長野電鉄長野線

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|} 長野線(ながのせん)は、長野県長野市長野駅から、同県須坂市須坂駅と同県中野市信州中野駅を経由して、同県下高井郡山ノ内町湯田中駅までを結ぶ長野電鉄鉄道路線である。

以前は、長野線は長野から須坂までで、須坂 - 信州中野間は河東線の一部、信州中野 - 湯田中間は山ノ内線(開業当初は平穏線〈ひらおせん〉)であったが、2002年平成14年)9月18日から運行形態に合わせて長野 - 湯田中間を長野線とした。

概要

志賀高原の観光輸送に加え、長野 - 信州中野間において朝夕時に普通・特急合わせて約5 - 20分間隔の高頻度運転を実施しており、長野市近郊の通勤・通学輸送を本格的に担ってきた。長野 - 朝陽間(開業当初は信濃吉田まで)が複線で、長野市街地内の連続立体交差化事業によって、1981年昭和56年)3月1日より、長野 - 善光寺下間は途中に地下駅を有する地下区間(地下線)となっている。

柳原 - 村山間の千曲川に架かる村山橋鉄道道路併用橋で、橋梁の下流側を線路、上流側を国道406号が通っている。現在の橋は2009年(平成21年)に完成したものであり、それまでは下流側15mに1926年大正15年)に開通した旧橋を使用していた。この旧橋も併用橋で、道幅が狭く老朽化のため現在の橋を建設。2004年(平成16年)8月7日に車道上り線部分が開通、2008年(平成20年)12月22日に車道下り線部分が開通。線路部分も2009年11月9日より供用開始となった。線路部分は長野電鉄初のロングレールである。

また長野駅 - 須坂駅 - 信州中野駅間の各駅(無人駅含む)と湯田中駅には自動券売機が設置されており、これらの駅では自動券売機で乗車券を購入の上乗車することになるが、それ以外の自動券売機が未設置の中野松川駅 - 上条駅間では、一部列車をのぞき車掌が車内券(補充券)の販売を行っている。

車庫は須坂駅にある。信州中野駅から湯田中駅までは最高40の急勾配が続く。終点の湯田中駅はホーム設置位置の関係で変則スイッチバック構造の駅だったが、2006年(平成18年)9月から10月にかけて行なわれた改修工事でスイッチバックは解消された。

2007年(平成19年)には、一部の駅で未設置であった構内自動放送設備や電光掲示板などの新設工事が行われた。

路線データ

運行形態

長野 - 須坂・信州中野間には昼間毎時2 - 4本・朝夕毎時4 - 6本程度の普通列車、1 - 2時間おきに信州中野 - 湯田中間の普通列車が、朝方をのぞくと長野発9・11時・16時台、湯田中発11・15時台以外には有料特急が運行されている。長野オリンピック開催時には観客輸送でも大きな役割を果たした。

普通列車

一部を除いて、日中は、長野からの普通列車は須坂か信州中野で、湯田中からの普通列車は信州中野で折り返す。いずれもワンマン運転を行なっているが、全線で無人駅でも全車両すべてのドアが開く。

ワンマン運転は、長野 - 信州中野間は2000年(平成12年)10月より、信州中野 - 湯田中間は2006年(平成18年)12月9日のダイヤ改正から一部普通列車で開始された。

車両は3500系(元営団3000系)と8500系(元東急8500系)が使用されている。

長野 - 信州中野間は3500系・8500系ともに使用できるが、信州中野 - 湯田中間は30 - 40の勾配が連続する急勾配区間であるので、抑速ブレーキ装備か同等のブレーキ能力が入線の必須条件である。3500系は営団時代でも停止寸前まで電気ブレーキ(発電ブレーキ)が使用可能で、さらに長野電鉄譲受時に抵抗器が増設された3500系以外は抑速ブレーキ車のみ入線可能である。8500系は抑速ブレーキの装備がないため当該区間に入線できない。なお当該区間は以前は無人駅では1両目前よりドアしか開かない方式だったが、2011年(平成23年)2月13日のダイヤ改正に伴い当該区間も無人駅でも全車両すべてのドアが開くようになった。

特急

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特急車両1000系「ゆけむり」(2006年11月3日)
ファイル:Nagaden E2 at Murayama Bridge.png
村山橋を走る特急車両2100系「スノーモンキー」

特急は全線直通(一部は長野 - 須坂・信州中野間、須坂 - 湯田中間)で運行している。特急券は100円(小児50円)。全車自由席。2006年(平成18年)12月9日の「ゆけむり」の運行開始後も、2011年(平成23年)2月26日の「スノーモンキー」の運行開始後も、特急券の値上げをせず100円のまま据え置かれている。特急は観光客輸送などのほか、その安価な料金設定ゆえに沿線高等学校などの通学生による利用も多く見られる。

停車駅パターンの違いによってA特急B特急に分かれている。A特急は速達タイプで日中に運転される。B特急は朝および夕方以降に運転され、現行ダイヤでの本数は、下りA特急5本、B特急7本(うち1本は須坂 - 信州中野間、うち4本は長野 - 信州中野間)。上りA特急6本(うち1本は須坂 - 長野間)、B特急6本(うち1本は信州中野 - 須坂間、うち3本は信州中野 - 長野間)。

