東京ミュウミュウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年8月3日 (日) 14:06時点における126.47.248.34 (トーク)による版 (Tokyo黒猫娘)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Game テンプレート:Infobox animanga/Game テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists東京ミュウミュウ』(とうきょうミュウミュウ)シリーズは、日本漫画作品。およびこれを原作としたテレビアニメゲームなどのメディアミックス作品。

概要

講談社の月刊少女漫画雑誌『なかよし』で2000年9月号から2003年2月号まで連載され、続編の『東京ミュウミュウあ・ら・もーど』は、2003年4月号から2004年2月号まで同誌で連載された。なお、「なかよしなつやすみランド」(なかよし2000年8月号増刊、講談社)で、予告編的な読みきりが掲載されていた。

美少女戦士セーラームーン』を初めとする、5人で戦う美少女戦隊ものの作品である。また、環境問題もテーマに入っており、人間社会における自然破壊やゴミに対する環境破壊や汚染などが要素に含まれていて人類がいかに「環境」について考えるべきかを一つのテーマとしている。

本作は征海未亜の読み切り作品『Tokyo黒猫娘』がベースになっているが、本作の原作スタッフは『東京ミュウミュウ』(第1部に相当)が原案:講談社シナリオ:吉田玲子まんが:征海未亜。ただし、原案のクレジットはアニメ化決定前後からつけられる様になった。『東京ミュウミュウあ・ら・もーど』(第2部に相当)及び『ぷちみゅうみゅう』(番外編)は原案:講談社まんが:征海未亜

タカラ(現・タカラトミー)から発売されたプレイステーション対応のロールプレイングゲームのタイトルでもある。

『東京ミュウミュウ』の名は、主人公である桃宮いちごがメディアに問われて、とっさに思い付いた5人のチーム名である。

あらすじ

東京ミュウミュウ

桃宮いちごは同級生の青山君のことが好きな中学生。いちごは念願の青山君とのデート中に遭遇した地震の直後、数人の女の子と光に包まれ、ネコが自分の体に入るかのような感覚に襲われる。それ以降、眠気にいつも襲われたり、体が異様に身軽になったり、魚を見るとくわえてしまうようになってしまったいちご。その不思議さに悩むいちごを心配してくれた青山君に告白しようとしたら、今度は目の前に巨大なネズミが現れて襲い掛かる。そこに突然現れた青年に「たたかえ」と言われたいちごは、「ミュウミュウストロベリー メタモルフォーゼ!」と言って猫耳としっぽをつけた姿に変身してしまった。

実はその青年・白金稜は、地球の動物達に寄生して生物兵器「キメラアニマ」に変えようとしているエイリアンに対抗するため、レッド・データ・アニマル遺伝子を打ち込んで死滅させる「μプロジェクト」を赤坂圭一郎と共に進めていた。しかし地震によって誤っていちごたちにそれが打ち込まれてしまい、いちごはイリオモテヤマネコの遺伝子と合体し、生物兵器(キマイラ)「ミュウミュウ」なる正義の味方になってしまったのだった。

キメラアニマを倒したいちごは、白金と赤坂からエイリアンの目的が地球侵略であるとともに、他に4人の仲間がいることを知らされる。そこでいちごはエイリアンと戦うために他の仲間を探しつつ、情報収集のために白金たちのアジトである「カフェ ミュウミュウ」でウェイトレスとして働くことになった。だが、いちごは心に負担がかかると野性の本能でアニマル化するようになってしまい、エイリアンを全滅させて自身の能力が退化するまで青山君に告白することができなくなってしまっていたのだった。

東京ミュウミュウあ・ら・もーど

エイリアンとの事件が一段落してミュウミュウはその使命を終え、能力も退化し始めていた。いちごは青山を追ってイギリスへ留学し、残った4人がたまに現れるキメラアニマの残党を処理するだけの、平和な日々が戻ってきた。しかしμプロジェクトの研究を続けていた白金が、またもや誤ってアマミノクロウサギアンデスヤマネコのDNAを白雪ベリーに打ち込んでしまい、新たなミュウミュウが誕生する。

ぷちみゅうみゅう

ミュウミュウの5人(後にりんご・ベリーも加わる)が半獣人世界の幼稚園児という設定の、パラレルワールド的短編作品。おもに『なかよし』増刊に掲載された。

Tokyo黒猫娘

本作のプロトタイプとも言うべき読切作品。コミック酢4巻巻末に収録。女子中学生・安曇緋姫(あずみ ひめ)が、宇宙犯罪捜査官に任命されてエイリアンと戦う。彼女の変身中の姿は基本的にはミュウイチゴの色替で、髪やスーツの色は黒になっている

