飛浩隆
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飛浩隆(とび ひろたか、1960年 - )は、島根県出身のSF作家。島根県立松江南高等学校、島根大学卒業。日本SF作家クラブ会員。
目次
略歴
- 1981年大学在学中に『ポリフォニック・イリュージョン』で三省堂SFストーリーコンテスト入選
- 早川書房のサイトを含め各サイトにおいて『異本:猿の手』が入選作・デビュー作とされているが間違い。
- 1982年『SFマガジン』誌上でデビュー作『ポリフォニック・イリュージョン』を発表。
- 以降『SFマガジン』誌上で中短編10作品を発表する。
- 1992年の『デュオ』を最後に2002年まで作品の発表が途絶える。
- 2002年9月、『廃園の天使シリーズ』第1作の『グラン・ヴァカンス』を発表。
- 2005年7月16日 『象られた力』(中篇集『象られた力』所収)で第36回星雲賞日本短編部門を受賞。
- 2005年 中篇集『象られた力』で第26回日本SF大賞を受賞。
- 2006年 『ラギッド・ガール‐廃園の天使2』で第6回センス・オブ・ジェンダー賞を受賞。
- 2010年8月 『自生の夢』で第41回星雲賞日本短編部門を受賞。
作品について
飛浩隆の作品中、共通のバックグラウンドを持って書かれている作品は次のとおり。
- 廃園の天使シリーズ
- 長編3作と関連中短編で構成される予定。現在長編1(『グラン・ヴァカンス』)、中短編集1(5作収録)が出版されている。
- リットン&ステインズビー協会の出るシリーズ
- 『夜と泥の』
- 『象られた力』
作品
- 飛浩隆のほとんどの作品は早川書房『SFマガジン』に掲載されている。例外はJコレクションへの書き下ろしとなった『グラン・ヴァカンス』、『魔述師』と徳間書店『SFJapan』に掲載された『星窓』のリミックスバージョンのみ。
長編
零號琴
※S-Fマガジン 2010年2月号より連載中
廃園の天使シリーズ
- グラン・ヴァカンス 廃園の天使I(早川書房 Jコレクション ISBN 4-15-208443-X),(ハヤカワ文庫 JA861:Jコレクション版一部改稿 ISBN 4-15-030861-6)
- 空の園丁(刊行予定)
- SFマガジン 2005年4月号に第1章第1節が先行掲載
- SFマガジン 2007年4月号に第二部冒頭が「蜜柑」として先行掲載
中短篇集
廃園の天使シリーズ
- ラギッド・ガール 廃園の天使II(早川書房 Jコレクション ISBN 4-15-208767-6),(ハヤカワ文庫 JA983 ISBN 4-15-030983-1)
- 夏の硝視体 (初出 SFマガジン 2002年10月号)
- ラギッド・ガール (初出 SFマガジン 2004年2月号)
- クローゼット (初出 SFマガジン 2006年4月号)
- 魔述師 (書き下ろし)
- 蜘蛛(ちちゅう)の王 (初出 SFマガジン 2002年11月号)
その他中篇集
- 象られた力 (ハヤカワ文庫 JA768 ISBN 4-15-030768-7)
- デュオ
- "呪界"のほとり
- 夜と泥の
- 象られた力
中篇集 象られた力の作品はすべて、『SFマガジン』掲載のものに加筆訂正されている。特に表題作でもある象られた力については大幅な変更が加えられている。
書籍未収録作品(販売終了した神魂別冊「飛浩隆作品集」を除く)
- 異本:猿の手 (SFマガジン 1983年9月)
- ポリフォニック・イリュージョン (SFマガジン 1982年1月)
- 地球の裔 (SFマガジン 1983年11月)
- いとしのジェリイ (SFマガジン 1984年6月)
- 夢みる檻 (SFマガジン 1986年4月)
- 星窓(ほしまど) (SFマガジン 1988年2月)
- 星窓(ほしまど) (SFJapan 2006 Spring)(リミックスバージョン)
- はるかな響き Ein leiser Tone (TORNADO BASE answer songs 2008年6月20日)
アンソロジー収録
- "呪界"のほとり(SFマガジン・セレクション 1985 ハヤカワ文庫)
- 象られた力(SFマガジン・セレクション 1988 ハヤカワ文庫)
- 自生の夢 (NOVA 1 書き下ろし日本SFコレクション 2009年12月)
エッセイ
- 題名募集中!(SFマガジン)
- ハヤカワ文庫JAとしても出版(題名募集中!(上))