THE STAMP SHOW!!
テンプレート:Pathnav THE STAMP SHOW!!(ザ・スタンプ・ショー、通称・STAMP)とはフジテレビのバラエティ番組『めちゃ²イケてるッ!』の中の人気コーナーであり、ゲームの一種である。正式名称は「THE STAMP SHOW」。ここではパワーアップバージョンであるSTAMP 8(スタンプ・エイト)についても記述する。
目次
概要
主に番組初期(1990年代後半)に放送されていたコーナー。モチーフはデッキブラシやゴミ箱のふたを打ち鳴らすパフォーマンスで話題となったブロードウェイのパフォーマンス集団「STOMP」。出演者が全員外国人に扮し、それぞれの顔イラストが書かれたサイコロを投げ出た目の人間が負け。負けたメンバーはハリセン攻撃の洗礼を受ける。まず他メンバーからリズムに合わせて小ハリセン攻撃を加えられた後、オチとして巨大ハリセンを顔面に食らう。主に巨大ハリセンを振るうのは自称“永遠の野球少年”ルークこと山本で、フルスイングから繰り出されるハリセンの威力は凄まじいものがあった(ただしルークの目が出た場合はメンバーの協議によって巨大ハリセンの役を決定)。鼻血を出す者・涙を流す者・鼻が曲がったと言い張る者が続出。中でもデビットが、顔面ハリセンを食らった直後「鼻の軟骨がパキッて鳴った!」と連呼するシーンは名物だった。
そもそも「STAMP」という企画タイトル自体に「顔にハリセンの痕が付く」という意味合いが込められているほどでその過激な罰ゲームのせいか視聴者からいじめを助長するという苦情が殺到し、その後スタンプは徐々にフェードアウト、後に各男性メンバーが同じキャラクターを引き継いだまま「フリフリNo.6」となる。
ちなみにトータルで最も多くハリセンを受けたのはカール(3回に1回)だった。
登場人物
- ルーク(山本圭一)(Tシャツ:1)(最終出目確率7%、3/43)(6位)
- デビット(加藤浩次)(Tシャツ:6)(最終出目確率26%、11/43)(1位)
- ポール(濱口優)(Tシャツ:3)(最終出目確率19%、8/43)(3位)
- カール(矢部浩之)(Tシャツ:4)(最終出目確率26%、11/43)(1位)
- スティーブ(有野晋哉)(Tシャツ:5)(最終出目確率14%、6/43) モデルはスティーヴィー・ワンダー? (4位)
- ザビエル(岡村隆史)(Tシャツ:2)(最終出目確率9%、4/43)モデルはフランシスコ・ザビエル (5位)
ナレーション
スペシャルゲスト
- STAMPチームの代打として登場。上島竜兵にキツイ一発を浴びせる。
- ランディ・バース(バースちゃんとしてハリセン代打)
- 1997年4月19日に太田プロダクション芸人チームの代打として登場。濱口に強烈な一発を浴びせ、鼻血が止まらないほど出たという(「この出来事がコーナー打ち切りの主な原因になった」と『ナインティナインのオールナイトニッポン』で語っている)。
STAMP 8
長らく沈黙を保っていたが2004年11月6日に「STAMP 8」として突如復活。若手芸人に負けないよう「ボディー・ランゲージ・ターイム!!!!」(ルーク談。「身体を張って頑張ろう」と言いたかったらしい)という趣旨で復活したもの。ルールは全く一緒だがSTAMPの6人にゲスト(主に若手芸人)2人を加え8面体サイコロを使用し、よりスリリングな展開となった。ゲストは「七」「八」と書いたTシャツを着用する。ナレーションにはSTAMP時代と同様にセイン・カミュを起用、岡村のキャラクターはザビエルからマイケルに変更された。
もともとは1回限りのスペシャルコーナーだったようだが以前のSTAMPを知らない若い視聴者から「この新コーナーはとても面白い!」という意見が番組に殺到したため、その後あらためてコーナー化された。しかしデビッド(加藤)だけは以前の鼻の折れたエピソードからかあまり乗り気でなく、しばしば「やめようって!」と語っていた。
STAMP時代同様、巨大ハリセンを振るうのは主にルーク(ルークが当たった場合はデビットorハリセン代打)でスイングの直前には「たーたき叩き、叩き潰すぞ!」という決め台詞を叫ぶ。ハリセン攻撃の際、画面の両サイドに「スタンプマニア」と称するbeatmaniaのノートを模したスクロール表示が出るようになった。大ハリセン攻撃でジャストミートした際には「HomeRun!!」の表示が出る。加えてメンバーのハリセンの叩く威力が以前と比べて明らかに弱くなっている。