登場人物

ミュウミュウ

基本的にミュウミュウの苗字には「」、名前には「植物(食用になる)」の名前が入っている。

桃宮 いちご(ももみや いちご) / ミュウイチゴ / 子猫
- 中島沙樹
原作第1部及びアニメの主人公。第三中学校の中学1年生(以下、学年は注釈がなければ第1部当時)。身長152cm、体重42kg。3月15日(うお座)生まれのO型。
に戦いに奔走する明るい女の子。同級生の青山雅也(後述)に憧れている。少々ドジっ子で天然ボケの慌てん坊だが、根は真面目でカフェ内では物凄い働き者で、戦いとなると一気にリーダーっぷりを発揮する。
ミュウミュウとなってからは、ドキドキしたりビックリすると猫耳と猫尻尾が出てしまう。またミュウイチゴの著しい力の成長に伴い、さらにドキドキすると完全に猫になってしまうようになった(後述)。アニメ後半からは、完全に猫になったことを切っ掛けに、人間の姿でも猫との会話が通じるようになった。第1部終盤で青山に遂に自身の正体を明かすが、青山自身はミュウイチゴと初めて会った時から知っていたらしい。
普段は長めのボブヘアをツインテールにしていることが多い。また、青山とのデート中に遭遇したキメラアニマから助けた猫が逃げた際に手の中に残った鈴つきのリボンを、その事件以降首に巻いている。
家族は両親のみ。一人っ子である。子猫を思わせる可愛らしいルックスだが、美形のみんと、ざくろに比べると劣る。背は決して高くないが、ミュウミュウの中ではスタイルは良好なほう(アニメでは歩鈴から寸胴体型だと言われている)。
「e-Jump」というユニットのファン(アニメではアイドルユニット「エボリュウション」のアイザワの大ファン)。また、原作での部活は不明だが、アニメ版の前半では猫の能力を活かして華麗な体操の演技が出来るということで体操部に入部している。
第1部で波乱の恋模様を展開した末に青山とめでたく結ばれるが、それを青山の主人格であるディープブルーに利用されてしまう。しかし青山のいちごに対する思いもあり、勝利を収めた。第2部では青山と共にイギリス留学していたが、青山の言葉を受け、帰国を早めて途中参戦(もともと4ヶ月程度の短期留学の予定だった)。しかし、第1部と第2部の空白期に力が弱まったため、戦闘中にネコ化してしまうようになり(しかもミュウミュウでいられるのは3分のはずが、ラストの方では力がある程度回復したのか、いつまでもミュウミュウでいられた)、ベリーに主人公とリーダーの座を譲ったものの、まだまだ大きな活躍を見せ、またベリーに恋のアドバイスもしてあげるなど先輩ぶりを発揮している。
子猫(イチゴ)
原作中盤(アニメ版は第28話)から登場。ドキドキの興奮し過ぎで完全に猫になってしまった状態。ミュウミュウの時と同じデザインのリボンを尻尾に巻いている。猫との会話が通じるようになるが、人間との会話が通じなくなり人間の耳には「ニァー」としか聞こえない(犬や鳥との会話も通じるが、人間時は不可となり、アニメ版では人間時でも猫との会話のみ通じる)。なおこの状態の時はミュウイチゴへの変身は不可となる。キスすることで元の姿の人間に戻る(人間以外の動物でもOK)。そのため、アニメでは動物たちからキス魔と噂されている様子。毛並みは灰色に近いダークブラウン(または黒)に瞳の色はピンク。本作のマスコットキャラクターの一匹。
藍沢 みんと(あいざわ みんと) / ミュウミント
声 - かかずゆみ
中学1年生。身長146cm、体重41kg。10月3日(てんびん座)生まれのB型。
藍沢財閥のお嬢様。少しキツい口調(いちごに言わせると「かなりキツい」)と高飛車な性格で、「〜ですわ」が口癖
普段の髪形はシニヨン付きツインテール(お団子2つ)にしているが、髪を下ろすとウェーブのかかったショートヘアになる。髪を下ろした姿は作中にもたびたび登場している。また、『あ・ら・もーど』ではバイト中の髪型もお団子から髪を下ろした状態に変わっている。
背は低いものの、脚は長くてスタイルも悪くない、小顔で上品さを漂わせる端正な容姿の持ち主。アニメ版ではざくろから「将来私より美人になる」と言われたほど[1]。その美貌と家柄から、財閥界では婚約希望者がかなりいるが、本人は迷惑がっている。
物語序盤はやや高慢な部分があり、時折身勝手な行動も取っていた。しかし、ミュウミュウとして活躍するうちに周りも驚くほどかなり自立した一面を見せていくなど、物語を通して最も成長したミュウミュウのメンバーである。
カフェ内では、働き者のいちごとは対照的にいつもさぼってばかりで、よく文句を言われている。しかし根は優しくて仲間思いで、いちごのことは特に大切に思っているが、素直じゃないので普段口に出すことはない。いわゆるツンデレ。また、少々野次馬根性が強い。
特技はバレエでアニメでは海征バレエ団所属。戦闘時はその身軽さが十分生かされている。原作では日本舞踊も習っている。アニメ版のみ、鳥との意思疎通が出来る。
原作ではクッションを気に入っている母親のこと以外に家族に関する描写はない。アニメ版での家族構成は両親と兄。だが、両親と会う機会はあまりなく、やや寂しい思いをしている。その分兄が大好きなブラコン
たびたび登場する愛犬ミッキーとは大の仲良し。アニメ第21話ではざくろの指示で、ミッキーが囮になって、東京ミュウミュウを脱退しようとしたみんとの心を動かした。
ざくろに一目惚れ(?)してからはコッソリと写真集を買い、ざくろを「おねーさま」と呼んで憧れている。
原作でもアニメ版でも戦闘力はさほど高くはなかったが、物語が進むにつれて実力をつけていき、第2部でもベリーを的確に援護していた。アニメ版では2番手としてかなり活躍した他、ざくろと一対一で戦い勝利している。
碧川 れたす(みどりかわ れたす) / ミュウレタス
声 - 佐久間紅美
奥村大付属中学校の2年生。身長161cm、体重49kg。4月29日(みどりの日。おうし座)生まれのB型。
ミュウミュウの一人になるまではグループのパシリで、グループから陰湿なイジメを受けていた。そのため情緒不安定な面があり、最初の頃は力を暴走させて、中学内での怪談にもなっていたが、いちごとの出会いにより暴走は止まった。
おどおどした言動が多く、照れ屋で人付き合いが苦手。しかし性格は優しく、それでいて芯が強い。常に引っ込み思案であるが、キレると手に負えなくなるタイプ。
一見、目立たない地味な顔だが、実は眼鏡を外すとなかなかの美人である。また美脚の持ち主でざくろに並ぶほどプロポーションが良いが、本人はそのことに気づいていない。
眼鏡っ子で、ギャグフェイスの時は眼鏡のレンズが真っ白になる「お約束モード」がある。裸眼の視力はかなり低く、全てがぼやけて見えにくい。原作では眼鏡をはずすと数字の「3」を二つ並べたような眼であることが多いが、はずしても普通の目のままだったこともある。ミュウレタスに変身すると眼鏡は無くなるが、視力は一気に向上する。また、が苦手でカナヅチだが、ミュウレタスになると泳げるようになる(後述)。
原作では家族に関する描写はない。アニメ版での家族構成は両親と弟一人。本人も含めて、家族全員が眼鏡を着用している。
豪華客船に乗った時に船酔いしてしまい、その際優しくしてくれた白金がちょっと気になっていたようだが、その後の進展については語られていない。
アニメでの趣味が縫いぐるみの人形作りで、人形作家の上村綾乃のファン。また終盤から白金稜に恋心を抱き始める。その後キメラアニマとの戦いで白金が海に落ち、溺れかける寸前にれたすが救命手段として口移しで息を送り込み、白金の命を救ったことがある。しかし、想いを伝えることはなかった。
黄 歩鈴(フォン プリン) / ミュウプリン
声 - 望月久代
ミュウミュウ最年少の小学6年生。身長138cm、体重32kg。8月7日(しし座)生まれのO型。
元気一杯でやんちゃな、猿みたいな女の子。語尾に「〜なのだ」を付ける口調で喋る。メンバーのことを、必ず「○○○のお姉ちゃん」・「○○○のお兄ちゃん」(「いちごのお姉ちゃん」・「白金のお兄ちゃん」など)と呼ぶ。特技はお絵描き。パンクさせたセミロングを4本に分けて、それぞれ三つ編みにした、特徴的な髪型をしている。
超身軽で、大道芸が得意。よくカフェので皿回しをしては割りまくっている。実家に伝わる、惚れ薬や眠りのお香などを持っている。お金好きでもある(初変身時の少し前まで、動物園でサルたちと芸を見せて「おひねりちょうだい」をやっていた)。
原作では後述する5人の弟妹以外登場しない。アニメ版での家族構成は、世界中を旅する格闘家で家を空けっぱなしの父と、5人の弟妹。母は数年前病気で倒れ、入院先の病院で他界した。兄弟姉妹が6人おり、歩鈴は長女なので実は面倒見が良く母親的存在である。また長年やっていたせいか家事全般が得意。
第1部ではその持ち前の元気と無邪気さでタルトの心を揺り動かし、良い感じになった。
アニメでは父親(フォン・ターレン)から受け継がれてきた黄家伝来の高円寺拳法25段の使い手で、必殺奥義「四十八点ヒトツ(しじゅうはちてんひとつ)」の技を持つ。また子猫(イチゴ)が、ファーストキスの相手である(いちごが元の姿に戻るためにしたこと)が、本人は気にしていない様子。
歩鈴の名前には、例外的に植物の名前が入っていない。
藤原 ざくろ(ふじわら ざくろ) / ミュウザクロ
声 - 野田順子
ミュウミュウ最年長の中学3年生。身長172cm、体重56kg。9月6日(おとめ座)生まれのA型。
クールビューティな容姿と抜群のプロポーションを併せ持ったカリスマモデル英語を含む6か国語を話すことが出来る。
東京ミュウミュウ随一の美貌とプロポーションの持ち主であり、メンバーの憧れでもある。特にみんとに一方的に「おねーさま」と呼ばれて憧れられているが、当の本人はまんざらでもないらしい。あまりに大人びた容姿と物腰の落ち着いた言動から、白金から「本当に中学生か?」と聞かれたことがある。それに対し、ざくろは「女に年齢を聞くもんじゃないわよ」と答えた。
原作では家族に関する描写はない。アニメ版での家族構成は、海外で生活している両親。おそらく一人っ子と思われる(作中に兄弟のいる描写が無いため)。現在は日本で一人暮らし。あまり語られていないが、家族との仲に大きな亀裂が入ったことがあるらしい。
仕事中は穏やかで印象的な笑顔を見せているが、実は冷徹な性格で、人付き合いに関しては淡白で愛想がなく、仲間もうっとうしいと思うほどであった(一般的にいう一匹狼)。他のミュウミュウ達の必死の行動によって無事に仲間入りをしてからは、頼りになる強いお姉さんキャラになる。仲間との友情が芽生えてからはお節介な一面も持ち始め、アニメ版では特に自分自身と同じ境遇の子(特に幼い子供)に対しては積極的に優しく(時に厳しく)接している様子。勘が鋭く洞察力に優れている。なお虫が大の苦手。
身体能力は高く、戦闘力も高かったが、アニメ版ではいちごがとどめを刺す役目だったため、早い段階で倒されて気を失うことも多かった。35話では少女を人質に取られたところをタルトの放った触手で拘束され、仲間の援護を待つ他なかった。また、43話ではみんとと戦って武器を失い、敗れている。
なお、後ろ髪の長さはアニメと原作では異なっており、原作では胸元までだったが、アニメではウエストまである。
アニメでは、モデルとしての正体を見抜かれない様にカフェミュウミュウの接客や接待の時だけ常に無表情の顔を作り、キャラを演じ分けている。
赤井 りんご(あかい りんご) / ミュウリンゴ
声 - 川田妙子
PSゲーム(と、『ぷちみゅうみゅう』)にのみ登場したミュウミュウ。7月6日(かに座)生まれのO型。
歩鈴と同じ小学6年生で、PS版の舞台となる島に兄の真潮と共に住んでおり、兄からは大切にされている。「〜なのぉ」口調でぼんやりのほほんとした性格。いちごに懐いている。夜間の散歩が趣味で、動物を分け隔てなく愛している。
家族は兄。母はすでに他界。父に関しては不明。フンボルトペンギンのユキちゃんと友達。
PSゲームでは戦いが終わった後でもミュウミュウの一員として所属し続けることになっていたが、これはゲームだけのストーリーのため、原作の第1部・第2部とアニメには登場しない。
白雪 ベリー(しらゆき ベリー) / ミュウベリー
『あ・ら・もーど』から登場する、新主人公。中学1年生(第2部。学年は歩鈴と同じ)。1月5日(やぎ座)生まれのO型。
制服に憧れて白金台にある私立女子校に進学するも、お嬢様学校だったため、クラスでは猫を被っている。決めゼリフの漢字が平仮名になっているあたりに幼さがうかがえる。
日本フランスクォーター(父方・母方のどちらかは不明だが、「祖父がフランス人」)で、光の加減で赤く見える事もある茶色の瞳と癖のない金髪が特徴。性格は明るく元気で前向き、少々甘えん坊。いきなりミュウミュウになってしまい戸惑うが、他のミュウミュウやいちごの助けもあってなんとかリーダーとしての務めを果たしている。フランス語が話せる。ケーキが好き。
家族は父のみ。母はすでに他界しており、上述の祖父は別居。
ふとした事故で会った白金にちょっと惚れるが、最後にはいつも傍にいて守ってくれた侑と結ばれる。
いちごと同様に、通常時でも猫尻尾が出たことがある。さらに、完全に獣化してしまったこともあったが、その時の姿は猫と兎の合体動物である(『Wish たった一つの願いごと』のおまけにて)。
実は原作第1部の最終回のラストで姿を見せている(アニメには登場していない)。

