国道361号

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テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox road 国道361号(こくどう361ごう)は、岐阜県高山市を起点とし、長野県伊那市を終点とする一般国道である。権兵衛峠道路姥神峠道路を含む地域高規格道路伊那木曽連絡道路全線が国道361号に指定されている。

概要

1972年昭和47年)に本国道が指定された際は、塩尻市南箕輪村の境にある権兵衛峠および塩尻市と木曽町の境にある姥神峠が登山道であり、車両は通行不能であった。

その後、権兵衛峠に車が通ることのできる道路をという両地域の悲願により、将来的なトンネル計画とともに、権兵衛峠を越える既存の経ヶ岳林道を国道扱いして、車両通行を確保しようとする動きが出た。1982年(昭和57年)には経ヶ岳林道が暫定的に国道として認定され、1車線道路ではあったが整備されて、冬期を除き車両通行が可能になった。ただし、経ヶ岳林道の伊那側終点は県道203号との交点であったため、車両通行は可能となったものの元来の伊那側の国道361号に接続せず、国道361号は完全に分断されるかたちとなった。一方で権兵衛トンネルの計画と工事が進められ、国による直轄代行工事を取り入れた結果、このトンネルを含む塩尻市大字奈良井と伊那市西箕輪与地を結ぶ「権兵衛峠道路」が2006年平成18年)2月4日に開通し、通年の交通が可能になった。これによって経ヶ岳林道区間は国道指定を譲り、旧道となった。

姥神峠については、2002年(平成14年)に姥神トンネルを含む「姥神峠道路」が完成し、車両通行が可能となった。

岐阜県高山市内では現道が高根第一ダムの堤防付近に造られており、トンネルが狭小のため大型車同士のすれ違いが不可能で、普通車のすれ違いも困難であることから、上ヶ洞バイパスの建設が決定された。今後の整備によって高山市中心部からは野麦峠、長野県木曽町方面のスムーズな走行が期待される。2008年度(平成20年度)は朝日町側坑口前の橋脚部分を着工し、2010年度(平成22年度)は上ヶ洞トンネルを着工した。バイパスはほぼトンネル区間となる。

このほか、伊那市街の室町交差点から坂下入船交差点までの区間は狭隘であり(いわゆる「軒先道路」)、大型車両は国道を通らず川の対岸の広い道路へ迂回するようにとの案内がある。

路線データ

一般国道の路線を指定する政令[1][2]に基づく起終点および経過地は次のとおり。


歴史

路線状況

バイパス

通称

重複区間

道路施設

道の駅

地理

通過する自治体

交差する道路

主な峠

  • 長峰峠(標高1350 m) : 岐阜県高山市 - 長野県木曽町
  • 地蔵峠(標高1370 m) : 長野県木曽町
  • 姥神峠(標高1280 m) : 長野県木曽町 - 長野県塩尻市
  • 権兵衛峠(標高1530 m) : 長野県塩尻市 - 長野県南箕輪村

脚注

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注釈

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出典

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関連項目

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  1. テンプレート:Cite web
  2. 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  3. テンプレート:Cite web
  4. テンプレート:Cite web
  5. 岐阜県告示


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