アニメコンプレックス
『アニメコンプレックス』(ANIME COMPLEX)とは、ポニーキャニオン(及びそのアニメ関連レーベルのm.o.e.)が企画・製作を行うアニメ等をオムニバス形式で放映するという番組枠の名称である。
目次
概要
アニメコンプレックス
『アニメコンプレックス』は、UHFアニメの黎明期である1998年4月に、WOWOWのノンスクランブル枠(WOWOW(現・WOWOWプライム)に加入しなくてもBSチューナーを所有していれば視聴が可能である枠)において開始された。55分間枠(毎週月曜日の19時00分から19時55分)の限られた時間内に可能な限り多くのアニメを放映するため、15分程度のアニメ番組3本を組み合わせるというオムニバス形式が取られた。また1998年4月~9月までは番組スポンサーであるポニーキャニオンのアニメ・ゲーム関連楽曲のミュージックビデオを10分程度、1998年10月~1999年3月まではキティ・フィルムが制作した高橋留美子原作アニメの主題歌(ノンクレジット・ノンテロップ版)を10分程度放送した。
アニメコンプレックス2
1999年4月より名称を『アニメコンプレックス2』(アニメコンプレックスツー)と変更した上で、WOWOW(現・WOWOWプライム)での放映が続けられた。この時期はWOWOW(現・WOWOWプライム)がノンスクランブル枠でのアニメ放送を大幅に増加させ、全体では週5回30分ずつとなった(1998年では『アニメコンプレックス』枠と深夜30分枠の2回)ものの、本番組自体の枠は30分間(毎週火曜日19時00分から19時30分)に縮められた。このため放映形態は12分程度のアニメ番組2本を組み合わせたオムニバス形式を取ることとなった。なお、この枠も1年で終了した。
アニメコンプレックスNIGHT
企画・製作の主体がm.o.e.となり、番組枠も独立UHF放送局の深夜枠に移動して『アニメコンプレックスNIGHT』(アニメコンプレックスナイト)として再出発することとなり、2001年の4月から断続的にアニメ等の放映が行われた。ちなみにこの枠も30分間(時間帯は放送局によって異なる)であり、『アニメコンプレックス2』と同様の放映形態が取られた。
『アニメコンプレックスNIGHT』は、断続的に計3クールにわたって放映を続けたが、『りぜるまいん』と『鋼鉄天使くるみpure』の第2期放送を最後に、アニメコンプレックスの名称は使われなくなった。なお、2004年1月から、m.o.e.の番組枠は『A15』及び『R15』(m.o.e.のアニメの再放送を行う枠)と名づけられ放映が行われた。
作品タイトル
タイトルの()内は作画方法を記載。
アニメコンプレックス
- ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ(2DCG)
- (放映期間:1998年4月6日〜1999年3月29日)
- アンドロイド・アナ MAICO 2010(2DCG)
- (放映期間:1998年4月6日〜9月28日)
- (1998年10月5日〜1999年1月4日に同枠で部分的に再放送)
- 南海奇皇(第1期・セルアニメ)
- (放映期間:1998年4月6日〜9月28日)
- (1999年1月11日〜同年3月29日に同枠で部分的に再放送)
- 鉄コミュニケイション(セルアニメ)
- (放映期間:1998年10月5日〜1999年3月29日)
- アニメコンプレックス主題歌
- オープニングテーマ 「“キミ” 〜Identification〜」
- エンディングテーマ 「朝とパレード」
- 作詞:濱田理恵
- 作曲・編曲:寺嶋民哉
- 歌:鈴木裕美子
アニメコンプレックス2
- 南海奇皇(第2期・セルアニメ)
- D4プリンセス(セルアニメ)
- (放映期間:1999年4月6日〜9月28日)
- 臣士魔法劇場 リスキー☆セフティ(2DCG)
- 鋼鉄天使くるみ(2DCG)
- (放映期間:1999年10月5日〜2000年4月4日)
アニメコンプレックスNIGHT
- 鋼鉄天使くるみ2式(2DCG)
- 花右京メイド隊(2DCG)
- りぜるまいん(第1期・2DCG)
- 鋼鉄天使くるみpure(第1期・テレビドラマ)
- (放映期間:2002年4月2日〜6月18日)
- (放送局:テレビ埼玉・千葉テレビ放送・テレビ神奈川・サンテレビジョン)
- りぜるまいん(第2期・2DCG)
- 鋼鉄天使くるみpure(第2期・テレビドラマ)
- (放映期間:2002年10月8日〜12月24日)
- (放送局:テレビ埼玉・千葉テレビ放送・テレビ神奈川・サンテレビジョン)