仲間・サポートメンバー

この項目のキャラクターは、苗字に「色の名前が入った東京都地名東京メトロの駅名」が入っている者が多い。

青山 雅也(あおやま まさや) / 蒼の騎士 / ディープブルー
声 - 緒方恵美
第1部のヒーロー。いちごが命をかけて守りたい存在であり、また雅也にとってもいちごは命をかけて守りたい存在。いちごの好きな男の子。剣道部のエースで女の子にモテていたが、いちごと両思いになってからはいちごにしか目もくれない。優しい性格だが、それでいて気性の激しさと冷淡さを併せ持ち、それゆえにある種の危うさを持つ少年でもある。
小さい頃から孤児院で育ち、養子として育てられ、俊才を演じねばならない事情もあって周囲に冷めていた彼にとって、いちごだけが鮮やかな色を放つ女の子であった。
アニメ版でミュウミュウ達のサポートメンバーに加わった後にカフェミュウミュウのウェイターを務めることになる。当初、白金やざくろの心境では、まだ仲間としての認識は薄かったらしい。
実は「青山雅也」としての姿の他に「蒼の騎士」、「ディープブルー」という2つの姿を持っている(1つの体に対し3つの人格を持つ)。ちなみに全て「」に関する言葉が含まれている。当初は3つの姿はそれぞれに独立した人格だったが、最終的には「青山雅也」に統合される事となる。なお、当初「蒼の騎士」や「ディープブルー」の時の記憶は持っていないが、統合された事で記憶が統一される。
最終決戦において主人格である「ディープブルー」に呑まれてしまうが、ミュウイチゴの危難と自身に取り込まれていたミュウアクアの力で再覚醒。彼女を救うためディープブルーもろともにミュウアクアの力を完全解放し自らを滅ぼすことになる。一度息絶えた後にいちごに救われ、いちごを救い、無事結ばれた。
第2部ではいちごと共にイギリスに留学し、ベリー援護のためにいちごを先に日本に帰した上で、自分も後でいちごを追って日本へ帰ってきた。
蒼の騎士
中盤でミュウイチゴの危機にいきなり登場する謎の青年。金髪碧眼でエイリアン特有の長い耳をしている。ミュウイチゴを危機から救出して共闘する、いわゆる第1部における「お助けキャラ」に相当する。
キッシュとはライバルとして幾度も渡り合うが、一方で何かを察知した彼からは自身の存在がイチゴを傷つけると忠告を受けており、自らの正体に懐疑を抱きながら戦うことになる。
その正体は「青山雅也」の「いちごを守りたい」という願いが一人歩きし、主人格である「ディープブルー」の能力を断片的に使用出来る様になって独立した人格であった(その間、青山の意識は白昼夢を見ている様な状態である)。
最終決戦直前にミュウイチゴに正体を知られたことで「青山雅也」と人格が統合され、いちごたちミュウミュウの戦力に加わることになる。
なおアニメでは変身能力について、いちごあっての存在のため、いちごが青山の間近にいることといちごが青山に対し望むことで、青山の「いちごを守りたい」という思いが作用して変身を遂げる。またいちごメインに戦っているため、いちごが敗れることは自身の敗北となり彼の弱点でもある(パイの作戦の罠に嵌り、一度敗北を喫した)。
武器は長剣型のロングソード。持ち前の身軽さと身のこなし(剣道の鍛練が十分生かされている)でいちごを援護する。
アニメ版では正式にミュウミュウたちの戦力メンバーに加わったことで、第46話のみに登場する合体攻撃として、ミュウイチゴの「リボーンストロベリーサプライズ」の力を長剣型のロングソードに吸収させることで、ロングソードをトライデント型の青白い光の大剣に変化させて海を一刀両断し、海中に潜むキメラアニマを浄化した。
ディープブルー
下記項目「エイリアン」の「ディープブルー」を参照。
白金 稜(しろがね りょう) / アルト
声 - 遠近孝一(幼少期:皆川純子
ミュウミュウを束ねるリーダー。μプロジェクトを始めた張本人。UMA研究をしていた父の下で、小さい頃から生物科学を学んできたIQ180以上の天才。ただし、序盤でのいちごの問いには「ただの金持ち高校生」と答えている。
第1部ではいちごと良い感じになった。至る所でいちごを助け、また猫のアルトになっていちごの猫化のピンチを救ったことも少なくない。アルトになったのは、自らをイリオモテヤマネコのDNAの実験体にして失敗したため。長い間(原作では10分以上)猫のままでいると、元に戻れなくなるらしい。
原作では、謎の火炎弾が自宅兼研究室に着弾し、その室内にいた父親は焼死。庭にいた母親も稜を赤坂に託して燃える家の中へ入っていったため、両親を失った。アニメでは、5年前に考古学者である父親がアメリカのとある遺跡を発掘してから、密かに未確認生物のテクノロジーを解明するために研究をしていた。ところが、何者かの手によって両親は炎を操るキメラアニマに自宅ごと焼かれ焼死した。どちらも以後は父親の研究を引き継ぎ、父のミュウプロジェクトを完成させる事を固く誓い、赤坂と日本に渡り、その誓いどおりにプロジェクトを完成させた。その後も赤坂と共にいちごたちをサポートしており、アニメ版では、いちごに新たな力として、ミュウベリーロッドやミュウアクアロッドを授ける。
第2部では最初のみベリーと近付いたが、それからは全く音沙汰なし。それどころか、まだいちごに未練があるようにも思える。また、ロイヤルハイネスに襲われたベリーに状況を説明するため、ベリーの中学の理事長室で赤坂と2人で待っていたこともある。その後、手段の詳細は不明だが、留学中だったいちご以外のミュウミュウ全員をベリーの中学に転入させた(ざくろは高校生のはずだが同じ校内にいる)。
アニメ版ではいちごに片想いしているらしい描写が随所にあり、28話では青山より先にいちごの唇を奪っている。いちごは動揺したが、同時に全く嫌ではなかったようなそぶりも見せた。しかしそのままラストまで進展しなかった。
アルト
原作中期(アニメ版は第28話)から登場。白金稜が猫に変身した姿。持ち前の爪でボス系の野良猫を粉砕する。毛並みは灰色系で瞳は水色系のブルー。黄緑のスカーフを付けている。また、しっぽがかぎ状に曲がっている。
変身能力としていちごと違い自分の意思で変身ができるが、10分以上猫のままでいると元に戻れなくなるらしい。アニメでは子猫(イチゴ)がファーストキスの相手で、さらに人間姿のいちごにキスをし彼女から2回連続で唇を奪った。本作のマスコットキャラクターの一匹。
赤坂 圭一郎(あかさか けいいちろう)
声 - 緑川光
子供だった白金の世話をしていた、白金の父に仕える助手。原作の回想シーンでは後ろ髪を肩の辺りで切り揃えていた。白金と共に白金の父が遺したμプロジェクトを始動させる。
お菓子作りが得意なため、普段はカフェミュウミュウのパティシエをしている。女性に優しく、タラシっぽいところがあるジェントルマン。しかし、白金の身を第一に考えている優しい人でもある。ミュウミュウを白金にとりなすことも多い。序盤でのいちごの問いには「喫茶店のマスターです」と答えている。
アニメ版では過去に彼女がいて、再会して別れを告げる話もある。
目黒 侑(めぐろ たすく)
第2部のヒーロー。ベリーの幼馴染み。
お調子者で元気一杯な性格で、ローラーブレードで走り回る身軽な少年。ベリーに抱きつく癖がある。ベリーに会いにベリーの学校(※女子校)に忍び込み、途中でセーラー服とロングの鬘で変装してベリーを助けたり、カフェミュウミュウでウェイターをしたりなど、とにかくベリーを助けたい一心で行動している。小さい時からベリーといつも一緒にいて、ベリーに何かあった時はいつも励まし、笑わせていた。ベリーが一番守りたい相手。また、侑もベリーをずっと守りたいと思っている。その守りたい気持ちがゆえに、自分の性的な情動を抑えきれない自分に戸惑った。
ラストでは聖薔薇騎士団(セントローズクルセイダーズ)に操られ、ベリーを苦しめた。だが、最後は無事に結ばれる。
赤井 真潮(あかい ましお)
声 - 緒方恵美
PSゲームでのみ登場。赤井りんごの兄で、普段は野生動物保護を目的とするレンジャーの活動をしている。妹のりんごを大切にしており、りんごがミュウミュウ達と共に戦うのをやめさせようとしたが、後にりんごの固い意志を尊重して承諾している。
なお、外見はいちごの恋人である青山雅也に瓜二つで、性格もよく似ている。
マシャ(R-2000)
声 - 野田順子(アニメのエンディングテロップでは「のだじゅん。」と表記されることも)
白金が作ったロボット。いちごのペットのような存在。いちごが大好きで、いちごのイギリス留学にまで付いていったほどである。原作ではエイリアンを回収する役目を持っている他、終盤でミュウアクアと合体してミュウアクアロッドになる。原作序盤では「ピピピ」という音声しか発することができなかったが、中期になると片言で喋る様になった(アニメでは序盤から片言で喋っている)。
アニメ34話ではフリーマーケットに来た女性客にぬいぐるみと間違われ、あわや買い取られそうになる一幕も(いちごが「売り物ではないですから!」と売却を拒否した)。
通常時、いちごと一緒にいる時は小さくなって携帯電話用のストラップに化けている。
征海未亜の前作品『Tokyo黒猫娘』にもマシャは出ていたが、設定が異なる。安曇緋姫をパートナーに任命した宇宙犯罪捜査官で、赤と白の色彩が反転している上に、地球の言葉を流暢に喋っている。
ウチャ(R-2003)
白金が作ったロボットでマシャの後継型。ベリーの初変身時にマシャはいなかった(いちごの留学に付いていったため)ので、代わりに作られてベリーのお供に付かせた。苺にウサギの顔と耳と手足がくっ付いたようなスタイルをしており(サイズは手のひら大。小さな羽根も生えている)、こちらは流暢に江戸っ子喋りをする。
ラブベリーロッドに姿を変えることができる。即ちベリーはウチャがいないと攻撃できない。

エイリアン

かつて地球に高度な文明を築いていた古代人類の末裔で、エルフ族のような長い耳を持つ種族。だが、天変地異により別の惑星への移住を余儀なくされる。さらに移住した惑星は劣悪な環境で、その惑星に到着した時点では他の惑星に移住する力も残っていなかった。そのため移住先の惑星に住み着くこととなり、環境に適応して進化し念動力を身に付けた。

地球を取り戻し、眠りについているディープブルーを復活させるために必要な超物質・ミュウアクアを手に入れることを当面の目的としているが、作戦遂行のためにはその地球の環境を破壊することも厭わない。パラサイトアニマを地球の動物に寄生させたり、人間のピュアな心を抜き取ってパラサイトアニマと合体(フュージョンと呼ばれる)させることで生物兵器・キメラアニマを作り出し、作戦を展開する。基本的に、エイリアンの名前は「料理(洋菓子)」が基になっている。

ミュウミュウたちと衝突を繰り返すが完全な悪ではなく、仕事をサボっていることもある。また、かき氷を堪能するなど地球の文化に馴染んでいる場面も見られる(アニメ版22話)。終盤はかなり美味しい活躍も見せてくれる男前。この手の悪役にしては珍しく、新幹部が登場しても殉職者(アニメでは3人が一度死亡し、ミュウアクアの力により復活)が1人も出ず最終回まで共闘した。なお、ミュウアクアを作り出したのは古代人類である。実質的にはミュウアクアを手に入れて現在の母星の環境を良質化させるだけの目的で十分だったらしく、最終的にはミュウアクアを手に入れて自分たちの力で母星の環境を良質化させることを約束し、地球から手を引く。