車両はA・Bともに1000系「ゆけむり」(元小田急10000形「ロマンスカー」)と2100系「スノーモンキー」(元JR東日本253系成田エクスプレス」)が使用され、いずれも全列車で車掌が乗務する。2011年の2100系導入前は2000系が使用されており、A特急は1000系「ゆけむり」で車掌が乗務、B特急は2000系でワンマン運転と分かれていた。2006年の1000系導入前は全列車が2000系だった。またB特急は2011年改正まで信州中野 - 湯田中間は各駅停車だったため特急券は不要だった。

かつて特急は、A特急(長野、権堂、須坂、信州中野、湯田中停車)、B特急(A特急停車駅+小布施停車。現行A特急と同様)、C特急(B特急停車駅+本郷、信濃吉田および信州中野 - 湯田中間各駅)、D特急(C特急停車駅+市役所前、北須坂停車)、E特急(D特急停車駅+朝陽停車)の5タイプに分かれていた[1]。しかし、1957年(昭和32年)3月の特急運転開始当時は旧A特急相当の停車駅で運行されていたものの、現行の2タイプに整理された2000年(平成12年)10月時点において旧A特急は実際に運行されていなかった。なお、速達タイプは1999年(平成11年)12月に一旦消滅し信州中野 - 湯田中間はすべて各駅停車となったが、2005年(平成17年)12月10日の改正から速達タイプが復活し、2006年(平成18年)12月9日から1000系「ゆけむり」の導入により、A特急は1000系「ゆけむり」、B特急は2000系と使用車両が分かれた。

2011年(平成23年)2月13日のダイヤ改正でB特急の停車駅が変更され、北須坂駅は通過駅に、朝陽駅は停車駅になり、信州中野 - 湯田中間がノンストップ運転となった。これにより、信州中野 - 湯田中間で普通乗車券のみで利用できる特急が廃止された。それと同時に使用車両の分別も無くなり、A・B特急ともに1000系「ゆけむり」と同年2月25日までは2000系が共用された。同年2月26日、2000系に代わって2100系「スノーモンキー」による運転が開始された。同車両には個室(1編成1室・定員4名)が設置されている。個室を利用するためには特急料金のほかに指定席券が必要となり、料金は1室1000円に設定されている。

特急停車駅の変遷
停車駅




























A特急
B特急
C特急
D特急
E特急
1999年12月改正
A特急
B特急
C特急
D特急
E特急
2000年10月改正
A特急
B特急
2005年12月改正
A特急
B特急
2011年2月改正
A特急
B特急
  • 特急が停車したことのある駅のみ掲載
  • ●…停車 —…通過

歴史

駅一覧

  • 全駅長野県に所在。
  • 停車駅は2011年2月13日改正のダイヤによる。
凡例
B特急・A特急 … ●:停車、|:通過
普通列車は省略:各駅に停車
線路 … |:単線区間(交換できない駅)、◇:単線区間(交換可能駅)、∥:複線区間(地上)、(長野 - 善光寺下間):複線区間(地下)、∨:これより下は単線
駅番号[15] 駅名 駅間キロ 営業キロ B特急 A特急 接続路線 線路 所在地
N1 長野駅 - 0.0 東日本旅客鉄道北陸新幹線長野新幹線)・信越本線 長野市
N2 市役所前駅 0.4 0.4  
N3 権堂駅 0.6 1.0  
N4 善光寺下駅 0.6 1.6  
N5 本郷駅 1.1 2.7  
N6 桐原駅 0.9 3.6  
N7 信濃吉田駅 0.7 4.3 東日本旅客鉄道:信越本線(北長野駅:連絡運輸・案内無し)
N8 朝陽駅 2.0 6.3  
N9 附属中学前駅 0.7 7.0  
N10 柳原駅 1.0 8.0  
N11 村山駅 2.0 10.0   須坂市
N12 日野駅 1.0 11.0  
N13[16] 須坂駅 1.5 12.5  
N14 北須坂駅 2.5 15.0  
N15 小布施駅 2.5 17.5   上高井郡
小布施町
N16 都住駅 1.1 18.6  
N17 桜沢駅 2.7 21.3   中野市
N18 延徳駅 2.0 23.3  
N19 信州中野駅 2.3 25.6  
N20 中野松川駅 1.4 27.0  
N21 信濃竹原駅 2.3 29.3  
N22 夜間瀬駅 1.1 30.4   下高井郡
山ノ内町
N23 上条駅 1.4 31.8  
N24 湯田中駅 1.4 33.2  

過去の接続路線

脚注

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関連項目

外部リンク

  • テンプレート:Cite journal
  • 「鉄道免許状下付」『官報』1920年5月4日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「鉄道譲渡」『官報』1920年9月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「鉄道免許状下付」『官報』1921年5月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年4月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「鉄道免許状下付」『官報』1923年6月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 『地方鉄道及軌道一覧 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  • 「地方鉄道運輸開始」『官報』1926年7月3日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「地方鉄道駅名改称」『官報』1926年10月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「地方鉄道運輸開始」『官報』1927年5月13日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年7月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 「鉄道免許取消」『官報』1931年7月14日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  • 工事の進捗状況 5工区:村山橋開通に伴い旧橋が通行止めになりました!!テンプレート:リンク切れ - 国道406号線 村山橋II期線工事
  • 長野電鉄村山橋関連情報
  • 長野電鉄各駅情報一覧 - 各駅の時刻表に駅番号が掲載されている。
  • 屋代線廃止まではNY13