なお2005年7月16日から8月31日まで開催された「お台場冒険王2005~史上最大のテレビ遊園地」にも「スタンプマニア」のアトラクションが登場し、ファンもこのSTAMPをプレーすることができた。
2005年6月12日、コーナー冒頭でルークが突如「体張ってゴーゴゴー!!」と絶叫した。これは元々同局系で以前放映されていた『力の限りゴーゴゴー!!』が元ネタだが、以来しばしば「ゴーゴゴー!!」をメンバー全員で叫んでいる。
2006年1月28日放送分では江頭2:50が予告どおり身代わり、助走、回避(1回失敗)などの伝説を残した。
また、外人格闘家がゲスト出演した回で、ポールが外人格闘家(ボブ・サップ、ヴァンダレイ・シウバ、チェ・ホンマン)のハリセン代打を受けることとなり、奇跡の外人スイング3連覇を達成することとなった。因みにサップがスイング代打した回では、スイングによる鼻の負傷を保護する付け鼻がサップのスイング前に外れる事態となり、ポールは付け鼻の無いままサップのスイングを食らうこととなった(直撃箇所は額だったため鼻は無傷)。サップのスイングを食らった際、衝突の勢いでポールの体が後ろに吹き飛びセットの蛍光灯に背中をぶつけるアクシデントが発生したが、ポールは無事で当時腰痛に悩まされていたが蛍光灯にぶつかったショックで腰痛が直ったらしい(最後は自身の付け鼻を拾い、ポールの「鼻とっだどー!」の掛け声でこの回は終了した)。
得意な野球のスイングを披露できるので山本が最も好んでいた山本メインのコーナーだったが、2006年7月の山本降板により事実上打ち切りとなった。
登場人物
- ルーク(山本)
- デビット(加藤)
- ポール(濱口)
- カール(矢部)
- スティーブ(有野)
- マイケル(岡村)
- マイケル・ジャクソンがモデル。濱口が岡村にたびたびマイケルのギャグを要求し、岡村は毎回激怒する。
ナレーション
- ハリセン攻撃のリズムに合わせて提供を読むこともある。
ゲスト
- 第1回(2004年11月6日) 品川庄司
- 1度もハリセンで叩かれていない庄司に対し、品川が激怒。収録終了後コンビで大げんかした。
- 品川はメンバーから「スナガワ」と言い間違えられていた。
- 第2回(2004年11月20日) ますだおかだ
- 増田はこの時のスペシャルゲストであるヴァンダレイ・シウバに巨大ハリセンで叩かれた際、左肩の所につけっ鼻が乗っかるという奇跡で笑いを誘っていた。
- 岡田はメンバーから「オカマ」と言い間違えられていた。
- 第3回(2004年12月25日、2005年1月29日※日本一周打ち上げの旅完全版) 中居正広
- 「中居&ナイナイ日本一周打ち上げの旅」の途中で参戦。
- 最初は乗り気じゃなかったが、日本一周内で酷い扱いをしてきたナイナイに対し仕返しが出来ると聞いた瞬間テンションが上がる。しかしラウンド3で自分の目が出てしまい再びテンションが下がってしまう。
- 打ち上げの旅完全版では、中居の目が出たものの、中居の顔面をハリセンで叩いてしまったことによって、自分がSMAP×SMAPに呼ばれなくなってしまうかも知れないという山本の勝手な判断から、罰ゲームをさせなかった。
- これによりメンバー全員大ブーイング。特に岡村が1番激怒していた。
- その後、天罰が下ったかのように、山本の目が出てしまい、逆に顔面を叩かれる羽目に。
- 第4回(2005年2月12日) アンタッチャブル
- 第5回(2005年3月12日) カンニング・竹山隆範&ボブ・サップ
- 第6回(2005年6月11日) レギュラー
- 特別編(2005年8月13日) どぜうモン(ポール)
- 第7回(2005年9月10日) アンガールズ
- 第8回(2005年11月12日) 安田大サーカス
- 第9回(2006年1月28日) 江頭2:50
番外ゲスト(ハリセン代打)
- 第2回(2004年11月20日) ヴァンダレイ・シウバ
- 第3回(2004年12月25日) 藤井広幸(サガテレビ)
- 第8回(2005年11月12日) チェ・ホンマン
その他
「STAMP」のテーマソングをプロデュースしたのは小西康弘プロデューサー(当時)で、1997年9月1日にはCD化されて発売された。
参考文献
- めちゃイケ大百科事典(フジテレビ出版刊、2001年4月30日発売、ISBN 4-594-03074-2)