アニメに登場する3人のメインの技以外の技は、後半以降から終盤の最終局面にての登場となる。

キッシュ
声 - 阪口大助
黒髪を耳の前で2本に結んでいるエイリアン。かなりのサディストであり、ヤンデレ。2本のサイ「釵龍刀(さいりゅうとう)」を武器とし、アニメ版では雷を自在に操る雷使い。サイをクロスさせることで、青白い光のブレスを放つ。同じくサイをクロスさせることで、光と電撃を含んだ超圧硬球の巨大な球を放つ。いちごを溺愛しているが(それも歪んだ愛情を抱いている)、同時に自分の敵であり、自分の想いにも答えない彼女に激しい憎悪を抱いてもおり、その独占欲はかなり歪んだ形となって現れる。まさに愛憎入り乱れる表裏一体の感情を持った存在。
何度もいちごを自分の方に引き入れようとするが失敗し、他のエイリアンがいちごを攻撃すると逆に助けるなど、かなり精神的に不安定な点が見られる。いちごのファーストキスを奪ったのも彼である。その後は、ミュウアクアの探索に失敗したことを理由にディープブルーに見放され、情緒不安定は悪化の一途を辿ることになる。
アニメでのチームとしてはパイやタルトとは別行動をし、また作戦やその場で知り得た情報はパイとお互いに提供し合っている様子。また、最終局面にてミュウイチゴを救うためディープブルーに反旗を翻すが返り討ちにあい、剣に突き刺され死亡するが、青山によるミュウアクアの力で復活する。その後は3人で故郷の母星へと帰っていった(原作でも同様)。
タルト
声 - 浅井清己
小柄で茶色っぽい髪を上頭部で2本に結んでいるエイリアン。幹部中最年少で、生意気な性格。歩鈴から「タルタル」と呼ばれ、終盤は歩鈴と仲良くなる。アニメではキッシュの後任としてパイと同時に登場し、のちにキッシュの現場復帰後に3人のメインとなる。その後キッシュや母星の仲間たちの扱いに対し、キッシュと同じくディープブルーに不信感を持ち始める。アニメ版では植物を自在に操る植物使い。またアメリカンクラッカー風の武器「宝来球(ほうらいきゅう)」を使用し雷を操る。パイの「空雷扇」とタルトの「宝来球」を重ね合わせ敵に向けて放つことで爆発攻撃を起こすことも可能。チームとしては単独行動で気ままに実行し、作戦内容によってはパイ(メイン)、またはキッシュに付いている。
アニメ最終局面にて、ミュウプリンと親しくなったことで戦いを放棄し、パイに戦いを挑み、パイの一撃で死亡するが、青山によるミュウアクアの力で復活する。
パイ
声 - 神奈延年
グレイの短髪だが、左耳の前にかかる髪だけを伸ばし、1本に纏めているエイリアン。冷静沈着な性格でディープブルーに忠誠を誓っており、勝手な行動をとるキッシュとは度々衝突していた。秘密作戦が漏れるという理由でタルトとキッシュに蚊帳の外に置かれ、怒りを滲ませたこともある。
原作では主に水に自作の酵素を投げ込んで攻撃している。毒素を凝縮し醜悪に変身する人魚型キメラアニマなど、美と醜悪の双面を備えたセンスを見せる。アニメ版では巨大な一対の扇「空雷扇(くうらいせん)」を武器とし、雷と疾風や竜巻を操る。また別パターンとして光球状に圧縮した雷の球を敵に向けて放つ。さらに発動する技としては、強力な雷「空雷旋風神(くうらいせんぷうじん)」を落とすことも可能。また、原作ではれたすとの間に関係が芽生えたようであったが、結局進展することなく終わる。チームとしてはデータ収集・解析を専門としている。
アニメ最終局面にて最後の最後までミュウミュウたちと戦っていたが、途中ディープブルーの要塞の攻撃に直面したことにより、最後の最後でミュウミュウたちを命がけで救い命を落とす。最後は青山によるミュウアクアの力で復活した。
キメラアニマの創造力は高く、15話・39話で創り出したキメラアニマはミュウミュウの力が全く通用せず、全員気を失って戦闘不能となり、完敗した[2]
ガトー・デュ・ロワ
声 - 置鮎龍太郎
PSゲームでのみ登場。キッシュたちと同じエイリアンでディープブルーの命令には忠実。貴族のような容姿と立ち居振る舞いで、何事にもエレガントさを求める。眼鏡を着用。緑色の長い髪を三つ編みしている。
キッシュとの相性はあまり良くなく、ゲーム中での作戦では別行動をとっていた。エイリアンの中でも戦闘力は高く、ゲーム中の舞台である島を汚染させようとミュウミュウたちを苦しめた。
ディープブルー
声 - 緒方恵美
エイリアンたちの首領。その正体は「青山雅也」および「蒼の騎士」の主人格であり、青山たちを「自らの創った人形」と蔑む。現在の地球の環境を変えるために幹部たちを呼び寄せた地球自体の自浄作用のような存在で、パイ曰く「地球の意志そのもの」とのこと。しかし、時には仲間すら見捨てたり、手にかけるほどの非情さを持つ。長剣型のロングソードを武器に強力な稲妻を操る。
最終決戦で完全に復活して正体をさらし、ミュウイチゴを精神的に戦意喪失にまで追い詰め、力においては他のミュウミュウたちをも圧倒した。
ミュウミュウたちを撃破する直前、ミュウイチゴの危機によって再覚醒した青山の意識にクーデターを起こされて人格の主客逆転が起こり、肉体の主導権を奪いあうが、最後は青山の手によって自身に取り込んでいたミュウアクアを暴走させられて息絶える(ただし、原作とアニメでは若干展開が異なり、アニメでは意識体となった青山がディープブルーの動きを封じたところをミュウイチゴに攻撃させた)。
容姿は薄水色の瞳に漆黒のロング髪(蒼の騎士と違い、髪を束ねていない)。

聖薔薇騎士団(セントローズクルセイダーズ)

第2部の敵。登場初期はエイリアンが残していったキメラアニマを改造した怪物にベリーを襲わせたり、メンバー自らがベリーを狙ったりなど「白いミュウミュウ」の抹殺を試みる。メンバーの名前はバラの品種名に由来する。

後期にはテレビのフィルムをサブリミナルフィルムにしたり、裏から手を回してグッズなどを作ったりして、ミュウミュウブームを起こし、それを崩壊させることでミュウミュウを倒そうとする。その正体は、超能力を持っていることを周囲に気味悪がられ、送り込まれた全寮制の学校で公爵(デューク)に見出された少年達だった。

ロイヤルハイネス
ベリーの前に現れた第1のメンバー。中世の貴族のような恰好をしている少年。秋月友禅先生としてベリーの学校にやってきて、ロールシャッハテストでクラスメイトと担任を操り、クラスメイトにベリーを襲わせる。同時にベリーを襲ったが、ミュウミュウの加勢を受けて変身したベリーの攻撃を顔に受けてキレる。歩鈴曰く「白ぬりのおにーちゃん」。
ハッピーチャイルド
キレたロイヤルハイネスと対峙するミュウミュウの前に現れた、第2のメンバー。いわゆるカボチャパンツを履いた奇妙な服装をしており、他のメンバーよりやや幼い印象の少年。
一旦はロイヤルハイネスとともに引き揚げるも、その後、ベリーだけを狙って攻撃を仕掛ける。叫ぶととんでもない音が周囲に響き渡るようで、その力でウサギの聴覚を持つベリーを苦しめる。しかし、ミュウイチゴの攻撃を食らい、その後、獣化したいちごと合体して(猫化したいちごがベリーの兎耳をつかんでふさいだだけ)攻撃したベリーに「笑わせてもらった」と言って去る。パソコンも扱えるようで、インターネットを用いた情報操作を行っていた。幼少時は「歌麿」と呼ばれていた。
ブルーバユー
「聖薔薇騎士団の肉体派」を名乗る少年。メンバーのスイートジュリエットと組んで、人がたくさんいるドーム球場を襲い、わざとミュウミュウに負ける。しかし、これはミュウミュウをメディアに引っ張り出すための芝居であった。
スイートジュリエット
おかっぱ頭の少年。衣装と小道具でどんな人物にでもなることができる天才俳優。しかしその反面、やや鈍いところがあるらしい。
公爵(デューク)
長い髪を頭の上部で縛っている謎の男。校舎を爆破させる計画を立てている幼少時の4人の前に突如現れ、協力を乞う。当時からその容姿は変わっていないようだ。人の心を操って新たな世界を創造するのが夢。

サブキャラクター

本条 みわ(ほんじょう みわ)
声 - 金田朋子
いちごやもえの親友にして同級生(通称三バカトリオ)。
アニメでは赤坂圭一郎に一目惚れするが最後で赤坂のファンに止まる。
柳田 もえ(やなぎだ もえ)
声 - 中川亜紀子
いちごやみわの親友にして同級生(通称三バカトリオ)。黄色の髪が特徴。
アニメでは白金稜に一目惚れするが最後で白金のファンに止まる。
桃宮 慎太郎(ももみや しんたろう)
声 - 小西克幸
いちごの父。平凡な会社員。いちごが赤ん坊だった頃からの大変な親バカである(いちごが未熟児として生まれてきたため。ただし原作にはその設定はない)。性格は短気でヤキモチ焼き。口調が江戸っ子訛りである。
アニメでは青山といちごが付き合うことを許さなかったが、2人の真っ直ぐな思いの深さに根負けし2人の仲を許した。
桃宮 さくら(ももみや さくら)
声 - 本田貴子
いちごの母。専業主婦。実は剣道の有段者。夫である慎太郎とはいつもラブラブで、その様はいちごの理想像でもある。
剣道部・主将
声 - 栗山浩一
青山雅也の先輩にして親友。
みんとの婆や
声 - 堀絢子
藍沢家に仕える使用人。みんと(アニメ版では誓司も)の母親的存在。
アニメ版ではみんとと誓司の冷え切った兄弟仲をいつも気にかけている。
意地悪な女生徒
声 - 本田貴子浅井清己神田朱未
奥村大付属中学校の中学2年生。れたすをパシリにしていたグループ。
れたすがいちごたちの仲間になってからは軽くあしらわれる。
ヘイチャ
声 - 金田朋子
歩鈴の弟妹の末っ子。明るい黄色の髪を2本の三つ編みにしているのが特徴。焼き魚はケチャップをかけないと食べられない。
チンチャ / ハナチャ / ルーチャ / ホンチャ
声 - 中川亜紀子 / 谷井あすか / 小松里賀 / 浅井清己
歩鈴の弟妹。上述のヘイチャ以外は顔も髪型もそっくりなのでほとんど区別が付かない。
白金博士(しろがねはかせ)
声 - 辻谷耕史
稜の父親でUMA研究者(アニメでは考古学者)。物語開始の時点ですでに故人。稜の過去に関する話の中で登場。
5年前、アメリカで研究をしていたが、空から飛んできた謎の火炎弾に研究所兼自宅を焼かれ、逃げる間もなく焼死した(アニメでは、炎を操るキメラアニマに妻共々自宅ごと焼かれて焼死)。
白金の母
声 - 高橋理恵子
博士の妻で稜の母親。物語開始の時点ですでに故人。稜の金髪碧眼は母譲り。
アメリカの郊外にある自宅の庭で圭一郎や稜と休憩していたところ、空から飛んできた謎の火炎弾が研究所兼自宅に着弾し、研究所が燃えているのを見て、着弾時に軽い怪我を負った稜を圭一郎に託し、燃え盛る自宅へ戻っていった(アニメでは、炎を操るキメラアニマに自宅を襲われ、夫と共に焼死)。

