Non
テンプレート:See Wiktionary テンプレート:Infobox Musician Non(ノン、2001年時点の本名:大村のぞみ(おおむら-)1978年5月16日 -)は、ピアノでの弾き語りを得意とする日本の女性シンガーソングライターである。北海道登別市出身。
1997年4月10日に他界した作詞家、大津あきらの最後の弟子である。、
概歴
1978年5月16日に北海道網走市で出生し、間もなく北海道登別市へ転居。登別市立幌別西小学校、登別市立西陵中学校を経て、1994年4月に北海道室蘭栄高等学校に入学した。
3歳からピアノを始め、高校2年生であった1996年2月に函館市で行われたNHK衛星放送の歌謡番組『BS歌謡塾あなたが一番』北海道大会に出場。ZARDの揺れる想い (アルバム)収録曲の「二人の夏」を歌い、準グランプリを受賞。大会の審査員の一人であった大津あきらがNonの歌唱力を高く評価したことから、札幌の大学への進学を諦め、高校卒業後に上京することを決意した。その後、彼女は大津と反対する両親を説得し、高校に通いながら大津と共に作品作りを開始した。
しかしながら高校を卒業し上京した直後の1997年4月10日、大津あきらが4曲の作詞楽曲を制作したところで直腸ガンにより47歳の若さで急逝。その後も彼女は精力的に楽曲制作やボイス・トレーニングを続けた。同年9月にはハウステンボスで開催された第21回長崎歌謡祭にTBSの推薦で出場し、大津あきらの遺作「Dear Friends」で決勝進出を果たした。同年10月からは所属事務所ケイダッシュの先輩であるLe Coupleのバック・コーラスとして全国各地を飛び回り、翌1998年4月22日、シングルCD『Dear Friends』をテイチクのgo-to recordsレーベルから発売し、念願のメジャーデビューを果たした。
デビュー当初から毎年40本前後の「ピアノ弾き語りライブ」をこなし、1999年4月からはSTVラジオの深夜番組「アタヤンPUSH!」のパーソナリティとして活躍、着実にファンを増やしていった。同年6月23日に発売された3枚目のシングルCD『夢を忘れないで』はスマッシュ・ヒットを飛ばし、エフエム仙台、エフエム大阪、NACK5などのラジオ局でもレギュラー番組を持つようになった。
1999年8月4日に発売された4枚目のシングルCD『星の線路』はNHKの連続テレビ小説「すずらん」のイメージソングとして採用され(本編中の挿入歌としては起用されなかった)、彼女の透明感のある歌声を全国に大きくアピールした。続く2000年2月23日に発売された5枚目のシングルCD『握手』では、同じ北海道出身のシンガーソングライターである中島みゆきが詞を提供している。同年8月4日には室蘭音楽文化協会から第1回室蘭音楽賞を受賞した。
2001年4月に7枚目でかつ現時点で最後のシングルとなる『too little palms』を発売。カップリングに青森県のイメージソングとして発表された楽曲「青い森のメッセージ」を収録している。同年7月には現時点で最後のアルバムとなる『Treatment』を発売。レコード会社との契約終了により、ライブ活動などに重点を置くようになる。2003年2月に第5回アジア冬季競技大会のイメージソング「いのちのはばたき」を歌唱するなど(未商品化)、青森県に関連する活動も行った。
2004年にラジオ番組のDJを担当した後、同年12月19日にグランベリーモールで開催したミニコンサートを以て表舞台から姿を消している。この時にケイダッシュの新規アーティスト向けの楽曲創作などを行っている旨の発言があった。
また、2001年に出身校(幌別西小学校)の開校50周年記念行事として、『握手』など3曲を歌った「NONさんふれあいコンサート」を実施したことがある。 その際『握手』は生徒たちと合唱した。
音楽
テイチクエンタテインメント内のgo-to recordsレーベルから発売
シングルCD
- Dear Friends(1998年4月22日発売、TEDN-51001)
- 星空 -会いたい-(1998年10月21日発売、TEDN-51005)
- 夢を忘れないで(1999年6月23日発売、TEDN-51009)
- 星の線路(1999年8月4日発売、TEDN-51010)
- 握手(2000年2月23日発売、TECN-12607)
- サンダル(2000年10月25日発売、TECN-10681)
- too little palms(2001年4月25日発売、TECN-11711)
アルバムCD
出演番組
ラジオ
- NonのアタヤンPUSH!(STVラジオ) 1999年~2001年9月
- Dearキャンバス もも色・Nonカラー(文化放送) 2004年4月~2004年9月