カタバミ

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テンプレート:生物分類表 カタバミ(酢漿草、片喰、学名: テンプレート:Snamei[1])はカタバミ科カタバミ属多年草花言葉は「輝く心」である。

特徴

は、ハート型の3枚がとがった先端を寄せあわせた形。三出複葉だが、頂小葉と側小葉の区別はつきづらい。地下に球根を持ち、さらにその下に大根の様なを下ろす。葉は球根の先端から束に出る。この他、匍匐茎をよく伸ばし、地表に広がる。このため、繁殖が早く、しかも根が深いので駆除に困る雑草である。

春から秋にかけ黄色のを咲かせる。花びらは5弁。

果実は円柱状で先がとがり、真っ直ぐに上を向いてつく。成熟時には動物などが触れると、自ら赤い種子を勢いよく弾き出す。最大1m程度までの周囲に飛ばすことができることも繁殖に有利となっている。

葉や茎は、シュウ酸水素ナトリウムなどの水溶性シュウ酸塩を含んでいるため、咬むと酸っぱい。シュウ酸は英語で oxalic acid というが、カタバミ属 (Oxalis) の葉から単離されたことに由来する。また、葉にはクエン酸酒石酸も含まれる。カタバミ属の植物をヒツジが食べると腎臓障害を起こすとの報告がある。

ヤマトシジミの幼虫が食草とする。

変異体

ハート形の三出複葉で、マメ科クローバーシロツメクサなど)とよく間違われるが、クローバーは葉の形状が丸く白い線があり、全く異なる植物である。

しかし、クローバー同様、カタバミにも四葉、六葉といった多葉変異体が発生する。クローバーに比べて環境耐性が高いためか、発生率はクローバーのそれに比べて低いとされている。

日向では花を出すが、日陰に咲いてしまうと花がしぼんでしまうのが大きな特徴である。

品種

アカカタバミ テンプレート:Snamei f. テンプレート:Snamei
葉がやや小さくて赤い。通常のカタバミよりも環境に対する耐性が高く、都市部の道路路肩など、自動車排気ガスが常に吹き付けられるような場所でも自生し株を大きく伸ばす。
ウスアカカタバミ テンプレート:Snamei f. テンプレート:Snamei
葉の色がカタバミとアカカタバミとの中間のもの。
タチカタバミ テンプレート:Snamei f. テンプレート:Snamei
茎が直立する。

名称

日本の地方名には「かがみぐさ」、「すいば」、「しょっぱぐさ」、「すずめぐさ」、「ねこあし」、「もんかたばみ」などがあり、『日本方言大辞典』[2]には180種以上が記録されている。

中国では「三葉酸草」、「老鴨嘴」、「酸味草」、「満天星」などの別名がある。

利用

全草は酢漿草(サクショウソウ)という生薬名であり、消炎、解毒、下痢止めなどの作用があるとされる。臨床実験で肝炎にも効果があったとの報告もある[3]。民間療法で絞り汁は虫さされに効果があるとされることがあるが、『中薬大辞典』に記載はみられない。

家紋

片喰紋酢漿草紋(かたばみもん)は日本の家紋の一種である。

平安時代に車紋として使用された記録がある[4]。前述のとおり繁殖力が強く一度根付くと絶やすことが困難であることが、「(家が)絶えない」に通じることから、武家の間では、家運隆盛・子孫繁栄の縁起担ぎとして家紋の図案として用いられた。五大紋の一つに数えられる。

使用

戦国大名長宗我部元親など土佐長宗我部家の「七つ酢漿草」や新陰流である上泉信綱の「酢漿草」、徳川氏譜代酒井氏の「剣酢漿草」「丸に酢漿草」など、酢漿草紋を家紋とする戦国大名・武将も多い。江戸末期豊後日田儒学者である広瀬淡窓や大分県知事の広瀬勝貞などを輩出した商家廣瀬家も「丸に酢漿草」を用いていた。今太閤とも呼ばれた田中角栄家紋も「剣片喰」である。 旧宇部領主安芸福原氏の酢漿草紋にちなみ、山口県立宇部高等学校の校章デザイン及び同窓会呼称に採用されている。また、古代女性がをカタバミの葉で磨いたという言い伝えにちなみ、日々の心の研鑚を願う思いから、私立江戸川女子中学校・高等学校が校章のデザインにも採用している。

図案

「片喰」は、ハート型の葉が3つ描かれる。それに丸や剣、蔓などを加えることがある。片喰の蕾を描いた「片喰の実」もある。単数のものでは3つから4つまでを描く。4つの葉を描いた「四つ葉片喰」はシダ科デンジソウを図案化した「田字草紋」に似る。複数のものは2つから7つが組み合わせられる。

脚注

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参考文献

関連項目

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外部リンク

  • テンプレート:Cite web
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  • 江蘇新医学院編、『中薬大辞典』、上海科学技術出版社、1986年
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