アニメ版のみのキャラクター

これらのキャラクターは特に注釈がない限り、1話限りでの出演である。

マリ・マクガイア(アニメ登場話 第6話)
声 - 御藤利恵
白金の知り合い。アメリカ出身のピアニストで日本語は話せない。
ピュアな心の魂であるスピリッツを奪われキメラアニマにされてしまった最初の犠牲者。キメラアニマになった後は持ち前の素早さと曲と楽譜による竜巻が武器。予想以上のパワーでミュウミュウたちを追い詰めるが、ピュアな魂の音色の音が弱点だったことで身動きを封じられ、ミュウイチゴの技により浄化された。
青山田 マサゾウ(あおやまだ マサゾウ)(第8話)
声 - 岡野浩介
青山と瓜二つの少年。自然や動物をこよなく愛し、リゾート計画に反対し、妨害することで工事を阻止しようとした。
藍沢 誓司(あいざわ せいじ)(第9話)
声 - 保志総一朗
みんとの兄。冷徹な一面を持ち合わせるが、妹思いの優しい性格の持ち主でもある。
仁科 麗(にしな れい)(第14話)
声 - 川村万梨阿
蝶の研究員。赤坂の元彼女。数年ぶりに赤坂と再会し別れを告げた。
江戸紫 典弘(えどむらさき のりひろ)(第16話)
声 - 伊藤健太郎
さつきの恋人。れたすの初恋の相手。
図書館でれたすと出会い、その後れたすから色々と勇気付けられたことでさつきに結婚指輪を渡した。
只野 さつき(ただの さつき)(第16話)
声 - 半場友恵
典弘の恋人。図書館の受付職員。最後は典弘と結ばれる。
いるか(第19話)
声 - 折笠富美子
元々泳げる少女だったが、波にさらわれて以来の水恐怖症となった(のちに克服する)。また泳げないれたすに親近感を抱き、れたすに懐く。
歩鈴の母(第20話)
声 - 小松里賀
物語開始の時点ですでに故人。回想のみの登場。
保母さん(第20話)
声 - 雪乃五月
ヘイチャが通う保育園の先生。歩鈴の良き理解者。容姿が歩鈴の母に似ている。
月子の上司(第24話)
声 - 佐藤晴男
失敗ばかりしている月子をガミガミと叱り付ける鬼上司。
山田 月子(やまだ つきこ)(第24話)
声 - 小島幸子
ポップジュエリの社員。宝石の磨き担当員。
失敗ばかりして誰からも相手にされないでいたことで自信を無くし、自分から諦めていたが、ざくろのキツイ一言で自分自身を取り戻し、諦めないで自分から輝くことを思いつく。
フランソワ(第28話)
声 - 緑川光
マザコンのデブ猫で野良。名前は原作のみ登場。イチゴに一目惚れするが、イチゴに嫌われる。その後もしつこく迫るが最後にはアルト(白金稜)に成敗された。毛並みは黄色と黒のトラ猫。本作のマスコットキャラクターの一匹。
アサノくん(第29話)
声 - 小野坂昌也
メインエピソードの主人公。野良の三毛猫。ジャクリーヌの恋人。アサノという名前は、ある家の表札から取った。
行き先不明のジャクリーヌに会うために当て所もなく電車を乗り継ぎ、旅をしていた。その際いちごと偶然出会っており、後日、唯一人間と言葉の通じるいちごを訪ねてくる。
その後キメラアニマから命がけでジャクリーヌを救った事でジャクリーヌの飼い主である伊集院(旦那)さんから認められ、ジャクリーヌと結ばれる。伊集院家で2匹仲良く引取られた。人間の言葉をある程度は理解できる様子。いわしが好物。
ジャクリーヌ(第29話)
声 - 川澄綾子
伊集院家で飼われている、ライラックポイントという種類の白のシャム猫。アサノの恋人。
引っ越す以前、外を出歩いていたところアサノと出会い恋に落ちた。それまでいわしを食べたことがなかったが、デート中に食べたことで好物になる。
元飼い主である伊集院夫人からの遺言を胸に、飼い主である伊集院(旦那)さんに付き添うことを使命としている。引っ越して以来会っていなかったアサノと、紆余曲折の末に結ばれる。アサノと同じく人間の言葉をある程度は理解できる様子。
ミッシェル(第29話)
声 - 小西克幸
白のシャム猫(こちらもライラックポイント)。ジャクリーヌのお見合い相手の一人だったが、即刻振られた。挙句、偶然にもキメラアニマになってしまうが、ミュウイチゴの技により浄化された。
伊集院(旦那)さん(いじゅういん - )(第29話)
声 - 岩田安生
ジャクリーヌの飼い主。当初は「汚い野良猫」とアサノを追っ払っていたが、命がけでジャクリーヌを救ったアサノを認め、自宅に引取った。
伊集院夫人(いじゅういん - )(第29話)
声 - 滝沢久美子
ジャクリーヌの元飼い主。物語開始の時点ですでに故人。回想のみの登場。
万里子先輩(まりこ - )(第30話)
声 - 岡村明美
いちごの中学の上級生。幼馴染の俊介に恋心を持ち、俊介に別の好きな人がいると思い込んでいたが、最後の最後で俊介から告白され、晴れて恋人同士となった。なお、水晶占いが趣味で適当に占いをやっていたが、キッシュに水晶を破壊されたことにより占いを辞めたらしい。
俊介(しゅんすけ)(第30話)
声 - 石田彰
いちごの中学の上級生。サッカー部所属。幼馴染の万里子に自身の思いを告白し恋人同士となる。
西園寺 カンナ(さいおんじ カンナ)(第32話)
声 - 半場友恵
みんとをライバル視するお嬢様で何かとみんとに絡んでくるが、一方的にみんとに無視されている。その後、自身の身勝手さとしつこさに呆れたみんとを怒らせてしまう。性格は超の付く高飛車で、何かと会話するごとに高笑いをする。またキッシュに対して逃げることなく会話で歯向かってしまうなど、心の強い女性とも言えなくもない。
幼い頃から欲しい物は頼めば何時だって手に入ると信じ込んでいたが、自分自身から心を開かないと本当に欲しい物は手に入らない事をみんとから気づかされる。そしていちご達の仲介によりみんとと和解する。
龍 月餅(ロン ユエピン)(第33話)
声 - 森川智之
歩鈴の許婚者。素手でキメラアニマを倒すほどの実力者。歩鈴の父フォン・ターレンの弟子。
黄家伝来の高円寺拳法の使い手で、「トルネード爆裂拳」や「空蝉の術」などの技を使う。また一流シェフからパティシエまでこなせる腕前を持つ。
碧川 英三郎(みどりかわ えいざぶろう)(第34話)
声 - 飛田展男
れたすの父。大学の講師。
碧川 よもぎ(みどりかわ よもぎ)(第34話)
声 - 根谷美智子
れたすの母。
碧川 うり(みどりかわ うり)(第34話)
声 - 無名のため不明
れたすの弟。
上村綾乃(うえむらあやの)(第34話)
声 - 川上とも子
18才の人形作家。れたすの憧れの人。
スランプになり人形を作れなかったことでれたすと関わり、人形発表会にて、れたすの作った人形を自身の新作の作品と称した(れたすは初めから気づき彼女を信じた)。その後れたすの優しさに触れ、自身の過ちを悔い謝罪。そのことで多くの人に喜んでもらうことをれたすから教わった。
保母の先生(第35話)
声 - 乾政子
「はしかわキッズルーム」(保育園)の先生。
ももか(第35話)
声 - 間宮くるみ
「はしかわキッズルーム」の園児。ざくろに憧れる少女。容姿はざくろ似で紺色の髪。
いちごから誕生日ケーキをプレゼントされるがカロリーを理由に跳ね除け、いちごに「アカンベー」する(ケーキは他の園児たちが食べた)。仕事関係で両親が帰ってこない寂しさの裏返しから突っ張ってしまい(ざくろの前では素直)、園児たちからも孤立するが、ざくろからハンカチと夕食のディナーをプレゼントされる。
彼女が父親から貰ったペンダントに使われた石がミュウアクアではないかと睨んだキッシュたちに狙われるも、ミュウザクロに助けられる(石自体はミュウアクアではなかった)。その後はざくろから元気付けられた。
ももかの父(第35話)
声 - 伊藤栄次
イギリスの友人がアフリカ旅行をした際、現地で見つけた珍しい石が綺麗だったため加工し、ももかの誕生日プレゼントにその石を使ったペンダントを渡した。仕事が忙しく、夜遅くまで仕事をしている。
ももかの母(第35話)
声 - 竹村叔子
ももかの父と同様に仕事が忙しく、夜遅くまで仕事をしている。
ウェイター(第35話)
声 - 栗山浩一
ももかの知り合い。ももかを気遣う優しい青年。
すごむ犬(第36話)
声 - 小西克幸
ハスキー犬。イチゴが元の姿に戻るために妻にキスをしようとしたことで激怒し、イチゴに詰め寄り襲い掛かるが、かけつけたアルトに成敗される。
スズメ(第36話)
声 - 無名の為不明
メスの小鳥。イチゴが元の姿に戻るために強引にキスをさせられた犠牲者。
ざくろの母(第42話)
声 - 林佳代子
手紙による声のみの登場。
ざくろに手紙を送り、ざくろが家に帰ってくる日を待ち望んでいる。

ミュウミュウの設定

アニメ版では、「ミュウミュウ○○○、メタモルフォーゼ![3]」の掛け声の後、手のひらにすっぽり収まるサイズの、金色のアイテム(ミュウイチゴのアザと同じ模様が刻まれている)にキスを落とすことで、それぞれ単独で変身することが出来る。このアイテムは変身完了時にチョーカーに下がっている。

ミュウイチゴ

桃宮いちごが変身する。イリオモテヤマネコのDNAが入っている。アザの位置は右太ももの内側の、股の付け根。変身すると語尾にやたらと「〜にゃん」が付く。イメージカラーはピンク。特徴は黒いネコ耳・尻尾と尻尾に巻かれた鈴つきの赤いリボン。

髪形は原作ではツインテールのままの時もあったが、アニメではウェーブのかかったセミロングヘアに統一されている。また髪の色も、原作では変身前・変身後共にピンクだったが、アニメでは変身前が赤茶なのに対し、変身後はピンクに変わっている。瞳の色も変身前が灰色に近いダークブラウン(または黒)からマゼンダ系の濃いピンクに変化する(瞳の色は、他のミュウミュウではミュウプリンとミュウザクロを除き、イメージカラーにそったものに変化するのみ)。決め台詞は「地球の未来に、ご奉仕するにゃん!」。

