国道152号
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国道152号(こくどう152ごう)は、長野県上田市から同県茅野市を経由して静岡県浜松市に至る一般国道である。
目次
概要
杖突街道および秋葉街道を踏襲している。路線上の2箇所に不通区間(下記参照)があるほか、山岳地帯では幅員の狭い区間が多く、ホイールベース5m超の大型車では本道を用いた長野県と静岡県の往来は不可能である。このため、静岡・長野県境の山岳地帯では、本道に併走する形で三遠南信自動車道の整備が進められている。
路線データ
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点 : 上田市(大屋交差点=国道18号・長野県道176号下原大屋停車場線交点)
- 終点 : 浜松市(東区、北島交差点=国道1号交点、静岡県道65号浜松環状線終点)
- 重要な経過地:長野県小県郡丸子町[注釈 2]、同郡長門町[注釈 3]、茅野市、同県上伊那郡高遠町[注釈 4]、同県下伊那郡上村[注釈 5]、同郡南信濃村[注釈 5]、静岡県磐田郡水窪町[注釈 6]、同郡佐久間町[注釈 6]、天竜市[注釈 6]、浜北市[注釈 7]
- 路線延長:259.6 km(実延長251.5 km、現道240.4 km)[2][注釈 8]
- 長野県区間:172.5 km(実延長168.0 km、現道161.5 km)
- 静岡県区間:0.1 km(実延長0.1 km、現道なし)
- 浜松市区間:87.1 km(実延長83.4 km、現道78.8 km)
- 指定区間:なし[3]
歴史
道路法(昭和27年法律第180号)に基づく二級国道として初回指定された路線のひとつである。国道指定当初は、長野県飯田市から愛知県北設楽郡三輪村[注釈 9]まで二級国道151号と重複し、同村からは現在の愛知県道9号天竜東栄線および静岡県道9号天竜東栄線を経て静岡県磐田郡二俣町[注釈 10]の鹿島橋交差点に至り、同交差点からはバイパス化を除けば現在と同等の経路によって終点の浜松市に至る路線として指定された。1969年(昭和44年)公布の政令により、翌1970年(昭和45年)4月1日に経路が変更されて、飯田市から長野県下伊那郡上村[注釈 5]を経由し、同村からは青崩峠を経由して終点の浜松市に至る路線となった[4]。1975年(昭和50年)に施行された国道256号の経路変更に伴って飯田市から上村にかけてが同国道と重複区間となり[5]、1993年(平成5年)に起点から一部区間(飯田市 - 長野県下伊那郡上村)を国道256号の単独区間とし、国道256号の一部(茅野市 - 長野県下伊那郡上村)および長野県道11号上田茅野線テンプレート:Sfnテンプレート:Sfnを編入することで現在の経路となった[6]。また、終点である浜松市東区の北島交差点から同市中区の連尺町交差点にかけての区間は、かつて国道1号で、中間にある子安交差点から連尺町までは旧東海道の区間でもある。
年表
- 1953年(昭和28年)5月18日
- 1965年(昭和40年)4月1日
- 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道152号(飯田市 - 愛知県北設楽郡東栄町 - 浜松市)となる。
- 1970年(昭和45年)4月1日
- 1993年(平成5年)4月1日
路線状況
バイパス
- 長門バイパス(長野県長和町)
- 柏原バイパス(長野県茅野市北山)
- 安国寺バイパス(長野県茅野市宮川安国寺)
- 高遠バイパス
- 小塩由井神バイパス
- 小道木バイパス・和田バイパス・小嵐バイパス(三遠南信自動車道に関連する国補改築事業として事業中)
- 相月バイパス
- 浜北~天竜バイパス(2012年3月28日に飛龍大橋北~新原東原北間の区間が全通し浜北バイパスと接続。新東名高速道路の浜松浜北インターは、このバイパスと接続している。飛龍大橋以北は事業中)
- 浜北バイパス
通称
- 大門街道(だいもんかいどう)
- 杖突街道(つえつきかいどう)
- 秋葉街道(あきはかいどう)
- 信州街道(しんしゅうかいどう)
- 二俣街道(ふたまたかいどう) 浜松市天竜区山東(山東交差点) - 同市浜北区新原(遠州鉄道交差地点)間
- なお、浜北区新原以南から中区田町までの区間も二俣街道であり、かつてはこちらが国道152号であった。旧浜松市内には道路の通称名の標識が設置されている。旧道は一部で県道の一部となっている他は市道となっている。
- 飛龍街道(ひりゅうかいどう) 浜松市浜北区上島(飛龍大橋) - 同市中区伝馬町(伝馬町交差点)
- 国道の飛龍大橋までの延伸を控え、浜松市土木管理課の愛称公募によって命名。
- 高林バイパス(たかばやしばいぱす) 浜松市中区高林付近
- かつて二俣街道がまだ国道であった時の国道バイパスだった時代の名残り。国道機能が現行ルートに統一され、浜松市外からの来訪者には紛らわしいという指摘もあり、公募により飛龍街道と改名された。しかし、浜松市内の広告等の地図では「高林バイパス」と書かれているものが現在でも多く見られる。なお開通は1970年代中盤~後半。その先の有玉南町~浜北区平口までの区間は新設道路ではなく、元々存在した道路を拡張したものである。
重複区間
- 国道254号:上田市・腰越上交差点 - 小県郡長和町・依田窪病院入口 / 有坂交差点[注釈 11]
- 国道142号:小県郡長和町・長久保交差点 - 大和橋交差点
- 国道299号:茅野市芹ヶ沢交差点 - 新井交差点
- 国道473号:浜松市天竜区・大井橋交差点 - 山東交差点
- 国道362号:浜松市天竜区・山東交差点 - 同市浜北区根堅交差点
通行規制
- 通行不能区間
- 冬期閉鎖
道路施設
道の駅
地理
本国道が通る谷は中央構造線と呼ばれる地質活動で出来たもので、大鹿村北川に見られる断層崖は日本ジオパークに指定された。
通過する自治体
交差する道路
- 長野県
- 国道18号(上田市・大屋交差点)
- 国道254号(上田市・腰越上交差点)
- 国道254号(小県郡長和町・依田窪病院入口 / 有坂交差点[注釈 11])
- 国道142号(小県郡長和町・長久保交差点)
- 国道299号(茅野市・芹ヶ沢交差点)
- 国道299号(茅野市湖東)
- 国道20号(茅野市・新井交差点)
- 国道361号(伊那市高遠町西高遠)
- 国道474号(飯田市上村程野)
- 国道256号(飯田市上村)
- 国道418号(飯田市下市場)
- 静岡県
- 国道473号(浜松市天竜区佐久間町・大井橋交差点)
- 国道362号・国道473号(浜松市天竜区・山東交差点)
- 国道362号(浜松市浜北区・根堅交差点)
- 新東名高速道路(浜松市浜北区・浜松浜北IC)
- 国道257号(浜松市中区・連尺交差点)
- 国道150号(浜松市中区相生町)
- 国道1号(浜松市東区・安新交差点)
主な峠
- 大門峠(標高1,441m):長野県長和町 - 長野県茅野市
- 杖突峠(標高1,247m):長野県茅野市 - 長野県伊那市
- 分杭峠(標高1,420m):長野県伊那市 - 長野県大鹿村
- 地蔵峠(標高1,290m):長野県大鹿村 - 長野県飯田市
- 青崩峠(標高1,082m):長野県飯田市 - 静岡県浜松市天竜区
脚注
注釈
出典
参考文献
関連項目
外部リンク
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