.6km延長。
  • 時期不詳 - 沿線の要望により営業線の許可を受けて、農産物や木炭などの諸物資運搬に応ずる。
  • 1913年大正2年) - 藤田組が買収。
  • 時期不詳 - 永谷仙松が買収し運営。周囲の人口増加に伴い一般貨客輸送の要望が起こる。
  • 1920年(大正9年)11月30日 - 永谷仙松他10名に対し早来軌道敷設許可[9]
  • 1921年(大正10年)
    • 既設軌道の改良工事実施。
    • 9月8日 - 資本金13万円にて早来軌道株式会社設立。
  • 1922年(大正11年)1月18日 - 早来軌道の路線、早来 - 知決辺(ちけっぺ・のちに「厚真」に改称)間が開業(軌道法による軌道線)。馬車による一般貨客輸送を行う。
  • 1926年(大正15年)
    • 5月10日 - 厚真軌道株式会社設立。
    • 9月4日 - 永谷仙松他7名に対し厚真軌道 6M60C 敷設許可[10]
  • 1927年昭和2年)2月12日 - 厚真軌道が知決辺 - 幌内間に開業、馬力。
  • 1929年(昭和4年)5月20日 - 早来軌道が厚真軌道を吸収合併。
  • 1931年(昭和6年)- ガソリン機関車を4両導入。
  • 1940年代 - 全線を軌道法による軌道線から地方鉄道法による鉄道線に変更。
  • 1944年(昭和19年)11月8日 - 早来軌道株式会社を早来鉄道株式会社に名称変更。
  • 1948年(昭和23年)9月3日 - 厚真 - 幌内間が廃止。
  • 1951年(昭和26年)3月27日 - 早来 - 厚真間が廃止[11]、全線廃止。

駅一覧

早来駅 - 中土場駅 - 峠駅 - 厚真駅 - 西老軽舞駅 - 富里駅 - 幌内駅

接続路線

保有車両

  • ガソリン機関車 4両 公称26馬力/実22馬力
  • 客車 定員22人2両、定員12人2両
  • 貨車 無蓋5t車40両

運輸実績(昭和15年現在)

  • 客車運転回数 5往復/日 ただし冬期間は木材運搬のため臨時列車運転。
  • 運賃収入(日平均) 旅客32円、手荷物2円、貨物100円、計134円。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

参考文献

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外部リンク

  1. 早来町史 P1299-1300
  2. テンプレート:Cite web
  3. テンプレート:Cite web
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 テンプレート:Cite web
  5. 5.0 5.1 5.2 テンプレート:Cite web
  6. 6.0 6.1 テンプレート:Cite web
  7. 苫小牧市『苫小牧市史 追補編』 p1334, p1340
  8. テンプレート:Cite web
  9. 国立国会図書館デジタルコレクション 1920年12月01日付け官報
  10. 国立国会図書館デジタルコレクション 1926年09月10日付け官報
  11. 「運輸省告示第76号」『官報』1951年4月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)