第46話のみ、青の騎士がミュウイチゴと協力攻撃することになった。詳しくは下記項目仲間・サポートメンバーの「青山雅也」「青の騎士」に。

PSゲームでのみ、二段変身があった。二段変身後はスカート部分が変化し、髪形がツインテールになっている。また、手袋が少々長いものになる。

必殺技
リボーン ストロベリー チェック
ストロベルベルから放つ浄化技。目映い光を発し、そこから無数の虹色の光弾を敵に放つ。
リボーン ストロベリーチェック ヒーリング
アニメでは第11話以降から登場。仲間の武器から噴射されるエネルギー体をストロベルベルと合体させる事で発動する、より強力な浄化技。原作では武器そのものを合体させて発動する。また、「リボーン ストロベリーチェック サプライズ」(後述の「リボーン ストロベリー サプライズ」とは別の浄化技)を発動させることも出来る。なおアニメ版では、5人の合体攻撃で放つ七色の光線には電撃攻撃と共に身動きを封じる効果がある。アニメ放送時での「リボーン ストロベリーチェック ヒーリング」は、ミュウイチゴの掛け声なしの、いわば自動発動により無名の合体攻撃として初登場し(続けて「リボーン ストロベリー チェック」を放ち、ガララを倒す)、二回目以降は4人の武器から噴射されるエネルギー体をストロベルベルが吸収することによる合体(自動発動なし)でミュウイチゴの掛け声と共に「リボーン ストロベリー サプライズ」の技が使用された。その後も「リボーン ストロベリー サプライズ」が合体攻撃と単独攻撃との共通の技としてのメインとして使用された。
リボーン ストロベリー サプライズ
アニメ版では第15話以降に登場する技。技の威力を上げるパーツとして、ミュウベリーロッドが登場し、これをストロベルベルに装着して発動する。目映い光から発せられる無数の虹色の光弾と光線を放つ浄化技。アニメでの合体攻撃としても使用された。
リボーン アクア ドロップス
アニメ版第26話以降に登場する技。
白金らが開発したミュウアクアロッドを用い、無数に噴出した青白く光るシャボン玉系の光弾で、あらゆる汚染物質や猛毒、または巨大竜巻などを一瞬にして浄化してしまう。(原作では、回収した純度100%のミュウアクアを収めた容器をマシャに与えることでマシャがロッドに変形する。また、いちごを除いたミュウミュウが1人につき1度ミュウアクアを感知し、回収したそれを使って発動させている。)
その他の技
ストロベルベルの別の用途として、体の正面にかざす事でバリアに包まれる(第1話のみに登場)。また、発光する物体に変化させ、敵に向かって投げつける物理的攻撃技も登場(攻撃力が低いため、主に敵の注意を逸らす目的で使用。第30話以降)。
なお、ストロベルベルを正面に向けてミュウミュウ達の技を吸収する事でエネルギー補給+威力を上げる事も出来る(合体攻撃の応用。第44話以降)。原作ではこれらの技はない。

ミュウミント

藍沢みんとが変身する。ノドジロルリインコのDNAが入っている。アザの位置は背中(肩胛骨の間)。イメージカラーはアクアブルー。特徴は背中に生えた紺色の翼とお尻の尾羽。

変身によって、髪の色は変身前のブルーグレーから、インディゴブルーに変化する。髪形は通常変化しないが、アニメにてウェーブのかかったショートヘアからシニヨン付きツインテールに変化したことが一度だけある。もともとジャンプ力は随一で、地上戦がメインだった事で今まで使用する機会がなかったが、アニメ第38話以降では背中の羽の力で空中を自在に飛べる。

必殺技
リボーン ミントエコー
ミントーンアローから放つ浄化技。先端部分から浄化の光が矢になって飛ぶ。アニメ版では、大気のエネルギーを凝縮した光の矢を放つ。さらに放った矢が相手に衝撃を与えると強風を巻き起こすが、この有効範囲内にいる味方も吹き飛ばされる(アニメ序盤でいちごが吹き飛ばされた)。

ミュウレタス

碧川れたすが変身する。イルカの仲間であるスナメリのDNAが入っている。アザの位置は胸元の上(鎖骨の下辺り)。イメージカラーは。特徴は頭から伸び、身体を取り巻くようについている白い布のようなもの(アニメでは変身完了時以外、短く省略されている)。

変身によって髪形は2本の三つ編みおさげからひとつ結び(後ろ髪のほとんどをチューブ状の髪飾りで止める)へ変化、色は変身前の緑から、明るい黄緑に変化する。瞳の色は緑から髪よりやや濃い黄緑に変化する。水中では人魚の様に下半身がスナメリに変形する(アニメではミュウアクアの反応により変身を遂げる)。このため水中戦を含め、行動範囲が広がる。

必殺技
リボーン レタスラッシュ
レタスタネットから真空刃の様な水流を放つ技。原作ではこれを受けると物理的なダメージを負う。なお、アニメ版では幾つかのパターンがあり、敵との間に距離がある場合、放った直後は水圧を封じ込めた水球となる。基本的には水の力を分散した無数の光のブーメランで、敵が操る複数のツタや枝などを切断するなどの用途で用いられる。また水中戦や空中戦では強力な水の渦巻きを放つなど、戦い方によってパターンを使い分けている。他のミュウミュウと違い、拘束されても手さえ動けば出すことが可能。

ミュウプリン

黄歩鈴が変身する。サルの仲間であるゴールデンライオンタマリンのDNAが入っている(本人は“ゴールデンライオンタマリンのDHA”と勘違いしていた)。アザの位置は額。イメージカラーは黄色。特徴は茶色の耳と先端がくるりと巻いた尻尾。

変身によって髪形は変化しないが、髪の色は変身前のゴールデンブラウンからレモンイエローに変化する。瞳の色は変身前と同じライトブラウンのままである。

必殺技
リボーン プリングリング インフェルノ(原作では「リボーン」の部分がない)
プリングリングから放つ捕縛技。2つの輪のそれぞれから光の輪を敵に向けて放ち、それを対象の上空と足元に滞空させて光線で接続すると、完成した円錐台形の中に閉じ込めて動きを封じることが出来る。アニメ版では光の輪を大地に叩きつけ、その光が大地を抉りながら進み、相手の頭上から眩い光と共に衝撃を与えると同時に、原作と同様に円錐台形の中に包み込む(この時身動きも封じられる)。また、この円錐台形がプリンを模したものであるため、その弾力性を生かし衝撃を吸収(敵の技の吸収も可能)し和らげるなど、いちご達の防御としても使用された。
アニメ版ではミュウミントの「リボーン ミントエコー」との合体技により巨大プリングリングが完成し、細かいキメラアニマを纏めて一気に包み込む事が可能(第41話以降)。なお、ミュウアクアが悪用された自爆材の原料としてプリングリングが使用されたことがある。

ミュウザクロ

藤原ざくろが変身する。ハイイロオオカミのDNAが入っている。アザの位置はおへその周り。イメージカラーは。特徴は薄茶色のイヌ耳と尻尾。

変身によって髪形は変化しないが、髪の色は変身前のパープルからライトパープルに変化する。瞳は変身前も変身後も青みがかかったパープル。戦闘能力は抜群。衣装はミュウミュウで唯一、一体型ではなく上半身はチューブトップ、下半身はショートパンツとロングブーツとなっている。

必殺技
リボーン ザクロスピュア
ザクロスホイップを変形させて放つ、鞭状に変化した先端を敵に叩きつけたりする打撃技。敵に先端を巻きつけて動きを封じることも出来る。アニメ版では光の鞭を灼熱のマグマに叩きつけ、マグマを抉りながら光の鞭とマグマの灼熱との一体の力で広範囲攻撃が可能。また光の鞭には亜空間を切り裂く力も備わっている。

ミュウリンゴ

PS版ゲームのみ登場する、赤井りんごが変身する。母親の形見であるペンダントの力を借りて、先述したユキちゃんと合体してミュウミュウになるため、いちごたちと違いアザは持たない。イメージカラーは。特徴は前髪についている大きな赤いリボン。

必殺技
リボーン アップルポップ
アップルティックから放つ回復技。戦闘メンバーの体力を一定値回復させる。ただし、アップルティック自体は打撃攻撃も行えるらしく、ゲームでは敵を殴りつけて攻撃する技がある。

ミュウベリー

白雪ベリーが変身する。アマミノクロウサギアンデスヤマネコのDNAが入っている。アザの位置は不明。変身すると語尾にやたらと「〜みゃ」が付く。イメージカラーは。特徴は前方に倒れている白いウサギ耳とネコ尻尾、尻尾に巻かれた、ミュウイチゴより細い鈴つきの赤いリボン。

必殺技
リボーン ラブベリー チェック
ラブベリーロッドから放つ浄化技。イチゴの技と同レベルの威力を持つらしい。

合体技

リボーン ダブルベリー チェック
イチゴとベリーの合体技。
ミュウパワー エクステンション
合体防御技(シールドバリア)としてアニメ第38話以降から登場する。強力な自爆剤の爆発を止めるために使用された技で、ミュウミュウ達5人の全エネルギーを使い、五本の光の柱によるシールドで囲み、爆発を自身で受け止める事で大爆発での災害を防いだ(この時、爆発である程度ダメージを受ける)。第40話ではドームの地下空洞にてドームの陥没を防ぐため、約10t以上の建物を外側から4人の「ミュウパワー エクステンション」での四本の光の柱によるシールドのパワーで支えた。また最終決戦で身を守るためのシールドバリアや瞬間移動のワープとしても使用された。
原作でも、エネルギー開放型の攻撃兼防御技として終盤に1度だけ登場。

関連アイテム

一部を除き各自専用アイテムを持つが、それらは原作序盤とアニメ版で若干デザインが異なる(中盤以降と「あ・ら・もーど」はアニメ版に準拠)。また、共通してアイテムの何処かに、金色のリボンを象った枠の中心にピンクのハートがついた飾りがあり、ハートの部分にミュウイチゴのものと同じ紋章が刻まれている。

ストロベルベル
ミュウイチゴのアイテム。ピンクのハート型の枠の中心に、金色のベルが下がるデザイン。また、ベルの止め具の上にメンバー共通の飾りがあるが、他のメンバーとは異なり、王冠の様なパーツが追加されている。
後述するミュウベリーロッドと合体させると翼のような飾りの付いたミュウストロベルベルとなり、「リボーン ストロベリー サプライズ」を発動させられる。
ミュウベリーロッド
アニメ中盤から登場した、ミュウイチゴ用の追加アイテム。2色の翼のような飾りとティアラのような飾りが特徴の、短いロッド。共通の飾りはない。
ストロベルベルと合体させると、ストロベルベルの王冠部分がこちらのティアラに差し代わる。原作でも1度だけ登場した。
ミントーンアロー
ミュウミントのアイテム。水色の竪琴の様な形をしているが、技の発動時は弓矢となって光の矢を放つ。弓の中心にメンバー共通の飾りがあり、その両端に、翼を象った紺色の飾りが付いている。
レタスタネット
ミュウレタスのアイテム。大小の2つ一組で緑色のカスタネットの形をしており、どちらにもピンクのリボンがついている。両方にメンバー共通の飾りがあるが、小さな方に刻まれた紋章はスナメリを象ったれたすのもの。
プリングリング
ミュウプリンのアイテム。モンキータンバリンを模した、黄色の大きなリングと、鈴のついたオレンジ色の小さなリングの形をしている。共通の飾りは黄色い方に付いている。
ザクロスホイップ
ミュウザクロのアイテム。メンバー共通の飾りの両端に指穴を模した飾りが付いた、藤色のフルートの形をしているが、技の発動時は飾りの部分を回転させて、十字架状にする。回転させたときに見える持ち手の部分に、ざくろの紋章が紫色で記されている。
アップルティック
ミュウリンゴのアイテム。2本一組で、先端部分の林檎を象った大きな飾りが特徴の、短めのスティック。林檎の下に共通の金色の飾りが付いている。
ラブベリーロッド
ミュウベリーのアイテム。ウチャが変形する。ウサギの顔が逆さまにした苺を囲っている飾りのついたロッド。
ミュウアクア
古代人類によって作り出された高純度の水の結晶体の様な聖物。物質の代謝を活性化させる強大な力を持っている(原作では、純度1%のものを用いたにもかかわらず、重油でべとべとになっている海鳥から重油が落ち、元気になったほど)。地球全体に影響を与えるほどの威力も秘めている。
ミュウアクアロッド
原作では純度100%のミュウアクアを回収したマシャが変形する武器。アニメ版では白金らが開発したロッド。どちらも強力な浄化技を発動させるが、アニメ版ではミュウアクアの結晶を必要とし、技の発動後にその結晶は失われてしまうため、使用回数が限られた。

作中用語

カフェミュウミュウ
東京ミュウミュウのサポート役である白金・赤坂が経営しているカフェ。東京ミュウミュウのアジトとも言える場所であり、ミュウミュウ達は表向きカフェのウエイトレスをしているアルバイト(時給は1000円らしい)。地下には白金の研究室や作戦室と呼べる施設がある。
キメラアニマ
エイリアンが、クラゲの様なフォルムの「パラサイトアニマ」と呼ばれる寄生生命体を動物に憑依させて誕生させる怪物。普段はおとなしい性質の動物であっても、憑依されると凶暴化する。アニメ版では人間のピュアな心とパラサイトアニマを融合させても誕生する。
スピリッツ
アニメ版のみ登場。人間のピュアな心を指す。
井ノ原公園
原作では季節外れの桜が満開になり、青山が先輩に誘われて調査に向かった場所。この桜の花粉は猛毒であり、吸い込んだ人々が次々と倒れてしまう。
代官中学校
いちごや青山、いちごの親友らが通う中学校。
西山動物公園

テレビアニメ

テレビアニメ概要

テレビ愛知製作、テレビ東京系列2002年4月6日から2003年3月29日まで放送された。全52話。

また、男児向け作品が主体であったテレビ愛知土曜8:00枠で初の女児向け作品として放送された。

物語前半でのオープニングの冒頭ナレーションではシリアスな雰囲気で触れ込まれているが、物語中盤以降は主人公・いちごによる語り手で触れ込まれている。

系列外の地方局などではテレビ静岡広島テレビ奈良テレビ鹿児島読売テレビ福島テレビ仙台放送石川テレビ熊本県民テレビBSジャパン(テレビ東京系列局制作作品では史上初)で時差ネットされたほか、CS放送ではAT-Xを経てキッズステーションでも放送された。

日本国外での放送

当作はアメリカでも放送され、現地に合わせるようにタイトルを『MEW MEW POWER』に変更している。ストーリーは第1話が日本の第12話を放送し、第2話以降からは日本の第1話から順に放送した。また一部のシーンに(アメリカに合わせるように)若干の変更も施されている。キャラクターも「いちご」ではなく「ゾーイ」となっている。フランスイタリアなどの欧州でも放送されている。また、韓国ではSBSで放送された。

スタッフ

  • 企画 - 東京ミュウミュウ製作委員会
  • 原作 - 征海未亜
  • プロデューサー - 高柳明史、関谷将人、可知秀幸、山田昇、萩野賢
  • シリーズ構成 - 十川誠志
  • 美術監督 - 高田茂祝
  • 撮影監督 - 福島敏行
  • キャラクターデザイン - 北山真理
  • サブキャラクターデザイン - 宇佐美皓一
  • カラーデザイン - 上谷秀夫
  • 音楽 - 根岸貴幸
  • 音楽プロデュース - 吉村仁、唐牛秀貴
  • 音楽協力 - テレビ愛知ミュージック
  • アニメーションプロデューサー - 南喜長、福良啓
  • 監督 - 阿部記之
  • アニメーション制作 - ぴえろ
  • 製作 - テレビ愛知AEON→we've東急エージェンシー

主題歌

オープニングテーマ「my sweet heart
作詞 - T_T / 作曲・編曲 - UZA / 歌 - 小松里賀
エンディングテーマ「恋はア・ラ・モード
作詞・作曲 - ホンダタカノブ / 編曲 - Grooving K.T / 歌 - 東京ミュウミュウ(桃宮いちご(中島沙樹)、藍沢みんと(かかずゆみ)、碧川れたす(佐久間紅美)、黄歩鈴(望月久代)、藤原ざくろ(野田順子))
挿入歌「グライダー
作詞 - 清原明恵 / 作曲 - UZA / 編曲 - 磯江俊道 / 歌 - 小松里賀

各話リスト

話数内の「○」は原作にあった回を示している。(ただし、アニメ用にアレンジされている)

話数 サブタイトル 脚本 コンテ 演出 作画監督 美術
1○ ネコになる、正義の味方は恋する少女にゃん 十川誠志 阿部記之 宇佐美皓一 高田茂祝
清水友幸
2○ 新しい仲間、正義の味方は超お嬢様にゃん 榎本明広 大西雅也 高田茂祝
3○ 学校の怪談、おばけの正体見つけ出すにゃん 松浦錠平 桜井木ノ実 高橋忍
4 涙のデート、青山君にいえない秘密にゃん 高橋ナツコ 中島弘明 阿部弘樹 工藤英昭
5 嵐の新体操、ネコの舞で輝く星になるにゃん 田中哲生 高橋資祐 阿部記之 高橋資祐 高田茂祝
6 心のピアノ、ときめきの舞踏会にゃん 十川誠志 小柴純弥 中森良治 高橋忍
7○ 歩鈴登場、耳とシッポも芸のうち 大和屋暁 阿部記之 畠山茂樹 かわむらあきお 工藤英昭
8 温泉へ GO! 神秘の山の愛の奇跡 田中哲生 松浦錠平 桜井木ノ実 高田茂祝
9 愛しのお兄様、思い出は写真の中に 高橋ナツコ 中島弘明 阿部弘樹 高田茂祝
高橋忍
10○ 最後の仲間、まぼろしの一匹狼 田中哲生 榎本明広 石野聡 工藤英昭
11○ 信じる心、五人そろって東京ミュウミュウ 十川誠志 金子仁 小柴純弥 ふかざわまなぶ 高田茂祝
12○ バレちゃった、季節はずれの桜散る 畠山茂樹 宇佐美皓一
13○ すれ違う心、狙われた青山くん 大和屋暁 小柴純弥 かわむらあきお 工藤英昭
14 赤坂の秘密、切ない恋の物語 十川誠志 まついひとゆき 平田豊 阿部弘樹 高田茂祝
15 小さな勇者、マシャ 命がけの友情 田中哲生 高橋資祐 小柴純弥 高橋資祐 高橋忍
上野秀行
16 れたすの恋、一途な思いは図書館で 大和屋暁 松浦錠平 桜井木ノ実 工藤英昭
17○ 蒼の騎士、おまえは俺が守る! 十川誠志 西村聡 阿部記之 石野聡 高田茂祝
18 真夏の恋! いちごのハートはゆらゆら 榎本明広 かわむらあきお 高橋忍
19○ 優しさの力、海の深くに願いよ届け 田中哲生 中島弘明 阿部弘樹 工藤英昭
20 母の記憶、お姉ちゃんは大変なのだ 大和屋暁 小柴純弥 宇佐美皓一 高田茂祝
21○ 心の火花、いちごとみんとのすれ違い 十川誠志 畠山茂樹 中森良治 高橋忍
22 夏よさらば、いちごの一番長い日 大和屋暁 松浦錠平 桜井木ノ実
23 恋は突然! 乙女のハートをうけとめて 田中哲生 榎本明広 ふかざわまなぶ 工藤英昭
24 不思議な宝石、輝きはあなたの中に 高橋ナツコ 中島弘明 阿部弘樹
25 恋のハードル、いちごの恋は障害だらけ 十川誠志 高橋資祐 小柴純弥 高橋資祐 高橋忍
26○ 時よ止まれ! 胸にあふれる愛しい気持ち 阿部記之 石野聡
27○ あなたが好き、青山くん衝撃の告白! 金子仁 畠山茂樹 かわむらあきお
実原登
橋本英樹
工藤英昭
28○ ネコパニック、秘密のカギは乙女のくちびる 松浦錠平 桜井木ノ実 高橋忍
29 禁断の恋? ネコの言葉がわかるニャン 田中哲生 まついひとゆき 平田豊 吉本拓二 工藤英昭
30 素直になって、水晶玉に秘めた片思い 高橋ナツコ 榎本明広 伊達将利 宇佐美皓一 高橋忍
31 父の背中、いちごをかけた一本勝負! 大和屋暁 下田正美 畠山茂樹 かわむらあきお 工藤英昭
32 お嬢さま対決、お金じゃ買えない正義の味方 秋山勝仁 阿部記之 ふかざわまなぶ 高橋忍
33 婚約者現わる 歩鈴、宿命の結婚 田中哲生 松浦錠平 桜井木ノ実 工藤英昭
34 一番大切な事、誰かを信じる気持ち 十川誠志 平田豊 藤本美樹 阿部弘樹 高橋忍
35 泣かないで、ひとりぼっちの小さなざくろ 高橋ナツコ 榎本明広 石野聡 工藤英昭
36○ 白金の過去、ミュウミュウ誕生の秘密!! 大和屋暁 高橋資祐 小柴純弥 高橋資祐 高橋忍
37 輝きの涙、二人きりのクリスマス 田中哲生 畠山茂樹 かわむらあきお 工藤英昭
38 聖夜の奇跡、秘密の消えた夜 十川誠志 小柴純弥 宇佐美皓一 高橋忍
39 盗まれた夢、ラベンダーの甘い罠 田中哲生 中島弘明 アベエミコ
吉本拓二
工藤英昭
40○ 二人は友達? 歩鈴、危機一髪!! 大和屋暁 松浦錠平 桜井木ノ実 高橋忍
41 幸せを運ぶ風、一途な祈り 高橋ナツコ 榎本明広 ふかざわまなぶ 工藤英昭
42 ざくろの迷い、四人になったミュウミュウ 十川誠志 下田正美 畠山茂樹 三好和也
実原登
高橋忍
43 敵か味方か? 戦ってお姉さま!! 阿部記之 伊達将利 宇佐美皓一 工藤英昭
44 森になった街! いちごの笑顔を守るもの 田中哲生 平田豊 藤本美樹 阿部弘樹 高橋忍
45○ 解けた謎! 蒼の騎士の真実 高橋ナツコ 小柴純弥 中森良治 工藤英昭
46○ 新しい戦力! 地球を守る仲間 十川誠志 松浦錠平 桜井木ノ実 高橋忍
47 愛のパワー! 青山君は私が守る!! 大和屋暁 高橋資祐 小柴純弥 高橋資祐 工藤英昭
48 異次元の迷路!キッシュの賭け!! 田中哲生 榎本明広 かわむらあきお 高橋忍
49○ 青の目覚め、もうひとつの姿! 大和屋暁 秋山勝仁 畠山茂樹 橋本英樹
三好和也
工藤英昭
50○ いちごの試練!あたしはミュウミュウ 高橋ナツコ 中島弘明 谷田部勝義 阿部弘樹 高橋忍
51○ 最後の戦い! あなたの笑顔を信じてる 十川誠志 ふかざわまなぶ 伊達将利 石野聡 工藤英昭
52○ 地球の未来に、ご奉仕するにゃん! 小柴純弥 宇佐美皓一 高橋忍

テンプレート:前後番組

原作とアニメの相違点

  • 原作の第1話では後にミュウミュウになる5人が一度姿を見せていたが、アニメでは順次登場することになる。
  • ミュウミントのコスチュームの色が、空色からミントグリーンに変更された。ただし、フルタ製菓食玩のフィギュアでは空色。
  • 原作の最終回の最後には雅也の告白があり、白雪ベリーが姿を見せていたが、アニメの最終回の最後にはどちらもなく、白金が「新たな敵が現れた」と言って再び戦うことになるという展開だった。
    • これは『Tokyo黒猫娘』のラストをアレンジしている。最終回の内容が、原作最終話と『Tokyo黒猫娘』とを組み合わせた物になっている。
    • そのため一時は、復活の可能性がある事をほのめかしていたが、現在では復活はないとされている。
  • 原作では、いちごが猫になったのを雅也が見たが、アニメでは見ていない。
  • ミュウミュウの武器の形が以下の通り変更。また最大の武器であるミュウアクアロッドを使ったのは、原作ではミュウイチゴを除いたミュウミュウ全員だが、アニメではミュウイチゴ一人しか使っていない。
    • ストロベルベル - ハート部分の下に金色のベルが追加。
    • ミントーンアロー - 中心となる、翼を象った飾りがついたハート型のパーツと指をかける引き手部分のパーツの組み合わせだったが、ハープ形に変更。ストロベルベルと同じハートマークが付く。
    • レタスタネット - カスタネット型に変更。ストロベルベルと同じハートマークが付く。
    • プリングリング - 黄・茶の同じ大きさのリング二つから、黄のタンバリンを模した大型リング(ストロベルベルと同じハートマークつき)・オレンジのが付いた小型リングになった。
    • ザクロスホイップ - 当初は何の飾りもない十字架状の武器だった。フルート形・鞭形の二通りに変わる。ストロベルベルと同じハートマークが付く。
  • ミュウミュウの髪の色は、原作では通常時も変身中も同じ色である。アニメではミュウイチゴを除き、変身後の髪の色は通常時より明るい色に変化している(ミュウイチゴは全く別な色に変わっている)。
  • ミュウミュウの瞳の色は原作では変身後も変化はないが、アニメではミュウプリン・ミュウザクロを除き、変身後の瞳の色は、イメージカラーにそった物に変化している(ミュウプリン・ミュウザクロは変化なし)。
  • ミュウイチゴの変身解除シーンは原作では初戦闘の後で登場していたが、アニメではストーリーの終盤になってようやく初登場となっている。
    • その後も原作では変身解除シーンは何度か登場し、さらにはミュウイチゴが雅也の目の前で変身・解除して正体を明かすシーンまで登場した。もちろんこのシーンはアニメにはない。なお、原作では当初掛け声を叫ばずに変身していた。
  • 原作では、いちごはドキドキすると、子猫になってしまうが、アニメではキスすると子猫になる。(しかし、第28話ではキスしてなくてもドキドキしただけでネコになっている)

書籍情報等

単行本(コミックス)

日本語版

絵は征海未亜、シナリオは吉田玲子(第1期のみ)。コミックスはすべて講談社より発売されている。

  • 東京ミュウミュウ 1巻 ISBN 4-06-178955-4
  • 東京ミュウミュウ 2巻 ISBN 4-06-178965-1
  • 東京ミュウミュウ 3巻 ISBN 4-06-178981-3
  • 東京ミュウミュウ 4巻 ISBN 4-06-178987-2
  • 東京ミュウミュウ 5巻 ISBN 4-06-178995-3
  • 東京ミュウミュウ 6巻 ISBN 4-06-364006-X
  • 東京ミュウミュウ 7巻 ISBN 4-06-364017-5
  • 東京ミュウミュウ あ・ら・もーど 1巻 ISBN 4-06-364034-5
  • 東京ミュウミュウ あ・ら・もーど 2巻 ISBN 4-06-364046-9

英訳版

Tokyo Mew Mewと題した英訳版がTOKYOPOPより発売されている。続編はTokyo Mew Mew a la Mode

  • Tokyo Mew Mew Vol.1 ISBN 1-59182-236-X
  • Tokyo Mew Mew Vol.2 ISBN 1-59182-237-8
  • Tokyo Mew Mew Vol.3 ISBN 1-59182-238-6
  • Tokyo Mew Mew Vol.4 ISBN 1-59182-239-4
  • Tokyo Mew Mew Vol.5 ISBN 1-59182-548-2
  • Tokyo Mew Mew Vol.6 ISBN 1-59182-549-0
  • Tokyo Mew Mew Vol.7 ISBN 1-59182-550-4
  • Tokyo Mew Mew a la Mode Vol.1 ISBN 1-59532-789-4
  • Tokyo Mew Mew a la Mode Vol.1 ISBN 1-59532-790-8

なお、英訳版では「Mew Mew」以外に「Mew-Mew」や「MewMew」と表記されることもある。

スペイン語版

Tokyo Mew Mew と題したスペイン語版が、2006年3月25日より順次Public Square Booksより発売されている。『東京ミュウミュウ あ・ら・もーど』のスペイン語版の発売は不明。

  • Tokyo Mew Mew (1) ISBN 1-59497-155-2
  • Tokyo Mew Mew (2) ISBN 1-59497-170-6
  • Tokyo Mew Mew (3) ISBN 1-59497-171-4
  • Tokyo Mew Mew (4) ISBN 1-59497-172-2
  • Tokyo Mew Mew (5) ISBN 1-59497-173-0
  • Tokyo Mew Mew (6) ISBN 1-59497-174-9
  • Tokyo Mew Mew (7) ISBN 1-59497-198-6

書籍

すべて講談社より発売されている。なお、重版がかからなかったこともあり、2007年6月時点では新品はほぼ流通していない。古本屋でも見かける事は少ない。

  • 『テレビアニメ 東京ミュウミュウ 公式ファンBOOK』 ISBN 4-06-330194-X
  • 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (1) ねこになるにゃん!』 ISBN 4-06-344221-7
  • 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (2) なかまは どこにゃん?』 ISBN 4-06-344227-6
  • 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (3) 5にん そろって、 せいぎの みかたにゃん♥』 ISBN 4-06-344231-4
  • 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (4) きせき! ミュウアクアロッドにゃん♥』 ISBN 4-06-344240-3
  • 講談社テレビ絵本 『東京ミュウミュウ (5) ちきゅうの みらいに ごほうしするにゃん♥』 ISBN 4-06-344249-7
  • たのしい幼稚園 テレビデラックス 『東京ミュウミュウ シールあそびえほん』 ISBN 4-06-178102-2
  • たのしいおともだち ニューシールブック 『東京ミュウミュウ シールあそび』 ISBN 4-06-327274-5

DVD

全てのDVDの発売元はインターチャネル。販売元はポニーキャニオン

  • 『東京ミュウミュウ』 1巻 / 1-6話(収録話) / PCBX-50353
  • 『東京ミュウミュウ』 2巻 / 7-12話 / PCBX-50354
  • 『東京ミュウミュウ』 3巻 / 13-18話 / PCBX-50355
  • 『東京ミュウミュウ』 4巻 / 19-24話 / PCBX-50356
  • 『東京ミュウミュウ』 5巻 / 25-30話 / PCBX-50357
  • 『東京ミュウミュウ』 6巻 / 31-36話 / PCBX-50358
  • 『東京ミュウミュウ』 7巻 / 37-42話 / PCBX-50359
  • 『東京ミュウミュウ』 8巻 / 43-48話 / PCBX-50360
  • 『東京ミュウミュウ』 9巻&10巻 セットボックス / PCBX-50361
    • 『東京ミュウミュウ』 9巻 / 49-52話
    • 『東京ミュウミュウ』 10巻 / ノンクレジットOP/ED、および声優インタビューなど

ほか、レンタル専用のVHS版(全13巻)も作成された。発売元はDVDと同じポニーキャニオン。

音楽CD

全てのCDの発売元はインターチャネル。販売元はキングレコード

なお、キャラクターソングス(ただし、NECA-1303xに該当するCDのみ)の5枚に加え、スペシャルボーナスディスク(『恋はア・ラ・モード (Love Extended Mix -Tokyo Mew Mew Edit-)』が収録されている)とボックスが添付された「東京ミュウミュウ キャラクターソングス コレクターズボックス」も存在する。これは特別限定生産の形で発表され、各CDのバラ売りに2か月先立って発売された(2002年7月24日)。

その他

  • 東京ミュウミュウリカちゃん
    • ミュウイチゴに模した髪や服を着たリカちゃんが2002年に発売された。

ミュウ・ファイヴ

「ミュウ・ファイヴ」は、『東京ミュウミュウ』におけるプロモーション活動の一環として2001年7月25日に結成された、小中学生5人組からなるコスプレアイドルユニットである。

配役

  • 吉田有希 (役: 桃宮いちご)
  • 明坂聡美 (役: 藍沢みんと)
  • 松井友里絵 (役: 碧川れたす)
  • 泉綾香 (役: 黄歩鈴)
  • 桜井真子 (現在MAKOに改名して活動中)(役: 藤原ざくろ)
  • 三田真央 (役: 藤原ざくろ、2002年9月以降)
    • 藤原ざくろ役は2002年9月に桜井真子から三田真央へと変更になっている。

活動など

事実上の「実写版東京ミュウミュウ」として扱われ、平均年齢が12歳の少女達によって構成されたこともあり、結成時には大きな注目を浴びることになった。しかし、東京キャラクターショーをはじめとするイベントでいくつかの公演を行ったものの、その公演総回数は10回に満たず、中途で活動を休止し、自然消滅となった。

CD

発売されたCDは1枚のみである。これは「なかよしフェスティバル」をはじめとするイベント限定販売商品だったが、講談社の「なかよし」通信販売サイトでも購入できた。

「守りたいから」
2002年7月21日発売
作詞・作曲・編曲 - 梶浦由記

関連項目

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:東京ミュウミュウ テンプレート:テレビ愛知制作土曜朝8時枠 テンプレート:阿部記之監督作品

テンプレート:Link GA
  1. 42話に収録される予定だったが、未公開シーンとなった。
  2. 15話はマシャの助け、39話はキッシュの裏切り行為で難を逃れている。
  3. ○○○の部分は、他のメンバーは自分の名前をそのまま唱えているが、イチゴのみ「ストロベリー」と英訳している。